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ドウダンツツジの育て方

Enkianthus perulatus公開日: 最終更新日:

ドウダンツツジの育て方の要点

開花
4〜5月
植えどき
11月
水やり
庭植えは夏の日照りに。鉢は表面が乾いたら
置き場所
直射日光

Hapot編集部より

ドウダンツツジは、酸性の土と花後すぐの剪定という2つの決まりを守れば、初めてでも庭や7号以上の鉢で長く楽しめる、病害虫の少ない日本原産の落葉低木です。春に鈴蘭のような白い小花、夏に涼しげな枝葉、秋に燃えるような紅葉と、1年で3度主役になり、和洋どちらの庭にも合います。近年は夏の切り枝として花屋でも人気で、1枝活けるだけで部屋が涼しく見える枝ものを庭から自家供給できます。成長は年10〜20cmと穏やかで、自然樹形で1〜3m、刈り込めば1m前後の生け垣や玉仕立てにも収まります。耐寒性は-15°C程度と強く、全国で庭植えできます。同じツツジ科でもチャドクガは付かず、毒性もないとされるため、子どもやペットのいる家でも安心度が高い木です。注意点はツツジ科共通の3つで、石灰を与えないこと、根が浅いため夏の乾燥に弱いこと、6〜7月にできる花芽を秋以降の剪定で切らないことです。紅葉を最も鮮やかにする条件は日当たりと夜の冷え込みで、場所選びが秋の美しさを決めます。

ドウダンツツジの姿

分類・基本データ

科
ツツジ科
属
ドウダンツツジ属 Enkianthus
種
ドウダンツツジ
別名
満天星、どうだんつつじ、灯台躑躅
原産地
日本原産。漢字の「満天星」は白花を星空に見立てた美称です。

ドウダンツツジの育て方の5つのポイント

水やり

庭植えは夏の日照りに。鉢は表面が乾いたら

日光

直射日光

温度の目安

-15〜35°C(耐寒性強、全国で栽培可)

湿度

40-60%

土

酸性土壌(鹿沼土・ピートモス。石灰厳禁)

ドウダンツツジはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

自然樹形で1〜3m。生け垣・玉仕立て・切り枝用と用途広し。

成長の速さ

ゆっくり〜中

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-15〜35°C(耐寒性強、全国で栽培可)

ケアのポイント

肥料

花後と秋に緩効性肥料を少量

成長速度

ゆっくり〜中

毒性

無毒とされる(同科の有毒種と異なり安心度が高い)

「花後すぐの剪定」と「酸性土」のツツジ科二大原則でOK。夏の切り枝の自家収穫は、この木を植えた人だけの特権です。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い苗は、株元から枝が複数出て枝ぶりが整っていること、葉色が濃く葉が密であること、鉢底から白い根が見えることの3点で選びます。

避けたいのは、葉が黄ばんで下枝が枯れ込んでいる株と、根鉢が固く回りすぎて水をはじく株です。切り枝目的なら自然樹形の株立ち、生け垣や玉仕立てなら刈り込み仕立ての株を選びます。紅葉重視なら秋に色づきを確認して選ぶのが確実で、花に紅い筋が入るサラサドウダンも近縁種として人気があります。

置き場所・日当たり

日当たりの良い場所が、花付き、枝葉の密度、紅葉の鮮やかさのすべてを引き上げます。半日陰でも育ちますが、日照が1日3時間を切ると紅葉が鈍く、花も減ります。生育適温は15-25°C、耐寒性は-15°C程度と強く全国で庭植えでき、鉢植えは7号以上で屋外に置きます。根が浅く夏の乾燥にやや弱いため、西日の強すぎる場所では株元に腐葉土でマルチングをします。成長は年10〜20cmと穏やかで、自然樹形で2m前後、刈り込めば1m台の生け垣や玉仕立てにもなります。紅葉を狙うなら夜に冷え込む屋外が条件で、室外機や照明の近くは色が鈍ります。失敗例として、建物の北側に植えて秋にくすんだ色のまま落葉することがあります。若木なら落葉期に日なたへ移植し、動かせない成木は周囲の枝を整理して日を入れれば、翌年から赤みが戻ります。

