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ストレリチアの育て方

Strelitzia reginae / Strelitzia nicolai公開日: 最終更新日:

ストレリチアの育て方の要点

水やり
土がしっかり乾いたら(週1回程度)
置き場所
直射日光
冬越し
5°C 以上を保つ

Hapot編集部より

ストレリチアは、日当たりさえ確保できれば乾燥にも5°C程度の寒さにも耐える、大型の観葉植物の中で最も手のかからないシンボルツリーです。バナナに似た大きな葉をすっと立ち上げる姿は南国の空気をまとい、リビングの主役になります。和名は「極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)」で、鮮やかなオレンジと青の花が飛び立つ鳥のように見えることに由来し、切り花としても高級花材の定番です。観葉として流通するのは、花も楽しめる中型のレギネと、大型で葉を楽しむオーガスタ(ニコライ)の2系統で、育て方はほぼ共通です。ゴボウのような太い根に水を蓄えるため水やりは週1回程度で済み、失敗の原因はほぼ水のやりすぎに限られます。日照不足では葉柄が細く伸びて倒れやすくなるので、室内で最も明るい窓辺か、春から秋は屋外の日なたに出すと締まった姿になります。葉の縁が裂けるのは強風を受け流す自然な性質で、病気ではありません。南国風の大型グリーンが欲しいけれど枯らしたくない、という人に向いています。

ストレリチアの姿

分類・基本データ

科
ゴクラクチョウカ科
属
ストレリチア属 Strelitzia
種
ストレリチア
別名
極楽鳥花、ゴクラクチョウカ、オーガスタ、ストレチア、バードオブパラダイス
原産地
南アフリカ原産。海岸沿いの日当たりの良い場所に自生します。

ストレリチアの育て方の5つのポイント

水やり

土がしっかり乾いたら(週1回程度)

日光

直射日光

温度の目安

5-30°C

湿度

40-60%

土

水はけの良い観葉植物用土

ストレリチアはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

レギネは室内で50cm〜1.5m、オーガスタ(ニコライ)は1〜3m。5〜10号鉢で流通。

成長の速さ

中

温度の目安(耐寒〜耐暑)

5-30°C

ケアのポイント

肥料

春〜秋に月1回緩効性肥料

成長速度

中

毒性

ペットが食べると中毒の恐れ(嘔吐など)

太い根に水を蓄える乾燥への強者。日光大好きなので、できるだけ明るい場所へ。葉が割れるのは自然現象なので気にしないこと。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い株は3点で見分けます。葉柄が太くまっすぐ立ち、押してもぐらつかないこと、葉に艶があり濃い緑で葉先まで張りがあること、株元から新しい葉が筒状に巻いて出ていて生育が続いていることです。花を楽しみたいならレギネで、花付き実績のある株か株元が充実した中型株を、大きな葉のインパクト重視ならオーガスタを選びます。

避けたいのは、葉柄が細長くひょろひょろで倒れかけている株で、光不足で育てられており、締まった姿に戻るまで1年以上かかります。もう一つは株元の葉が根元から黄変し、鉢の土が常に湿っている株で、根腐れが始まっている可能性があります。葉の縁の裂けは自然な性質なので気にしなくて構いません。

置き場所・日当たり

日当たりの良い場所を好みます。室内では最も明るい窓辺、春〜秋は屋外の日なたに出すと、葉柄がしっかり締まった立ち姿になります。日照不足では葉柄が細く伸びて倒れやすくなり、レギネの場合は花も咲きません。耐陰性はあるため明るい日陰でも維持はできますが、美しく育てるなら日光と考えてください。耐寒性は観葉植物としては高めの5°C程度で、関東以西の温暖地では軒下で越冬する例もありますが、霜に当たると葉が傷むため、冬は室内の窓辺が安心です。大きな葉は風で裂けやすいので、屋外では強風の当たらない場所を選びます。

よくある失敗は、暗い部屋の隅で葉柄が1m近く伸び、自重で倒れることです。伸びた葉柄は戻らないので支柱で支え、明るい窓辺に移して次の葉が短く締まって出るのを待ち、徒長した古い葉は新しい葉がそろってから株元で切ります。

