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ジンチョウゲの育て方

Daphne odora公開日: 最終更新日:

ジンチョウゲの育て方の要点

開花
2〜3月
植えどき
10月
水やり
庭植えは根付けば雨任せ。鉢は表面が乾いたら
置き場所
半日陰

Hapot編集部より

ジンチョウゲ(沈丁花)は、半日陰でも育つ常緑の低木で、植える場所さえ最初に決めればあとの手間は少なく、早春の香りを楽しみたい人に向いています。2月下旬から3月、枝先に外側が紅紫色、内側が白い小さな花を手まりのように集めて咲かせ、離れた場所まで届く甘い香りを漂わせます。クチナシ、キンモクセイとともに三大香木に数えられ、名前は香木の沈香と、香辛料の丁子(クローブ)にたとえた香りから付いたといわれます。成長はゆっくりで、高さは1m前後のこんもりした形に自然とまとまるので、玄関まわりや庭木の足元、鉢植えにも向きます。気を付けたいのは2点で、根を切られるのを嫌うので、移植や根を崩す植え替えはできるだけ避けることと、葉や枝、樹液、実を含む全草に有毒成分があることです。子どもやペットが口にしないよう、剪定くずも片付けます。

ジンチョウゲの姿

分類・基本データ

科
ジンチョウゲ科
属
ジンチョウゲ属 Daphne
種
ジンチョウゲ
別名
沈丁花、じんちょうげ、瑞香、シロバナジンチョウゲ、フクリンジンチョウゲ、Winter daphne、Daphne odora
原産地
中国南部原産。室町時代ごろに日本へ伝わったとされ、春を告げる香りの木として庭や寺院に植えられてきました。

ジンチョウゲの育て方の5つのポイント

水やり

庭植えは根付けば雨任せ。鉢は表面が乾いたら

日光

半日陰

温度の目安

-5〜35°C程度(関東以西なら防寒不要。寒冷地は鉢で)

湿度

40-60%

土

水はけがよく、腐葉土を含んだ弱酸性の土

ジンチョウゲはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

高さ1m前後、横幅も1m前後のこんもりした樹形(大きくても1.5m程度)。鉢植えは50〜80cm。

成長の速さ

遅い(年に10〜20cm。高さ1m前後)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-5〜35°C程度(関東以西なら防寒不要。寒冷地は鉢で)

ケアのポイント

肥料

花後の4月にお礼肥、9月に少量の追肥。多肥は避ける

成長速度

遅い(年に10〜20cm。高さ1m前後)

毒性

全草(葉・枝・樹液・花・実)に有毒成分を含むとされる。子どもやペットの誤食、樹液による皮膚のかぶれに注意

移植や根を崩す植え替えはできるだけ避け、剪定は花後すぐの4月中に済ませることが長く楽しむコツです。作業のときは手袋を着け、切った枝や葉は子どもやペットの届かない場所で処分します。

育て方の詳細

苗・株の選び方

苗は、2〜3月の開花期に花やつぼみの付いた株を選ぶと、花色と香りを確かめられます。良い株は、葉が濃い緑でつやがあり、まだら模様やねじれがないもの、枝先につぼみの集まりがそろって付いているもの、株元がしっかりして下葉が落ちていないものです。白花のシロバナジンチョウゲや、葉の縁に黄色い斑が入るフクリンジンチョウゲもあります。

避けたいのは、葉にモザイク状のまだら模様が出ている株と、葉が黄色くしおれ気味で根元の土がいつも湿っている株です。ウイルス病や根の傷みのおそれがあります。

置き場所・日当たり

午前中に日が当たり、午後は明るい日陰になる場所が理想です。日当たりは好みますが、夏の強い西日や照り返しは葉焼けと根の乾燥を招くので、落葉樹の下や建物の東側が向いています。一日中日の当たらない場所では花が少なくなります。耐寒性は-5°C程度までとされ、関東以西の平地なら防寒は要りません。寒冷地では鉢植えにして、冬は凍らない軒下や玄関に置きます。鉢植えは6〜8号鉢が目安です。根が傷みやすく後から移すのが難しいので、香りを楽しめる玄関や通路の近くなど、植える場所は最初に決めておきます。

