苗・株の選び方
葉の密度が高く、日中しっかり葉が開いている株を選びましょう。昼間から葉が閉じ気味の株は、水切れや根のトラブルを抱えている可能性があります。幹の曲がり仕立ては一株ごとに個性があるので、置き場所との相性で選ぶのが楽しい植物です。
Hapot編集部より
エバーフレッシュは、繊細な羽状の葉が空気のように軽やかな印象を生む、人気のインテリアツリーです。最大の特徴は「就眠運動」:夜になると葉を閉じて眠り、朝の光でまた開くという生きたリズムを毎日見せてくれます。この「眠る木」の愛らしさと、圧迫感のない涼しげな樹形で、リビングのシンボルツリーとして不動の人気を誇ります。ネムノキの仲間らしく成長は速め。水をとても好む性質で、「観葉植物は乾かし気味に」のセオリーが通用しない点が最初の関門ですが、水切れのサインが分かりやすいので、リズムさえ掴めば初心者でも十分育てられます。淡黄色のポンポンのような花や、その後の赤いサヤも隠れた楽しみです。
水やり
土の表面が乾いたらすぐたっぷり(週2-3回)
日光
間接光
適温
13-30°C
湿度
50-70%
土
水はけの良い観葉植物用土
肥料
春〜秋に月1回緩効性肥料
成長速度
速い
毒性
特筆すべき毒性は知られていない
葉の密度が高く、日中しっかり葉が開いている株を選びましょう。昼間から葉が閉じ気味の株は、水切れや根のトラブルを抱えている可能性があります。幹の曲がり仕立ては一株ごとに個性があるので、置き場所との相性で選ぶのが楽しい植物です。
レースカーテン越しの明るい室内が最適です。耐陰性はそこそこありますが、暗いと葉がまばらになり徒長します。明るさが足りているかは株が教えてくれます:日中もなんとなく葉が閉じ気味なら光不足のサインです。春〜秋は屋外の半日陰でも管理でき、風に当てると幹が締まります。真夏の直射日光は葉焼けするため遮光を。冬は13°C以上を保ち、エアコンの温風が直接当たらない場所へ(乾燥で葉がパラパラ落ちます)。
エバーフレッシュ管理の核心です。春〜秋は土の表面が乾いたら「すぐに」たっぷりと、週2〜3回、真夏は毎日が基本。ほかの観葉植物の「乾かし気味」の感覚で管理すると、あっという間に水切れします。水切れのサインは明快で、昼間なのに葉を閉じてしまったら緊急事態:すぐたっぷり与えれば半日で復活します。冬は成長が緩むので週1回程度に。年間を通して毎日の葉水が理想で、羽状の細かい葉の乾燥とハダニを同時に防げます。
赤玉土6:腐葉土3:パーライト1の、保水と排水を両立した配合が適します。水好きだからといって水はけの悪い土にすると根腐れするため、「保水力のある土に、頻繁に水をやる」が正解です。鉢底石を敷き、元肥に緩効性肥料を。乾きの速い素焼き鉢よりも、保水性のあるプラ鉢・陶器鉢のほうが水切れリスクを減らせます。
成長が速く、樹形維持には年1回の剪定が効きます。適期は5〜7月。伸びすぎた枝を、葉の付け根(節)の上でカットすると、切り口下から新芽が吹いて枝分かれします。混み合った内側の枝を抜いて風と光を通すと、全体がふんわり軽やかな樹形に。強めに切り戻しても萌芽力が高いのでしっかり吹き直します。剪定した若い枝は挿し木に使えます。
1〜2年に1回、5〜7月に。成長が速く根詰まりしやすい植物です。「水やりしてもすぐ乾く」「葉先が枯れやすくなった」は根詰まりのサイン:放置すると水切れが常態化して株が弱ります。一回り大きな鉢に、根鉢を軽くほぐして植え替えを。植え替え後は2週間ほど半日陰で養生し、水は切らさないよう注意してください。
挿し木と種まきで増やせます。挿し木は6〜7月、今年伸びた枝を10cmほどに切り、下葉を取って挿し木用土へ。発根率はやや気まぐれなので数本挿すのが現実的です。花後にできる赤いサヤの中の黒い種は、採り蒔きすると発芽率が高く、実生から育てる楽しみも。発芽後の成長は速く、数年で立派な樹形になります。
乾燥時のハダニとカイガラムシに注意します。細かい羽状葉はハダニの被害に気づきにくいため、「なんとなく葉色がくすんだ」「クモの巣状の糸がある」を見逃さないこと。毎日の葉水と、月1回のシャワー洗いが最良の予防です。カイガラムシは枝や葉軸に付くのでブラシで除去を。混んだ枝の剪定で風通しを保つことも基本の予防になります。
成長開始。肥料を開始し、植え替え・剪定は5月から。
成長最盛期。毎日の水やり・葉水を。水切れの葉閉じサインに即対応。
水やりを徐々に減らし、13°Cを下回る前に室内の定位置へ。
13°C以上を確保。暖房の乾燥に葉水で対抗。水は週1回程度に。
原因
水切れが最多。次いで根詰まり・急な環境変化・光不足。
対策
土が乾いていれば即たっぷり水を与えます(半日で回復)。土が湿っているのに閉じる場合は、根詰まり(2年以上植え替えなし)や置き場所の変化を疑い、5〜7月の植え替え・環境の固定で対処を。
原因
暖房による乾燥と13°C以下の低温の組み合わせ。
対策
エアコンの風を避けた13°C以上の場所へ移し、毎日の葉水で湿度を補います。枝が緑なら春に必ず吹き直すので、水やりを控えめにして春を待ちましょう。
エバーフレッシュの花言葉は「歓喜」「胸のときめき」。夜に葉を閉じる姿を「眠って夢を見る」ことになぞらえた、ロマンチックな由来といわれます。
細かい葉が風に揺れる姿は「良い気を循環させる」とされ、リビングや仕事場の空気を活性化する植物といわれます。夫婦円満の象徴ネムノキの仲間として、寝室に置く使い方も人気です。
何らかのストレスサインです。最も多いのは水切れで、土を確認して乾いていたらすぐたっぷり与えてください(半日ほどで開きます)。土が湿っているのに閉じている場合は、根詰まり・根腐れ・急な環境変化・光不足の可能性を順に疑います。夜に閉じるのは正常な就眠運動なので心配無用。「昼も閉じる=SOS、夜閉じる=おやすみ」と覚えてください。
水切れの繰り返し・冬の乾燥と低温・急な環境変化が三大原因です。特に冬は暖房の乾燥で葉が落ちやすく、①エアコンの風を避ける、②毎日の葉水、③13°C以上の維持、で大きく改善します。枝先が緑で弾力があれば株は生きているので、春にはふわふわの新芽が吹き直します。落葉が続く場合は根詰まりも疑い、5〜7月に植え替えを検討してください。
開花には株の充実と十分な光が必要です。若い株や光量不足の環境では咲きにくく、数年育てた株が明るい場所で体力を蓄えると、春〜夏に淡黄色のポンポン状の花を付けます。コツは①春〜秋にしっかり日光(レース越し〜屋外半日陰)、②成長期の定期的な施肥、③冬に弱らせないこと。花後には赤いサヤと黒い種が実り、種まきの楽しみにつながります。