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フレンチラベンダーの育て方

Lavandula stoechas公開日: 最終更新日:

フレンチラベンダーの育て方の要点

開花
4〜6月
植えどき
3〜4月・9月
水やり
開花期は土の表面が乾いたら。花後〜冬は乾いて1〜3日後
置き場所
直射日光

Hapot編集部より

フレンチラベンダーは、花穂の先にうさぎの耳のような苞(ほう)が立ち上がる、見た目の可愛らしさが際立つラベンダーです。ラベンダー全般と比べると、暑さと蒸れに比較的強く暖地向きで、開花も4〜6月と早い一方、耐寒性はやや弱く、霜の強い地域では冬の保護が必要になります。

学名は Lavandula stoechas で、ストエカス系やスパニッシュラベンダーとも呼ばれます。花穂は短く太い楕円形で、先端の苞が濃い紫やピンク、白などに色づき、小さな花そのものより苞が目立つのが特徴です。香りは甘さが控えめで、樟脳を思わせる清涼感が強く、香りの質ではイングリッシュ系に及ばないとされますが、春の鉢花や花壇の彩りとしては主役級です。

春の園芸店でよく見かけるラベンダーで、関東以西の平野部でも夏越ししやすく、暖地で初めてラベンダーを育てる人に向いています。花後の切り戻しを早めに済ませれば、条件がよいと秋にも花が上がることがあります。

フレンチラベンダーの姿

分類・基本データ

科
シソ科
属
ラベンダー属 Lavandula
種
フレンチラベンダー
別名
ストエカス、ストエカスラベンダー、スパニッシュラベンダー、Lavandula stoechas
原産地
地中海沿岸の西部から東部まで広く、スペインやポルトガル、南フランス、北アフリカなどの日当たりのよい乾いた低地に自生します。暖かい低地が原産のため、暑さに比較的強く、強い冷え込みには弱い性質です。

フレンチラベンダーの育て方の5つのポイント

水やり

開花期は土の表面が乾いたら。花後〜冬は乾いて1〜3日後

日光

直射日光

温度の目安

-5〜35°C(霜と寒風に当て続けない)

湿度

30-60%

土

水はけの良い土(弱酸性〜中性でも育つ)

フレンチラベンダーはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

草丈30〜60cm、株張り30〜50cm。鉢植えでは30〜40cmにまとまります。花穂は短く太い楕円形で、先端に苞が耳のように立ち上がります。

成長の速さ

中

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-5〜35°C(霜と寒風に当て続けない)

ケアのポイント

肥料

3月と9月に緩効性肥料を少量

成長速度

中

毒性

強い毒性は知られていないとされる。樟脳成分を含むため、料理やハーブティーには使わない

花が終わったら6月中に切り戻し、梅雨は軒下へ。暑さには比較的強いので、注意するのは冬の霜と寒風です。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い苗は、株元から枝が数本分かれて、つぼみの付いた短い花穂がたくさん上がっていること、葉が灰緑色で張りがあること、ポットの底に白い根が見えることの3点で選びます。苞の色は濃い紫のほか、ピンクや白、赤紫などがあり、「キューレッド」などの品種名で売られています。

避けたいのは、満開を過ぎて苞の色があせた売り残りの苗と、株元の葉が茶色く蒸れた苗です。購入は3〜4月の開花前が最適で、寒冷地では冬に取り込める鉢植えで楽しむ前提で選びます。花茎が長く苞の大きい亜種ペドゥンクラータ(「パピヨン」など)も、同じ仲間として売られています。

置き場所・日当たり

基本はラベンダーと同じく日なたで風通しのよい場所を好みますが、フレンチラベンダーは暑さに比較的強い分、寒さへの備えが必要な点が違います。関東以西の平野部なら、1日5〜6時間以上日の当たる花壇や鉢で一年中戸外に置けます。夏も日なたで構いませんが、梅雨だけは軒下へ移すと蒸れを防げます。

