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観葉植物初心者向け

スパティフィラムの育て方

Spathiphyllum spp.公開日: 最終更新日:

スパティフィラムの育て方の要点

水やり
土の表面が乾いたらすぐたっぷり(水好き)
置き場所
日陰
冬越し
13°C 以上を保つ

Hapot編集部より

スパティフィラムは、明るい日陰と切らさない水やりの2点だけで春から秋に白い花を咲かせる、花を楽しめる観葉植物の中で最も初心者向きの一鉢です。濃緑の葉の間から帆のように立ち上がる純白の花(仏炎苞)が特徴で、英名ピースリリーの清楚な姿から贈答にも自宅用にも選ばれ続けています。性質は日陰と水を好むサトイモ科らしいもので、窓から離れた室内でもよく育ち、直射日光はむしろ苦手です。水切れすると葉全体をしなだれさせて分かりやすく知らせ、水を与えれば数時間で立ち直るので、水やりのタイミングを覚えるのに向いています。ただし、しおれを繰り返すと葉先が枯れ、花数も減るので「しおれる前に与える」のが理想です。冬は13°C以上を保ちます。全草にシュウ酸カルシウムを含むため、ペットや小さな子どもがかじらない場所に置いてください。株分けで簡単に増え、1〜2年に1回の植え替えで花付きが保てます。

スパティフィラムの姿

分類・基本データ

科
サトイモ科
属
スパティフィラム属 Spathiphyllum
種
スパティフィラム
別名
ピースリリー、スパティフィルム、笹うちわ
原産地
熱帯アメリカの林床原産。木漏れ日と湿り気のある環境の出身です。

スパティフィラムの育て方の5つのポイント

水やり

土の表面が乾いたらすぐたっぷり(水好き)

日光

日陰

温度の目安

13-28°C

湿度

50-70%

土

保水性のある観葉植物用土

スパティフィラムはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

室内で30〜80cm。4〜8号鉢で流通し、コンパクト品種も豊富。

成長の速さ

中

温度の目安(耐寒〜耐暑)

13-28°C

ケアのポイント

肥料

春〜秋に月1回液肥(花のスタミナ源)

成長速度

中

毒性

全草に毒性あり(シュウ酸カルシウム)。ペット・子どもに注意

「しおれたら水」のサインが明快な初心者向き。花が咲かなくなったら株分かれによる根詰まりのサインです。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い株は3点で見分けます。花(苞)が白く立ち上がり、まだ開いていないつぼみが株元に控えていること、葉に艶があり濃い緑で株元が詰まっていること、鉢を持ち上げたときに土が適度に湿っていて軽すぎないことです。つぼみの多い株ほど購入後も長く花を楽しめます。

避けたいのは、葉先の枯れが目立つ株で、水切れを繰り返した管理ストレスの履歴があり、回復に時間がかかります。もう一つは花が緑色に変わっているものばかりの株で、花の盛りを過ぎており、次の花まで間が空きます。冬の購入は持ち帰り時の冷気で葉が傷むことがあるので、包んでもらってください。

置き場所・日当たり

明るい日陰が定位置です。直射日光は葉焼けで真っ先に傷むため避け、レースカーテン越しか、窓から1〜2m離れた明るい室内が適地です。耐陰性は高く、日中に照明なしで本が読める明るさがあれば葉は育ちますが、極端に暗いと花が咲かなくなります。葉を楽しむなら日陰でよく、花を求めるなら明るい日陰の上限を選ぶ、と覚えてください。冬は13°C以上を保ち、夜間に冷える窓際とエアコンの直風を避けます。湿度を好むので、乾燥する冬は加湿器の近くや観葉植物を集めた場所が向いています。

よくある失敗は、夏の西日が入る窓辺に置いて葉が白っぽく焼け、茶色い斑点が広がることです。焼けた葉は戻らないので付け根から切り、窓から離した明るい日陰に移せば、1〜2か月で新しい葉がそろいます。

