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サザンカの育て方

Camellia sasanqua最終更新日:

サザンカの育て方の要点

水やり
庭植えは根付けば雨任せ。鉢は表面が乾いたら
置き場所
直射日光
冬越し
-5°C 以上を保つ

Hapot編集部より

サザンカ(山茶花)は、ツバキの仲間で、10月から12月の秋から初冬に咲く日本原産の常緑樹です。花の少なくなる時期に赤、ピンク、白の花を次々に開き、童謡「たきび」に歌われるように、昔から生け垣や庭木として親しまれてきました。ツバキとの一番の違いは散り方で、ツバキが花ごと落ちるのに対し、サザンカは花びらが1枚ずつはらはらと散ります。花にはほのかな香りがあり、葉はツバキより小さく、縁のギザギザがはっきりしています。日なたを好み、半日陰でも育ちますが、日がよく当たるほど花数が増えます。12月以降に咲く寒椿(カンツバキ)や、ツバキとの交雑から生まれた春サザンカもサザンカの仲間として扱われ、品種を選べば晩秋から春先まで花をつなげられます。手入れは、花芽ができる7月以降に枝を切らないことと、ツバキと同じく毒毛虫のチャドクガに気を配ることの2つで、どちらも時期を覚えれば難しくありません。

サザンカの姿

分類・基本データ

科
ツバキ科
属
ツバキ属 Camellia
種
サザンカ
別名
山茶花、さざんか、寒椿、カンツバキ、春サザンカ
原産地
日本原産。四国・九州・沖縄の山地に自生し、江戸時代から多くの園芸品種が作られてきました。

サザンカの育て方の5つのポイント

水やり

庭植えは根付けば雨任せ。鉢は表面が乾いたら

日光

直射日光

温度の目安

-5〜35°C程度(関東以西の平地なら庭植え可)

湿度

40-60%

土

水はけがよく、腐植の多い弱酸性の土

サザンカはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

庭植えで2〜3m(放任すると5m前後)。生け垣は1.5〜2mに保てる。寒椿系は高さ1m前後の低木。鉢植えは1m前後。

成長の速さ

中(年に20〜30cm。放任で3〜5m)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-5〜35°C程度(関東以西の平地なら庭植え可)

ケアのポイント

肥料

2月の寒肥と、花後の3月にお礼肥

成長速度

中(年に20〜30cm。放任で3〜5m)

毒性

毒性は知られていない。種からはサザンカ油が採れる

花びらが散って地面に敷き詰められるのもサザンカの見どころです。剪定は花が終わった3月から4月上旬に済ませ、7月以降はつぼみを守るため枝を切りません。

育て方の詳細

苗・株の選び方

苗は、10〜11月の開花期に花の咲いた株を選ぶと、花色と咲き方を確かめられます。サザンカ、寒椿、春サザンカは咲く時期が違うので、いつ咲かせたいかで名札を確認します。

株は、葉が濃い緑でツヤがあり、葉裏にチャドクガの食べ跡や卵の塊がないもの、幹の根元がしっかりしてぐらつかないものを選びます。枝にカイガラムシの殻が付いた株や、下葉が落ちて枝が間延びした株は避けます。生け垣用なら、同じ品種の苗をそろえると高さと花色がまとまります。

置き場所・日当たり

ツバキより日なたを好み、半日以上日が当たる場所で花数が多くなります。半日陰でも育ちますが、日照が足りないと枝が間延びして、つぼみが株の外側にしか付かなくなります。花の時期は気温が下がる晩秋から冬なので、冷たい北風が直接当たらない南向きや東向きの場所を選ぶと、つぼみが傷まずきれいに開きます。耐寒性はツバキよりやや弱いとされ、寒冷地では冬に葉や花が傷むことがあるため、寒椿系の品種を選ぶか鉢植えで軒下に移せるようにします。刈り込みに強く、高さ1.5〜2mの生け垣や目隠しにも使えますが、道路沿いに植えると散った花びらの掃除が必要になる点は考えておきます。失敗例として、建物の北側に植えて数年たっても花がまばらなことがあります。花後の3月に日の当たる場所へ移すと、翌々年あたりから花数が戻ってきます。

