苗・株の選び方
良い苗は、株がこんもり密に茂っていること、株元に蒸れによる枯れ込みや黒ずみがないこと、つぼみや咲き始めの花が多く付いて花色が確認できることの3点で見分けます。
避けたいのは、茎が長く伸びて株の内部がすかすかになった徒長苗と、葉に穴や食害の跡があり害虫を持ち込みそうな苗です。白が定番ですが、紫やピンク、アプリコットの混色も寄せ植えで映えます。夏越しを狙うなら、暑さに強い栄養系の「スーパーアリッサム」を選ぶと成功率が上がります。種を買う場合は採種年が新しい袋を選んでください。
Hapot編集部より
アリッサム(スイートアリッサム)は、丈夫で花期が長く、寄せ植えの縁や花壇の前列を埋めたい人に最も向く冬から春の小花です。米粒ほどの花が絨毯状に広がり、ほんのり蜂蜜のような香りを漂わせるため、パンジーやビオラ、ノースポールの株元を覆う名脇役として定番になっています。草丈は5〜15cmと低く、横に20〜40cm広がって鉢の縁からこぼれるので、主役の株元やハンギングの側面に植えると隙間が花に変わります。性質は丈夫で、霜に当たっても咲き続け、秋に植えれば翌年の初夏まで長く楽しめます。弱点は高温多湿の蒸れだけで、日本の夏は一度花が途切れますが、梅雨前の切り戻しと風通しの確保で夏越しできる株もあり、秋の涼しさで再び咲き出す底力があります。ポット苗が安価に流通し、種まきやこぼれ種でも増えるため、園芸を始めたばかりの人でも失敗が少なく、香りに誘われてミツバチなどの益虫が集まる点も庭にとって心強い一鉢です。

水やり
土の表面が乾いたら(過湿と蒸れが苦手)
日光
直射日光
温度の目安
5-25°C(耐寒性あり。夏の蒸れが弱点)
湿度
40-60%
土
水はけの良い花用培養土
大きさの目安
草丈5〜15cm、横に20〜40cm広がる。縁取り・ハンギング・グランドカバーに。
成長の速さ
速い(横に這って広がる)
温度の目安(耐寒〜耐暑)
5-25°C(耐寒性あり。夏の蒸れが弱点)
肥料
月1回の薄い液肥(多肥は徒長の元)
成長速度
速い(横に這って広がる)
毒性
毒性の報告は特にない
「縁に植えて、こぼれさせる」だけで仕事が完成する名脇役。蒸れる前の切り戻しが長寿の秘訣です。
良い苗は、株がこんもり密に茂っていること、株元に蒸れによる枯れ込みや黒ずみがないこと、つぼみや咲き始めの花が多く付いて花色が確認できることの3点で見分けます。
避けたいのは、茎が長く伸びて株の内部がすかすかになった徒長苗と、葉に穴や食害の跡があり害虫を持ち込みそうな苗です。白が定番ですが、紫やピンク、アプリコットの混色も寄せ植えで映えます。夏越しを狙うなら、暑さに強い栄養系の「スーパーアリッサム」を選ぶと成功率が上がります。種を買う場合は採種年が新しい袋を選んでください。
日当たりと風通しの良い場所で育てます。1日4〜5時間以上日が当たる場所なら花付きが安定し、日照が足りないと茎が間延びして花がまばらになります。定位置は端に決まっていて、寄せ植えの縁、ハンギングの側面、花壇の最前列、レンガや石垣の隙間など、低く横に広がる性質が生きる場所を選んでください。地中海の石灰岩地帯に自生する植物なので乾いた土を好み、水はけの悪い場所や雨が当たり続ける場所だけは避けます。耐寒性は高く-5°C程度の霜には耐えますが、寒冷地の厳冬期は軒下や日だまりに移すと花が傷みません。
よくある失敗は、梅雨から夏に雨ざらしの場所へ置いたまま株の中心が蒸れて茶色く枯れ込むケースです。その場合は枯れた部分を取り除いて株を半分ほど切り戻し、雨の当たらない風通しの良い半日陰へ移すと、涼しくなる9月頃から新芽が伸びて回復することが多いです。
土の表面が乾いたら株元にたっぷり与え、鉢底から水が流れたら受け皿の水は捨てます。秋から春の生育期は鉢植えで週1〜2回が目安で、冬は乾きが遅いので暖かい日の午前中に与えます。細かい花に上から水をかけると花が傷んで蒸れの原因になるため、ジョウロの口を株元に近づけて葉の下から与える習慣をつけてください。過湿にとても弱く、常に湿った土では根が傷んで株元から黒ずみます。梅雨時は雨の当たらない軒下へ鉢を移し、地植えでは水やり自体を止めて雨だけに任せて構いません。