水やりの詳細

サトイモ科の中でも水好きです。春〜秋は土の表面が乾いたらすぐ、鉢底から流れるまでたっぷり与え、真夏は2〜3日に1回、毎日近くなることもあります。水切れすると葉柄ごと全体がしなだれる分かりやすいサインを出し、与えれば数時間で復活しますが、繰り返すと葉先の枯れと花数の減少につながるため、しおれる前に与えるのが理想です。冬は成長が緩むので、表面が乾いて1〜2日後にし、暖かい日の午前中に与えます。年間を通した週2〜3回の葉水が葉の艶とハダニ予防に効きます。

よくある失敗は、旅行から戻ると葉が床に伏せるほどしおれ、慌てて受け皿に水を溜めたまま数日放置して根腐れを起こすことです。しおれた株は一度たっぷり与えて受け皿の水を捨て、翌日に葉が戻らなければ黄変した葉を取り除き、明るい日陰で通常の水やりに戻せば回復します。

最適な土の作り方

保水性と水はけを両立させた土が合います。市販の観葉植物用土で十分ですが、乾きの早すぎる環境なら腐葉土やピートモスを1〜2割足して保水を強化します。自分で配合するなら赤玉土(小粒)5、腐葉土3、パーライト2が目安です。水好きとはいえ滞水は根腐れの元なので、鉢底には鉢底石を2cmほど敷き、鉢底穴のある鉢を使います。乾きの速い素焼き鉢よりプラスチック鉢や陶器鉢のほうが水切れしにくく、この植物には向いています。元肥は緩効性肥料を規定量混ぜ、花の時期は月1回の液肥で補います。

剪定・切り戻し

剪定は不要で、手入れは終わった花と傷んだ葉の整理だけです。咲き終わって白から緑色に変わった花は、花茎を根元からたどって清潔なハサミで切り取ります。緑化した花を残しても株は弱りませんが、栄養が次のつぼみに回りにくくなります。枯れた葉や黄変した葉、葉先が茶色く枯れた葉は葉柄の付け根から切り、葉先だけの枯れなら枯れ色に沿って斜めに切ると目立ちません。作業は5〜9月に限らず通年できます。樹液にシュウ酸カルシウムを含み、皮膚に刺激があるため手袋を着用してください。

よくある失敗は、しおれて垂れた葉を枯れたと思って大量に切り、光合成する葉が減って回復が遅れることです。しおれた葉は水を与えて数時間待ち、翌日も戻らない葉だけを切ります。作業後は明るい日陰で水を切らさず管理します。

  1. 1

    時期と道具を用意する

    花がら摘みと枯れ葉の整理は通年できます。清潔なハサミと手袋を用意し、樹液が皮膚に付いたらすぐ洗い流します。

  2. 2

    緑色に変わった花を根元から切る

    白から緑色に変わった花は、花茎を株元までたどって根元で切り取ります。花茎を途中で切ると残った部分が枯れ込むので、根元から切ります。

  3. 3

    黄変した葉と傷んだ葉を切る

    黄変した葉や葉先が枯れた葉は葉柄の付け根から切ります。葉先だけの枯れは枯れ色に沿って斜めに切ると目立ちません。

  4. 4

    しおれた葉は翌日まで待つ

    水切れで垂れた葉は枯れではないので、水を与えて翌日まで待ち、戻らない葉だけを切ります。緑の葉は光合成に必要なので残します。

  5. 5

    明るい日陰で水を切らさず管理する

    作業後は明るい日陰に置き、土の表面が乾いたらすぐ水を与えます。葉水を続けると、1〜2か月で新しい葉と次の花が上がります。

植え替え

1〜2年に1回、5〜9月に行います。スパティフィラムは株分かれで密になりやすく、花が減った、水切れが早くなった、鉢底から根が出た、はほぼ根詰まりのサインです。一回り(直径3cm)大きな鉢に植え替えるか、株分けでリフレッシュします。鉢から抜いて古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根を切り、保水性のある土で元の高さに植え付けます。植え替え直後にたっぷり水を与え、2週間ほど明るい日陰で養生し、肥料は1か月後から再開します。

よくある失敗は、大きく育てたいと3回り以上大きな鉢に植え、土が乾かずに根腐れを起こして葉が黄変することです。その場合は元のサイズに近い鉢に植え直し、傷んだ根を切って明るい日陰で立て直します。真夏の植え替えは根の傷みが回復しにくいので、できれば5〜6月か9月を選んでください。