よくある失敗は、日当たりが足りないと思って株を掘り上げて移し、数か月後に枯らしてしまうことです。移せないときは、周りの木の枝を剪定して光が入るようにすると、翌年から花数が戻ります。

水やりの詳細

庭植えは植え付けから1年ほど、土の表面が乾いたら株元へたっぷり与え、根付いたあとは雨任せで育ちます。真夏に晴天が1週間以上続くときは、朝か夕方に株元へ与えます。鉢植えは表面が乾いたら鉢底から流れ出るまで与え、目安は春と秋が2〜3日に1回、夏は毎朝、冬は5〜7日に1回です。ジンチョウゲは乾燥にも過湿にも弱い植物で、特に梅雨から夏に土が湿ったままだと根腐れを起こします。受け皿に水を溜めたままにしないようにし、水はけの悪い場所では株元を高くします。

よくある失敗は、夏の水切れで葉がしおれ、慌てて毎日たっぷり与え続けて根腐れさせることです。しおれたら一度たっぷり与え、その後は表面が乾いてから与えるリズムに戻すと、根が無事な株は持ち直します。

最適な土の作り方

水はけがよく、腐葉土を含んだ弱酸性の土を好みます。鉢植えは赤玉土小粒6、腐葉土3、鹿沼土小粒1の配合か、市販の花木用培養土を使い、鉢底に鉢底石を2〜3cm敷きます。庭植えは根鉢の2倍の幅と深さの穴を掘り、掘った土に腐葉土を3割ほど混ぜて植えます。水が溜まりやすい粘土質の場所は根腐れの原因になるので、10〜15cmほど盛り土をして高植えにします。植える前に土の水はけを確かめ、穴に水を注いで半日たっても引かない場所は避けます。石灰は混ぜなくて構いません。

剪定・切り戻し

ジンチョウゲは自然に丸くまとまる木で、毎年の強い剪定は必要ありません。花芽は夏に枝先で作られるので、剪定は花が終わった直後の4月中に済ませます。遅くとも5月までに終え、7月以降に枝先を切ると翌春の花がなくなります。花後は、樹形から飛び出した枝を枝分かれの上で切り戻し、混み合った枝や枯れ枝を付け根から抜きます。成長が遅く、深く切り込むと回復に時間がかかるので、切るのは全体の3分の1までにとどめます。樹液に触れるとかぶれることがあるので、手袋を着けて作業します。

よくある失敗は、秋に生け垣と一緒に刈り込んで、翌春ほとんど咲かないことです。翌年は剪定を花後に移せば、その年に伸びた枝の先に花芽が付き、花が戻ります。

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    時期と道具を確かめる

    花が終わった直後の4月中に行います。剪定バサミと手袋を用意し、樹液に直接触れないようにします。7月以降は枝先を切りません。

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    飛び出した枝を切る

    丸い樹形から飛び出した枝を、枝分かれのすぐ上で切り戻します。外側に向かう枝を残すと、自然な形にまとまります。

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    混んだ枝を抜く

    枯れ枝、内側へ向かう枝、交差する枝を付け根から切り、株の中まで光と風が通るようにします。

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    切りすぎない

    切る量は全体の3分の1までにとどめます。切った枝や葉は、子どもやペットの届かない場所で処分します。

植え替え

ジンチョウゲは太い根が中心で細かい根が少なく、根を切られると回復しにくいため、移植を嫌います。庭への植え付けは、3月下旬から4月か、9月下旬から10月が適期です。苗は根鉢を崩さずにそのまま植え、植えたあとは動かさないつもりで場所を決めます。鉢植えは2〜3年に1回、花後の4月か9月下旬に、根鉢を崩さず一回り大きな鉢へ移す「鉢増し」にします。根の周りの古い土を落としたり、根を切ったりするのは避けます。