水やりの詳細

根が浅いため、夏の乾燥だけは気にかけてください。庭植えでも植え付け後2年間と、7〜8月に1週間以上雨がないときは、株元に10Lほどたっぷり与えます。夏の水切れは葉が茶色く縮れるだけでなく、翌春の花芽の減少にもつながります。鉢植えは土の表面が乾いたら鉢底から流れるまで与え、春と秋は2〜3日に1回、夏は毎日朝に、落葉後の冬は週1回が目安です。株元の腐葉土マルチングが乾燥と地温上昇の両方を和らげる定番の保険です。水は株元に注ぎ、夏の日中に葉へかけると葉焼けの原因になります。失敗例として、8月の猛暑に鉢植えを3日水切れさせ、葉が茶色く縮れて落ちることがあります。すぐに鉢ごと水に10分浸けて吸水させ、半日陰で養生すれば株は持ち直し、翌年から水管理を守れば紅葉も戻ります。

最適な土の作り方

ツツジ科の決まり通り酸性土壌です。庭植えは落葉期の11〜12月か2〜3月、または花後に、直径と深さ40cmの穴を掘り、掘り上げた土に鹿沼土と酸度未調整のピートモスを各10L混ぜ込み、浅根性に合わせて根鉢の上面が地面と同じ高さになるよう浅めに植えます。石灰と草木灰は厳禁で、アルカリ性に傾くと葉が黄化します。鉢植えは鹿沼土7、ピートモス3の配合か、市販のツツジ・サツキ用土を使い、7号以上の鉢に鉢底石を2cm敷きます。株元に腐葉土を敷いて乾燥を防ぎます。

剪定・切り戻し

適期は花後すぐの5〜6月で、翌年の花芽が6〜7月にできるツツジ科共通のリズムです。7月以降から冬の剪定は翌春の花を失うため、切ってはいけない時期と覚えてください。道具は清潔な剪定ばさみと刈り込みバサミです。自然樹形派は、混み枝と徒長枝を付け根から抜く透かし剪定で繊細な枝ぶりを活かします。生け垣や玉仕立て派は花後に表面を刈り込み、前年の刈り面より1〜2cm外側で揃えます。成長は年10〜20cmと穏やかなので、年1回の剪定で樹形が保てます。切り枝を楽しむ収穫剪定も花後から初夏が適期で、飾る分を切ることが樹形を整えることにもなります。失敗例として、秋に形を整えようと刈り込んで翌春花が咲かないことがあります。株は元気なので、その年は何もせず、次の花後の5〜6月に剪定するリズムへ戻せば翌々年から咲きます。

  1. 1

    花後剪定の時期と道具を準備する

    適期は花後すぐの5〜6月で、7月以降は花芽を切るので行いません。清潔な剪定ばさみ、刈り込みバサミ、手袋、シートを用意します。

  2. 2

    枯れ枝と内側の混み枝を抜く

    枯れた枝、内側に向かう枝、交差する枝を付け根から切り取ります。自然樹形は葉の間から向こうが透けて見える密度を目安にします。

  3. 3

    徒長枝を切って高さを揃える

    真上に勢いよく伸びた徒長枝は付け根から切るか、分岐点で切り返して高さを揃えます。切り枝として飾る枝もこのときに採ります。

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    生け垣と玉仕立ては表面を刈り込む

    刈り込み仕立ては刈り込みバサミで表面を整え、前年の刈り面より1〜2cm外側で揃えます。深めに刈っても吹き直します。

  5. 5

    お礼肥を与えて夏の水やりに備える

    剪定後は株元に緩効性肥料を少量置き、たっぷり水を与えます。6〜7月に花芽ができるので、夏は水を切らさず、冬まで刈り込みは行いません。

植え替え

植え付けの適期は落葉期の11〜12月か2〜3月で、花後の5〜6月でも可能です。ポット苗を庭なら直径40cmの植え穴、鉢なら7号以上に浅めに植えて、たっぷり水を与えます。1〜2年生の苗なら翌春から花が咲きます。鉢植えは2年に1回、落葉期か花後に一回り大きな鉢へ移します。細かい根が密に張るため、根鉢の外周と底を1cmほど軽くほぐし、傷んだ根を切って酸性用土で植え替えます。根鉢の上面を土に埋めない浅植えを守り、植え替え後は2週間ほど半日陰に置きます。浅根性のため移植は比較的容易で、庭の配置換えも落葉期に根鉢を幹の直径の10倍ほどの大きさに取れば安全に行えます。失敗例として、深植えにして株元が蒸れ、下枝から枯れ込むことがあります。株元の土を取り除いて根鉢の上面を露出させ、マルチングを薄くすれば翌春の新芽から回復します。