水やりの詳細

庭植えは植え付け後1年ほど、土の表面が乾いたら株元へたっぷり与え、その後は雨任せで育ちます。真夏に晴天が10日以上続くときだけ、朝か夕方に株元へ与えます。鉢植えは表面の土が乾いたら鉢底から流れ出るまで与え、夏は朝夕の2回確認します。開花期が秋から冬なので、ほかの庭木より冬の水やりが大切で、つぼみが膨らむ10月から花が終わる12月までは、鉢の乾燥に注意します。開花中の花に上から水をかけると、花びらが傷んで茶色くなります。水は株元の土に注ぎます。失敗例として、晴れて乾燥した冬の日が続き、鉢の土がからからになってつぼみが咲かずに落ちることがあります。冬でも鉢土が乾いていれば、暖かい日の午前中に与えます。

最適な土の作り方

水はけがよく、腐葉土などの有機物を多く含む弱酸性の土が向いています。鉢植えは赤玉土小粒6、鹿沼土2、腐葉土2の配合か、市販のツバキ・サザンカ用の培養土を使います。庭植えは植え穴の土に腐葉土や堆肥を3割ほど混ぜてやわらかくし、粘土質で水が溜まる場所は周囲より10cmほど高く盛って植えます。酸性を好むため石灰は混ぜません。植えたあとは株元に腐葉土やバークチップを敷くと、夏の乾燥と冬の冷え込みから根を守れます。

剪定・切り戻し

サザンカは春から伸びた枝の先に、6〜7月ごろ翌年の花芽を作ります。そのため剪定は花が終わったあと、新芽が動き出す前の3月から4月上旬が適期で、遅くても6月までに終えます。7月以降に刈り込むと、秋に咲くつぼみをまとめて切ることになります。庭木の仕立てでは、混み合った枝、内側へ向かう枝、勢いよく上へ伸びる枝を付け根から抜き、木の内側に風と光を通します。風通しをよくすることが、チャドクガの発生を減らすいちばんの予防にもなります。生け垣は花後に表面を刈り込んで形を整えますが、夏以降に伸びた枝はそのままにします。真冬の強い剪定は木が弱るので避けます。失敗例として、年末の大掃除のついでに生け垣を刈り込み、翌年の秋にほとんど咲かないことがあります。切った枝は戻らないので、その年は刈り込みをやめ、翌春の適期に整え直します。

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    時期を確かめる

    花が終わった3月から4月上旬に行い、遅くとも6月までに終えます。7月以降は翌年の花芽が付いているので切りません。

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    不要な枝を抜く

    枯れ枝、内側へ向かう枝、交差する枝、真上へ勢いよく伸びる枝を付け根から切ります。株の内側まで光と風が入るようにします。

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    形を整える

    樹形からはみ出した枝は、外向きの芽や枝分かれのすぐ上で切り戻します。生け垣は表面を刈り込み、上を狭く下を広い台形に整えます。

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    片付けと虫の確認

    切った枝は葉裏にチャドクガがいないか確認してから袋に入れて処分します。太い枝の切り口には癒合剤を塗ります。

植え替え

庭への植え付けは、新芽が出る前の3月下旬から4月か、暑さの落ち着いた9月下旬から10月が適期です。根鉢の2倍の穴を掘り、腐葉土を混ぜた土で浅めに植え、支柱を立てて風で揺れないようにします。秋植えは寒くなる前に根を張らせたいので、10月中に済ませます。鉢植えは根が詰まって水の染み込みが悪くなったら、2〜3年ごとに花後の3〜4月に植え替えます。根鉢の肩と底を軽くほぐし、黒く傷んだ根を取り除いて、一回り大きな鉢に植え直します。つぼみの付いた秋の植え替えは、根を崩すとつぼみが落ちやすいので、鉢増しにとどめます。植え替え後は2週間ほど半日陰で休ませます。失敗例として、深植えにして株元が蒸れ、下葉から黄色くなって落ちることがあります。株元の土をよけて根鉢の上面が見える高さに直すと、新しい葉が出てきます。

