HapotHapot植物のことなら、ハポット。
花卉初心者向け

ホトトギスの育て方

Tricyrtis hirta最終更新日:

ホトトギスの育て方の要点

開花
9〜10月
植えどき
3月・10月
水やり
庭植えは夏の日照り時。鉢は表面が乾いたら
置き場所
半日陰

Hapot編集部より

ホトトギス(杜鵑草)は、9月から10月にかけて、葉の付け根に紫の斑点が入った花を上向きに咲かせる、日本に自生する宿根草です。名前は、花びらの斑点が鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることに由来します。ユリ科ホトトギス属の植物で、日本には十数種が自生し、その多くが日本固有の種類です。

山地の林の縁や湿った崖など半日陰に生え、草丈は30〜80cmほど。白地に紫の斑点が入る花が一般的ですが、黄色い花のキバナホトトギスや、釣り鐘形の黄色い花が枝垂れて咲くジョウロウホトトギスの仲間もあり、山野草として長く親しまれてきました。店頭では、台湾原産のタイワンホトトギスとの交配から生まれた、丈夫で花付きのよい園芸品種が多く出回ります。

半日陰と湿り気のある土さえ用意すれば、植えっぱなしで毎年咲く手のかからない花で、和風の庭やシェードガーデンの秋の彩りに向いています。冬は地上部が枯れて休眠し、寒さには強いので防寒はいりません。弱点は夏の強い日差しと乾燥で、西日に当たると葉が焼けて、秋の花数が減ります。

ホトトギスの姿

分類・基本データ

科
ユリ科
属
ホトトギス属 Tricyrtis
種
ホトトギス
別名
杜鵑草、油点草、トード・リリー、タイワンホトトギス、ジョウロウホトトギス
原産地
日本(北海道南西部〜九州)に自生します。ホトトギス属は東アジアに分布し、日本には十数種が自生して、その多くが日本固有の種類です。

ホトトギスの育て方の5つのポイント

水やり

庭植えは夏の日照り時。鉢は表面が乾いたら

日光

半日陰

温度の目安

-15〜30°C(寒さに強く、夏の乾燥と西日に弱い)

湿度

50-70%

土

腐葉土の多い、湿り気を保つ水はけの良い土

ホトトギスはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

草丈30〜80cm。株は地下茎で少しずつ広がり、数年で直径30〜50cmほどにまとまる。鉢は5〜6号に1株が目安。

成長の速さ

普通(株が年々大きくなり、地下茎で少しずつ広がる)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-15〜30°C(寒さに強く、夏の乾燥と西日に弱い)

ケアのポイント

肥料

春の芽出しと花後に緩効性肥料を少量

成長速度

普通(株が年々大きくなり、地下茎で少しずつ広がる)

毒性

強い毒性は知られていない。ただし食用ではないので、子どもやペットが口にしないよう注意

午前中だけ日が当たる半日陰に植え、夏に乾かさない。この2つを守れば、植えっぱなしで毎年秋に咲きます。

育て方の詳細

苗・株の選び方

苗は秋の開花期に多く出回ります。花やつぼみの付いた株を選ぶと、花色や斑点の入り方を確かめて買えます。株元から何本も茎が立ち、葉の色が濃く、下葉が黄ばんでいないものが良い苗です。

避けたいのは、葉の縁が茶色く焼けた株や、葉に大きな食害の跡がある株です。初めて育てるなら、タイワンホトトギス系の交配品種が丈夫で花付きもよく、扱いやすい選択です。黄色い花のジョウロウホトトギスの仲間は自生地が限られ、夏の暑さに弱い種類もあるので、慣れてから挑戦するとよいでしょう。山で野生の株を掘り取るのはやめ、園芸店で増やされた苗を選びます。

置き場所・日当たり

午前中に日が当たり、午後は日陰になる半日陰が最適です。落葉樹の足元や建物の東側がこの条件に合います。真夏の直射日光や西日に当たると葉の縁が茶色く焼け、花数が減ります。反対に一日中日が差さない場所では、茎が細く伸びて倒れやすくなります。耐寒性は強く、関東以西の平地なら庭植えで防寒はいりません。寒冷地でも地上部が枯れて根で冬を越します。

