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タイムの育て方

Thymus vulgaris公開日: 最終更新日:

タイムの育て方の要点

植えどき・種まき
4月・9月
収穫
4〜5月・10月
水やり
土がしっかり乾いてから(乾燥を好む)
置き場所
直射日光

Hapot編集部より

タイムは、乾燥と日光を好み、梅雨前に刈り込むだけで何年も収穫が続く、水やりを忘れがちな人や料理にハーブを使いたい人に向いた常緑のハーブです。小さな葉に凝縮された清涼な香りが肉や魚料理を引き立て、料理用のコモンタイムを一鉢置けば、煮込みにひと枝、ローストにひと束と「使う分だけ摘む」生活が始まります。這って広がるクリーピングタイムは、踏むと香る芝生やグランドカバーとして庭づくりでも人気です。原産は地中海の乾いた岩場で、ローズマリーと同じく乾燥を好み多湿を嫌う性質です。水はけと風通しさえ確保すれば、耐寒性も強く-10°C程度まで屋外で越冬し、常緑なので冬も収穫できます。日本での唯一の関門は梅雨の蒸れで、5〜6月に株の3分の1から半分を刈り込んで風の通り道を作ることが、タイムと長く付き合うための年間で最も大切な作業です。刈った枝はドライにすれば1年近く香りが持ちます。

タイムの姿

分類・基本データ

科
シソ科
属
イブキジャコウソウ属 Thymus
種
タイム
別名
コモンタイム、クリーピングタイム、レモンタイム、立麝香草
原産地
地中海沿岸原産。古代ギリシャで「勇気」の象徴とされた歴史あるハーブです。

タイムの育て方の5つのポイント

水やり

土がしっかり乾いてから(乾燥を好む)

日光

直射日光

温度の目安

-10-30°C(耐寒性強。蒸し暑さが苦手)

湿度

30-50%

土

水はけの良いアルカリ寄りの土

タイムはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

立性は15〜30cm、這性は高さ5cmで横に広がる。鉢・花壇・グランドカバーに。

成長の速さ

中(常緑で周年収穫可)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-10-30°C(耐寒性強。蒸し暑さが苦手)

ケアのポイント

肥料

ほぼ不要(春に緩効性肥料を少量で十分)

成長速度

中(常緑で周年収穫可)

毒性

食用ハーブ

ローズマリーと同じ「乾燥・日光・風通し」が基本です。梅雨前の刈り込みだけ守れば、何年も台所を支えてくれます。

育て方の詳細

苗・株の選び方

用途で種類を選びます。料理用なら香りの正統派「コモンタイム」、グランドカバーには這性の「クリーピングタイム」、香りの変化球なら「レモンタイム」です。良い株の見分け方は3点で、葉色が濃く緑が均一であること、株元の枝が密で蒸れや枯れ込みがないこと、ポットを持ち上げたときに株がぐらつかず根が張っていることです。

避けたいのは、株の内側が茶色く枯れ込んでいる株と、茎がひょろひょろと間延びして節間が長い株で、前者は蒸れで根が傷んでいる可能性があり、後者は日照不足で育ったため香りが薄く倒れやすいです。春から初夏に出回る小さな苗を選び、素焼き鉢に植え替えて日なたで育てるのが最も確実です。

置き場所・日当たり

日当たりと風通しの良い場所が必須です。1日5時間以上の日照が香りの濃さに直結し、乾いた環境ほど調子が良くなります。地植えなら水はけの良い場所に10cmほど土を盛って植え、ロックガーデンは理想的な環境です。鉢なら素焼き鉢で、雨の当たらない軒下に置くと梅雨の管理が楽になります。耐寒性は強く、-10°C程度までは寒冷地でも屋外で越冬します。夏の高温自体には耐えますが、30°Cを超える多湿の日が続くと株の内側が蒸れて枯れ込むので、梅雨から夏は風通しを最優先にします。初めの一鉢にはコモンタイムの鉢栽培をおすすめします。室内の窓辺では光と風が足りず、茎が間延びして香りも薄くなるため、室内栽培は冬の一時的な避難にとどめます。日陰の湿った場所に植えて株元が黒ずんでしまった場合は、健全な枝先を挿し木にして日なたで作り直すのが確実で、2〜3週間で発根します。