水やりの詳細

太くゴボウのような根に水を蓄えるため、乾燥には非常に強い植物です。土の表面だけでなく中までしっかり乾いてから、鉢底から流れるまでたっぷり与えます。頻度は春と秋で週1回、夏は週2回、冬は2週に1回が目安で、指を土に差し込んで乾きを確かめてから与えると確実です。水のやりすぎは根腐れの元で、ストレリチアを弱らせる原因のほぼすべてが過湿なので、乾かし気味でちょうど良いと覚えてください。受け皿の水は毎回捨てます。大きな葉はほこりが積もりやすいので、週1回の葉水と月1回の葉拭きで艶を保ちます。

よくある失敗は、大きな葉に見合う量と考えて毎日水を与え、葉が根元から黄変して株元がぶよつくことです。水を止めて土を完全に乾かし、黄変した葉を切ります。改善しなければ鉢から抜いて腐った根を切り、乾いた土に植え直して1週間水を控えます。

最適な土の作り方

赤玉土6、腐葉土3、軽石またはパーライト1の水はけの良い配合が適します。市販の観葉植物用土に軽石を2割追加しても構いません。太い根がよく張るため、深さのあるしっかりした鉢を選び、大型株は倒れ防止に重い陶器鉢が実用的です。鉢底には鉢底石を3cmほど厚めに敷き、根腐れを防ぎます。元肥は緩効性肥料を規定量混ぜ込みます。保水性の高い土や鉢底穴のない鉢は過湿の原因になるので避け、化粧鉢に入れる場合は鉢底穴のあるプラ鉢のまま二重鉢にしてください。

剪定・切り戻し

剪定は古葉の切り取りだけで十分です。外側の古い葉が黄変したり傷んだりしたら、葉柄の付け根から清潔なハサミかノコギリで切り取ります。太い葉柄は硬いので、園芸用の剪定ばさみを使うと安全です。葉が横に広がりすぎて場所を取る場合も、外側の葉から間引けばコンパクトに保てます。作業は通年できますが、5〜9月なら切ったあとの新しい葉がすぐに出ます。葉の縁が裂けるのは原産地の強風を受け流すための自然な性質で、バナナの葉と同じ仕組みなので、病気と勘違いして切る必要はありません。

よくある失敗は、裂けた葉を見た目の理由で次々に切り、葉が2〜3枚しか残らず株の勢いが落ちることです。裂けた葉も光合成は問題なく行うので残し、切るのは黄変した葉と完全に枯れた葉だけにしてください。作業後は明るい場所で乾かし気味に管理します。

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    時期と道具を用意する

    古葉の整理は通年できますが、5〜9月が新しい葉の出が早いです。硬い葉柄を切れる剪定ばさみと手袋を用意し、切る葉を決めます。

  2. 2

    黄変した外側の葉を選ぶ

    切るのは黄変した葉と完全に枯れた葉だけです。縁が裂けただけの葉は光合成しているので残し、外側の古い葉から順に間引きます。

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    葉柄の付け根から切り取る

    葉柄を株元までたどり、付け根から2〜3cm残して切ります。残した部分は乾いて自然に外れるので、無理に引き抜かないでください。

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    明るい場所で乾かし気味に管理する

    作業後は明るい窓辺か屋外の日なたに置き、水は土の中まで乾いてから与えます。5〜9月なら数週間で新しい葉が筒状に巻いて出ます。

植え替え

2年に1回、5〜8月に行います。太い根が鉢の中でぎっしり張り、鉢が変形する、鉢底から根がはみ出す、水が染み込まない、が植え替えのサインです。根は太く見た目より丈夫なので、絡んだ根鉢は多少ほぐしても問題ありません。一回り(直径3cm)大きく深い鉢へ、水はけの良い土で元の高さに植え替えます。植え替え後はたっぷり水を与え、1〜2週間は明るい日陰で養生し、肥料は1か月後から再開します。株が大きくなりすぎて困る場合は、株分けを兼ねると管理しやすいサイズに戻せます。