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    時期と道具をそろえる

    5〜9月、できれば5〜6月か9月に行います。直径3cm大きい鉢、観葉植物用土、鉢底石、清潔なハサミ、手袋を用意し、前日にたっぷり水を与えておきます。

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    鉢から抜いて根鉢をほぐす

    鉢の縁を軽く叩いて株を抜き、根鉢の周りの古い土を3分の1ほど手で落とします。黒く柔らかい根や、鉢底で巻いた根をハサミで切ります。

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    株分けするならここで分ける

    株が密なら、根鉢を手で割って2〜3芽ずつのブロックに分けます。根が絡んで割れない場合は清潔なナイフで切り分けても構いません。

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    元の高さで植え付ける

    鉢底石を2cm敷いて土を入れ、株元が元の鉢と同じ高さになるよう調整して隙間に土を詰めます。深植えは株元の蒸れの原因になります。

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    たっぷり水を与えて養生する

    鉢底から流れるまで水を与え、受け皿の水を捨てます。2週間は明るい日陰に置き、水を切らさずに管理し、肥料は1か月後から再開します。

増やし方

株分けが簡単で確実です。5〜9月の植え替え時に鉢から抜き、根鉢を手で割って2〜3芽ずつのブロックに分け、それぞれ保水性のある土に植え付けます。根が絡んで割れない場合は清潔なナイフで切り分けても構いません。分けた直後は一時的にしなっとしますが、たっぷり水を与えて明るい日陰に置き、水を切らさなければ2〜3週間で立ち直ります。増やした株は贈答の定番です。種からも育てられますが開花まで数年かかり、実用的ではありません。

よくある失敗は、1芽ずつ小さく分けすぎて根が少なく、しおれたまま回復しないことです。1ブロックに芽を2〜3個以上と根をしっかり残し、分けた株は透明な袋を軽くかぶせて湿度を保つと活着が安定します。植え付け後1か月は肥料を与えません。

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    時期と道具を用意する

    適期は5〜9月です。清潔なナイフ、株数分の鉢、保水性のある観葉植物用土、透明なビニール袋、手袋を用意します。

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    鉢から抜いて根鉢を割る

    前日に水を与えた株を鉢から抜き、古い土を落として根鉢の分かれ目を確認します。手で割るか、絡んだ根はナイフで切り分けます。

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    2〜3芽ずつのブロックにする

    1ブロックに芽が2〜3個以上と根がしっかり残るように分けます。小さく分けすぎると根が足りず、しおれたまま回復しません。

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    それぞれの鉢に植え付ける

    鉢底石を敷いた鉢に土を入れ、株元が土に埋まらない高さで植え、隙間に土を詰めます。鉢底から流れるまでたっぷり水を与えます。

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    袋をかぶせて2〜3週間養生する

    透明な袋を軽くかぶせて湿度を保ち、明るい日陰に置きます。しおれても水を切らさなければ2〜3週間で立ち直り、その後は通常管理に戻します。

病害虫対策

病害虫は少なめですが、乾燥期のハダニとカイガラムシを確認します。ハダニは葉裏に付いて葉が白くかすれるので、シャワーで葉裏を洗い流し、週2〜3回の葉水で予防します。カイガラムシは葉柄の付け根に付くので、歯ブラシでこすり落とします。月1回の葉拭きで多くは防げます。葉先が茶色く枯れるのは病気ではなく、水切れの繰り返し、空気の乾燥、水道水のミネラル蓄積が主因で、管理を見直せば新しい葉から改善します。

よくある失敗は、葉先の枯れをカビの病気と思って殺菌剤を繰り返し散布し、薬害で葉全体を傷めることです。葉先だけの枯れなら薬剤は不要で、月1回鉢底から流れるまでたっぷり水を与えて塩類を流し、葉水を習慣にしてください。株元が黒く腐る場合だけ根腐れを疑い、植え替えで対処します。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 5月植え替え・株分け・液肥開始
  • 6月開花期・終わった花のカット
  • 7月水切れ厳重注意・葉水
  • 8月ハダニチェック・葉拭き
  • 9月秋の花を楽しむ・冬支度の準備