水やりの詳細

乾燥に非常に強く、水のやりすぎだけが失敗の原因です。土がしっかり乾いてから2〜3日後にたっぷり与え、頻度にして春と秋で週1回、真夏でも週2回程度、冬は2週に1回で十分です。地植えは根付いたら降雨のみで基本的に問題ありません。葉が密なので株の上から水をかけると蒸れの元になり、株元に静かに注いでください。朝のうちに与えると日中に表面が乾き、夜の湿気を避けられます。受け皿の水は毎回捨てます。葉が細かくしおれて色がくすんだら水不足のサインで、たっぷり与えれば半日で戻ります。毎日水を与え続けて下葉が黄色くなり、パラパラと落ちてしまうのがよくある失敗です。その場合は水やりを止めて土を完全に乾かし、鉢なら水はけの良い土と素焼き鉢に植え替えます。乾燥側に振れば2〜3週間で新芽が動き始めます。

最適な土の作り方

水はけ最優先で、弱アルカリ性の土が好みです。市販のハーブ用土をそのまま使うか、赤玉土(小粒)6:腐葉土2:軽石2に苦土石灰をひと握り混ぜた配合が目安です。鉢底には鉢底石を2〜3cm敷き、鉢は乾きやすい素焼き鉢を選びます。地植えは高植え(土を10cmほど盛る)にすると梅雨の過湿をかわせます。粘土質の庭は軽石や川砂を3割混ぜて改良してください。肥料は春に緩効性肥料を少量だけで、多肥は香りを薄め、蒸れやすい軟弱な茂りを招きます。野菜用培養土は保水性と肥料分が多すぎるので、使うなら軽石を3〜4割混ぜます。

剪定・切り戻し

収穫を兼ねた摘心と刈り込みが手入れの中心です。春から秋は必要な分だけ枝先を5〜10cm摘んで料理に使い、これが摘心となって脇芽が増えます。年間で最も重要なのが5〜6月の梅雨前の刈り込みで、株全体を3分の1から半分の高さに刈って風の通り道を作ります。開花前のつぼみの時期が香りのピークなので、この刈り込みを大量収穫の機会にするのが合理的で、刈った枝はドライにして保存します。秋の9〜10月にも軽く刈り込んで形を整えると、冬の蒸れを防げます。古株の木質化した部分からは芽が出にくいため、深切りは避けて緑の葉が残る位置で止めてください。梅雨前の刈り込みを忘れて、梅雨明けに株の内側が茶色く枯れてしまうのがよくある失敗です。枯れた部分を取り除き、生きている枝を残して風を通せば、9月に新芽が吹き直します。

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    時期と道具を準備する

    収穫を兼ねた摘み取りは春から秋、梅雨前の刈り込みは5〜6月に行います。清潔なハサミと、刈った枝を束ねる麻ひもを用意し、朝露が乾いた午前中に作業すると香りの良い状態で収穫できます。

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    枝先を5〜10cm摘んで収穫する

    必要な分だけ枝先を5〜10cmの長さで切り取ります。これが摘心となって脇芽が増え、株がこんもり育ちます。木質化した部分まで切り込まず、緑の葉が残る位置で止めます。

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    梅雨前に株全体を刈り込む

    つぼみが付いた5〜6月に、株全体を3分の1から半分の高さに刈り込みます。株の内側まで風が通るよう、混み合った枝を根元から間引きます。刈った枝は小束にして吊るし、ドライにします。

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    枯れ枝と内側の傷んだ枝を取り除く

    茶色く枯れた枝や、蒸れて葉が落ちた内側の枝を根元から切り取ります。株元にたまった落ち葉も取り除き、風通しを確保します。秋にも軽く刈り込んで形を整えます。

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    刈り込み後の管理

    作業後は水を株元に控えめに与え、風通しの良い日なたに置きます。梅雨は軒下に移し、肥料は与えません。2〜3週間で新芽が吹き、9月には再び収穫できる大きさに戻ります。