よくある失敗は、根詰まりした鉢の根を大きくほぐして植え替え、夏前に葉がしおれて枯れることです。植え替え直後に元気がないときは、明るい日陰に置いて水やりを控えめにし、肥料を与えずに新芽が動くのを待ちます。

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    時期と用意するもの

    花後の4月か9月下旬に行います。一回り大きな鉢、花木用培養土、鉢底石、手袋を用意します。根を切る作業はしません。

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    鉢から抜く

    鉢の側面を軽くたたき、根鉢を崩さないようにそっと抜きます。根鉢はほぐさず、鉢底の黒く傷んだ根だけを取り除きます。

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    鉢増しする

    鉢底石を2〜3cm敷いて土を入れ、根鉢の上面が鉢の縁より2〜3cm下になるように据えて、周りに土を足して隙間を埋めます。

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    水やりと養生

    鉢底から流れ出るまで水を与え、2週間ほどは明るい日陰で休ませます。肥料は新芽が伸び始めてから少量与えます。

増やし方

家庭で増やすなら挿し木が向いており、ジンチョウゲは比較的根が出やすい木です。適期は2回あり、3月下旬から4月に前年の枝を使う方法と、6〜7月に春に伸びた若い枝を使う方法があります。枝先を10cmほどに切り、下の葉を落として上の葉を3〜4枚残し、切り口を斜めに切り直して30分ほど水に浸けます。鹿沼土小粒などの清潔な用土に挿し、明るい日陰で乾かさないように管理すると、1〜2か月で根が出ます。日本で出回る株の多くは雄株で実がほとんど付かないため、種まきでは増やせません。樹液でかぶれることがあるので、手袋を着けて作業します。

よくある失敗は、挿し穂を直射日光の当たる場所に置いて、根が出る前にしおれさせることです。挿し穂を作り直し、明るい日陰で風の当たらない場所に置けば、うまく発根します。

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    時期と用意するもの

    3月下旬から4月、または6〜7月に行います。清潔なハサミ、鹿沼土小粒などの挿し木用土、3号ポット、手袋を用意します。

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    挿し穂を作る

    枝先を10cmほどに切り、下半分の葉を落として上の葉を3〜4枚残します。切り口を斜めに切り直し、30分ほど水に浸けます。

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    挿す

    湿らせた用土に割りばしで穴をあけ、挿し穂を3〜4cmの深さに挿して、指で軽く押さえて土となじませます。

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    発根まで管理する

    明るい日陰の風の当たらない場所に置き、土を乾かさないようにします。1〜2か月で根が出たら、1本ずつ鉢に植え替えます。

病害虫対策

ジンチョウゲで最も気を付けたいのは、葉にモザイク状のまだら模様が出てねじれるウイルス病です。治す薬はなく、アブラムシが汁を吸うときに広げるので、春と秋の新芽に付くアブラムシを早めに防ぐことが一番の予防です。症状が出た枝は切り取り、株全体に広がった場合は抜き取って処分し、使ったハサミは消毒します。そのほか、枝や葉にカイガラムシが付くことや、梅雨から夏の過湿で根が傷み、白い糸状のカビが根に広がる白紋羽病で急に枯れることがあります。水はけをよくし、株元に落ち葉を溜めないようにします。

よくある失敗は、葉のまだら模様を栄養不足と思い込んで肥料を与え続けることです。肥料では治らないので、症状の出た枝を切ってアブラムシを防除し、ほかの株への広がりを止めます。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 2月開花・香りを楽しむ
  • 3月開花・下旬から挿し木ができる
  • 4月花後すぐ剪定・お礼肥・鉢増し
  • 6月挿し木・梅雨の過湿に注意
  • 7月ここから枝先は切らない
  • 9月追肥・秋のアブラムシに注意
  • 10月植え付け(根鉢を崩さない)
  • 12月つぼみを寒風から守る

季節ごとの管理

春の管理

2月下旬から3月が開花期です。花が終わったらすぐ、4月中に剪定し、お礼肥を少量施します。鉢は表面が乾いたら水を与え、午前中に日が当たる場所に置きます。新芽に付くアブラムシを見回り、葉のまだら模様にも注意します。

