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花卉中級者向け

ユリの育て方

Lilium spp.公開日: 最終更新日:

ユリの育て方の要点

開花
6〜8月
植えどき
10〜11月
水やり
乾いたらたっぷり(極端な乾燥は苦手)
置き場所
半日陰

Hapot編集部より

ユリは、球根3個分の深さに植えるという一点さえ守れば、秋に植えて翌夏に咲き、数年植えっぱなしで年々豪華になる、中級者向きながら意外なほど家庭向きの球根植物です。一輪で空間の格を変える香りと花容は「花の女王」バラと双璧で、カサブランカに代表されるオリエンタル系の芳香と豪華さ、スカシユリ系の色彩とタフさ、日本自生のヤマユリやテッポウユリの気品と、系統ごとの個性も奥深い世界です。ほかの球根と違う最大の特徴が「上根(うわね)」で、茎からも根が出て養分を吸うため、深植えを知らないと本領を発揮しません。「深く植えて、頭は日なた、足元は涼しく」を覚えれば、真夏の庭に女王の香りが立ちます。耐寒性は強く-10°Cまで耐える系統も多い一方、猫にとっては花粉や花瓶の水でも腎不全を起こす危険な植物なので、猫のいる家庭では栽培も切り花も避けてください。

ユリの姿

分類・基本データ

科
ユリ科
属
ユリ属 Lilium
種
ユリ
別名
百合、ゆり、カサブランカ、テッポウユリ、スカシユリ、ヤマユリ
原産地
北半球に広く分布。日本は自生種の宝庫で、世界の園芸ユリの親となりました。

ユリの育て方の5つのポイント

水やり

乾いたらたっぷり(極端な乾燥は苦手)

日光

半日陰

温度の目安

-10-30°C(系統により差。総じて耐寒性強)

湿度

40-60%

土

水はけの良い深い土(深植えが前提)

ユリはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

50cm(矮性スカシユリ)〜2m(ヤマユリ・オリエンタル系)。深鉢なら鉢栽培も可。

成長の速さ

秋植えで初夏〜夏に開花。数年で株が充実

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-10-30°C(系統により差。総じて耐寒性強)

ケアのポイント

肥料

植え付け時の元肥+芽出しと花後に追肥

成長速度

秋植えで初夏〜夏に開花。数年で株が充実

毒性

猫に極めて危険(花粉・花瓶の水でも腎不全の恐れ)。猫のいる家庭は栽培・切り花とも回避を

「球根3個分の深植え」がユリ栽培の第一条。猫がいるご家庭では、庭・切り花ともユリ科を避けるのが安全です。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い球根は、大きく重みがあること、鱗片がふっくらと締まって隙間がないこと、底の根が乾ききらず生きていることの3点で見分けます。ユリは球根の大きさが花の豪華さに正直に出ます。

避けたいのは、乾いてカサカサになった見切り品と、鱗片に茶色や黒のシミやカビがある球根の2つです。初心者はスカシユリ系(丈夫でカラフル、香り控えめ)かテッポウユリ系から始め、香りの女王を求めるならオリエンタル系(カサブランカ)を深鉢で育てます。購入は10月の入荷直後が最も状態が良く、買ったらすぐ植えてください。

置き場所・日当たり

「頭は日なた、足元は日陰」がユリの理想です。花には1日4〜5時間以上の日照が必要ですが、球根は地温が25°Cを超える環境を嫌うため、株元に低い草花を植えるか、東向きの半日陰が最適解になります。オリエンタル系(カサブランカなど)は特に西日を嫌い、スカシユリ系は日なたに強めです。深い根張りのため、耕土の深い場所か深さ30cm以上の深鉢を用意します。連作を嫌うので、ユリの後にユリは3〜4年空けてください。耐寒性は強く、寒冷地でも防寒なしで越冬する系統がほとんどです。