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    植え付けの時期と道具を準備する

    適期は落葉期の11〜12月か2〜3月、または花後の5〜6月です。鹿沼土とピートモス、7号以上の鉢か直径40cmの植え穴、鉢底石、腐葉土を用意します。

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    酸性の用土を準備する

    鉢植えは鹿沼土7、ピートモス3を混ぜて鉢底石を2cm敷きます。庭植えは掘り上げた土に鹿沼土とピートモスを各10L混ぜます。石灰は絶対に入れません。

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    根鉢の外周を軽くほぐす

    苗を鉢から抜き、密に張った根鉢の外周と底を1cmほど手でほぐします。黒く傷んだ根は切りますが、崩しすぎないようにします。

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    根鉢の上面を埋めない浅植えにする

    根鉢の上面が土の表面と同じ高さになるよう置き、周りに用土を詰めます。深植えは衰弱の元なので、株元が土に埋まらないよう確認します。

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    水を与えてマルチングする

    鉢底から流れるまで水を与え、株元に腐葉土を3cm敷いて乾燥を防ぎます。2週間は半日陰に置き、肥料は1か月後から少量与えてください。

増やし方

挿し木で増やせます。適期は6〜7月で、花後に伸びた今年の枝が硬くなり始めた頃に、先端10cmを切って下葉を取り、葉を3〜4枚残します。切り口を1時間水に浸けてから鹿沼土か挿し木用土に3cm挿し、明るい日陰で土を乾かさないよう管理すると2か月ほどで発根します。成功率は5〜6割で、翌春に3号ポットへ移し、2〜3年で花が咲きます。生け垣の補修用や株の更新用に毎年数本挿しておくと安心です。取り木も可能で、5〜6月に枝の皮を環状にはがして湿らせた水苔を巻くと2〜3か月で発根します。種まきは発芽しますが、開花まで5年以上かかります。失敗例として、柔らかすぎる新梢を挿してしおれ、腐ることがあります。指で曲げてしなる程度に硬くなった枝を選び直し、ビニール袋で湿度を保てば、残りの穂で発根が見込めます。