よくある失敗は、夏に毎日水を与えて株の中心が蒸れ、ドーナツ状に枯れるケースです。そうなったら水を控えて土を乾かし、枯れ込みを取り除いて風通しの良い場所へ移すと、涼しくなってから新芽が出てきます。反対に春の最盛期は花が水をよく使うので、しおれる前に与えるようペースを上げてください。
水はけの良い土が第一条件です。市販の草花用培養土でそのまま育ちますが、赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライトまたは軽石小粒1の配合にすると、蒸れに強い理想の土になります。アブラナ科ながら酸性土をやや嫌うため、地植えは植え付けの2週間前に苦土石灰を1平方メートルあたり100g程度混ぜ、元肥として緩効性肥料を少量入れておきます。鉢植えは鉢底石を2〜3cm敷き、元肥入りの培養土なら追加の肥料は不要です。肥料が多いと葉ばかり茂って花が減るため、元肥は控えめにするのがコツです。
もこもこした姿を保つ鍵は切り戻しです。花が一巡して先端に細長い種のさやが目立ってきたら、株全体を3分の1から半分ほどの高さで刈り込みます。切った後に薄い液肥を1回与えると、2〜3週間で新芽が伸びて再び一面に咲きます。花がら摘みを1輪ずつ行うのは現実的ではないので、株単位でまとめて刈るのがアリッサム流です。もう1つ大切なのが梅雨前の切り戻しで、6月上旬までに株を半分に刈って風を通しておくと、株の内部が蒸れて枯れ込むのを防げます。
よくある失敗は、まだ咲いているのが惜しくて切り戻しを先延ばしにし、梅雨の間に中心が茶色く枯れてしまうケースです。そうなったら枯れた部分を根元から取り除き、残った緑の枝を半分に詰めて半日陰へ移すと、秋に復活することがあります。清潔なハサミを使い、切った枝は挿し芽に回せます。
時期と道具を準備する
切り戻しは花が一巡した春と、梅雨前の6月上旬に行います。清潔な園芸バサミと薄めた液肥を用意し、晴れた日の午前中に作業します。
枯れ込みと種のさやを確認する
株の中心に茶色く枯れた部分がないか、花の先端に細長い種のさやが目立っていないかを見ます。どちらかが見えたら切り戻しの合図です。
株全体を3分の1から半分に刈る
株全体を高さの3分の1から半分まで一度に刈り込みます。1輪ずつ花がらを摘むのではなく、株単位で丸く刈ると新芽が揃って出てきます。
枯れた部分を根元から取り除く
蒸れて茶色くなった枝や葉は根元から取り除き、株の内側に風が通るようにします。取り除いた枝や落ちた葉は病気の元になるので片付けます。
薄い液肥を与えて回復を待つ
切り戻し後に薄い液肥を1回与え、風通しの良い日なたか半日陰に置きます。水は株元へ控えめに与え、2〜3週間で再び咲き始めます。
一年草扱いが基本なので、生育途中の植え替えは必要ありません。作業の中心はポット苗の定植で、適期は10〜11月と3〜4月の2回です。根鉢を崩さずに、株が広がる分の余白を残して株間15〜20cmで植え付け、鉢の縁に植えるときは株をやや外向きに傾けると早く縁からこぼれます。鉢は深さより広さを優先し、寄せ植えでは主役との間に握りこぶし1つ分の隙間を空けてください。植え付け後はたっぷり水を与え、1週間ほど明るい日陰で落ち着かせてから日なたへ出します。温暖地で夏を越した株は秋に一回り大きな鉢へ移すか、寄せ植えを組み替えるときに根鉢ごとそっと移せば活着します。
よくある失敗は、根鉢を大きくほぐして植え、細い根が切れてしおれたままになるケースです。しおれたら日陰で水を切らさず1〜2週間養生すると、新しい根が出て持ち直します。
時期と道具をそろえる
定植は10〜11月か3〜4月に行います。ポット苗、草花用培養土、鉢底石、緩効性肥料、移植ごてを用意し、鉢は深さより広さを優先して選びます。
鉢に土を入れて位置を決める
鉢底石を2〜3cm敷き、元肥入りの培養土を鉢の8分目まで入れます。寄せ植えでは主役の株を先に植え、縁に握りこぶし1つ分の余白を残します。
根鉢を崩さずに縁へ斜め植えする
ポットから抜いた苗は根鉢を崩さず、鉢の縁ぎりぎりに株をやや外向きに傾けて植えます。株間は15〜20cmを目安に2〜3株を等間隔に配置します。
隙間に土を詰めて水を与える
根鉢と土の間に隙間ができないよう指で軽く押さえ、鉢底から流れるまで株元にたっぷり水を与えます。花に水がかからないよう注意します。
植え付け後は日陰で養生する
