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ビオラの育て方

Viola × wittrockiana公開日: 最終更新日:

ビオラの育て方の要点

開花
10〜5月
植えどき
8〜10月
水やり
土の表面が乾いたら(冬は2-3日に1回、春は毎日)
置き場所
直射日光

Hapot編集部より

ビオラは寒さに強く、花がら摘みと追肥さえ続ければ半年以上咲き続ける、ガーデニング初心者に最も向いた冬の草花です。ヨーロッパ原産の野生スミレ類から育種されたスミレ科の一年草で、開花期は10月から翌5月と圧倒的に長く、花の少ない真冬の庭やベランダを彩れる貴重な存在です。パンジーと同じ仲間ですが、花径4cm以下の小輪多花性のものがビオラと呼ばれ、雨や霜に強く株が乱れにくいため、寄せ植えやハンギングバスケットの定番素材になっています。花色は紫・黄・白・オレンジ・アプリコット・黒系までほぼ全色が揃い、近年は「ヌーヴェルヴァーグ」「ローブドゥアントワネット」などフリル咲きのブランドビオラも人気です。-5°C程度までは屋外で問題なく、月2回程度の追肥を続ければ春には株一面が花で覆われます。こぼれ種で翌年芽が出ることもあり、ナチュラルガーデンとの相性も抜群です。

ビオラの姿

分類・基本データ

科
スミレ科
属
スミレ属 Viola
種
ビオラ
別名
スミレ、三色菫(サンシキスミレ)、小輪パンジー、ツマグロ草
原産地
ヨーロッパ原産。野生種のサンシキスミレ(Viola tricolor)などを親として19世紀のヨーロッパで育種されました。原種は冷涼な草原や畑の縁に自生しており、暑さに弱く寒さに強い性質はここに由来します。

ビオラの育て方の5つのポイント

水やり

土の表面が乾いたら(冬は2-3日に1回、春は毎日)

日光

直射日光

温度の目安

-5-20°C(暑さに弱い)

湿度

40-60%

土

草花用培養土。元肥入りがおすすめ

ビオラはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

草丈10-25cm、株張りは20-30cm。春になると生育旺盛になり、こんもりとドーム状に茂ります。ハンギング向けの枝垂れ性品種は株張り40cm近くになるものもあります。

成長の速さ

中

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-5-20°C(暑さに弱い)

ケアのポイント

肥料

2週間に1回液肥、または月1回緩効性肥料

成長速度

中

毒性

なし

種まきは8月下旬-9月が適期。発芽適温は20°C前後なので、暑すぎる時期は避けましょう。花がら摘みをこまめにすると次の花が咲きやすくなります。茎ごと根元から摘み取るのがコツ。徒長(ひょろひょろ伸びる)した場合は思い切って切り戻すと、脇芽が出てこんもり茂ります。こぼれ種でも翌年芽が出ますが、親と同じ花が咲くとは限りません。ナメクジとアブラムシに注意。

育て方の詳細

苗・株の選び方

苗の買い時は流通が始まる10月中旬-11月です。気温が高い10月上旬以前の早植えは徒長しやすいため、暖地では焦らないのがコツです。良い苗の条件は、節間が詰まってずんぐりした株姿、株元から脇芽が複数出ていること、葉色が濃く下葉が黄ばんでいないことの3点です。花が満開の苗より、蕾を多く持った苗のほうが植え付け後の根張りが良く、結果的に長く咲きます。

避けたいのは、ポット底から根がぐるぐる回って飛び出した老化苗と、ひょろりと間延びした徒長苗の2つです。ラベルの品種名と花色を確認し、寄せ植えなら同系色か反対色でまとめると失敗しません。

置き場所・日当たり

日当たりの良い場所が絶対条件です。秋から春の花壇の主役ですが、日照不足ではひょろひょろに徒長して花数が激減します。1日4-5時間以上日の当たる花壇・ベランダ・玄関先に置きましょう。寒さには非常に強く、-5°C程度なら霜が降りても枯れません。真冬は花が小休止しますが、春にまた一斉に咲きます。逆に暑さには弱く、初夏に気温が25°Cを超える日が続くと株が乱れて終わりを迎えます。プランター・ハンギング・寄せ植えと仕立ての自由度が高いのも魅力です。失敗例として多いのが、北向きの玄関やベランダの奥に置いて茎ばかり伸び、花が数輪しか咲かないケースです。この場合は南か東向きの日なたへ移し、伸びた茎を1/2に切り戻せば、2-3週間で脇芽が出て株姿が整います。

