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花卉初心者向け

チューリップの育て方

Tulipa gesneriana公開日: 最終更新日:

チューリップの育て方の要点

開花
3〜5月
植えどき
10〜12月
水やり
土の表面が乾いたら(冬も忘れずに)
置き場所
直射日光

Hapot編集部より

チューリップは、秋に球根を植えるだけで春に咲く、園芸を初めて経験する人に最も向いた球根植物です。翌春の花芽は購入した時点で球根の中にすでに作られているため、植え付けの時期と冬の水やりさえ守れば、極端な失敗はほとんどありません。品種は世界に数千種類あり、一重咲き、八重咲き、ユリ咲き、フリンジ咲きと花形が豊かで、早生から晩生までを組み合わせれば3月末から5月まで花をつなげられます。草丈は原種系の10cmから切り花系の60cmまで幅があり、プランター、花壇、水栽培のどれにも向きます。管理の要点は3つで、10月下旬から12月上旬の植え付け、冬に屋外で寒さに当てること、地上に何も見えない冬も水を切らさないことです。球根には毒性があり、犬などのペットの誤食と、タマネギとの取り違えに注意してください。日本の気候では2年目の花が小さくなりやすいため、毎年新しい球根を選ぶのが確実な楽しみ方です。

チューリップの姿

分類・基本データ

科
ユリ科
属
チューリップ属 Tulipa
種
チューリップ
別名
ちゅーりっぷ、鬱金香、ウコンコウ
原産地
中央アジア〜トルコ原産。オランダで品種改良が花開き、17世紀には球根バブルを起こした歴史も。

チューリップの育て方の5つのポイント

水やり

土の表面が乾いたら(冬も忘れずに)

日光

直射日光

温度の目安

5-20°C(生育期)。球根は冬の低温が必須

湿度

40-60%

土

水はけの良い花用培養土

チューリップはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

草丈10cm(原種系)〜60cm(切り花系)。プランター・花壇・水栽培まで自在。

成長の速さ

季節駆動(秋植え、春咲き)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

5-20°C(生育期)。球根は冬の低温が必須

ケアのポイント

肥料

植え付け時の元肥+芽出し後に追肥1回

成長速度

季節駆動(秋植え、春咲き)

毒性

球根に毒性あり。ペット(特に犬)の誤食と、タマネギとの誤認に注意

「11〜12月に植えて、冬も水を忘れない」だけで春に咲きます。冬の水切れが失敗原因の第1位です。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い球根は3つの点で見分けます。手に取って重量感があること、指で押しても硬く締まっていること、外皮に傷やカビ、柔らかい部分がないことです。外皮の茶色い薄皮が多少剥けているのは問題ありません。

避けたいのは、軽くて中がすかすかに感じる球根と、底の発根部分が黒ずんでいたり白いカビが出ていたりする球根です。同じ品種なら大きい球根ほど花も大きくなります。早生、中生、晩生を組み合わせて買うと開花期間を1か月以上に延ばせ、9〜10月の売り出し直後に選ぶと状態の良いものがそろっています。

置き場所・日当たり

日当たりの良い場所で育てます。花壇でもプランターでも、1日5時間以上日の当たる場所が理想で、日照が足りないと茎が間延びして倒れやすくなります。チューリップの生理で最も大切なのが冬の低温で、球根はおおむね5°C前後の寒さに6〜8週間当たらないと開花の準備が進みません。そのため冬もプランターは屋外に置いたままにし、霜や雪が当たっても構いません。

よくある失敗は、寒さから守るつもりで室内に取り込み、春に葉だけが出て花が咲かないケースです。こうなった年は葉を残して球根を養い、翌年は屋外管理に戻せば咲きます。開花後は直射日光の強い場所より、明るい半日陰に移した方が花が1週間ほど長持ちします。強風で茎が折れることもあるので、背の高い品種は建物の風下側に置くと安心です。