庭植えの株間は30cmほどが目安で、地下茎で少しずつ広がるので、数年で株が大きくまとまります。枝垂れて咲くジョウロウホトトギスの仲間は、石垣の上や高い鉢に植えると垂れる花が見やすくなります。

よくある失敗は、日当たりのよい南向きの花壇に植えて毎夏葉が焼けることで、この場合は3月の芽出し前に、午後が日陰になる場所へ株分けを兼ねて移します。

水やりの詳細

庭植えは根付いたあとはほぼ雨任せで育ちますが、乾燥にはやや弱く、真夏に晴天が続いて土が乾いたら、朝か夕方に株元へたっぷり与えます。株元に腐葉土やバークチップを敷いておくと、土の乾きがゆるやかになります。鉢植えは土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまで与えます。夏は朝に土を確かめ、乾きが早ければ夕方にも与えます。つぼみが付く8〜9月の水切れは、つぼみが落ちたり花が小さくなったりする原因になるので、この時期は特に乾かさないようにします。

冬は地上部が枯れて休眠するので、鉢植えは土が乾いてから数日おき、凍らない暖かい日の午前中に軽く与える程度にします。

よくある失敗は、休眠中も夏と同じように水を与え続けて根を傷めることで、冬は受け皿の水を捨て、土が乾き気味になってから与えます。

最適な土の作り方

腐葉土を多く含んだ、水はけと水もちの両方がよい土が向いています。庭植えは植え付けの2週間ほど前に、深さ30cmほどまで耕し、腐葉土か堆肥を全体の3割ほど混ぜ込みます。粘土質で水がたまる場所は、周りより少し土を盛って植えます。鉢植えは赤玉土小粒5、腐葉土3、軽石か鹿沼土2の配合か、市販の山野草用土や草花用培養土を使います。鉢は5〜6号の深さのあるものに1株が目安で、鉢底石を敷いて水はけを確保します。素焼き鉢は乾きが早いので、夏の水切れに気をつけます。

剪定・切り戻し

ホトトギスの手入れは、花後の花がら摘みと、冬の地上部の片付けが中心です。しぼんだ花は気づいたときに摘み取ります。種を採らない場合は、花が一通り終わったら花の付いた茎の先を切り取ると、株の体力が残ります。11月下旬から12月に茎や葉が茶色く枯れたら、地際から5cmほど残して切り戻し、枯れ葉も片付けると翌春の病気や害虫の予防になります。

草丈が高くなる品種で倒れやすい場合は、8月中に支柱を立てて茎を支えます。7月以降に茎の先を切ると、つぼみを付ける部分を落としてしまうので、草丈を抑えたいときは6月中に一度摘心するだけにします。

よくある失敗は、夏に伸びすぎた茎を短く切り、その秋に花がほとんど咲かないことです。その場合は翌年は茎を切らずに支柱で支えれば、元どおり咲きます。

  1. 1

    花がらを摘む

    しぼんだ花は気づいたときに摘み取ります。一通り咲き終わったら、種を採らない場合は花の付いた茎の先を切り取ります。

  2. 2

    草丈を抑える(必要な場合)

    背が高くなりすぎる場所では、6月中に茎の先を摘みます。7月以降に切るとつぼみを落とすので行いません。

  3. 3

    支柱を立てる

    倒れやすい品種や風の強い場所では、8月中に支柱を立てて茎を支えます。枝垂れる種類は高い台や石垣の上に置きます。

  4. 4

    冬に地上部を片付ける

    11月下旬から12月、茎や葉が茶色く枯れたら地際から5cmほど残して切り戻し、枯れ葉も取り除いて病害虫の越冬場所をなくします。

植え替え

植え付けと植え替えの適期は、芽が動き出す前の2〜3月か、花後の10〜11月です。苗は秋の開花期に多く出回るので、花色を確かめて買い、10〜11月にそのまま植え付けられます。庭植えは株間30cmほどで、株元の高さが周りの土と同じになるように植えます。鉢植えは根が鉢いっぱいに回るので、2年に1回を目安に植え替えます。鉢から抜いて古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根を切って、一回り大きな鉢か同じ鉢に新しい土で植え直します。