よくある失敗は、根が鉢に固着して抜けず、無理に引っ張って葉柄の付け根を折ることです。プラ鉢はハサミで切り開き、陶器鉢は鉢を横に倒して縁を軽く叩きながら抜いてください。大株は2人で作業すると株を傷めません。

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    時期と道具をそろえる

    5〜8月に、2年に1回行います。直径3cm大きく深さのある鉢、赤玉土主体の水はけの良い土、鉢底石、剪定ばさみ、手袋を用意します。大株は2人で作業します。

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    鉢を横に倒して株を抜く

    鉢を横に倒し、縁を軽く叩きながら株元を持って抜きます。根が固着したプラ鉢はハサミで切り開きます。葉柄を引っ張ると付け根が折れるので避けます。

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    根鉢をほぐし傷んだ根を切る

    太い根に絡んだ古い土を手で3分の1ほど落とし、黒く柔らかい根を切ります。太く白い根は健康なので、多少ほぐしても問題ありません。

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    元の高さで深い鉢に植える

    鉢底石を3cm敷いて土を入れ、株元が元の高さになるよう据えます。隙間に土を詰めて割り箸で突き、太い根の間まで土を行き渡らせます。

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    水を与えて1〜2週間養生する

    鉢底から流れるまで水を与え、明るい日陰に1〜2週間置きます。その後は土の中まで乾いてから与え、肥料は1か月後から再開します。

増やし方

株分けが基本です。5〜7月の植え替え時に、株元から複数立ち上がっている芽を2〜3芽ずつのブロックに分け、太い根を付けて清潔なナイフで切り分けます。切り口は殺菌剤を塗るか半日乾かしてから、水はけの良い土に植え付けます。植え付け後1〜2週間は明るい日陰で水を控えめにし、新しい葉が動いたら通常管理に戻します。種まきも可能ですが、レギネの開花サイズまで4〜5年かかるため、実用的には株分け一択です。

よくある失敗は、根をほとんど付けずに芽だけを切り離し、発根せずに枯らすことです。1ブロックに太い根を3本以上付けて分け、分けたあとは葉を1〜2枚に減らして蒸散を抑えると活着が安定します。株分け直後に肥料を与えると根を傷めるので、1か月は与えないでください。

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    時期と道具を用意する

    適期は5〜7月です。清潔なナイフ、株数分の深い鉢、水はけの良い土、殺菌剤か癒合剤、手袋を用意し、植え替えと同時に行います。

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    株元の芽の分かれ目を確認する

    鉢から抜いて土を落とし、株元から複数立ち上がっている芽の分かれ目を確認します。太い根がどの芽に付いているかを見ておきます。

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    太い根を3本以上付けて切り分ける

    2〜3芽ずつのブロックに、太い根を3本以上付けてナイフで切り分けます。根の少ない芽は無理に分けず、親株に残します。

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    切り口を処理して植え付ける

    切り口に殺菌剤を塗るか半日乾かし、葉を1〜2枚に減らして蒸散を抑えます。鉢底石を敷いた鉢に水はけの良い土で植え付けます。

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    明るい日陰で新葉を待つ

    植え付け後1〜2週間は明るい日陰で水を控えめにし、新しい葉が動いたら日なたへ移します。肥料は1か月後から始めます。

病害虫対策

病害虫には非常に強く、大きなトラブルはまれです。稀にカイガラムシが葉裏や葉柄の付け根に付くので、見つけたら歯ブラシでこすり落とし、多い場合は殺虫剤を散布します。乾燥期はハダニも稀に発生し、葉が白くかすれるので、シャワーで葉裏を洗い流し、週1回の葉水で予防します。注意すべきはむしろ過湿による根腐れと、冬の霜による葉傷みの2点で、乾かし気味にして霜に当てなければ、何年も手がかかりません。

よくある失敗は、葉の裂け目を病気と考えて殺菌剤を繰り返し散布し、薬害で葉に斑点を作ることです。裂けは自然な性質なので薬剤は不要です。屋外管理の株は、台風のあとに葉が裂けて折れることがあるので、風の予報が出たら壁際や室内に退避させてください。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 5月植え替え・株分け・肥料開始
  • 6月屋外日光浴・葉拭き
  • 7月水やりは乾いてから・葉水
  • 8月台風時は屋外株を退避