水やりの詳細

土の表面が乾いたら、株元にたっぷり与えるのが基本です。花や葉に上から水をかけると、花が傷み灰色かび病の原因にもなるため、株元給水を徹底しましょう。秋と春の生育期は乾きが早いので毎日から2日に1回、真冬は成長が緩やかなので回数を減らし、土が乾いてから2-3日後の暖かい日の午前中に与えます。夕方以降の水やりは夜間に土が凍って根を傷める原因になります。プランターは地植えより乾きやすいので、特に春の満開期は水切れに注意してください。失敗例として、冬に毎日水を与え続けて土が常に湿り、下葉が黄ばんで株元がぶよぶよになることがあります。その場合は水やりをいったん止め、土が乾くまで待ってから回数を減らして再開すると、根が元気なうちなら回復します。

最適な土の作り方

市販の花用培養土に緩効性肥料を元肥として混ぜたもので十分育ちます。配合するなら赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1で、鉢底石を2cmほど敷いて排水を確保してください。開花期間が長く肥料切れしやすいので、元肥は必ず入れます。花壇に植える場合は苦土石灰を1平方メートルあたり100gほど混ぜて1-2週間置き、腐葉土をすき込んでから植え付けると根の張りが良くなります。古い土を再利用する場合は、ふるいにかけて根を取り除き、腐葉土と元肥を足してから使いましょう。

剪定・切り戻し

花がら摘みが最重要の手入れです。咲き終わった花を放置すると種を作るのに栄養を取られ、新しい花が激減します。しおれた花は花茎の根元から、開花期の10月から5月まで毎日こまめに摘み取りましょう。これだけで開花期間と花数が劇的に変わります。春に株が伸びて乱れたら、全体を1/2ほどの高さに切り戻すと2-3週間でこんもり復活します。切った枝は水に挿して花を楽しめます。黄色くなった葉や傷んだ葉も根元から取り除き、株元の風通しを良くしておくと灰色かび病の予防になります。失敗例として多いのが、花がらを花びらだけ取って花茎を残してしまい、種ができて花数が減るケースです。その場合は残った花茎をすべて根元から摘み、2週間に1回の液肥を再開すれば、2-3週間で新しいつぼみが上がってきます。

  1. 1

    時期と道具を用意する

    花がら摘みは開花期の10月から5月まで毎日行います。清潔なハサミまたは指先で行います。

  2. 2

    しおれた花を花茎の根元から摘む

    咲き終わった花を花茎の根元から摘み取ります。放置すると種作りに栄養を取られ、新しい花が減ります。

  3. 3

    伸びて乱れた株を1/2に切り戻す

    春に株が伸びて乱れたら、全体を1/2ほどの高さに切り戻します。2-3週間でこんもり復活し、切った枝は水に挿して楽しめます。

  4. 4

    傷んだ葉を根元から取り除く

    黄色くなった葉や傷んだ葉を取り除き、風通しを良くします。株元が蒸れると灰色かび病の原因になります。

  5. 5

    作業後は水やりと追肥を続ける

    作業後は日当たりの良い場所で、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。週1回の液肥で次の花芽を支えます。

植え替え

ポット苗の植え付けは10-11月が最適期です。鉢底石を2cmほど敷き、花用培養土に緩効性肥料を混ぜた用土を使います。根鉢を軽くほぐし、株間15-20cmで植え付けます。65cmプランターなら3-4株が目安で、詰めすぎると春に蒸れます。一年草のため植え替えは基本不要ですが、寄せ植えの組み替えなどで移植する場合は、真冬を避けて秋か早春に行いましょう。長く咲く分肥料切れしやすいので、植え付け後は月1回の置き肥か週1回の液肥を続けます。失敗例として、根がぐるぐる回った老化苗をほぐさずに植えて、いつまでも根が土になじまず花が増えないことがあります。この場合は根鉢の底と側面を軽く崩して植え直し、たっぷり水を与えて日なたで管理すると2週間ほどで新しい根が伸び始めます。