よくある失敗は、南向きの壁際で夏の地温が上がり、葉が下から黄変して球根が痩せることです。株元にバークチップを3cm敷き、鉢植えなら午後に日陰になる場所へ移すと、翌年の花数が戻ります。草丈1mを超える系統は支柱を添えて倒伏を防ぎます。

水やりの詳細

春の芽出しから開花までは、土の表面が乾いたら鉢底から流れるまでたっぷり与えます。この時期の水切れはつぼみの数と花の大きさに直結するため、鉢植えは春に2〜3日に1回、開花前の6〜7月は毎日確認してください。夏の開花後も葉が枯れるまでは通常の管理を続け、球根を太らせます。休眠期(秋〜冬)も土中の球根は乾きすぎを嫌うため、鉢植えは月に2〜3回の水やりを忘れずに、庭植えは降雨に任せます。ユリの球根は乾物ではなく生ものと覚えてください。失敗しやすいのは、冬に地上部がないからと鉢を完全に乾かし、春に芽が出ないか出ても細く小さいことです。芽が出た時点で気づいたら、乾かさないよう管理して芽出し肥を与えれば、その年は小さくても翌年に回復します。水やりは株元に注ぎ、花や葉に水をかけると灰色かび病の元になります。

最適な土の作り方

深植えこそユリの生命線です。ユリは球根の上の茎からも根(上根)を出して養分を吸うため、球根の高さ3個分(15〜20cm)の深さに植えます。浅植えは生育不良と倒伏の元です。植え付けは10〜11月で、深さ30cm以上を耕し、腐葉土を土の3割ほど混ぜ、元肥の緩効性肥料は球根に直接触れない位置に入れます。自分で配合するなら赤玉土(中粒)5、腐葉土3、軽石2が目安で、鉢は深鉢に1球が基本、鉢底石を3cm敷きます。市販の球根用培養土も使えます。購入した球根は乾かさず、すぐ植えるのが鉄則で、乾燥に弱い無皮の鱗茎です。

剪定・切り戻し

開花中は雄しべの花粉を摘み取ると、花が長持ちし衣類の汚れも防げます。つぼみが開いた朝にティッシュでつまんで外すのが切り花と同じ作法です。花が終わったら花首だけを切って種を作らせず、茎と葉は黄変するまで残して球根を育てます。葉は6〜8週間かけて球根に養分を送るため、この期間に茎を切ると翌年の花が小さくなります。秋に地上部が完全に枯れたら地際で切って越冬に入ります。

よくある失敗は、花後に見た目が悪いからと茎を地際で切り、翌年の花が半分以下に減ることです。この場合は翌春に芽出し肥をしっかり与え、花後は葉を枯れるまで残す管理を1〜2年続けると球根が回復します。切り花にするときは、葉を茎の下3分の1以上残して切ると球根の消耗を抑えられます。