季節ごとの管理

春の管理

成長と開花が始まります。水は土の表面が乾いたらすぐ与え、5月から月1回の液肥を開始します。置き場所はレースカーテン越しの明るい日陰で、植え替えと株分けは5月からが適期です。急に暖かくなって水切れしやすくなるため、しおれる前の水やりを心がけてください。

夏の管理

開花が続く時期です。水は2〜3日に1回、真夏は毎日近く与え、月1回の液肥を続けます。直射日光と西日は葉焼けの原因なので、窓から離した明るい日陰に置きます。エアコンの風が当たると葉先が枯れやすいので風の通り道を避け、葉水で湿度を補います。

秋の管理

秋の花を楽しみながら冬支度をします。水は表面が乾いてから与える程度に間隔を空け、肥料は9月で止めます。13°Cを下回る前に、夜間に冷える窓際から離れた定位置へ移してください。終わった花と傷んだ葉を整理し、ハダニが付いていないか葉裏を確認します。

冬の管理

13°C以上を保ち、水は表面が乾いて1〜2日後に暖かい日の午前中に与えます。肥料は与えません。置き場所は暖房の温風が直接当たらない明るい室内で、加湿器の近くが理想です。冬に多いのは乾燥による葉先の枯れとハダニなので、葉水は週2〜3回続けてください。

10月の作業をくわしく知りたいときは観葉植物の冬越しや秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

株全体がぐったりしなだれた

原因

水切れの典型サイン。土が乾ききると葉柄ごと全体が垂れて知らせる。土が湿っているのに垂れる場合は根腐れ。

対策

土が乾いていれば、たっぷり水を与えると数時間で復活します。頻発する場合は根詰まりで保水力が落ちているため、5〜9月に植え替えを。土が湿っているのに垂れるなら鉢から抜き、黒い根を切って新しい土に植え直します。

葉先が茶色く枯れる

原因

水切れの繰り返し、空気の乾燥、水道水のミネラルや肥料の塩類の蓄積。

対策

「しおれる前に水」へ管理を切り替え、葉水を習慣にします。月1回、鉢底から流れるまでたっぷり与えて鉢内の塩類を流すのも有効です。枯れた葉先は斜めカットで整えます。

花が咲かない、または花が小さい

原因

暗すぎる置き場所、株が密になった根詰まり、肥料切れのいずれか、または複合。

対策

レースカーテン越しの明るい日陰に移し、1〜2年植え替えていなければ5〜9月に植え替えか株分けをします。春〜秋は月1回の液肥を与えてください。3点そろえば翌シーズンから花が戻ります。

葉が白っぽく焼けて茶色い斑点が出た

原因

直射日光や西日による葉焼け。窓辺の夏の光は林床育ちの葉には強すぎる。

対策

窓から1〜2m離した明るい日陰に移します。焼けた葉は戻らないので付け根から切り取り、新しい葉がそろうまで水を切らさず管理してください。1〜2か月で見た目が整います。

葉が白くかすれ、葉裏に細かい点がある

原因

乾燥期のハダニ。暖房やエアコンで空気が乾く時期に葉裏で増える。

対策

シャワーで葉裏を洗い流し、多発時は殺ダニ剤を1週間おきに2〜3回散布します。週2〜3回の葉水と月1回の葉拭きで予防でき、新しい葉にかすれが出なければ収束しています。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

スパティフィラムの花

スパティフィラムの花:スパティフィラム(濃い緑で艶のある、先のとがった長楕円形の葉が株元から多数立ち上がる株)の葉の間から細長い花茎が伸び、長さ10cmほどの純白で帆のような楕円形の仏炎苞が
スパティフィラムの花(イメージ)

スパティフィラムの白い花は、花びらに見える部分が仏炎苞(ぶつえんほう)で、本当の花は中央の棒状の部分です。この肉穂花序(にくすいかじょ)にごく小さな花が集まっています。香りはほとんどないか、ごくかすかとされます。春から秋が主な開花期で、一つの花は1か月ほど楽しめます。苞は時間がたつと白から緑に変わりますが、寿命による正常な変化です。