夏の管理

夏は翌春の花芽ができる時期で、枝先は切りません。鉢は毎朝、土の乾き具合を見て水を与えますが、受け皿に水を溜めないようにします。肥料は与えず、西日の当たらない半日陰に置きます。梅雨の過湿で根腐れしやすい時期です。

秋の管理

9月に緩効性肥料を少量施します。鉢は表面が乾いたら水を与え、日当たりのよい場所に戻します。枝先に丸いつぼみの集まりができていれば、翌春の花は順調です。秋の新芽にもアブラムシが付くので、見つけたら取り除きます。植え付けは9月下旬から10月にできます。

冬の管理

12月から2月はつぼみがふくらむ時期です。鉢は土が乾いたら暖かい日の午前中に水を与え、冬は肥料を与えません。関東以西なら屋外で冬越しでき、寒冷地では鉢を凍らない軒下や玄関へ移します。寒風でつぼみが傷むので、北風の当たる鉢は場所を変えます。

11月の作業をくわしく知りたいときは冬の防寒対策や秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

葉にまだら模様が出て縮れる

原因

アブラムシが広げるウイルス病(モザイク症状)。治す薬はなく、肥料不足ではない。

対策

症状の出た枝を切り取り、ハサミは使うたびに消毒します。春と秋の新芽に付くアブラムシを早めに防除し、株全体に広がった場合は抜き取って処分します。

急に葉がしおれて株が枯れる

原因

梅雨から夏の過湿による根腐れ、または根に白い糸状のカビが広がる白紋羽病。移植や植え替えで根が傷んだ直後にも起こりやすい。

対策

水やりを控え、受け皿の水を捨てて水はけを改善します。株全体がしおれた場合は回復が難しいので、元気な枝を挿し木にして株を残します。白紋羽病が出た場所には植え直さないようにします。

花が咲かない・つぼみが付かない

原因

7月以降の剪定や秋の刈り込みで花芽を落としている、または一日中日が当たらない。移植で根が傷んだ株も花が減る。

対策

剪定は花後の4月中に済ませ、夏以降は枝先を切りません。周りの枝を整理して午前中に日が当たるようにすると、翌春から咲きやすくなります。

下葉が黄色くなって落ちる

原因

春の新芽が伸びるころに古い葉が入れ替わる自然な落葉。株全体で多い場合は、過湿や根詰まりで根が弱っている。

対策

新芽が元気なら心配いりません。株全体の葉が黄色い場合は、水やりを表面が乾いてからに改め、鉢植えは花後か9月下旬に根鉢を崩さず鉢増しします。

植え替えや移植のあとに元気がなくなる

原因

根を切られるのを嫌う性質のため、根鉢を崩したり根を切ったりすると、水を吸えずにしおれる。

対策

明るい日陰に置いて直射日光と風を避け、水やりは表面が乾いてからにします。肥料は新芽が動くまで与えず、回復を待ちます。次からは根鉢を崩さない鉢増しにします。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ジンチョウゲの花言葉・風水

花言葉

ジンチョウゲの花言葉は「栄光」「不死」「不滅」「永遠」などとされます。常緑で一年中葉を落とさず、寒い時期から長く香りを放つ姿から「不死」「永遠」の意味が付いたといわれます。「栄光」は、属名のダフネがギリシャ神話で月桂樹に姿を変えた女神ダフネに由来し、月桂樹が勝利の象徴であることにちなむともいわれます。

風水・縁起

風水では、香りの強い花は悪い気を払い、良い気を呼び込むとされ、ジンチョウゲは玄関や門の近くに植えると良いといわれることがあります。冬から春へ季節が変わる時期に咲くことから、新しい運を開く木ともされます。根拠のある話ではないので、半日陰で水はけがよく、後から動かさなくてよい場所を優先して選びます。