水やりの詳細

植え付け後から春まで、土の表面が乾いたら鉢底から流れるまでたっぷり与えます。最大の落とし穴が冬の水やり忘れです。地上に何も見えない12〜2月も、土の中では根が旺盛に伸びており、乾かしてしまうと春の花が小さくなったり咲かなかったりします。プランターは特に乾きやすいので、冬も週1回は土を指で確かめ、乾いていれば暖かい日の午前中に与えてください。芽が出てから開花までは水の需要が増えるため、春は2〜3日に1回が目安になります。失敗例として、冬に3週間ほど水を切らして芽が出ないまま球根がしなびるケースがあります。芽が動く前に気付いたら、すぐに水やりを再開して土を湿らせ続けると、遅れて芽が出ることがあります。開花後、葉が黄変してきたら徐々に水を減らし、球根を休ませます。

最適な土の作り方

水はけの良い土が第一条件です。市販の花用培養土か球根用土をそのまま使えますが、自分で配合するなら赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1が目安です。花壇は植え付けの2週間前に苦土石灰を1平方メートルあたり100gほど混ぜ、深さ30cmまで耕して緩効性肥料を元肥として仕込みます。プランターは鉢底石を2〜3cm敷き、元肥入りの培養土なら追加の肥料は不要です。植え付けの深さは球根3個分が基本で、花壇では10〜15cm、プランターでは5〜10cmとやや浅めにします。株間は花壇で10〜15cm、プランターなら球根1個分の密植でも構いません。

剪定・切り戻し

開花後の管理が翌年の球根を左右します。花がしおれたら、花首のすぐ下で花だけを摘み取ります。種を作らせず、養分を球根に戻すためです。目安は満開から5〜7日、花びらの縁が透けてきた頃です。葉と茎は切らずに残してください。葉の光合成が翌年の球根を太らせるため、緑の葉を早く切ると翌年の花が小さくなります。

よくある失敗は、見た目を整えようと花後すぐに葉ごと株元で刈り取ってしまい、翌年に葉しか出ないケースです。こうなった球根は小さくなっているので、翌年も葉を残して2年ほど養生すると、再び咲く大きさに戻ることがあります。6月頃に葉が自然に黄変して枯れたら、そこで初めて地上部を取り除きます。花は早く、葉は最後まで、が球根植物に共通する手入れの基本です。

  1. 1

    時期と道具を準備する

    花がら摘みは開花後の4〜5月、葉の整理は6月に行います。清潔なハサミと、摘んだ花や枯れ葉を入れる袋を用意し、作業は晴れた日の午前中が向いています。

  2. 2

    しおれた花を花首で摘む

    満開から5〜7日、花びらの縁が透けてきたら、花首のすぐ下でハサミを入れて花だけを取ります。種を作らせず、養分を球根に戻すためです。

  3. 3

    葉と茎は残して光合成させる

    花を摘んだ後も葉と茎は切りません。緑の葉が翌年の球根を太らせるので、見た目が気になっても6月まで残し、水やりと日当たりを続けます。

  4. 4

    黄変した葉を取り除く

    6月頃に葉が自然に黄色く枯れたら、手で軽く引いて取れる状態になっています。取れない葉は株元でハサミで切り、土の表面をきれいにします。

  5. 5

    球根を休ませて夏を越す

    葉を取り除いた後は水やりを止め、雨の当たらない乾いた場所で球根を休ませます。翌年も使うなら掘り上げてネットに入れ、涼しい日陰で秋まで保存します。

植え替え

植え付けの適期は10月下旬から12月上旬で、紅葉が見頃を迎える頃が目安です。地温が高い9月に植えると球根が腐りやすく、12月中旬を過ぎると根が伸びる期間が足りず花が小さくなります。深さは球根3個分、株間は花壇で10〜15cm、プランターは球根1個分の密植が基本です。翌年も咲かせたい場合は、葉が枯れた6月に球根を掘り上げ、風通しの良い日陰で1週間ほど乾かしてネットに入れ、秋まで涼しい場所で保存します。掘り上げずに植えっぱなしにした場合、日本の高温多湿の夏に球根が腐ったり、分球して小さくなったりして、翌年は花が咲かないことが多いです。植えっぱなしで咲かなかった株は、6月に掘り上げて子球を養成し直すか、新しい球根に更新してください。確実に楽しむなら毎年新しい球根を買うのが実用的です。