1週間ほど明るい日陰で落ち着かせてから日なたへ出します。水は土が乾いてから株元へ与え、2週間後から月1回の薄い液肥を始めます。
種まきとこぼれ種、挿し芽で増やせます。種まきの適期は9〜10月か3月で、発芽適温は15-20°Cです。種はごく細かいので、湿らせた種まき用土の表面にばらまき、覆土はごく薄くするか土をかけずに霧吹きで湿らせます。乾かさないように管理すると5〜10日で発芽し、本葉が3〜4枚になったら根を切らないよう小さなポットに移します。こぼれ種でもよく更新し、石垣の隙間などに自然に住み着くたくましさがあります。切り戻した枝を5cmほどに切り、下葉を取って挿し木用土に挿す挿し芽も可能で、春や秋なら2〜3週間で発根します。
よくある失敗は、種に土を厚くかぶせて光が届かず発芽しないケースです。その場合はまき直し、覆土をせずに種を軽く押さえるだけにしてください。発芽後の日照不足でひょろ長くなった苗は、日なたに出して水を控えめにすると締まってきます。
時期と道具を準備する
種まきは9〜10月か3月に行います。種まき用土を入れた浅い育苗箱かセルトレイ、霧吹き、新聞紙を用意し、発芽適温15-20°Cの場所を確保します。
細かい種を表面に薄くまく
湿らせた用土の表面に、種を指先でつまんで薄くばらまきます。種はごく細かいので、紙を二つ折りにして滑らせると均一にまけます。
覆土はせずに軽く押さえる
発芽に光が必要なため土はかけず、手のひらで軽く押さえて種を土に密着させます。霧吹きで表面を湿らせ、新聞紙をかけて乾燥を防ぎます。
発芽まで湿度を保って管理する
明るい日陰に置き、土の表面が乾かないよう霧吹きで管理します。5〜10日で発芽したら新聞紙を外し、日なたへ移して徒長を防ぎます。
本葉3〜4枚でポットに移す
本葉が3〜4枚になったら根を切らないよう小さなポットへ移し、根が回ったら定植します。切り戻した枝を挿し芽にしても2〜3週間で発根します。
病害虫は少なく育てやすい部類ですが、アブラナ科なのでアオムシやコナガの幼虫が秋の植え付け期に葉を食べることがあります。葉に穴が開いたら葉裏を確認して捕殺し、数が多ければ植え付け時から防虫ネットをかけると安心です。春先はアブラムシが新芽と花の付け根に集まり、放置するとウイルス病を運ぶため、見つけ次第水で洗い流すか薬剤で早めに対処します。実質的に最大の敵は蒸れによる灰色かび病と株元の枯れ込みで、梅雨から夏に株の中心が茶色くなるのは高温多湿のサインです。予防は梅雨前の切り戻しで風を通すこと、株元給水で花を濡らさないこと、株間を15〜20cm確保することの3点です。
よくある失敗は、密植したまま梅雨に入って株の内部が一気に枯れるケースで、その場合は枯れた部分を取り除き、残った株を半分に切り戻して雨の当たらない場所へ移します。
最盛期です。水は土が乾いたら株元へたっぷり与え、月1回の薄い液肥で花を切らさないようにします。置き場所はよく日の当たる縁や花壇の前列が定位置です。アブラムシが新芽に付きやすく、花が一巡して種が付き始めたら3分の1ほど切り戻します。
蒸れの季節です。梅雨前に株を半分に切り戻し、雨の当たらない風通しの良い半日陰へ移します。水は土が乾いてから控えめに株元へ与え、肥料は止めます。株の中心が茶色く枯れ込むのが夏のトラブルで、枯れた部分を除いて涼しくなるのを待ちます。
植え付けと種まきの適期で、10〜11月にポット苗を株間15〜20cmで定植します。水は土が乾いたら株元へ与え、植え付け2週間後から月1回の薄い液肥を始めます。置き場所は日当たりと風通しの良い場所へ。秋はアオムシやコナガが葉を食べるので葉裏を点検します。
咲きながら越冬します。水は暖かい日の午前中に土が乾いてから与え、肥料は暖かい日に月1回の薄い液肥程度にとどめます。置き場所は日だまりの軒下が安心で、-5°C程度の霜には耐えます。冬のトラブルは過湿による根傷みで、乾き気味に管理します。
原因
蒸れ。高温多湿期に密に茂った株の内部で発生する、アリッサムで最も多い症状です。
対策
枯れ込みを取り除いて株を半分に切り戻し、風通しの良い半日陰へ移します。復活力は高いので、涼しくなれば再生します。梅雨前の予防的な切り戻しが最良の対策です。
原因
花の一巡による小休止、または肥料の与えすぎや日照不足。
対策