  1. 1

    時期と道具を用意する

    ポット苗の植え付けは10-11月です。プランターまたは鉢、花用培養土、緩効性肥料、鉢底石、移植ごてを用意します。

  2. 2

    培養土に元肥を混ぜる

    鉢底石を2cmほど敷き、花用培養土に緩効性肥料を混ぜてプランターに入れます。縁から2-3cm下までが目安です。

  3. 3

    株間15-20cmで植え穴を掘る

    ポットの大きさに合わせた植え穴を株間15-20cmで掘ります。65cmプランターなら3-4株が目安です。

  4. 4

    根鉢を軽くほぐして植え付ける

    ポットから苗を抜き、根鉢を軽くほぐして植え穴に置き、土を寄せて株元を軽く押さえます。

  5. 5

    水やりと置き場所を整える

    植え付け後はたっぷり水を与え、日当たりの良い場所に置きます。月1回の置き肥か週1回の液肥を続けます。

増やし方

種まきで増やせます。適期は8月下旬-9月で、発芽適温は20°C前後です。セルトレイやポットに種まき用土を入れ、2-3粒ずつまいて薄く覆土し、乾かさないよう管理すると1週間ほどで発芽します。本葉が2-3枚になったら元気な苗を1本残して間引き、10月には定植サイズに育ちます。お気に入りの株から種を採る場合は、花がらをいくつか残して種袋が茶色く熟したら採取しますが、交雑するため親と同じ花になるとは限りません。春のこぼれ種が秋に発芽することもあり、挿し芽も可能で、春の切り戻しで出た枝を土に挿すと発根します。失敗例として、まだ暑い8月中旬にまいて発芽しない、または発芽後に徒長することがあります。その場合は20°C前後の涼しい日陰でまき直し、発芽後すぐ明るい場所に移せば10月の定植に間に合います。

  1. 1

    時期と道具を用意する

    種まきの適期は8月下旬-9月で、発芽適温は20°C前後です。セルトレイまたはポット、種まき用土、霧吹きを用意します。

  2. 2

    種をまいて薄く覆土する

    湿らせた種まき用土に種を2-3粒ずつまき、薄く覆土します。暑い時期は涼しい日陰で管理します。

  3. 3

    乾かさないよう管理する

    発芽まで霧吹きで表面を湿らせ、乾かさないよう管理します。1週間ほどで発芽します。

  4. 4

    本葉が出たら間引きと鉢上げをする

    本葉が2-3枚になったら元気な苗を1本残して間引き、ポットに鉢上げして日当たりの良い場所で育てます。

  5. 5

    10月に本鉢や花壇へ定植する

    10月に定植サイズに育ったら、株間15-20cmで植え付けます。定植後はたっぷり水を与え、土の表面が乾いたら水やりを続けます。

病害虫対策

アブラムシと灰色かび病が二大トラブルです。アブラムシは春先に新芽とつぼみへ大量発生しやすく、見つけ次第駆除します。発生初期なら粘着テープでの除去や牛乳スプレーも有効で、数が多い場合は園芸用の殺虫剤を使います。灰色かび病は多湿期に花や葉が灰色のカビで腐る病気で、花がら摘みと株元給水、風通しの確保が予防になります。ナメクジが夜間に花を食害することもあるので、食べ跡があれば夜の見回りや誘引剤、夕方のビール罠で対処しましょう。うどんこ病で葉が白くなった場合は風通しを改善し、殺菌剤を散布します。失敗例として、花がらを放置して株元が蒸れ、灰色かび病で花が次々腐るケースがあります。その場合はカビた花と葉をすべて取り除き、株を1/2に切り戻して風通しを確保すると、2-3週間で新しい花が上がります。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
種蒔き
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 1月花がら摘み・控えめの水やり
  • 2月追肥再開
  • 3月切り戻しで株を整える
  • 4月開花最盛期・こまめな花がら摘み
  • 5月株が乱れたら片付け・種の採取
  • 10月苗の植え付け・元肥
  • 11月花がら摘み開始
  • 12月霜よけ・水やりは午前中に