季節ごとの管理

春の管理

成長が始まります。水は土の中まで乾いてから週1回、5月から月1回の緩効性肥料を始めます。置き場所は最も明るい窓辺で、植え替えと株分けは5月からが適期です。屋外に出すときは急な日差しで葉焼けしやすいので、最初の1週間は明るい日陰で慣らしてください。

夏の管理

成長期で、屋外の日なたでも育ちます。水は週2回、土が乾いてからたっぷり与え、月1回の肥料を続けます。レギネは花芽が充実する時期なので日光をしっかり当てます。この時期に多いのは台風で葉が折れることと受け皿の水による根腐れで、強風の前は退避させ、受け皿の水は毎回捨てます。

秋の管理

水は週1回に戻し、肥料は9月で止めます。屋外に出していた株は、霜が降りる前に室内の明るい窓辺へ移してください。日が短くなるので、窓辺の中でも最も明るい位置を冬の定位置に選びます。取り込む前に葉裏にカイガラムシが付いていないか確認します。

冬の管理

5°C以上を確保し、水は2週に1回、乾かし気味に管理し、肥料は与えません。置き場所は日中に日光が入る窓辺で、夜間は窓から離して冷気を避けます。暖かい室内ではレギネが冬〜春に咲くこともあります。この時期に多いのは霜による葉の傷みと低温時の過湿による根腐れなので、迷ったら水を控えてください。

10月の作業をくわしく知りたいときは観葉植物の冬越しや秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

葉柄がひょろひょろと伸びて倒れる

原因

日照不足による徒長。ストレリチアは見た目以上に強い光を必要とする。

対策

最も明るい窓辺か屋外の日なたへ移動します。倒れる葉柄は支柱で支えつつ、新しい葉が短く締まって出てくれば環境改善のサインです。徒長した古い葉は新しい葉がそろってから株元で切って更新します。

葉が葉脈に沿ってバリバリに裂ける

原因

病気ではなく自然な性質。原産地の強風を受け流すため、葉は裂けやすくできている。室内でも扇風機の風や接触で裂ける。

対策

切る必要はありません。裂けた葉も光合成は問題なく行います。見た目が気になる場合は風の通り道を避けた場所に置き、屋外では台風の前に壁際や室内に退避させると新しい葉の裂けを減らせます。

葉が根元から黄変し、株元がぶよぶよする

原因

水のやりすぎによる根腐れ。大きな葉に見合う量と考えて頻繁に水を与えると、太い根が腐る。

対策

水を止めて土を完全に乾かし、黄変した葉を切り取ります。改善しなければ鉢から抜いて黒く腐った根を切り、新しい乾いた土に植え直して1週間水を控えます。以後は土の中まで乾いてから与えてください。

冬に葉が茶色く傷んで垂れた

原因

霜や0°C以下の低温による寒害。屋外や窓際の夜間の冷え込みで起こる。

対策

傷んだ葉は戻らないので付け根から切り、5°C以上を保てる室内の明るい場所に移します。株元が硬ければ根は生きているので、春に新しい葉が出ます。冬は水を2週に1回に減らし、夜間は窓から離してください。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ストレリチアの花

ストレリチアの花:バナナに似た長い葉柄の先に楕円形の青緑色の葉をつけたストレリチア・レギネの株から、花茎の先に緑と赤紫の舟形の苞が横向きにつき
ストレリチアの花(イメージ)

ストレリチアの花は、名前の由来どおり鳥の頭のような形をしています。株元から伸びた花茎の先に、緑に赤紫の縁取りが入った舟形の苞(ほう)が横向きにつき、その中から花が1輪ずつ立ち上がります。鮮やかなオレンジ色の3枚の萼(がく)と、矢じり形の青い花弁の組み合わせが、とさかと嘴のように見えるのが特徴です。