庭植えは植え替えの必要はほとんどなく、数年たって株が混み、花が小さくなってきたら掘り上げて株分けします。

よくある失敗は、真夏に植え替えて根を傷め、葉がしおれて秋に咲かないことです。植え替えは休眠期か花後に限り、植え替え後は明るい日陰で乾かさないように管理します。

  1. 1

    時期と用意するもの

    芽が動く前の2〜3月か、花後の10〜11月に行います。5〜6号の深さのある鉢、山野草用土か赤玉土と腐葉土、鉢底石、清潔なハサミを用意します。

  2. 2

    株を抜いて根を整える

    鉢から抜いて古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根や、鉢の中を回っている古い地下茎を切り取ります。

  3. 3

    高さを合わせて植える

    鉢底石を敷いて土を入れ、株元が鉢の縁より2〜3cm下になるよう高さを合わせて植えます。周りに土を足し、軽く押さえます。

  4. 4

    水やりと養生

    鉢底から流れ出るまで水を与え、2週間ほどは明るい日陰で乾かさないよう管理します。芽が伸びてきたら、午前中に日が当たる定位置へ戻します。

増やし方

家庭では株分けと挿し芽で増やせます。株分けは2〜3月の芽出し前に掘り上げ、芽が2〜3つ付くように地下茎ごと手やハサミで分けて植え付けます。小さく分けすぎるとその年の花が少なくなるので、1株に芽を3つほど残します。挿し芽は5〜6月に、伸びた茎の先を2〜3節分の長さに切り、下の葉を取って湿らせた挿し木用土に挿します。明るい日陰で乾かさなければ、1か月ほどで根が出ます。

種まきもできます。花後にできた実が茶色く熟したら種を採り、すぐにまくか、春にまきます。ただし咲くまで2〜3年かかり、園芸品種は親と同じ花にならないことが多いので、品種の花を残したい場合は株分けか挿し芽で増やします。

よくある失敗は、挿し穂を乾かしてしおれさせることで、挿したあとは透明の袋をかぶせて湿度を保つと成功しやすくなります。

  1. 1

    時期を決める

    株分けは2〜3月の芽出し前、挿し芽は5〜6月が適期です。株分けは植え替えに合わせて行うと手間が省けます。

  2. 2

    株分けする

    株を掘り上げ、芽が3つほど付くように地下茎ごと手やハサミで分けます。小さく分けすぎると、その年の花が少なくなります。

  3. 3

    挿し芽をする

    伸びた茎の先を2〜3節分の長さに切り、下の葉を取って、湿らせた挿し木用土に挿します。透明の袋をかぶせて湿度を保ちます。

  4. 4

    植え付けて育てる

    株分けした株はすぐ植え付け、乾かさないように管理します。挿し芽は1か月ほどで根が出るので、新芽が伸びたら鉢や庭に植え付けます。

病害虫対策

病害虫は少ないほうですが、夏から秋のルリタテハの幼虫、春の新芽のアブラムシ、湿った時期のナメクジに注意します。ルリタテハはホトトギスの仲間を食草とするチョウで、トゲのある黒っぽい幼虫が葉を食べ進みます。数日で葉が丸坊主になることもあるので、見つけたら割り箸などで取り除きます。アブラムシは新芽やつぼみの周りに群がるので、水で洗い流すか取り除き、数が多ければ園芸用の殺虫剤を使います。ナメクジは夜に新芽や花をかじるので、夜に見回るか誘引剤を使います。