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    時期と道具をそろえる

    10月下旬から12月上旬に行います。球根、花用培養土か球根用土、鉢底石、緩効性肥料、移植ごて、プランターなら深さ20cm以上の鉢を用意します。

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    土を準備して元肥を混ぜる

    花壇は2週間前に苦土石灰を混ぜて深さ30cmまで耕し、緩効性肥料を仕込みます。プランターは鉢底石を2〜3cm敷き、培養土を鉢の縁から3cm下まで入れます。

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    深さと間隔を決めて置く

    深さは球根3個分が目安で、花壇は10〜15cm、プランターは5〜10cmです。株間は花壇で10〜15cm、プランターは球根1個分の密植にすると花が引き立ちます。

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    とがった方を上に向けて植える

    球根のとがった側を上、平らな発根部を下にして置き、土をかぶせます。プランターでは球根の平らな面を鉢の外側へ向けると、葉が外に開いてきれいにそろいます。

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    水を与えて屋外で管理する

    植え付け後は鉢底から流れるまで水を与え、日当たりの良い屋外に置きます。冬も週1回は土を確かめ、乾いていれば午前中に水を与えて根を育てます。

増やし方

分球で増やせます。親球根の脇にできる子球根を、6月の掘り上げ時に外して保存し、秋に植え付けます。ただし子球は開花サイズになるまで2〜3年の養成が必要で、その間は葉だけを育てて球根を太らせます。直径3cm以上の球根なら翌春に開花が期待できます。種からも育てられますが、開花まで5年以上かかるため、家庭では現実的ではありません。

よくある失敗は、掘り上げた球根をビニール袋に入れて保存し、夏の間にカビて全滅するケースです。保存はネットや紙袋に入れ、風通しの良い日陰で25°C以下を保つことが大切です。カビが出た球根は取り除き、無事な球根だけを乾いた状態で保管し直します。家庭では増やすより、毎年秋の球根売り場で新しい品種を選ぶ楽しみ方が主流です。

  1. 1

    時期と道具を準備する

    葉が黄変して枯れた6月に行います。移植ごて、球根を乾かすためのざるや新聞紙、保存用のネット袋か紙袋、名前を書くラベルを用意します。

  2. 2

    球根を傷付けずに掘り上げる

    株元から10cmほど離れた位置に移植ごてを入れ、球根を傷付けないよう土ごと持ち上げます。晴天が続いた日に行うと土が付きにくく作業が楽です。

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    子球を外して選別する

    親球の脇に付いた子球を手で外し、土を落とします。直径3cm以上の球は翌春に咲く見込みがあり、小さい球は2〜3年の養成用として分けておきます。

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    日陰で乾かして保存する

    風通しの良い日陰で1週間ほど乾かし、枯れた葉と根を取り除きます。ネット袋に入れて25°C以下の涼しい場所に吊るし、ビニール袋での密閉は避けます。

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    秋に植え付けて養成する

    10月下旬から12月上旬に植え付けます。小さい子球は株間5cmで浅めに植え、翌春は葉だけを育てて肥料を月1回与え、球根を太らせます。

病害虫対策

アブラムシと球根の腐敗が二大注意点です。アブラムシは3〜4月の茎やつぼみに付き、花に模様が乱れるモザイク病(ウイルス病)を媒介するため、見つけ次第、水で洗い流すか市販の薬剤で駆除します。モザイク病にかかった株は治らないので、周囲への感染を防ぐために球根ごと処分してください。球根の腐敗は水はけの悪さと植え付け前の傷が原因で、ふかふかの土に、カビや傷のない硬い球根を植えることが予防になります。植え付け後に水が溜まる場所で腐らせてしまった場合は、周囲の土を掘り返して腐った球根を取り除き、翌年はパーライトを1割足して植え直します。掘り上げて保存中の球根は、ネット袋に入れて風通しの良い日陰に置き、カビを防ぎます。開花後に花がらを放置すると灰色かび病が出るので、花がら摘みを早めに行ってください。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
種蒔き
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 3月芽出し後の追肥・アブラムシ警戒
  • 4月開花・花がら摘み(葉は残す)
  • 5月晩生種の開花・葉の管理継続
  • 6月葉が枯れたら掘り上げ・乾燥保存
  • 10月球根の購入・土づくり
  • 11月植え付け適期(球根3個分の深さ)