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    時期と用意するもの

    花後の3〜4月に行います。一回り大きな鉢、ツバキ・サザンカ用の培養土、鉢底石、清潔なハサミを用意します。

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    根を整える

    鉢から抜き、根鉢の肩と底を軽くほぐします。黒く傷んだ根と、鉢底でとぐろを巻いた根を切り取ります。

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    浅めに植え直す

    鉢底石を敷いて土を入れ、根鉢の上面が鉢の縁より2〜3cm下になる高さで据えます。深植えにならないよう注意し、周りに土を入れて棒で隙間を埋めます。

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    水やりと養生

    鉢底から流れ出るまで水を与え、2週間ほど半日陰で休ませます。新しい葉が動き出したら日なたへ戻し、肥料は1か月後から与えます。

増やし方

家庭では6月下旬から7月の挿し木で増やすのが確実です。その年の春に伸びて少し固くなった枝を10〜12cmに切り、上の葉を3〜4枚残して大きな葉は半分に切ります。切り口を斜めに切り直して1時間ほど水に浸け、鹿沼土や挿し木用土に挿して明るい日陰に置きます。土を乾かさなければ1〜2か月で根が出て、翌春に鉢へ上げられます。サザンカは根が出やすく、ツバキの台木としても使われるほどです。秋に熟した実から種を採り、乾かさずにすぐまく実生も楽しめますが、花が咲くまで数年かかり、親と同じ花になるとは限りません。気に入った花色の品種を残したいときは挿し木で増やします。失敗例として、挿し穂の葉を残しすぎて水分が抜け、しおれて枯れることがあります。葉を減らし、直射日光と風の当たらない場所で管理すると成功しやすくなります。

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    挿し穂を切る

    6月下旬から7月に、春に伸びて少し固くなった枝を10〜12cmに切ります。チャドクガの幼虫が付いていないか、先に葉裏を確認します。

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    葉を減らす

    上の葉を3〜4枚残して下の葉を取り、大きな葉は半分に切ります。切り口を斜めに切り直して、1時間ほど水に浸けます。

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    用土に挿す

    湿らせた鹿沼土か挿し木用土に、棒で穴を開けてから挿し穂を3〜4cm挿します。発根促進剤を付けると成功しやすくなります。

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    発根まで管理する

    明るい日陰で土を乾かさないように管理します。1〜2か月で根が出るので、翌年の3〜4月に1本ずつ鉢へ植え替えます。

病害虫対策

チャドクガは5〜6月と8〜9月の年2回、葉裏に幼虫が集団で付きます。毒針毛に触れるとかぶれるので、手で触らず、幼虫の付いた葉を枝ごと切り取り、袋に入れて口を縛って処分します。直接触れた服はほかの洗濯物と分けて洗います。冬のうちに葉裏の卵の塊を探して取り除くと、春の発生がぐっと減ります。もう一つ多いのがカイガラムシで、枝に白や茶色の小さな殻が付き、排せつ物にすす病が出て葉が黒く汚れます。ブラシでこすり落とし、冬に用途に登録のあるマシン油乳剤をラベルどおりに散布します。病気では、葉や花に斑点が出て花びらが茶色くしみになる灰色かび病や、葉の一部がふくらむもち病が出ることがあり、どちらも見つけた部分を早めに取り除きます。失敗例として、生け垣の内側が混み合ってチャドクガが大発生することがあります。花後の剪定で内側の枝を抜き、風通しを確保します。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 2月寒肥・チャドクガの卵を取る
  • 3月剪定・植え替え・お礼肥
  • 4月植え付け
  • 5月チャドクガの見回り
  • 7月挿し木・ここから剪定は休む
  • 8月チャドクガ2回目の見回り
  • 10月花が咲き始める・植え付け
  • 11月つぼみの水切れに注意