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    挿し木の時期と道具を準備する

    適期は6〜7月です。清潔なハサミ、鹿沼土か挿し木用土、3号ポットか平鉢、割り箸、湿度を保つビニール袋を用意します。

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    今年の枝を10cmで切って下葉を取る

    花後に伸びて硬くなり始めた今年の枝の先端10cmを切り、下半分の葉を取ります。上の葉は3〜4枚残し、大きい葉は半分に切ります。

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    水揚げして用土に挿す

    切り口を1時間水に浸けて水揚げし、湿らせた用土に割り箸で穴を開けて3cm挿します。穂の周りを指で押さえて固定します。

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    明るい日陰で発根を待つ

    直射の当たらない明るい日陰に置き、土を乾かさないよう管理します。ビニール袋を被せて湿度を保つと、2か月ほどで発根します。

  5. 5

    発根後にポットへ移して育てる

    新芽が伸びて軽く引いても抜けなければ発根しています。翌春に3号ポットへ移して1年育て、次の落葉期に定植すれば2〜3年で花が咲きます。

病害虫対策

病害虫は非常に少ない優等生です。乾燥する7〜9月にハダニが付くと葉がかすれて白っぽくなるので、週1回葉裏を確認し、見つけたら流水で洗い流します。カイガラムシは枝に付いて白や茶色の粒に見え、歯ブラシでこすり落とし、冬にマシン油乳剤を散布します。同じツツジ科でもチャドクガはツバキ科の害虫のため付かず、ツツジグンバイの被害もツツジより軽い傾向です。病気はほとんどなく、うどんこ病が梅雨に出ることがある程度で、混み枝を抜いて風通しを良くすれば防げます。最大の弱点は夏の乾燥による葉の傷みで、水とマルチングが一番の薬です。失敗例として、風通しの悪い場所でカイガラムシが増え、葉が黒いすすで覆われることがあります。カイガラムシを落としてすすを拭き取り、花後に透かし剪定で風を通せば、翌年の新葉から艶が戻ります。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 4月白花の観賞期
  • 5月花後すぐの剪定(最重要)・お礼肥
  • 6月挿し木適期・切り枝の収穫開始
  • 7月切り枝シーズン・夏の乾燥に水やり
  • 8月マルチングで根を守る
  • 11月紅葉の見せ場。落葉後は植え付け適期

季節ごとの管理

春の管理

4〜5月に鈴蘭のような白花が咲きます。水は鉢植えなら2〜3日に1回、庭植えは不要です。肥料は花後の5〜6月に緩効性肥料を少量置きます。日当たりの良い屋外に置き、花後すぐに剪定と挿し木を済ませます。新芽のアブラムシに注意してください。

夏の管理

涼しげな青葉と切り枝の収穫期で、翌年の花芽ができる季節です。水は鉢植えなら毎日朝に、庭植えも1週間雨がなければたっぷり与えます。肥料は与えません。西日の強い場所は株元にマルチングをします。ハダニと葉焼けに注意してください。

秋の管理

真紅の紅葉が最大の見せ場です。水は鉢植えなら2〜3日に1回、庭植えは不要です。9月に緩効性肥料を少量置きます。日当たりと夜の冷え込みが色を決めるので、鉢は屋外の日なたに置きます。剪定は花芽を切るので行わず、11月から植え付けの適期です。

冬の管理

落葉して繊細な枝ぶりを観賞する季節です。水は鉢植えなら週1回、庭植えは不要で、肥料は与えません。屋外の日当たりに置いたまま寒さに当てます。11〜12月と2〜3月は植え付けの適期で、カイガラムシはマシン油乳剤で防いでください。

10月の作業をくわしく知りたいときは秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

夏に葉が茶色く傷んでチリチリになった

原因

浅根性ゆえの夏の乾燥ダメージです。西日の強い場所で起きやすくなります。

対策

傷んだ葉は落ちますが株は無事なことがほとんどです。株元にマルチングを施し、日照りには夕方たっぷり水やりをします。翌年から夏の水管理を習慣にすれば紅葉も戻ります。

葉が黄色っぽく、年々元気がなくなる

原因

土壌がアルカリ性に傾いて鉄が吸えない、ツツジ科共通の鉄欠乏です。

対策

石灰をまいた覚えがあればそれが原因です。株周りにピートモスと鹿沼土をすき込み、酸性に戻します。回復には半年〜1年かかりますが、新しい葉から緑が戻ります。

紅葉せずにくすんだ色で葉が落ちる

原因

日照不足、夜の寒暖差不足、夏の乾燥や害虫による葉の傷みのいずれかです。

対策

周囲の枝を整理して日を入れ、鉢は屋外の日なたに置きます。室外機や照明の近くは避け、夏の水やりとマルチングで葉を健康に保てば翌年から赤みが戻ります。

花が咲かない

原因

秋以降の剪定で6〜7月にできた花芽を切ったか、日照不足か、夏の水切れで花芽が育たなかったことが原因です。

対策

剪定は花後すぐの5〜6月に限ります。1日3時間以上の日照を確保し、7〜8月は水を切らさないようにすれば、翌々年から毎年咲きます。

枝に白い粒が付き、葉が黒いすすで汚れる

原因

カイガラムシとその排泄物に付くすす病です。風通しの悪い場所で増えます。

対策

カイガラムシを歯ブラシでこすり落とし、冬にマシン油乳剤を散布します。すすは濡れた布で拭き取り、花後に透かし剪定で風を通すと再発しにくくなります。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ドウダンツツジの花言葉・風水