株を3分の1刈り込んでリセットし、薄い液肥を1回与えます。日当たりを確保すれば2〜3週間で次の花が咲き始めます。窒素の多い肥料は控えてください。
原因
アオムシやコナガの幼虫の食害。アブラナ科なので秋の植え付け期に狙われやすい。
対策
葉裏の幼虫と卵を捕殺し、被害が続くなら防虫ネットをかけます。気温が下がる12月以降は虫の活動が止まるので、秋の間だけ週1回葉裏を点検してください。
原因
日照不足か肥料過多による徒長。冬に室内へ取り込んだ株にも起こりやすい。
対策
株を半分に切り戻し、1日4〜5時間以上日が当たる屋外へ移します。肥料は月1回の薄い液肥にとどめ、水は土が乾いてから与えると締まった株に戻ります。
原因
過湿による根腐れや立ち枯れ。水はけの悪い土や雨ざらしが誘因。
対策
水を止めて土を乾かし、黒ずんだ枝は取り除きます。地植えは周囲の水はけを改善し、鉢はパーライトを混ぜた土で植え直します。復活しない株は抜いて秋に新苗で更新してください。
ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。
アリッサムの花言葉は「優美」「飛躍」「美しさに優る価値」です。小さな花が集まってひとつの大きな景色を作る姿や、株からこぼれるように広がって咲く様子に由来するとされます。甘い香りを持つことから、控えめながら人を惹きつける魅力を表す言葉としても贈られるといわれます。
香る白い小花の絨毯は良縁を招く穏やかな気を持つとされ、玄関まわりの鉢の縁や門柱の足元に植えると出会い運や人間関係の運を呼ぶといわれます。低く広がって隙間を埋める性質が、家の気の流れを途切れさせず整えることに重ねられたのが由来とされます。
鉢の縁ぎりぎりに、株をやや外向きに傾けて植えるのがコツです。真上を向けて植えるより早く縁からこぼれ、1か月ほどで白い雲のように鉢を縁取ります。主役の株との間には握りこぶし1つ分の余白を残し、2〜3株を等間隔に配置します。ハンギングなら側面のポケットに差し込むと球体が完成します。パンジー、ノースポール、アリッサムの3種は主役、中間、縁の三層が自然に決まる冬の寄せ植えの基本形です。
高温多湿による蒸れで、アリッサム最大の弱点です。枯れ込んだ部分を取り除き、株全体を半分に切り戻して、風通しの良い半日陰へ移してください。水は株元へ控えめに与えます。これで夏を越せれば、9月頃の涼しさとともに新芽が伸びて復活します。夏越しに失敗しても、秋にこぼれ種の子苗か新しい苗で更新すればよく、夏は休む花と割り切るのが日本での上手な付き合い方です。暑さに強いスーパーアリッサムなら成功率が上がります。
本来は多年草ですが、日本では夏の蒸れで枯れやすいため一年草として扱うのが一般的です。温暖地で梅雨前の切り戻しと夏の半日陰管理がうまくいけば夏を越し、秋から再び咲いて2年目を迎える株もあります。ただし2年目は株姿が乱れやすいので、秋に新しい苗やこぼれ種の子苗と入れ替えた方が見栄えは安定します。こぼれ種でよく更新するため、一度植えた場所には翌年も自然に芽が出ることが多いです。
花が一巡した小休止か、肥料の与えすぎ、日照不足のいずれかです。まず株を3分の1ほど刈り込んでリセットし、薄い液肥を1回与えて日当たりの良い場所へ移すと、2〜3週間で次の花が咲き始めます。窒素の多い肥料を続けていると葉ばかり茂るので、肥料は月1回の薄い液肥にとどめてください。日照が足りず茎が間延びしている場合は、切り戻しと同時に置き場所を見直すと締まった株に戻ります。
多くは覆土が厚すぎるか、乾燥させたことが原因です。アリッサムの種はごく細かく、発芽に光が必要なため、土をかけずに表面に薄くまいて軽く押さえ、霧吹きで湿らせて管理します。発芽適温は15-20°Cで、9〜10月か3月にまくと5〜10日で芽が出ます。真夏や真冬にまくと温度が合わず発芽しません。乾かすと発芽が止まるので、発芽まで新聞紙などをかけて湿度を保ち、芽が見えたら外して日なたに出してください。
アリッサムの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。
10月の作業と、アリッサムの手入れで迷ったときに役立つページです。
執筆: Hapot編集部
植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。