季節ごとの管理

春の管理

花の最盛期です。水やりは毎日から2日に1回に増やし、液肥を2週間に1回続けます。日当たりの良い場所で花がら摘みを毎日行い、乱れたら1/2に切り戻すと二番花が楽しめます。新芽やつぼみに付くアブラムシは見つけ次第駆除します。

夏の管理

25°Cを超える日が続くと株が乱れて枯れていきます。水やりは土が乾いてからにとどめ、肥料は与えません。半日陰に移せば多少長持ちしますが、無理に延命せず片付けます。株元の蒸れによる灰色かび病に注意し、8月下旬-9月の種まきに備えます。

秋の管理

8月下旬-9月に種まき、苗は10月中旬-11月に植え付けます。水は土の表面が乾いたら株元にたっぷり、肥料は元肥に加えて月1回の置き肥か2週間に1回の液肥を始めます。日当たりに置き、気温が高い10月上旬の早植えは徒長するので避けます。

冬の管理

霜に当たっても大丈夫です。水やりは土が乾いてから2-3日後の暖かい午前中に控えめに与え、肥料は1-2月はいったん止めます。日当たりに置き続けることが春の開花量を左右します。霜柱で株が浮く霜柱害には株元のマルチングで備えます。

10月の作業をくわしく知りたいときは冬の寄せ植えや秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

株が持ち上がって根が浮く

原因

霜柱害

対策

株元を軽く押さえて土に戻し、腐葉土やバークチップでマルチングして霜柱を防ぐ

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ビオラの花言葉・風水

花言葉

ビオラ全体の花言葉は「誠実」「信頼」「忠実」「少女の恋」。控えめな小さい花が寒さに耐えて健気に咲き続ける姿に由来します。色別では、紫は「揺るがない魂」、黄色は「つつましい幸せ」「田園の喜び」、白は「あどけない恋」「無垢」。うつむきがちに咲く花を恋する少女の面影に重ねた、ヨーロッパの花言葉文化らしいロマンチックな由来を持ち、卒業や旅立ちの季節に贈る花としても意味が合います。

風水・縁起

風水では、花の少ない冬に玄関やベランダを明るく保つこと自体が「良い気を呼び込む」とされ、ビオラは冬の運気対策に最適な花とされます。黄色やオレンジのビオラを西の方角に置くと金運、ピンク系を東南に置くと良縁を招くとされ、花色が豊富なビオラは方角別のカラー風水を実践しやすいのも利点です。枯れた花がらを放置すると陰の気がたまるとされるので、こまめな花がら摘みは風水的にも理にかなった習慣です。秋のお彼岸過ぎから植え付けてお正月の玄関を花で飾れば、新年を迎える縁起物としても活躍します。

ビオラのよくある質問

Qビオラとパンジーの違いは何ですか?どちらが育てやすい?回答を見る
A

植物学的には同じ仲間で、園芸上は花の大きさで区別します。一般に花径5cm以上がパンジー、4cm以下がビオラと呼ばれますが、近年は中間サイズの「パノラ」などもあり境界は曖昧です。性質の違いとして、パンジーは一輪が大きく見応えがある反面、雨で花が傷みやすく株が乱れがちです。ビオラは花は小さいものの花数が圧倒的に多く、霜や雨に強く、こんもりまとまりやすいのが長所です。植えっぱなしで手間をかけずに長く楽しみたい初心者には、回復力の高いビオラのほうがおすすめです。育て方自体はほぼ同じなので、好みで混植しても問題ありません。

Qビオラの苗はいつ植えるのがベストですか?回答を見る
A

最適期は最高気温が20°Cを下回る10月下旬-11月です。このタイミングで植えると、年内に根がしっかり張り、春の一斉開花につながります。12月以降の真冬の植え付けも可能ですが、根の活動が鈍く株が大きくなりにくいため、できれば11月中がおすすめです。植え付け間隔は地植え・プランターとも15-20cm。65cmプランターなら3-4株が目安で、詰めすぎると春に蒸れます。植え付け時に元肥入り培養土を使い、根鉢は軽くほぐす程度にして、植えたらたっぷり水を与えてください。寒風の強い場所では2週間ほど風の弱い場所で養生させると活着が良くなります。