ひとつの苞からは数日おきに次の花が出て、4〜6輪ほどが順に咲くといわれ、花の大きさは15cm前後になります。開花期は主に5〜10月で(暖かい室内では冬から春に咲くこともあります)、花を楽しむなら中型のレギネを選び、株を成熟させて日によく当てることが条件です。香りはほとんどありません。咲き終えた花は苞ごと花茎の付け根から切り取ります。

ストレリチアの花言葉・風水

花言葉

ストレリチアの花言葉は「輝かしい未来」「気取った恋」です。鳥が飛び立つような華やかな花姿と、南国の太陽に向かって堂々と葉を立ち上げる姿に由来するといわれます。開店祝いや門出の贈り物として人気があります。

風水・縁起

風水では、鳥が羽ばたく姿の花と上に伸びる葉が「発展・飛躍」の象徴とされ、仕事運を高める植物の代表格といわれます。大きな葉が悪い気を受け止め、鋭く上向きの葉先が良い気を呼び込むと考えられたことから、玄関やオフィスに置く使い方が定番になりました。

ストレリチアのよくある質問

Qストレリチアの花が咲きません。どうすれば咲きますか?回答を見る
A

咲くのは主にレギネ系で、株の成熟(株分け後や若い株は数年かかる)、十分な日光、適度な株の締まりの3条件が必要です。最も多い原因は日照不足なので、春〜秋は屋外の日なたか最も明るい窓辺で管理してください。また鉢に余裕がありすぎると葉ばかり茂るため、やや根詰まり気味のほうが花芽が付きやすい傾向があります。条件が揃えば主に5〜10月に、オレンジと青の極楽鳥の花が楽しめます(暖かい室内では冬〜春に咲くこともあります)。なお大型のオーガスタは室内サイズではほぼ開花しません。

Qオーガスタとストレリチア(レギネ)の違いは何ですか?回答を見る
A

同じストレリチア属の別種です。レギネ(S. reginae)は高さ1m前後の中型で、極楽鳥の花を咲かせる花も楽しむ種。オーガスタ(S. nicolai)は3m級に育つ大型で、バナナのような幅広の葉を楽しむ種です。育て方はほぼ共通ですが、オーガスタは成長が速く場所を取るため、置き場所の天井高と相談してください。小さな部屋ならレギネ、吹き抜けや広いリビングならオーガスタが定石です。

Qストレリチアの葉がバリバリに裂けてしまいました。病気ですか?回答を見る
A

病気ではなく、ストレリチアの正常な性質です。原産地の強い海風を受け流すため、葉は葉脈に沿って裂けやすくできています(バナナの葉と同じ仕組み)。室内でも扇風機の風や人の往来、移動の際の接触で自然に裂けます。裂けた葉も光合成は問題なく行うので、切る必要はありません。見た目が気になる場合は、風の通り道を避けた場所に置くと新しい葉の裂けを減らせます。

Qストレリチアの葉柄が細く伸びて倒れてきました。回答を見る
A

日照不足による徒長です。ストレリチアは見た目以上に強い光を必要とし、暗い場所では葉柄が1m近くひょろひょろと伸びて自重で倒れます。すぐに室内で最も明るい窓辺か、春〜秋なら屋外の日なたに移してください。伸びた葉柄は戻らないので、倒れる葉は支柱で支え、新しい葉が短く締まって出てくれば環境改善のサインです。新しい葉が3枚ほどそろったら、徒長した古い葉を株元から切って更新します。屋外に出すときは、最初の1週間は明るい日陰で慣らしてから日なたへ移すと葉焼けを防げます。

Qストレリチアは屋外で冬越しできますか?回答を見る
A

関東以西の温暖地で、霜の当たらない軒下なら冬越しできる例があります。耐寒性は5°C程度で、観葉植物としては高いほうですが、霜に当たると葉が茶色く傷み、0°C以下が続くと根まで傷むことがあります。寒波の予報が出たら室内に取り込むか、不織布で覆ってください。確実なのは冬だけ室内の明るい窓辺に移す方法で、暖かい部屋ならレギネが冬〜春に花を咲かせることもあります。寒冷地では室内管理が前提です。