ジンチョウゲのよくある質問

Qジンチョウゲの剪定時期はいつですか?回答を見る
A

花が終わった直後の4月中が適期で、遅くとも5月までに済ませます。ジンチョウゲは夏に枝先で翌春の花芽を作るため、7月以降に枝先を切ると花がなくなります。もともと丸くまとまる木なので、樹形から飛び出した枝を枝分かれの上で切り戻し、混み合った枝や枯れ枝を抜く程度で十分です。成長が遅いので、一度に切るのは全体の3分の1までにします。樹液でかぶれることがあるため、手袋を着けて作業します。

Qジンチョウゲの花が咲かない原因は何ですか?回答を見る
A

多い原因は、夏以降の剪定、日当たり不足、根の傷みの3つです。花芽は夏に枝先にできるので、秋に刈り込むと翌春の花がなくなります。一日中日が当たらない場所では花芽が付きにくく、移植や植え替えで根が傷んだ株は、しばらく花が減ることがあります。肥料の与えすぎも枝葉ばかり茂る原因です。剪定を花後の4月に移し、周りの枝を整理して午前中の日が当たるようにすると、翌春から咲きやすくなります。

Qジンチョウゲに毒はありますか?回答を見る
A

葉や枝、樹液、花、実を含む全草に有毒成分を含むとされ、口にすると危険です。誤って食べると口の中の刺激や、吐き気、下痢などを起こすおそれがあり、特に赤く熟す実は子どもが口にしやすいので注意が必要です。日本の株はほとんどが雄株で実はまれですが、実が付いたら早めに取り除きます。樹液に触れると肌がかぶれることがあるので、剪定や挿し木は手袋をして行います。犬や猫がかじらない場所に植え、切った枝や葉も片付けます。

Qジンチョウゲは移植できますか?回答を見る
A

できなくはありませんが、根を切られるのを嫌うため、枯れることが多い作業です。ジンチョウゲは太い根が中心で細かい根が少なく、掘り上げで根を失うと回復しにくい木です。どうしても移す場合は、3月下旬から4月か、9月下旬から10月に、根鉢をできるだけ大きく付けて掘り上げ、崩さずに植えます。植えたあとは明るい日陰で乾かさないように管理し、肥料は新芽が動くまで与えません。確実に残したいときは、事前に挿し木で予備の株を作っておくと安心です。

Qジンチョウゲは鉢植えでも育てられますか?回答を見る
A

育てられます。6〜8号鉢で高さ50〜80cmほどに保てます。午前中に日が当たり、夏は西日の当たらない半日陰に置きます。鉢は乾きやすい一方で過湿にも弱いので、表面が乾いてから鉢底から流れ出るまで与え、受け皿の水は捨てます。根をいじられるのを嫌うため、植え替えは2〜3年に1回、根鉢を崩さず一回り大きな鉢に移す鉢増しにします。寒冷地では、冬に凍らない軒下や玄関へ移せるのも鉢植えの利点です。

Qジンチョウゲが急に枯れるのはなぜですか?回答を見る
A

多くは根の傷みが原因で、過湿による根腐れや白紋羽病、移植のダメージが考えられます。ジンチョウゲは根が少なく、梅雨から夏に土が湿ったままになると根が傷み、ある日急に葉がしおれて枯れ込むことがあります。株元の土を少し掘り、根に白い糸状のカビが広がっていれば白紋羽病が疑われます。症状が軽ければ水やりを控えて様子を見ますが、株全体がしおれた場合は回復が難しいので、元気な枝を挿し木にして株を残します。

Qジンチョウゲの開花時期はいつですか?回答を見る
A

関東以西の平地では、2月下旬から3月に咲きます。つぼみは前年の秋から枝先に付いていて、冬の間にふくらみ、暖かくなると次々に開いて、半月から1か月ほど香りが続きます。寒冷地では3月から4月になります。花は外側が紅紫色、内側が白で、白花のシロバナジンチョウゲもあります。花が終わったら4月中に剪定とお礼肥を済ませると、翌年もよく咲きます。

ジンチョウゲに関係するナレッジ

ジンチョウゲの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

ジンチョウゲを育てる人が次に読んでいるページ

11月の作業と、ジンチョウゲの手入れで迷ったときに役立つページです。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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