Q真冬になってビオラの花が止まりました。枯れてしまったのでしょうか?回答を見る
A

枯れていません。ビオラは最低気温が0°Cを下回る1-2月、地上部の成長を緩めて開花のペースを落とす「冬眠モード」に入りますが、地中では春に向けて根を伸ばし続けています。葉が紫がかるのも寒さに対する正常な反応(アントシアニンの蓄積)で、病気ではありません。この時期は水やりを控えめにし、土が乾いてから2-3日後の暖かい午前中に与えます。肥料も真冬はいったん止めて構いません。2月下旬に気温が上がり始めたら液肥を再開すると、3月から一気に花数が増えます。冬の間も日当たりの良い場所に置き続けることが春の開花量を左右します。

Qビオラは雪や霜に当たっても大丈夫ですか?回答を見る
A

基本的に大丈夫です。ビオラは-5°C程度までの耐寒性があり、霜に当たって凍ったように見えても、日中に気温が上がれば元に戻ります。雪が積もった場合も、雪は断熱材として株を寒風から守る働きをするため、慌てて雪を払う必要はありません。注意が必要なのは、強い寒風が直接当たる場所と、霜柱で株が持ち上げられて根が切れる「霜柱害」です。寒風はマンションの北側通路などで起きやすいので風の弱い場所へ移動を、霜柱は株元に腐葉土やバークチップを敷くマルチングで防げます。植え付け直後の根付いていない苗だけは、霜が続く時期を避けて植えましょう。

Qビオラは食べられるって本当ですか?回答を見る
A

「食用(エディブルフラワー)として栽培されたビオラ」であれば食べられます。サラダやケーキ、ゼリーの飾りとして使われ、ほのかな甘みとサクッとした食感があります。ただし重要な注意点として、園芸店で観賞用として売られている苗は食用を想定しない農薬が使われている可能性があるため、食べないでください。食べる場合は「エディブルフラワー」と表示された食用栽培品を購入するか、種から無農薬で自家栽培したものに限ります。自家栽培なら8月下旬-9月に種をまき、農薬を使わずに育てれば、冬から春のテーブルを彩る花が収穫できます。萼を外して花びらだけを使うと苦味が出にくいです。

Qビオラはこぼれ種で翌年も咲きますか?回答を見る
A

咲くことがあります。春に花がらを摘まずに何輪か残しておくと種が完熟して弾け、秋の気温低下とともに株まわりから自然に発芽します。ただし2つ知っておきたい点があります。第一に、市販品種の多くは交配種(F1)のため、こぼれ種の子は親と同じ花色・花形にならず、先祖返りした素朴な小花になる傾向があること。第二に、発芽率や開花時期は不安定で、園芸品種のような揃った株姿は期待できないことです。その偶然性を「毎年違う花が出る楽しみ」と捉える人も多く、ナチュラルガーデンとの相性は抜群です。確実に好みの花を咲かせたい場所は苗の植え付け、通路の隙間や花壇の縁はこぼれ種任せ、と使い分けるのがおすすめです。

パンジー・ビオラの品種一覧

パンジー・ビオラ としてまとめている他の品種です。

品種大きさの目安難易度水やり
ビオラ(本記事)草丈10-25cm、株張りは20-30cm。春になると生育旺盛になり、こんもりとドーム状に茂ります。ハンギング向けの枝垂れ性品種は株張り40cm近くになるものもあります。初心者向け土の表面が乾いたら(冬は2-3日に1回、春は毎日)
パンジー草丈15-25cm。花壇・プランター・ハンギング・寄せ植えの万能選手。初心者向け土の表面が乾いたら(冬は午前中に)

ビオラに関係するナレッジ

ビオラの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

ビオラを育てる人が次に読んでいるページ

10月の作業と、ビオラの手入れで迷ったときに役立つページです。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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