病気では、風通しが悪いと葉に褐色の斑点が出ることがあります。傷んだ葉は早めに取り除き、株元の落ち葉を片付けて蒸れを防ぎます。

よくある失敗は、葉の食害を病気と思い込んで薬をまくことで、まず葉の裏や茎に幼虫がいないかを確かめます。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 2月植え替え・株分けの準備
  • 3月植え付け・植え替え・株分け・芽出しの肥料
  • 5月挿し芽で増やす
  • 6月草丈を抑える摘心の期限
  • 8月支柱立て・乾燥と西日対策・ルリタテハの幼虫に注意
  • 9月開花始まる・つぼみの水切れに注意
  • 10月見頃・花がら摘み・花後の肥料・苗の植え付け
  • 12月枯れた地上部の片付け

季節ごとの管理

春の管理

3月ごろ地際から新芽が出てきます。植え付け、植え替え、株分けは芽が動く前の2〜3月が適期です。芽が伸びたら緩効性肥料を少量株元に施し、新芽にアブラムシが付いていないか確かめます。5〜6月は挿し芽の適期です。

夏の管理

茎が伸びて葉が茂る時期です。西日と乾燥に弱いので、晴天が続いたら株元に水を与え、腐葉土を敷いて乾燥を防ぎます。鉢植えは明るい日陰へ移します。草丈を抑えたい場合は6月中に摘心し、8月には支柱を立てます。ルリタテハの幼虫に注意します。

秋の管理

9月から10月が開花期で、早い品種は8月下旬、遅い品種は11月まで咲きます。つぼみの付く時期は水切れに注意します。しぼんだ花は摘み取り、花後に緩効性肥料を少量施します。10〜11月は苗の植え付けにも向いています。

冬の管理

地上部が枯れて休眠します。茶色くなった茎は地際から5cmほど残して切り戻し、枯れ葉を片付けます。寒さには強く防寒はいりません。鉢植えは乾いてから数日おいて、暖かい日の午前中に軽く水を与えます。

10月の作業をくわしく知りたいときは冬の寄せ植えや秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

夏に葉の縁や先が茶色く焼けた

原因

真夏の直射日光や西日と、土の乾燥による葉焼けです。林の縁の半日陰に自生する植物で、強い日差しが苦手です。

対策

傷んだ葉は戻らないので、見苦しい葉だけ付け根から切ります。鉢植えは明るい日陰へ移し、庭植えは株元に腐葉土を敷いて乾燥を防ぎます。毎年焼ける場合は、3月の芽出し前に午後が日陰になる場所へ植え替えます。

「葉先・葉の縁が枯れる」の原因の見分け方と対処を詳しく

葉が一晩で食べられ、トゲのある黒っぽい幼虫がいる

原因

ルリタテハの幼虫です。ホトトギスの仲間はこのチョウの食草の一つで、夏から秋に葉を食べられることがあります。

対策

幼虫を見つけたら割り箸などで取り除きます。食べられた葉は戻りませんが、株元が元気なら翌春にまた芽が出ます。葉の裏や茎を夏から秋に時々確かめると、被害が広がる前に気づけます。

「虫がついた」の原因の見分け方と対処を詳しく

つぼみが付いたのに開かずに落ちる

原因

つぼみが付く8〜9月の水切れか、日照不足が多い原因です。鉢植えは夏に土が乾きやすく、乾くとつぼみが傷みます。

対策

鉢植えは朝に土を確かめ、乾いていたらたっぷり与えます。暗すぎる場所なら、午前中に日が当たる場所へ移します。翌年はつぼみの時期に乾かさないことで、花数が戻ります。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

茎が倒れて花が地面に付く

原因

日陰が強すぎて茎が細く伸びたか、草丈の高い品種が雨や風で倒れたことが考えられます。

対策

8月中に支柱を立てて茎を支えます。枝垂れる性質のジョウロウホトトギスなどは、鉢を高い台に置いたり石垣の上に植えたりして、垂れる姿を生かします。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