  1. 1

    時期と道具を用意する

    花粉摘みは開花中の6〜8月に毎朝、花首切りは花が終わった直後、地上部の整理は秋に行います。清潔なハサミ、ティッシュ、手袋を用意します。

  2. 2

    開いた花の花粉を摘む

    つぼみが開いた朝、雄しべの先の花粉をティッシュでつまんで外します。花が長持ちし、衣類や猫への花粉の付着も防げます。花びらには触れないようにします。

  3. 3

    咲き終わった花首だけを切る

    しおれた花は花首の付け根でハサミを入れ、種を作らせないようにします。茎と葉は残してください。地際で切ると翌年の花が小さくなります。

  4. 4

    枯れた葉と茎を秋に整理する

    葉が黄変して枯れるまで6〜8週間待ち、地上部が完全に枯れたら地際で切ります。切った茎にウイルス病の疑いがあれば、ハサミを消毒してから次の株に移ります。

  5. 5

    お礼肥を与えて球根を養う

    花首を切った後、株元に緩効性肥料をお礼肥として施し、葉が枯れるまで水やりを続けます。株元をマルチングして地温を抑えると球根がよく太ります。

植え替え

植え付けは10〜11月で、最低気温が15°C以下になってからが目安です。球根の高さ3個分(15〜20cm)の深さ、株間は15〜20cmで、鉢植えは深鉢に1球が基本です。植えっぱなしで数年育つ球根ですが、鉢植えは2年に1回、庭植えも3〜4年したら10〜11月に掘り上げて植え直します。分球した子球の整理を兼ね、掘り上げた球根は乾かさないよう、湿らせたピートモスと一緒に保管してすぐ植え付けます。失敗しやすいのは、掘り上げた球根をチューリップのように乾燥保存し、鱗片がしなびて春に芽が出ないことです。しなびが軽ければ湿らせたバーミキュライトに1週間埋めて水分を戻してから植えると持ち直すことがあります。植え付け後はたっぷり水を与え、冬も月2〜3回は土を湿らせて球根を乾かさないでください。

  1. 1

    時期と道具を用意する

    植え付けは10〜11月です。球根、深さ30cm以上の深鉢か花壇、腐葉土、赤玉土、軽石、鉢底石、緩効性肥料、移植ごてを用意します。球根は買ったらすぐ植えます。

  2. 2

    深く耕して用土を作る

    花壇は深さ30cm以上耕し、腐葉土を土の3割混ぜます。鉢は鉢底石を3cm敷き、赤玉土5、腐葉土3、軽石2の用土を入れます。元肥は球根に触れない下の層に置きます。

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    球根3個分の深さに植える

    球根の頭が土の表面から15〜20cm下になる深さに、尖った方を上にして置きます。鉢は深鉢に1球、花壇は株間15〜20cmを取ります。浅植えは倒伏の元です。

  4. 4

    土をかぶせて水を与える

    球根の周りに土を入れ、表面まで埋め戻します。鉢底から流れるまでたっぷり水を与え、土が沈んだら足します。ラベルに系統と植えた日を書いておきます。

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    冬も乾かさず春を待つ

    日当たりの良い場所に置き、鉢植えは冬も月2〜3回水を与えて球根を乾かさないようにします。3月に芽が出たら芽出し肥を施し、通常の水やりに戻します。

増やし方

分球(自然に増える)と木子(茎の地中部に付く小球)が手軽です。10〜11月の植え直しの際に、親球の脇に付いた子球や、茎の地中部に付いた直径1cmほどの木子を外して植えます。子球は深さ10cmで植えて1〜2年、木子は2〜3年で開花サイズに育ちます。上級者の楽しみとして鱗片挿しがあり、球根の外側の鱗片を1枚ずつ外し、湿らせたバーミキュライトに半分埋めて20-25°Cで管理すると、2〜3か月で小球が生まれます。1球から数十の子孫が作れるユリならではの繁殖法です。失敗しやすいのは、鱗片を乾かしすぎるか湿らせすぎて腐らせることです。バーミキュライトは握って水が出ない程度の湿り気にし、ビニール袋に入れて暗所に置くと安定します。開花サイズまでは2〜3年の養成が必要です。