咲かないときの原因は、暗すぎる・根詰まり・水切れの繰り返しが多いといわれます。明るい日陰に置き、しおれる前に水を与え、1〜2年ごとに植え替えや株分けをすると花付きが戻ります。購入時の株は開花を促す処理がされていることもあり、翌年は花数が落ち着く場合があります。終わった花は花茎を根元から切ります。全草にシュウ酸カルシウムを含むため、手袋をして作業しましょう。

スパティフィラムの花言葉・風水

花言葉

スパティフィラムの花言葉は「上品な淑女」「清らかな心」です。白い帆のような仏炎苞を静かに掲げる清楚な花姿に由来し、英名ピースリリー(平和のユリ)の平和の象徴とも重なります。結婚祝いや新居祝いの贈り物として選ばれます。

風水・縁起

風水では、白い花と濃緑の葉が「浄化と調和」の気を持つとされ、リビングや寝室の気を鎮める植物といわれます。空気清浄の研究で取り上げられた植物であることと、白が浄化の色とされることが、清めのグリーンと呼ばれる由来です。

スパティフィラムのよくある質問

Qスパティフィラムの葉先だけが茶色く枯れます。回答を見る
A

病気ではなく、水切れの繰り返し、空気の乾燥、水道水のミネラルや肥料の塩類の蓄積が主な原因です。対処は3つで、しおれる前に水を与える習慣にすること、週2〜3回の葉水で湿度を補うこと、月1回は鉢底から流れるまでたっぷり与えて土の中の塩類を洗い流すことです。枯れた葉先は戻らないので、枯れ色に沿って斜めに切ると目立ちません。新しく出る葉に枯れが出なければ改善しています。2年以上植え替えていない場合は根詰まりも重なるので、5〜9月に植え替えてください。

Qスパティフィラムの花が咲かなくなりました。復活させるには?回答を見る
A

三大原因は「暗すぎる・根詰まり・肥料切れ」です。まずレースカーテン越しの明るさへ移動します(耐陰性に甘えて暗くしすぎが最多)。次に1〜2年植え替えていなければ5〜9月に植え替えか株分けをします(株が密になると咲きません)。最後に春〜秋は月1回の液肥を与えます。3点そろえば、翌シーズンには白い花が戻ります。新しい葉が小さくなっている場合は根詰まりが濃厚なので、まず植え替えを優先してください。

Qスパティフィラムの花が白から緑色に変わりました。回答を見る
A

花(仏炎苞)の寿命による正常な変化です。咲き進むと葉緑素が増えて緑化し、光合成する葉に戻っていきます。緑になった花は観賞価値とともに役目を終えているため、花茎の根元から切り取りましょう。株の栄養が次のつぼみに回り、花のリレーが続きます。咲き始めから緑っぽい場合は光不足のサインなので、置き場所を一段明るくしてください。

Qスパティフィラムがしおれました。もう枯れますか?回答を見る
A

ほとんどの場合、水を与えれば数時間で立ち直ります。スパティフィラムは水切れすると葉柄ごと全体がしなだれる分かりやすいサインを出す植物で、鉢底から流れるまでたっぷり与えて受け皿の水を捨てれば回復します。翌日になっても戻らない葉だけを付け根から切ってください。ただし、土が湿っているのにしおれている場合は根腐れなので、水を足さず、鉢から抜いて黒い根を切り、新しい土に植え直します。しおれを繰り返すと葉先が枯れて花が減るので、表面が乾いたらすぐ与える習慣にしてください。

Qスパティフィラムは猫や犬がいても大丈夫ですか?回答を見る
A

注意が必要です。全草にシュウ酸カルシウムを含み、猫や犬がかじると口の中の痛み、よだれ、嘔吐を起こすことがあります。致死性は低いとされますが、床置きは避けて棚の上や吊り鉢にし、ペットが入れない部屋に置くのが安全です。かじった形跡があって様子がおかしい場合は動物病院に相談してください。人も樹液に触れると皮膚が刺激を受けることがあるので、植え替えや花がら摘みでは手袋を着用します。

スパティフィラムのほかの品種

スパティフィラム としてまとめている他の品種です。

スパティフィラムの種類と選び方を比較する

スパティフィラムに関係するナレッジ

スパティフィラムの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

スパティフィラムを育てる人が次に読んでいるページ

10月の作業と、スパティフィラムの手入れで迷ったときに役立つページです。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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