冬は霜と寒風が苦手で、-5°C前後が耐えられる目安とされます。寒冷地や内陸の冷え込む地域では鉢植えにし、霜の降りる夜は軒下や無加温の玄関へ取り込みます。

よくある失敗は、北風の吹きさらしに植えて、冬に葉が赤黒く傷み枝先が枯れ込むことです。枯れた枝先は3月に緑の部分まで切り戻し、春からは風よけのある南向きの場所で育てると、4月には新芽が伸びて花穂が上がります。

水やりの詳細

乾かし気味が基本なのはラベンダーと同じですが、フレンチラベンダーは開花が4〜6月と早く、春の生育期に水を欲しがるのが特徴です。鉢植えは、つぼみが上がる3〜5月は土の表面が乾いたらすぐ、鉢底から流れるまで与えます。水切れでしおれた花穂は回復しにくいので、開花期だけは乾かしすぎないようにします。

花後から夏は土が乾いて1日ほどおいてから朝に与え、冬は土が乾いて3〜4日後に控えめにします。庭植えは根付けば雨任せで、夏に晴天が10日以上続くときだけ与えます。

よくある失敗は、開花中の鉢を日なたで一日水切れさせ、苞がしおれて花穂がうなだれることです。すぐに鉢ごとバケツの水に10分ほど浸けて吸わせ、半日陰で休ませると、まだ咲いていないつぼみは持ち直します。

最適な土の作り方

市販のハーブ用土か、草花用培養土に軽石を3割混ぜた、水はけのよい土で植え付けます。フレンチラベンダーは原産地で酸性寄りの土にも自生するとされ、ほかのラベンダーほど石灰で土をアルカリ性に傾ける必要はないとされます。苦土石灰は1鉢に小さじ1杯程度の少量で十分です。鉢植えは赤玉土小粒5、軽石3、腐葉土2の配合に鉢底石を2〜3cm敷きます。庭植えは15〜20cmほど盛り土をし、株間を40cm以上あけて植えます。

剪定・切り戻し

フレンチラベンダーの剪定は、花が終わった6月中に、花穂の下の葉が付いた位置で切り戻すのが基本です。苞の色があせてきたら花茎ごと切り、同時に株全体を3分の1ほど刈り込んで、梅雨の蒸れに備えます。花後の切り戻しを早めに終えるほど、夏の間に新しい枝が育ち、秋に花が上がりやすくなります。

冬の寒さで傷んだ枝は、新芽が動き出す3月に緑の部分まで切り戻します。10月以降に強く切ると、寒さで切り口から枯れ込みやすいので、秋は伸びすぎた枝先を整える程度にとどめます。

よくある失敗は、花がらを付けたまま夏を迎え、株が間延びして中心がスカスカになることです。その場合は9月に緑の葉が残る位置まで軽く切り戻し、翌年からは花後すぐに刈り込みます。

  1. 1

    6月中に剪定ばさみを用意する

    苞の色があせてきた花後の6月中に行います。清潔な剪定ばさみと、切った花穂を入れる袋を用意します。

  2. 2

    花穂の下の葉の位置で切る

    花茎を、花穂の下の葉が付いている位置で切り取ります。苞の色が残る花穂はドライフラワーに使えます。

  3. 3

    株全体を3分の1刈り込む

    梅雨の蒸れに備えて、株全体を3分の1ほど刈り込みます。必ず緑の葉が残る位置で切りそろえます。

  4. 4

    3月に冬の傷みを切り戻す

    冬の寒さで赤黒く傷んだ枝先は、新芽が動き出す3月に緑の部分まで切り戻します。10月以降の強い剪定は避けます。

  5. 5

    切り戻し後は軒下で管理する

    剪定後の梅雨の間は鉢を軒下へ移し、水は土が乾いて1日おいて朝に与えます。夏に新しい枝を育てると秋に花が上がります。

植え替え

鉢植えは1〜2年に1回、花後の6月か9月に植え替えます。フレンチラベンダーは根の張りが早く、春の開花時に根詰まりしていると花数が減るため、鉢底から根が出ていたら花後すぐにひと回り大きな鉢へ移します。根鉢は肩の土を軽く落とす程度にし、5〜7号鉢を目安にします。寒さにやや弱いので、秋の植え替えは9月中に済ませ、冬までに根を張らせます。