植え替え

鉢植えは1〜2年に1回、3〜4月か9〜10月に一回り大きな鉢へ植え替えます。根詰まりすると水切れと蒸れの両方に弱くなり、鉢底から根が出る、水の染み込みが遅い、が植え替えのサインです。鉢から抜いて古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根を切ってから、水はけの良い土で植え付けます。植え替えと同時に枝を3分の1ほど刈り込むと、根と地上部のバランスが取れて活着が早まります。植え替え後はたっぷり水を与え、1週間は半日陰で養生してから日なたに戻します。株が古くなって中心が木質化しスカスカになってきたら、植え替えより挿し木や株分けで世代交代させます。大きすぎる鉢に植えて土が乾かず、根腐れで下葉が落ちてしまうのがよくある失敗です。その場合は鉢から抜いて傷んだ根を切り、直径で3cm程度大きいだけの素焼き鉢に植え直せば持ち直します。

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    時期と道具をそろえる

    3〜4月か9〜10月に行います。直径で3cmほど大きい素焼き鉢、ハーブ用土、鉢底石、苦土石灰、清潔なハサミを用意し、2〜3日前から水を止めて土を乾かしておきます。

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    枝を刈り込んでから鉢から抜く

    枝先を3分の1ほど刈り込み、地上部を軽くしてから鉢の縁を軽く叩いて株を抜きます。刈った枝は料理やドライ、挿し木に使えます。

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    古い土と傷んだ根を整理する

    根鉢の肩と底の土を3分の1ほど落とし、黒く柔らかい根や枯れた根をハサミで切ります。中心が木質化してスカスカな古株は、この機会に株分けして若い部分だけ植え直します。

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    新しい鉢に植え付ける

    鉢底石を2〜3cm敷き、苦土石灰を混ぜたハーブ用土を入れて株を置き、周りに土を詰めます。深植えは株元が蒸れるので、元の高さのまま植え、鉢の縁から2cmほど水の入るスペースを残します。

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    水を与えて半日陰で養生する

    鉢底から流れるまでたっぷり水を与え、1週間は半日陰で根を落ち着かせます。その後は日なたに移し、土がしっかり乾いてから2〜3日後に与える乾かし気味の管理に戻します。肥料は翌春まで不要です。

増やし方

挿し木、株分け、取り木のいずれも簡単です。挿し木は4〜5月か9〜10月に、枝先を5cmほど切って下葉を取り、湿らせた挿し木用土に挿すだけで2〜3週間で発根します。発根までは明るい日陰で土を乾かさないようにし、根付いたら日なたに移して通常の乾かし気味の管理に切り替えます。這うタイプは茎が地面に触れた所から自然に発根しているので、その部分を切り取って植える「株分け式」が最速です。種まきも可能ですが発芽がまばらで時間がかかるため、挿し木が確実です。数年ごとに若い株へ更新していくのが、香り良く保つ長期戦略です。木質化した古い枝を挿して発根しないのがよくある失敗で、その年に伸びた緑色の柔らかい枝先を使えば成功率が上がります。挿した後に水を与えすぎて茎が腐った場合は、健全な枝で挿し直してください。

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    時期と道具を準備する

    挿し木の適期は4〜5月と9〜10月です。清潔なハサミ、挿し木用土か赤玉土を入れた小鉢、霧吹きを用意します。梅雨前の刈り込みで出た枝を使うと無駄がありません。

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    緑色の枝先を5cmで切る

    その年に伸びた緑色の柔らかい枝先を5cmほどの長さで切ります。木質化した茶色い枝は発根しにくいので避け、下半分の葉を取って茎を露出させます。

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    湿らせた土に挿す

    湿らせた挿し木用土に割り箸で穴を開け、茎の下半分を挿して指で軽く押さえます。1鉢に数本まとめて挿して構いません。這性種は地面に触れて発根した茎を切り取って植えるだけでも増やせます。

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    発根まで明るい日陰で保湿する

    明るい日陰に置き、土を乾かさないよう霧吹きを併用します。2〜3週間で発根し、軽く引いて抵抗があれば根付いた合図です。過湿は茎が腐るので、土の表面が湿る程度にとどめます。

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    根付いたら日なたで乾かし気味に育てる

    発根を確認したら日なたに移し、土がしっかり乾いてから水を与える通常管理に切り替えます。1か月後に一回り大きな素焼き鉢に植え替え、翌春から収穫できます。肥料は翌春に少量だけ与えます。