季節ごとの管理

春の管理

3月から4月上旬は剪定と植え替えの適期です。花後のお礼肥を株の周りに施します。花芽ができる前に形を整え、6月までに剪定を終えます。5月からはチャドクガの幼虫が出るので、葉裏を見回ります。

夏の管理

6〜7月に翌年の花芽ができます。7月以降は枝を切らずに伸ばしたままにします。鉢は朝夕に乾き具合を見て水を与え、庭植えは日照りが続くときだけ与えます。8〜9月はチャドクガの2回目の発生期なので葉裏を確認します。

秋の管理

10月から花が咲き始め、12月まで次々に開きます。つぼみが膨らむ時期の鉢の水切れはつぼみ落ちの原因になるので注意します。9月下旬から10月は庭への植え付けの適期です。散った花びらはこまめに掃除します。

冬の管理

寒椿系の品種は12月から2月に咲きます。2月に有機質肥料の寒肥を施し、葉裏のチャドクガの卵を探して取り除きます。鉢の土が乾いていれば、冬でも暖かい日の午前中に水を与えます。寒冷地では北風の当たらない軒下に移します。

10月の作業をくわしく知りたいときは秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

秋になってもつぼみが付かず、花が咲かない

原因

7月以降の刈り込みで花芽を切った、日当たりが足りない、植えて間もない若木のいずれかが多い原因です。

対策

剪定は花後の3月から4月上旬に済ませ、夏以降は枝を切りません。日陰の株は春に日の当たる場所へ移し、寒肥を施して株が育つのを待ちます。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

つぼみが咲かずにぽろぽろ落ちる

原因

秋から冬の水切れ、つぼみの付きすぎ、鉢の移動や暖房の効いた室内への取り込みが考えられます。

対策

鉢は開花期も土が乾いたら水を与え、つぼみが密集した枝は1か所1〜2個に摘みます。置き場所を決めたら動かさず、屋外の軒下で咲かせます。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

葉裏に毛虫が並んで付いている

原因

ツバキ科の木を好むチャドクガの幼虫です。5〜6月と8〜9月の年2回発生し、毒針毛に触れるとかぶれます。

対策

手で触らず、幼虫の付いた葉を枝ごと切り取って袋に密封して処分します。冬に葉裏の卵の塊を取り除き、花後の剪定で枝を間引いて風を通します。

「虫がついた」の原因の見分け方と対処を詳しく

葉や枝が黒いすすで汚れる

原因

枝に付いたカイガラムシの排せつ物にカビが生えるすす病です。

対策

枝の殻をブラシでこすり落とし、混み合った枝を間引きます。冬に用途に登録のあるマシン油乳剤をラベルどおりに散布すると翌年の発生が減ります。

「虫がついた」の原因の見分け方と対処を詳しく

咲いた花びらに茶色いしみが出て傷む

原因

開花中の雨や上からの水やりで花びらが傷んだか、低温多湿で出る灰色かび病です。

対策

傷んだ花と落ちた花びらを早めに取り除き、水は株元に与えます。鉢植えは雨の続く時期だけ軒下へ移すと、花がきれいに咲きそろいます。

「病気・カビ・斑点」の原因の見分け方と対処を詳しく

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

サザンカの花言葉・風水

花言葉

サザンカの花言葉は「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」とされます。寒さが増していく季節に次々と花を開く姿に由来するといわれます。花色ごとにもあり、赤は「謙譲」、白は「愛嬌」、ピンクは「永遠の愛」などとされます。