ラベンダーの中では株の寿命が短めとされ、3〜5年で枝が木質化して花数が減ってきます。植え替えのたびに株の様子を見て、古くなったら挿し木の若い株に替えます。

よくある失敗は、真冬に地植えへ下ろして根が張らず、霜で株元から傷むことです。その場合は鉢に戻して軒下で冬を越させ、翌年の花後か9月に植え直します。

  1. 1

    花後の6月か9月に鉢と用土を用意する

    ひと回り大きな5〜7号鉢、ハーブ用土か赤玉土小粒5・軽石3・腐葉土2の配合土、鉢底石を用意します。真冬の植え替えは避けます。

  2. 2

    肩の土を軽く落とす

    株を鉢から抜き、根鉢の肩の土と、底で巻いた根だけを軽くほぐします。根鉢の中心はあまり崩さないようにします。

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    鉢底石を敷いて植え付ける

    鉢底石を2〜3cm敷き、株元の高さが元と同じになるよう植えます。石灰は小さじ1杯程度の少量で十分です。

  4. 4

    水を与えて明るい日陰で休ませる

    鉢底から流れるまで水を与え、5日ほどは雨の当たらない明るい日陰に置きます。その後は日当たりのよい場所に戻します。

  5. 5

    古株は挿し木苗に替える

    3〜5年たって枝が木質化し花が減った株は、植え替えのついでに挿し穂を取り、若い株に更新します。

増やし方

挿し木で簡単に増やせ、適期は花後の5〜6月と9月です。フレンチラベンダーは発根が早く、花の付いていない若い枝先を6〜8cmに切り、下葉を取って挿し木用土に挿すと、2〜3週間で根が出ます。9月に挿した苗は寒さに弱いので、最初の冬は軒下か室内の明るい窓辺で守ります。

種からも育てられ、3〜4月か9月にまくと発芽しますが、交配で生まれた園芸品種は種から親と同じ苞の色が出ないことがあります。お気に入りの色を残したいときは挿し木にします。

よくある失敗は、苞の付いた花茎を挿し穂に使い、花に力を取られて発根しないことです。挿し穂は花やつぼみの付いていない枝を選び、付いていたら切り取ってから挿します。

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    5〜6月か9月に挿し穂を準備する

    清潔なハサミ、挿し木用土を入れた小鉢、割り箸を用意します。花やつぼみの付いていない若い枝を選びます。

  2. 2

    枝先を6〜8cmに切る

    若い枝先を6〜8cmの長さに切ります。苞やつぼみが付いていたら、発根に力を回すために切り取ります。

  3. 3

    下葉を取って水揚げする

    下半分の葉を取り除き、切り口を斜めに整えて30分〜1時間水に浸けます。葉が多い場合は上の葉も少し減らします。

  4. 4

    湿らせた用土に挿す

    割り箸で穴をあけ、2〜3cmの深さに挿して土を軽く押さえます。挿した後はたっぷり水を与えます。

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    2〜3週間は明るい日陰で管理する

    直射日光の当たらない明るい場所で乾かさずに管理します。9月に挿した苗は、最初の冬は軒下か室内の窓辺で守ります。

病害虫対策

病害虫は少なく、暖地での最大の注意点は害虫より梅雨の蒸れです。花後すぐの切り戻しと、梅雨の軒下への移動で、灰色かび病や株元の腐れはほとんど防げます。春の開花期は新芽や苞にアブラムシがつきやすく、4〜5月は週1回、苞の付け根と新芽を見回ります。見つけたら水で洗い流すか、粘着テープで取り除きます。夏の乾燥期にはハダニが葉裏につき、葉がかすれたように白っぽくなることがあります。

よくある失敗は、苞の間についたアブラムシに気づかず、ベタベタした排せつ物にすす病の黒いカビが広がることです。汚れた花穂は切り取り、葉を水で洗い流してから、風通しのよい場所で乾かし気味に管理します。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
種蒔き
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 3月傷んだ枝の切り戻し・追肥・植え付け
  • 4月開花・つぼみの水切れとアブラムシに注意
  • 6月花後の切り戻し・梅雨は軒下へ・挿し木
  • 9月挿し木・植え替え・少量の追肥
  • 11月霜と寒風の当たらない場所へ移す