Qストレリチアの値段はどのくらいですか?回答を見る
A

種類と鉢の大きさで大きく変わり、目安はレギネの5〜6号鉢で3,000〜6,000円前後、オーガスタの7〜8号鉢で5,000〜1万円前後です。オーガスタは成長が速く大株も流通するため、10号以上の背丈のある株は1万5,000円〜3万円以上になることもあります。葉のない棒状の姿のノンリーフ(ジュンセア)は成長が遅く生産に年数がかかるため、小さな鉢でも1万円を超えることが珍しくありません。同じ価格帯なら、葉柄が太くまっすぐ立ち、株元から新しい葉が出ている株を選ぶと失敗が少なくなります。

Qストレリチアの花芽と新しい葉はどう見分けますか?回答を見る
A

出てくる位置と先端の形で見分けます。新しい葉は株の中心から筒状に巻いた状態で、まっすぐ上に伸びてきます。花芽は葉の付け根(葉柄の脇)から出る硬い鞘のような芽で、先端がくちばしのように尖り、伸びるにつれて横向きに角度がつくのが特徴です。花芽を見つけたら鉢の向きや置き場所を変えず、土が乾いたらたっぷり水を与えて開花を待ちましょう。花芽が付くのは主にレギネで、オーガスタは室内サイズではほとんど咲きません。

Qストレリチアは室内でも育てられますか?日陰(耐陰性)は大丈夫?回答を見る
A

室内でも育てられますが、置き場所は家の中で一番明るい窓辺です。耐陰性があるので明るい日陰でも枯れずに維持はできますが、光が足りないと葉柄が細く伸びて倒れやすくなり、レギネは花も咲きません。レースカーテン越しの南〜東向きの窓辺が理想で、春から秋に屋外の明るい日陰〜日なたへ出すと、葉柄が締まった姿に育ちます。部屋の奥に置くなら、ときどき窓辺に移して光に当ててください。

Qストレリチアの土の配合は?市販の土でもいいですか?回答を見る
A

市販の観葉植物用の培養土で育てられます。水はけをもう一段よくしたいときは、軽石を2割ほど足します。自分で配合するなら、赤玉土6、腐葉土3、軽石またはパーライト1が目安です。太い根が深く張るので、深さのある鉢を選び、鉢底石を3cmほど厚めに敷いて根腐れを防ぎます。水持ちの良すぎる土や、鉢底穴のない鉢は避けてください。

Qストレリチアにはどんな種類がありますか?回答を見る
A

流通する主な種類は、花を楽しむレギネ(極楽鳥花)、大きな葉を楽しむオーガスタ(ニコライ)、葉がなく棒状の茎が立つノンリーフ(ジュンセア)の3つです。このほか、レギネとノンリーフの中間で小さな葉を付けるパービフォリア、黄色い花を咲かせるレギネの品種マンデラズゴールドも出回っています。花を咲かせたいならレギネ、インテリアの大型グリーンならオーガスタ、すっきりした姿を楽しむならノンリーフかパービフォリアが向いています。白い花の大型種アルバやカウダータもありますが、国内ではほとんど流通していません。育て方の基本は共通で、日当たりのよい場所と、乾かし気味の水やりが大切です。

Q極楽鳥花(ストレリチア)は縁起が悪い植物ですか?回答を見る
A

縁起が悪いという言い伝えに根拠はなく、贈り物やインテリアにも安心して選べます。「極楽」という言葉から死後の世界を連想する人がいるため気にされることがありますが、名前は花が南国の極楽鳥(フウチョウ)に似ていることに由来します。花言葉は「輝かしい未来」「気取った恋」と前向きなもので、風水では上へまっすぐ伸びる大きな葉が運気を上げる植物とされます。開店祝いや新築祝いの鉢として定番です。

Qストレチア・ストレイチアはストレリチアと同じ植物ですか?回答を見る
A

同じ植物です。学名の Strelitzia(ストレリチア)を短く言いやすくした呼び方で、園芸店や通販では「ストレチア」「ストレチア・オーガスタ」と表記されることもあります。和名は極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)です。

ストレリチアのほかの品種

ストレリチア としてまとめている他の品種です。

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この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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