季節ごとの管理

春の管理

芽が伸びたら水を2〜3日に1回に増やし、芽出し後に緩効性肥料を1回与えます。置き場所は日当たりの良い場所で、開花後は半日陰に移すと花が長持ちします。アブラムシがつぼみに付きやすいので早めに駆除し、花がらは早めに摘んで葉は残します。

夏の管理

6月に葉が枯れたら水やりを止め、肥料も与えません。翌年も使う球根は掘り上げて風通しの良い日陰で乾かし、ネットに入れて25°C以下の涼しい場所で保存します。植えっぱなしの場合は雨の当たらない場所へ移し、高温多湿で球根が腐るのを防いでください。

秋の管理

10月下旬から12月上旬が植え付けの適期です。水はけの良い土に元肥を混ぜ、球根3個分の深さに植え、植え付け後はたっぷり水を与えます。置き場所は日当たりの良い屋外で、肥料は元肥だけで十分です。早植えは球根が腐りやすいので紅葉の見頃を待ちます。

冬の管理

屋外で寒さに当てることが必須で、室内には取り込みません。肥料は不要ですが、水は週1回土を確かめ、乾いていれば午前中に与えます。冬の水切れは咲かない原因の1位です。日当たりの良い場所に置き、霜柱で球根が持ち上がったら土を押さえて戻します。

10月の作業をくわしく知りたいときは秋植え球根の植え方や冬の寄せ植えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

葉は出たのに花が咲かない

原因

冬の水切れ、室内管理による低温不足、12月中旬以降の植え付け遅れ、小さすぎる球根のいずれかです。

対策

今季は葉を切らずに残して球根を太らせます。来季は11月に植え、屋外で寒さに当て、冬も週1回土を確かめる、の3原則を守ってください。直径3cm以上の重い球根を選ぶことも確実性を上げます。

つぼみのまま枯れた・茎が短いまま開いた

原因

生育後半の急な高温や乾燥、または冬の低温期間の不足です。暖冬の年に起きやすい症状です。

対策

開花期は雨の当たらない半日陰に移し、水を切らさないようにすると花が長持ちします。暖冬が続く地域では、購入した球根を冷蔵庫で6週間冷やしてから植える方法を翌季に検討してください。

花びらに筋状の模様や色むらが出る

原因

アブラムシが媒介するモザイク病(ウイルス病)です。品種本来の模様ではなく、年々花が小さくなります。

対策

治す方法はないので、周囲への感染を防ぐために発症株は球根ごと抜き取って処分します。3〜4月のアブラムシを早めに駆除し、使ったハサミは消毒してください。

植え付けた球根が土の中で腐った

原因

水はけの悪い土、地温の高い9月の早植え、植え付け前に傷やカビのあった球根が原因です。

対策

腐った球根は周囲の土ごと取り除き、パーライトを1割足して水はけを改善します。植え付けは紅葉の見頃を待ち、硬く重い球根を選んでください。

葉先が茶色く枯れ、球根の底が黒くなった

原因

球根腐敗病(フザリウム)で、高温多湿の土や傷んだ球根から感染します。保存中の球根にも出ます。

対策

発症した球根は処分し、同じ場所には2〜3年チューリップを植えないようにします。掘り上げた球根は風通しの良い日陰でよく乾かし、カビのある球根は保存前に取り除いてください。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

チューリップの花言葉・風水

花言葉

チューリップ全体の花言葉は「思いやり」「博愛」とされます。色別では赤が「愛の告白」、ピンクが「誠実な愛」、黄色が「明るさ」、白が「純粋」といわれます。トルコの伝説で、恋人を思って命を落とした若者の血から赤い花が咲いたという物語に由来するとされ、春の贈り花の定番です。