季節ごとの管理

春の管理

4〜6月の開花期は、水を土の表面が乾いたらすぐ与え、つぼみの水切れを防ぎます。肥料は3月に緩効性肥料を少量。日当たりのよい戸外に置き、苞の付け根につくアブラムシに注意します。冬に傷んだ枝は3月に切り戻します。

夏の管理

6月中に花後の切り戻しを済ませ、梅雨の間は鉢を軒下へ移します。夏は暑さに比較的強く日なたに置けますが、水は土が乾いて1日おいて朝に与え、肥料は与えません。蒸れによる株元の腐れとハダニに注意します。

秋の管理

9月に挿し木や植え替えを行い、緩効性肥料を少量与えます。水は土が乾いたら与えます。夏に切り戻した株は、条件がよいと秋に花が上がることがあります。日当たりのよい場所に置き、長雨のときは軒下へ移します。

冬の管理

耐寒性はやや弱く、-5°C前後が目安とされます。霜の降りる地域では、夜は鉢を軒下や無加温の玄関へ移します。水は土が乾いて3〜4日後に控えめにし、肥料は与えません。寒風で葉が赤黒く傷みやすい季節です。

11月の作業をくわしく知りたいときは冬の寄せ植えや秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

冬に葉が赤黒く変色する

原因

霜や寒風による寒さの傷みです。フレンチラベンダーの耐寒性は-5°C前後が目安とされ、北風の吹きさらしでは葉や枝先が傷みます。

対策

霜の降りる夜は軒下や無加温の玄関へ移します。傷んだ枝先は3月に緑の部分まで切り戻すと、春に新芽が伸びて回復します。

開花中に花穂がしおれてうなだれる

原因

開花期の水切れです。4〜6月は生育が盛んで水を多く必要とし、鉢植えは晴れた日に一日で乾くことがあります。

対策

鉢ごとバケツの水に10分ほど浸けて吸わせ、半日陰で休ませます。開花期は土の表面が乾いたらすぐ水を与えます。

苞の色がぼやけて花数が少ない

原因

日照不足か、前年の花後の切り戻しが遅れて充実した枝が育たなかったことが原因です。

対策

1日5〜6時間以上日の当たる場所へ移します。花が終わったら6月中に花穂の下で切り戻し、夏に新しい枝を育てます。

葉や苞がベタベタして黒くなる

原因

アブラムシの排せつ物に、すす病のカビが生えています。苞の付け根や新芽にアブラムシがつきやすい植物です。

対策

汚れた花穂を切り取り、葉を水で洗い流します。4〜5月は週1回、苞の付け根と新芽を見回り、アブラムシを早めに取り除きます。

数年で株がスカスカになり花が減る

原因

株の老化です。フレンチラベンダーはラベンダーの中では寿命が短めとされ、3〜5年で枝が木質化して花数が減ってきます。

対策

花後の5〜6月か9月に若い枝先を挿し木にし、若い株に更新します。古株は無理に強く切らず、挿し木苗が育ったら入れ替えます。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

フレンチラベンダーの花言葉・風水

花言葉

ラベンダーの花言葉には「沈黙」「あなたを待っています」「清潔」などがあります。うさぎの耳のような苞を立ててじっと咲くフレンチラベンダーの姿は、誰かの訪れを静かに待つ「あなたを待っています」の言葉によく重なります。品種独自の花言葉は特に定められていないとされます。

風水・縁起

風水では紫は浄化と品格の色とされ、春いちばんに咲くフレンチラベンダーは、新しい季節の良い気を呼び込む花といわれます。苞が上へ向かって立ち上がる姿から、運気を上向かせる縁起のよい形とも見られ、日当たりのよい玄関先や南向きのベランダに置くとよいとされます。

フレンチラベンダーのよくある質問

Qフレンチラベンダーとイングリッシュラベンダーの違いは何ですか?回答を見る
A

見た目と暑さへの強さはフレンチラベンダー、香りと寒さへの強さはイングリッシュラベンダーが優れます。フレンチラベンダーは花穂の先にうさぎの耳のような苞が立ち、4〜6月と早く咲き、関東以西の暖地でも夏越ししやすい系統です。一方で-5°C前後が耐寒性の目安で、香りは樟脳を思わせる清涼感が強めです。イングリッシュラベンダーは苞がなく、甘い香りで-15°C前後の寒さに耐えますが、暖地の夏の蒸れに弱い系統です。