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    時期と道具を準備する

    分球と木子の採取は10〜11月の植え直し時に行います。移植ごて、清潔なハサミ、湿らせたバーミキュライト、ビニール袋、ラベルを用意します。

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    球根を掘り上げて子球を外す

    茎を切った株の周囲から深く掘り、球根を傷つけないよう取り出します。親球の脇に付いた子球と、茎の地中部に付いた直径1cmほどの木子を手で外します。

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    子球と木子をすぐ植える

    子球は深さ10cm、木子は深さ5cm、間隔10cmで親球とは別の場所に植えます。乾燥に弱いので掘り上げた当日に植え、たっぷり水を与えます。

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    鱗片挿しで小球を作る

    外側の鱗片を1枚ずつ外し、湿らせたバーミキュライトに半分埋めてビニール袋に入れ、20-25°Cの暗所に置きます。2〜3か月で鱗片の根元に小球ができます。

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    2〜3年かけて育てる

    小球は翌春に深さ5cmで植え、葉が枯れるまで液肥を月2回与えて育てます。開花サイズになるまで2〜3年かかるので、毎秋深く植え直しながら養成してください。

病害虫対策

最重要はユリクビナガハムシ(赤い甲虫で成虫・幼虫とも葉を食害)とアブラムシ(ウイルス病を媒介)です。見つけ次第捕殺し、幼虫は黒い糞の塊ごと拭い取ります。春の4〜5月から週1回の見回りを始めてください。葉にモザイク模様が出たウイルス病の株は治療できないため、掘り上げて処分し、ハサミと手指を消毒します。梅雨時は葉枯病(ボトリチス)が出やすく、発症葉の除去と風通しで対応します。連作土壌の球根腐敗は3〜4年の輪作で予防します。失敗例で多いのは、5月にハムシを放置して6月に葉がほとんど食べられ、花が咲かず球根が痩せることです。その年は残った葉を守りつつ液肥で球根を養い、翌春は芽が出た直後から見回りを徹底すれば回復します。猫への強い毒性があるため、庭の配置と切り花の飾り場所には必ず配慮してください。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
種蒔き
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 3月芽出し確認・芽出し肥・支柱の準備
  • 6月スカシユリ系の開花スタート
  • 7月オリエンタル系開花・花粉摘み・花首切り
  • 8月お礼肥・葉を残して球根を太らせる
  • 10月植え付け・植え直し適期(深植え厳守)
  • 11月植え付け完了・地上部の枯れ整理

季節ごとの管理

春の管理

3月に芽が出たら芽出し肥を与え、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。日当たりの良い場所で株元は涼しく保ち、高性種は支柱を準備します。4月からユリクビナガハムシとアブラムシの見回りを週1回始めてください。

夏の管理

開花の本番です。水は毎日確認して乾いたらたっぷり与え、花後に緩効性肥料をお礼肥として施します。株元をマルチングして地温の上昇を防ぎ、西日を避けます。花粉摘みと花首切りで球根を守り、梅雨の葉枯病は発症葉を早めに取ります。

秋の管理

地上部が枯れたら地際で切ります。10〜11月は植え付けと植え直しの適期で、深植えを厳守し、元肥を球根に触れない位置に入れます。水は植え付け後にたっぷり与え、日当たりの良い場所を選びます。掘り上げた球根は乾かさないよう注意してください。

冬の管理

土の中で休眠します。鉢植えは月2〜3回水を与えて乾かしすぎを防ぎ、庭植えは降雨に任せます。肥料は不要で、-10°C程度までは防寒なしで越冬します。凍結で土が持ち上がる地域は株元に腐葉土を敷き、球根が露出しないようにします。

10月の作業をくわしく知りたいときは秋植え球根の植え方や冬の寄せ植えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

赤い甲虫が葉を食い荒らしている

原因

ユリクビナガハムシ。成虫・幼虫(黒い糞を背負う)ともユリ専門の食害虫。

対策

見つけ次第捕殺します(動きは鈍め)。幼虫は糞の塊ごと拭い取りを。放置すると葉がなくなり球根が痩せるため、4月からの週1回の見回りが肝心です。

茎が倒れて花が地面に付く

原因

浅植えで上根が張れていない、日照不足による徒長、または高性種の支柱不足。

対策

支柱を立てて麻ひもで茎を2〜3か所結びます。秋の植え直しで球根3個分の深さに植え、株元の日照を確保すれば翌年は自立します。1mを超える系統は芽出しの時点で支柱を添えてください。

つぼみが黄色くなって開かずに落ちる

原因

開花前の水切れ、高温、または日照不足。鉢植えで起きやすい。

対策

6〜7月は毎日土を確認して乾いたらたっぷり与え、午後は日陰になる場所へ移します。落ちたつぼみは戻りませんが、株を養えば翌年は正常に咲きます。株元のマルチングも有効です。

