秋の植え替え|秋にできる植物・春まで待つ植物と時期の目安
秋は多肉植物や草花、果樹の植え替え・植え付けに向く一方、観葉植物は春まで待つのが基本です。秋の適期の目安、植物タイプ別の可否、根の扱い方と植え替え後の管理を解説します。
秋の植え替えの要点
- 適期は最高気温が 25°C を下回り、最低気温が 15°C 前後ある時期。中間地ではおよそ 9月中旬〜10月中旬
- 秋に生育する多肉植物・草花・ハーブは秋が適期。熱帯性の観葉植物は春まで待つのが基本
- 冬までに根が回復する時間が短いので、根鉢は崩しすぎない
- 植え替え後 1 週間は明るい日陰で休ませ、肥料は 2 週間ほど空ける
植物タイプ別:秋に植え替えできるか
植え替えに向くのは、植物の根が活発に伸びる時期です。秋に生育期を迎える植物にとって秋は適期ですが、 冬に成長が止まる熱帯性の植物は、植え替えで傷んだ根が回復しないまま寒さを迎えてしまいます。
| 植物のタイプ | 秋の植え替え | ポイント |
|---|---|---|
| 観葉植物(熱帯性) | 春まで待つ | 適期は 5〜9 月。10 月以降は根が回復する前に寒くなるため、根を崩さない鉢増しにとどめます。 |
| 春秋型の多肉植物 | 適期 | エケベリアやハオルチアなど。生育が再開する 9〜10 月が春と並ぶ適期です。 |
| 冬型の多肉植物 | 適期 | リトープスなど。夏の休眠明けで生育が始まる 9 月下旬〜10 月に行います。 |
| 夏型の多肉植物・サボテン | 9月中なら可 | アロエや柱サボテンなど。基本は春ですが、暑さが落ち着く 9 月中なら植え替えできます。 |
| 宿根草・草花 | 適期 | クリスマスローズやシバザクラなどの株分け、秋に出回る苗の植え付けに向きます。 |
| 秋植え球根 | 植え付け適期 | チューリップ・スイセン・クロッカスなど。地温が下がる 10〜11 月に植え付けます。 |
| 果樹・庭木 | 種類による | 落葉樹は葉が落ちた 11 月以降の休眠期、常緑樹は 9〜10 月か春が適期です。 |
| ハーブ(多年草) | 適期 | ローズマリー・タイム・ミントなどは 9〜10 月の植え替えや株分けで株を更新できます。 |
秋の植え替えの手順とコツ
- 1
植え替えの 2〜3 日前から水を控え、土を乾かしておきます。乾いた土のほうが鉢から抜きやすく、根もほぐしやすくなります。
- 2
株を鉢から抜き、黒く傷んだ根や枯れた根だけを清潔なハサミで切ります。秋は冬までに根が回復する時間が短いので、春の植え替えよりも根鉢を崩す量を控えめにし、肩と底の土を軽く落とす程度にします。
- 3
一回り大きい鉢(直径で 3cm ほど大きい鉢)に、植物に合った新しい用土で植え付けます。大きすぎる鉢は土が乾きにくく、冬の根腐れの原因になります。
- 4
鉢底から流れ出るまでたっぷり水を与え、その後 1 週間ほどは直射日光と風の当たらない明るい日陰で休ませます。多肉植物は植え替え後数日たってから水を与えます。
- 5
新芽や新しい葉が動き出したら、いつもの置き場所に戻します。肥料は植え替えから 2 週間ほど空けてから与えます。
秋に植え替え・植え付けができる植物
Hapot の植物図鑑で、9〜11 月に植え替え・株分け・植え付けの作業がある植物 49 種です(中間地の目安)。 植物名から、それぞれの手順と注意点を確認できます。
花卉
サボテン
月ごとの作業を確認する
9月・10月・11月の植物カレンダーで、植えどきや今月やる作業を植物別に一覧できます。冬に向けた観葉植物の管理は観葉植物の冬越しにまとめています。
よくある質問
10月に観葉植物を植え替えても大丈夫ですか?
中間地なら 10 月上旬〜中旬の暖かい日に、根鉢を崩さない鉢増し程度であれば行えます。根を大きく切る植え替えは、冬までに根が回復しないため避け、翌年の 5〜6 月に行ってください。寒冷地では 9 月中、暖地では 10 月下旬頃までが鉢増しの目安です。
観葉植物を秋に植え替えてしまいました。大丈夫ですか?
すぐに枯れることは少ないので、植え替え後の管理で回復を助けてください。直射日光の当たらない明るい場所に置き、水は土が乾いてから与え、肥料は春まで控えます。冬は 10°C 以上を保てる場所で管理し、新しい葉が出てくれば根が動き始めた合図です。
根詰まりしているのに春まで待っても大丈夫ですか?
鉢底から根が出ている、水が土に染み込みにくいといった状態でも、冬は成長が緩やかなので春まで待てることがほとんどです。どうしても気になる場合は、根鉢を崩さずに一回り大きい鉢へ移す「鉢増し」なら根を傷めずに済みます。
秋の植え替えで肥料はいつから与えますか?
植え替え直後の根は傷ついているので、肥料は 2 週間ほど空けます。秋に生育する多肉植物や草花は、根が落ち着いてから薄めの液肥か少量の緩効性肥料を与えます。冬に休眠する植物には、冬の前に肥料を与える必要はありません。