Qフレンチラベンダーの花が終わったらどこで切ればいいですか?回答を見る
A

花穂の下の、葉が付いている位置で花茎ごと切ります。苞の色があせてきた6月中が目安で、同時に株全体を3分の1ほど刈り込んで梅雨の蒸れに備えます。葉のない茶色い木質部まで切ると芽が出にくいので、必ず緑の葉が残る位置で切ります。花後の切り戻しを早く終えるほど夏に新しい枝が育ち、条件がよいと秋にも花が上がります。10月以降の強い剪定は、寒さで切り口から傷みやすいので避けます。

Qフレンチラベンダーの冬越しは室内に入れたほうがいいですか?回答を見る
A

関東以西の平野部なら戸外で冬越しでき、室内に入れる必要はほとんどありません。フレンチラベンダーの耐寒性は-5°C前後が目安とされ、霜と寒風を避けられる軒下や南向きの壁際なら冬を越せます。-5°Cを下回る寒冷地や内陸では、夜だけ無加温の玄関や明るい室内に取り込みます。暖房の効いた部屋に置き続けると徒長して弱るので、昼は日なたへ出します。冬の水やりは土が乾いて3〜4日後に控えめにし、肥料は与えません。

Qフレンチラベンダーはハーブティーや料理に使えますか?回答を見る
A

料理やハーブティーには使わず、観賞やポプリ、サシェで楽しむのが一般的です。フレンチラベンダーは樟脳に似た成分を多く含むとされ、香りがツンと強く、口にする用途には向かないといわれます。飲用や菓子作りに使うなら、甘く穏やかな香りのイングリッシュラベンダーを選びます。フレンチラベンダーの花穂は苞の色がきれいに残るので、咲き始めに切って逆さに吊るし、ドライフラワーやリースの材料にすると長く楽しめます。

Qフレンチラベンダーとデンタータ(フリンジラベンダー)の違いは何ですか?回答を見る
A

葉の形と咲く期間が違います。フレンチラベンダーの葉は細長い線形で縁がなめらかなのに対し、デンタータは葉の縁に細かいギザギザ(鋸歯)が入るのが特徴で、フリンジラベンダーとも呼ばれます。フレンチラベンダーは4〜6月が主な開花期ですが、デンタータは四季咲き性が強く、暖地では長い期間咲き続けます。どちらも苞が付き暑さに比較的強い暖地向きの系統で、寒さにはやや弱い点は共通しています。

Qフレンチラベンダーは秋にも花が咲きますか?回答を見る
A

条件がよければ、秋に再び花が上がることがあります。主な開花期は4〜6月ですが、花後の6月中に花穂の下で切り戻して株全体を3分の1ほど刈り込み、夏の間に新しい枝を育てると、9〜10月に花穂が上がることがあります。秋の花は春より少なめです。夏に肥料を与えすぎると枝葉ばかり茂るので、肥料は9月に緩効性肥料を少量与える程度にします。切り戻しが7月以降に遅れると、秋の花はつきにくくなります。

Qフレンチラベンダーの花が咲かないのはなぜですか?回答を見る
A

日照不足か、前年の切り戻しの遅れ、根詰まりのいずれかが多い原因です。フレンチラベンダーは1日5〜6時間以上の日光が必要で、日陰では苞の色も薄くなります。花後の切り戻しが遅れると、翌春に花穂を付ける充実した枝が育ちません。鉢植えで根が詰まっている場合も花数が減るので、花後の6月か9月にひと回り大きな鉢へ植え替えます。株が3〜5年たって古くなった場合は、挿し木の若い株に替えると花が戻ります。

ラベンダーのほかの品種

ラベンダー としてまとめている他の品種です。

ラベンダーの種類一覧(4種)を写真で比較する

フレンチラベンダーに関係するナレッジ

フレンチラベンダーの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

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この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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