風水・縁起

春一番に咲く花は「新しい運気の呼び水」とされ、玄関先や庭の入口に植えると良い気を招くといわれます。丸いつぼみの形は円満の象徴とされ、赤やピンクは恋愛運、黄色は金運と結び付けて語られます。冬の寒さを越えて咲く姿が、停滞した気を動かす力に重ねられたことが由来とされます。

チューリップのよくある質問

Qチューリップが咲きませんでした。原因は何ですか?回答を見る
A

主な原因は4つです。植え付けが12月中旬以降と遅すぎて根の育成期間が足りなかった、冬に水を切らした、冬に室内へ取り込んで低温に当たらなかった、球根が小さいか傷んでいた、のいずれかです。葉だけ出て咲かない場合は冬の水切れと室内管理が典型です。次のシーズンは11月に植え、屋外に置き、冬も週1回土を確かめる、の3点を守ればまず失敗しません。

Q咲き終わったチューリップはどうすればいいですか?回答を見る
A

花首のすぐ下で花だけを摘み、葉と茎はそのまま残してください。葉の光合成が来年の球根を育てます。その後は日当たりで管理を続け、6月頃に葉が黄色く枯れたら役目は終わりです。翌年も挑戦するなら球根を掘り上げて日陰で乾燥保存し、手軽に楽しむなら今年で片付けて、秋にまた新しい球根を植えるのがおすすめです。日本の気候では2年目の花が小さくなりやすいためです。

Qチューリップは水栽培(水耕栽培)でも咲かせられますか?回答を見る
A

咲かせられますが、ひと手間必要です。チューリップの球根は低温に当たらないと咲かないため、購入後に紙袋へ入れて冷蔵庫の野菜室で6〜8週間冷やしてから水栽培容器にセットします。根が出るまでは球根の底が水に触れる水位にし、根が伸びたら水位を下げて球根本体を濡らさないようにします。11月に冷蔵を始め、1月にセットし、3月に開花というスケジュールが目安です。

Qチューリップの球根は植えっぱなしでも翌年咲きますか?回答を見る
A

原種系の小型品種なら植えっぱなしでも数年咲きますが、一般的な園芸品種は翌年に花が小さくなるか咲かないことが多いです。日本の夏は高温多湿で、土の中の球根が腐ったり、分球して小さくなったりするためです。翌年も咲かせたいなら6月に掘り上げて乾燥保存するのが確実です。植えっぱなしにするなら、雨の当たらない乾いた場所で夏を越させ、葉は枯れるまで切らずに残してください。

Qチューリップの球根は犬や猫が食べると危険ですか?回答を見る
A

危険です。球根にはツリピンなどの成分が含まれ、犬や猫が口にすると嘔吐や下痢、よだれ、元気消失などの症状が出ることがあります。特に犬は掘り返して球根をかじりやすいので、植え付け後は土の表面をネットで覆うか、ペットが入れない場所で育ててください。保存中の球根も手の届かない場所に置きます。誤食に気付いたら、量と時間を確認して早めに動物病院へ相談してください。

Qチューリップをプランターに植えるときの深さと株間、何球植えられるかの目安は?回答を見る
A

プランターでは深さ5〜10cm、株間は球根1個分ほどの密植が目安です。花壇(深さ10〜15cm、株間10〜15cm)より浅く詰めて植えると、咲いたときに見栄えがします。標準的な65cmのプランターなら10〜15球ほどが入ります。深さ20cm以上の容器を使い、鉢底石を敷いて水はけのよい土を入れてください。容器の寸法から球数を出すには、Hapotの「球根の深さ・間隔・球数計算」ツールが使えます。

Q日陰でもチューリップは育ちますか?回答を見る
A

半日陰なら咲きますが、日当たりのよい場所のほうが確実です。1日5時間以上日が当たる場所が理想で、日照が足りないと茎がひょろりと伸びて倒れやすく、花も小さくなります。チューリップは光に向かって曲がる性質が強いので、日の当たる方向が偏る場所ではプランターをときどき回すと、まっすぐに育ちます。咲き始めてからは半日陰に移すと、花が長持ちします。

チューリップに関係するナレッジ

チューリップの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

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この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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