梅雨時に葉に茶色い斑点が広がり枯れ上がる

原因

葉枯病(ボトリチス)。多湿と風通しの悪さで広がる。

対策

発症した葉を早めに取り除き、株の間隔を空けて風通しを確保します。水は株元に与え、葉を濡らさないようにします。多発するなら発生初期に殺菌剤を散布してください。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ユリの花言葉・風水

花言葉

ユリ全体の花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」です。白ユリがキリスト教で聖母マリアの純潔の象徴とされ、受胎告知の絵画に描かれてきたことが「純粋」「無垢」の由来で、堂々と咲く大輪の姿が「威厳」を表します。色別では白が「純潔」、オレンジが「華麗」「愉快」、ピンクが「虚栄心」、黄色が「偽り」「陽気」とされ、冠婚葬祭すべてに立つ格の花です。

風水・縁起

風水では凛と立つ大輪は「高貴な陽の気」の象徴とされ、玄関に活けたユリは来客運と家格を上げるといわれます。中国では「百合」の字が「百年和合」に通じることから、夫婦円満や良縁を招く花として結婚の祝いに用いられてきました。香りが強いため寝室は控えめにし、リビングや玄関に飾るのが向きます。白は浄化、ピンクは恋愛運、黄色は金運を助ける色とされます。

ユリのよくある質問

Qユリの花が去年より減り、年々小さくなります。回答を見る
A

球根の消耗サイクルに入っています。原因は浅植え(上根が働けず球根が痩せる)、花後の管理不足(茎を早く切った、お礼肥を与えていない)、連作や過密、夏の地温上昇の4つです。対処は10〜11月に掘り上げて球根3個分の深さに植え直し、花後は花首だけ切って葉を枯れるまで残し、緩効性肥料をお礼肥として与え、3〜4年ごとに場所替えか分球整理をし、株元をマルチングで涼しく保つことです。この4点を整えると2年目から花が戻ります。ユリは植えた年より2〜3年目が本番の花です。

Q猫を飼っています。ユリは本当に危険ですか?回答を見る
A

はい、猫にとってユリ科(ユリ属・ワスレグサ属)は最も危険な植物のひとつです。花、葉、茎、花粉、さらには活けた花瓶の水まで、ごく少量の摂取や、体に付いた花粉の毛づくろいだけでも急性腎不全を起こし、死に至る例が報告されています。猫のいる家庭では、庭植え、鉢、切り花のすべてを避けるのが唯一の安全策で、猫にとって届かない場所は存在しないと考えてください。代替として猫に安全な花にはバラ、ガーベラ、キンギョソウ、ラン類があります。万一かじった痕跡があれば、症状がなくても直ちに動物病院へ連れて行ってください。

Qユリの球根はいつ掘り上げて、どう保存すればいいですか?回答を見る
A

基本は掘り上げず植えっぱなしで、鉢植えは2年に1回、庭植えは3〜4年に1回、10〜11月に掘り上げてすぐ植え直します。チューリップと違い、ユリの球根は皮のない鱗茎で乾燥に弱いため、乾かして保存する方法は向きません。やむを得ず保管するなら、湿らせたピートモスかバーミキュライトと一緒にビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で2〜4週間以内にとどめてください。掘り上げの際に外れた子球と木子は、そのまま別の場所に植えて2〜3年育てると開花サイズになります。

Qユリの花粉が服に付いてしまいました。落とし方は?回答を見る
A

水で濡らしたり手でこすったりせず、まずセロハンテープや粘着クリーナーで乾いたまま花粉を取り除いてください。こすると色素が繊維に染み込んで落ちにくくなります。その後、残った色は中性洗剤で部分洗いし、日光に当てると薄くなります。予防には、つぼみが開いた朝に雄しべの先の花粉をティッシュでつまんで取るのが一番で、花も長持ちします。花粉を取る際は花びらに触れないよう注意し、取った花粉は猫が触れないよう密封して捨ててください。

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この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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