風水・縁起

風水では、冬に咲く花木は寒い季節にも明るい気を保つとされ、サザンカは庭や玄関まわりに彩りを添える木として扱われます。ツバキと違って花が首から落ちないため、縁起を気にせず門まわりに植えやすいともいわれます。根拠のある話ではないので、日当たりと花を楽しめる場所を優先して選びます。

サザンカのよくある質問

Qサザンカとツバキの違いは何ですか?回答を見る
A

見分けるいちばんの手がかりは、花の散り方と咲く時期です。サザンカは花びらが1枚ずつ散り、10〜12月に咲きます。ツバキは花が丸ごと落ち、12〜4月に咲くものが中心です。葉はサザンカのほうが小さく、縁のギザギザがはっきりしていて、若い枝や葉の主脈に細かい毛があります。花が平たく開き、ほのかに香るのもサザンカの特徴です。ただし寒椿や春サザンカのように両方の性質をもつ品種もあり、見た目だけでは迷うことがあります。

Qサザンカの開花時期はいつですか?回答を見る
A

一般的なサザンカは10月から12月に咲きます。品種によって早咲き、遅咲きがあり、寒椿(カンツバキ)の系統は12月から2月、春サザンカの系統は12月から4月ごろまで咲きます。1つの花は数日で散りますが、つぼみが次々に開くので、株全体ではひと月以上楽しめます。品種を組み合わせると、晩秋から春先まで花をつなげられます。

Qサザンカの剪定はいつがいいですか?回答を見る
A

花が終わったあとの3月から4月上旬が適期で、遅くとも6月までに終えます。6〜7月に翌年の花芽ができるため、7月以降に切ると秋のつぼみを落としてしまいます。冬の強い剪定は木を弱らせるので、形を整えるのは春にまとめて行います。混み合った枝を付け根から抜く剪定にすると、チャドクガの予防にもなります。

Qサザンカにもチャドクガは付きますか?回答を見る
A

付きます。チャドクガはツバキ科の木を好み、サザンカはツバキと並んで発生しやすい木です。5〜6月と8〜9月の年2回、葉裏に幼虫が並んで付くので、その時期は葉裏を見回ります。見つけたら触らず、葉ごと枝を切って袋に密封して処分します。冬に卵の塊を取り除き、枝を間引いて風通しをよくすると、発生を減らせます。

Qサザンカのつぼみが咲かずに落ちてしまいます。回答を見る
A

多いのは、秋から冬の水切れと、つぼみの付きすぎです。鉢植えは開花期も土が乾いたら水を与えます。つぼみがびっしり付いた枝は、1か所に1〜2個を残して摘むと、残ったつぼみが咲きやすくなります。つぼみの時期に鉢を何度も動かしたり、暖房の効いた室内に取り込んだりしても落ちやすいので、屋外の決まった場所で育てます。

Q寒椿(カンツバキ)はサザンカの仲間ですか?回答を見る
A

寒椿は、サザンカの仲間(サザンカ群)に分類されることの多い園芸品種です。ツバキとの交雑ともいわれますが、名前にツバキと付いていても、花びらが散るなどサザンカに近い性質をもちます。12月から2月の寒い時期に咲き、高さ1m前後にまとまる低木なので、生け垣の足元や狭い庭にも向いています。育て方はサザンカとほぼ同じで、剪定は花後の3〜4月に行います。

ツバキの品種一覧

ツバキ としてまとめている他の品種です。

品種大きさの目安難易度水やり
サザンカ(本記事)庭植えで2〜3m(放任すると5m前後)。生け垣は1.5〜2mに保てる。寒椿系は高さ1m前後の低木。鉢植えは1m前後。初心者向け庭植えは根付けば雨任せ。鉢は表面が乾いたら
ツバキ庭植えで2〜5m(剪定で制御)。鉢植え・盆栽でもよく咲く。初心者向け庭植えは根付けば基本不要。鉢は表面が乾いたら

サザンカを育てる人が次に読んでいるページ

10月の季節の作業と、サザンカの手入れで迷いやすいところに合わせて選んでいます。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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