病害虫対策

香り成分(チモール)に抗菌と防虫の効果があり、病害虫はほとんど付きません。唯一の敵は梅雨から夏の蒸れによる株の内側の枯れ込みで、予防は5〜6月の刈り込みと風通しに尽きます。稀にハダニやアブラムシが付いたら、食用なので薬剤は使わず、水で洗い流すか被害枝ごと収穫して対処します。冬に室内へ取り込んだ株は乾燥でハダニが出やすいので、月1回は葉裏を確認します。梅雨に雨ざらしにすると灰色かび病で枝が灰色に変色することがあり、被害枝を切り取って軒下に移せば広がりません。過湿で根腐れした株は下葉から黄色くなって落ちるので、水を止めて乾かし気味に戻します。蒸れで株の半分以上が枯れてしまった場合は、健全な枝先を挿し木にして株を作り直すのが確実で、2〜3週間で発根し、翌春には収穫できる大きさに育ちます。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
種蒔き
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 3月春の緩効性肥料を少量・成長開始
  • 4月収穫本格化・挿し木適期
  • 5月つぼみ期の大量収穫を兼ねた梅雨前の刈り込み
  • 6月刈り込み完了・ドライづくり
  • 9月秋の挿し木・株分け・植え替え
  • 10月第二の成長期・軽い収穫を継続

季節ごとの管理

春の管理

成長と開花の季節です。3月に緩効性肥料を少量与え、水は週1回程度で乾かし気味にします。日なたに置き、4〜5月のつぼみの時期が香りのピークなので収穫を本格化します。挿し木の適期でもあります。5月後半から梅雨前の刈り込みを始め、蒸れの予防をします。

夏の管理

6月上旬までに株の3分の1から半分を刈り込むのが年間で最も重要な作業です。梅雨は鉢を軒下に移し、水は週1〜2回で肥料は与えません。真夏は日なたのままで構いませんが、風通しを最優先にします。蒸れによる内側の枯れ込みと灰色かび病が出やすいので、枯れ枝はこまめに取り除きます。

秋の管理

第二の成長期です。9〜10月は挿し木、株分け、植え替えの適期で、軽く刈り込んで形を整えると冬の蒸れを防げます。水は週1回、肥料は不要です。日当たりの良い場所で株を充実させ、秋の長雨では過湿に注意します。刈った枝はドライにして冬の台所に備えます。

冬の管理

常緑で越冬します。-10°C程度まで屋外で耐えるので、日当たりの良い場所に置いたままで構いません。水は2週に1回、肥料は与えません。成長は止まるので収穫は控えめにします。寒冷地や強い霜の当たる場所では鉢を軒下に移し、室内に取り込む場合は乾燥によるハダニに注意します。

10月の作業をくわしく知りたいときは秋植え野菜や秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

株の中心が木質化してスカスカになった

原因

株の老化。3〜4年育ったタイムの自然な姿で、木質化した部分からは新芽が出にくい。

対策

元気な緑色の枝先を挿し木して世代交代させます。株自体も緑の残る位置までの刈り込みで部分的に再生できます。4〜5月か9〜10月に挿せば2〜3週間で発根し、翌春から収穫できます。

下葉が黄色くなってパラパラ落ちる

原因

過湿による根の弱り。毎日の水やりや、水はけの悪い土、大きすぎる鉢が原因になる。

対策

水やりを「土がしっかり乾いてから2〜3日後」に改め、鉢なら水はけの良い土と素焼き鉢に植え替えます。乾燥側に振れば2〜3週間で新芽が動き始めます。

梅雨明けに株の内側が茶色く枯れた

原因

蒸れ。密に茂った株の内側に風が通らず、梅雨の高温多湿で枯れ込む。梅雨前の刈り込みを省いたときに起こる。

対策

枯れた部分を根元から取り除き、生きている枝を残して風を通します。9月に新芽が吹き直します。翌年からは5〜6月に株の3分の1から半分を刈り込み、鉢は梅雨の間軒下に移してください。

茎がひょろひょろと間延びして香りが薄い

原因

日照不足か肥料の与えすぎ。室内栽培や、野菜用培養土で育てたときに起こりやすい。

対策

日なたに移し、肥料を止めます。間延びした枝は緑の葉が残る位置で切り戻すと、脇芽が出て締まった姿に戻ります。切った枝先は挿し木に使えます。以後は春に緩効性肥料を少量与えるだけにします。