新芽や葉に穴があき、ぬめった跡が残る

原因

ナメクジの食害です。湿った半日陰を好むホトトギスの株元は、ナメクジの隠れ場所になりやすくなります。

対策

夜に見回って取り除くか、ナメクジ用の誘引剤を株元に置きます。株元の落ち葉や鉢の下の湿った場所を片付けると、隠れ場所が減ります。

「虫がついた」の原因の見分け方と対処を詳しく

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ホトトギスの花言葉・風水

花言葉

ホトトギスの花言葉は「秘めた意志」「永遠にあなたのもの」などとされます。林の陰で目立たずに咲きながら、毎年同じ場所で花を咲かせ続ける姿から連想されたといわれます。控えめで品のある花なので、山野草好きの方への秋の贈り物にも向いています。

風水・縁起

風水では、紫の花は品格や落ち着きをもたらす色とされ、半日陰の庭に植えると穏やかな雰囲気をつくるといわれます。根拠のある話ではないので、午前中に日が当たる半日陰と湿り気という、育ちやすさを優先して場所を選ぶのがおすすめです。

ホトトギスのよくある質問

Qホトトギスの花の見頃はいつですか?回答を見る
A

関東以西の平地では9月から10月が見頃です。早咲きの品種は8月下旬から、遅い品種や種類によっては11月まで咲きます。1本の茎の葉の付け根に次々とつぼみが付くので、咲き始めてから1か月ほど楽しめます。ジョウロウホトトギスやキバナホトトギスの仲間は、9月下旬から10月中旬ごろに咲くものが多くあります。花の時期に苗を買えば、花色を確かめて選べます。

Qホトトギスは鉢植えで育てられますか?回答を見る
A

育てられます。5〜6号の深さのある鉢に1株が目安です。山野草用土か、赤玉土に腐葉土を混ぜた水もちのよい土に植え、午前中に日が当たる明るい半日陰に置きます。鉢植えは夏に乾きやすいので、土の表面が乾いたらたっぷり与え、つぼみの時期は特に水切れに注意します。根が回るので2年に1回、2〜3月に植え替えます。冬は地上部が枯れますが、屋外で寒さに当てたまま冬越しできます。

Qホトトギスはどこに植えるのがいいですか?回答を見る
A

午前中に日が当たり、午後は日陰になる、湿り気のある場所が最適です。落葉樹の下や建物の東側がよく合います。真夏の西日が当たる場所は葉が焼けやすいので避けます。株間は30cmほどあけ、草丈が高くなる品種は花壇の中ほどか後方に植えると、前の花を隠しません。植え付けは2〜3月か10〜11月が適期で、腐葉土を3割ほど混ぜた土に植えると根付きがよくなります。

Qホトトギスの花が咲かないのはなぜですか?回答を見る
A

多い原因は、日当たりの悪さ、夏の乾燥や西日、7月以降の切り戻しの3つです。ホトトギスは茎の先と葉の付け根につぼみを付けるので、夏に茎を切り詰めると花が減ります。午前中に日が当たる場所で夏に乾かさず、茎を切らずに支柱で支えれば、翌年から咲くようになります。植え替えた年も根付くまで花が少なくなることがあります。

Qホトトギスの葉を食べる虫は何ですか?回答を見る
A

夏から秋に葉を食べ進む、トゲのある黒っぽい幼虫はルリタテハです。ルリタテハはホトトギスの仲間やサルトリイバラを食草とするチョウで、放っておくと数日で葉がなくなることがあります。見つけたら割り箸などで取り除きます。新芽が穴だらけでぬめった跡があればナメクジなので、夜に見回るか誘引剤を使います。どちらも株元の落ち葉を片付けると減らせます。

Qホトトギスに毒はありますか?回答を見る
A

強い毒性は知られていません。ただし食用の植物ではないので、子どもやペットが葉や花を口にしないよう注意します。同じユリ科でもユリ属の植物は猫に強い毒性があることが知られていますが、ホトトギス属は別の属です。心配な場合は、ペットの手が届かない場所に植えると安心です。万一たくさん食べて様子がおかしいときは、早めに医師や獣医師に相談してください。

ホトトギスを育てる人が次に読んでいるページ

10月の季節の作業と、ホトトギスの手入れで迷いやすいところに合わせて選んでいます。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

編集ポリシー

参考にしたウェブサイト