花言葉

ドウダンツツジの花言葉は「上品」「節制」とされます。控えめに連なる白い釣鐘形の花の佇まいと、春の花、夏の緑、秋の紅葉と派手さより季節の移ろいで魅せる姿に由来するといわれます。漢字の満天星は、白い花を星空に見立てた美称とされます。

風水・縁起

春の白花、夏の緑、秋の紅と巡る姿は「季節の気を家に取り込む木」とされ、玄関前や庭の東側に植えると運気の循環が良くなるといわれます。秋の赤い紅葉は活力の気を持つとされ、白い花は浄化の象徴とされます。落ち葉をこまめに掃くことが良い気を保つ条件とされます。

ドウダンツツジのよくある質問

Q花屋で買うようなドウダンツツジの切り枝を、自分の木から採るコツはありますか。回答を見る
A

採りどきは初夏から夏、葉が固まって濃い緑になった頃です。よく晴れた日の朝に、枝ぶりの美しい枝を付け根から切ると、樹形の透かし剪定を兼ねられます。下葉を水に浸かる分だけ整理し、切り口を斜めに切るか割りを入れて吸水を良くし、たっぷりの水で活けます。水揚げの良い枝もので、環境が良ければ2週間〜1か月楽しめ、水替えのたびに切り戻せばさらに長持ちします。花後の5〜6月に樹形を整えつつ、夏に飾る枝を確保する年間サイクルが理想です。

Qドウダンツツジが秋になっても紅葉せず、くすんだ色で落葉します。回答を見る
A

紅葉の3条件である日照、寒暖差、健康な葉のどれかが欠けています。最も多いのは日照不足で、周囲の木が育って日陰になっていないか確認してください。紅葉の鮮やかさは日当たりに比例します。暖地や夜も暖かい場所、室外機や照明の近くでは寒暖差が足りず色が鈍ります。夏の乾燥や害虫で傷んだ葉は、きれいに染まる前に落ちるため、夏の水やりとマルチングで葉を健康に保つことが秋への一番の投資です。環境を整えれば翌年は見違える赤になります。

Qドウダンツツジの花が咲きません。回答を見る
A

原因の多くは剪定の時期です。花芽は6〜7月にできるため、秋や冬に刈り込むと翌春の花を切ってしまいます。剪定は花後すぐの5〜6月に限り、7月以降は枯れ枝を取る程度にしてください。次に多いのは日照不足で、1日3時間以上の日が当たるよう周囲の枝を整理します。夏の水切れで花芽が育たなかった場合も翌春の花が減るので、7〜8月は水を切らさないようにします。この3点を整えれば、翌々年から毎年咲きます。

Qドウダンツツジにもツツジと同じようにチャドクガは付きますか。回答を見る
A

付きません。チャドクガはツバキ科のツバキやサザンカに付く害虫で、ツツジ科のドウダンツツジには付きません。ツツジに付くツツジグンバイも、ドウダンツツジでは被害が軽い傾向です。付くとすれば乾燥期のハダニと枝のカイガラムシ程度で、見つけ次第の対処と風通しの剪定でほぼ防げます。葉に毒性もないとされるため、子どもやペットのいる庭でも安心度が高い木です。ただし他のツツジ類の中には花蜜に毒性を持つ種類があるので、蜜を吸う遊びは避けてください。

Qドウダンツツジは鉢植えでも育てられますか。回答を見る
A

育てられます。7号以上の鉢に鹿沼土主体の酸性用土で浅植えにし、屋外の日当たりに置くのが基本です。根が浅く細かいため乾燥に弱く、春と秋は2〜3日に1回、夏は毎日朝に水を与え、株元に腐葉土を敷いて乾燥を防ぎます。花後の5〜6月に剪定して高さ50cm〜1mに保ち、2年に1回の植え替えでコンパクトに育ちます。鉢植えは夜の冷え込みが伝わりやすく、日なたに置けば庭植え以上に鮮やかに紅葉することもあります。

ドウダンツツジに関係するナレッジ

ドウダンツツジの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

ドウダンツツジを育てる人が次に読んでいるページ

10月の作業と、ドウダンツツジの手入れで迷ったときに役立つページです。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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