挿し木した枝が根付かずに枯れた

原因

木質化した古い枝を使ったこと、または発根前の過湿や乾燥。

対策

その年に伸びた緑色の柔らかい枝先を5cmで切って挿し直します。明るい日陰で土の表面が湿る程度に保ち、2〜3週間で発根します。水の与えすぎで茎が腐った場合は健全な枝で挿し直してください。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

タイムの花言葉・風水

花言葉

タイムの花言葉は「勇気」「活動力」「行動力」です。古代ギリシャでタイムは勇気の象徴とされ、戦士がタイムの枝を身に着けて戦いに向かい、中世ヨーロッパでは貴婦人が騎士に贈るスカーフにタイムの枝を刺繍した伝承に由来します。小さな葉から強い香りを放つ姿が活動力の象徴になりました。

風水・縁起

清涼な香りは風水で「空間の浄化と活力」を象徴するとされ、キッチンや玄関先の鉢は気の入口を清めるといわれます。古代から抗菌作用のあるハーブとして、部屋の空気を清めるために床にまかれた歴史が由来です。南向きの玄関や東のキッチンに置くと、日照条件の面でも香りが濃くなります。

タイムのよくある質問

Q梅雨明けにタイムの株の内側が茶色く枯れていました。回答を見る
A

タイム栽培最大の関門である「蒸れ」です。密に茂った内側は風が通らず、日本の梅雨で一気に傷みます。枯れた部分を取り除き、生きている枝を残して風を通してください。回復力はあるので、9月に新芽が吹き直します。予防は「梅雨前(5〜6月)の刈り込み」ただ一つで、株を3分の1から半分刈って風の通り道を作れば、翌年からはほぼ起きません。刈った枝はドライハーブとして梅雨の間の台所を支えてくれます。

Q収穫したタイムの保存方法は?回答を見る
A

タイムはドライ保存に向いています。枝ごと小束にして風通しの良い日陰に吊るせば1週間ほどで乾燥し、葉をしごいて密閉瓶に入れれば1年近く香りが持ちます。ドライのほうが香りが凝縮するともいわれます。フレッシュ保存なら、湿らせたキッチンペーパーに包んで冷蔵庫で2週間です。刻んでオリーブオイルやバターに練り込むハーブバターも、梅雨前の大量収穫の定番の活用法です。

Qタイムは室内でも育てられますか?回答を見る
A

冬の一時的な避難なら可能ですが、年間を通した室内栽培には向きません。室内の窓辺では光と風が足りず、茎が間延びして香りが薄くなり、蒸れて枯れ込みやすくなります。どうしても室内で育てるなら、南向きの窓辺で1日5時間以上日光が当たる場所に置き、サーキュレーターで風を動かし、水は土が完全に乾いてから2〜3日後に与えてください。春から秋はベランダに出し、冬だけ室内に取り込む使い方が最も現実的で、暖房の乾燥によるハダニに注意します。

Qタイムの花は摘んだほうがいいですか?回答を見る
A

料理用の葉を長く採りたいなら、つぼみのうちに刈り込んで収穫するのがおすすめです。開花前が香り成分の最も多い時期で、花が咲き終わると株が種作りに力を使って葉の香りが落ち、株も疲れます。4〜6月に咲く小さな花は観賞価値があり、ミツバチも集まるので、庭のグランドカバーとして楽しむ場合は咲かせて構いません。その場合は花後の6月に株の3分の1を刈り込むと、蒸れ防止と株の回復を兼ねられます。花もエディブルフラワーとしてサラダに使えます。

Qタイムの水やりの頻度は?回答を見る
A

鉢植えは土がしっかり乾いてから2〜3日後にたっぷり、が基本です。頻度にすると春と秋は週1回、真夏でも週2回程度、冬は2週に1回で足ります。地植えは根付いたあとは雨だけでほぼ育ちます。乾燥には強い一方、毎日の水やりや受け皿の水のため込みは根腐れのもとです。葉が密なので株の上からかけず、株元に静かに注ぎ、朝のうちに与えると蒸れを防げます。

タイムに関係するナレッジ

タイムの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

タイムを育てる人が次に読んでいるページ

10月の作業と、タイムの手入れで迷ったときに役立つページです。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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