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サポナリアの育て方

Saponaria ocymoides(ツルコザクラ)、Saponaria officinalis(ソープワート)など最終更新日:

Hapot編集部より

サポナリアは、春から初夏に小さなピンクの花を株いっぱいに咲かせる、寒さに強いナデシコ科の宿根草です。園芸店でサポナリアとして多く出回るのは、ヨーロッパ南部の山地原産のサポナリア・オキモイデスで、和名はツルコザクラといいます。茎が地面を這うように広がって高さ10〜20cmほどのマット状に茂り、5〜6月に直径1cmほどの5弁の花を一面に咲かせるため、ロックガーデンや花壇の縁、石垣から垂らす植え方に向いています。同じ仲間には、ハーブとして知られるソープワート(サポナリア・オフィシナリス、和名シャボンソウ)もあり、こちらは草丈50〜80cmに立ち上がって夏に淡いピンクや白の花を咲かせます。名前はラテン語の石けんに由来し、葉や根に水と混ぜると泡立つサポニンを含むことから付けられました。どちらも日当たりと水はけの良い場所に植え、梅雨から夏の蒸れを防ぐことが、毎年咲かせる一番のポイントです。寒さには強く、冬は地上部が少なくなっても屋外で越せます。

サポナリアの姿

分類・基本データ

科
ナデシコ科
属
サポナリア属(シャボンソウ属)Saponaria
種
サポナリア
別名
ツルコザクラ、蔓小桜、サポナリア・オキモイデス、ソープワート、シャボンソウ、サボンソウ
原産地
サポナリア・オキモイデスはヨーロッパ南部(アルプスやピレネーなど)の山地の岩場や草地が原産です。ソープワートはヨーロッパからアジア西部にかけて広く分布し、古くから洗濯や洗浄に使われてきました。

サポナリアの育て方の5つのポイント

水やり

鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり。地植えは根付いた後は雨まかせ(日照りが続くときのみ)

日光

直射日光

温度の目安

-15〜30°C(寒さに強く屋外で越冬できる。高温多湿は苦手)

湿度

40-60%

土

水はけの良い、中性〜弱アルカリ性の土。山野草用土や砂を混ぜた草花用培養土

サポナリアはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

オキモイデスは高さ10〜20cmで、茎が横に這って株幅30〜50cmほどのマット状に広がります。ソープワートは草丈50〜80cmに立ち上がります。花はどちらも直径1〜2.5cmほどの5弁花です。

成長の速さ

やや速い(オキモイデスは1年で株幅30〜50cmほどに広がる)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-15〜30°C(寒さに強く屋外で越冬できる。高温多湿は苦手)

ケアのポイント

肥料

春と秋に緩効性肥料を少量。多肥は避ける

成長速度

やや速い(オキモイデスは1年で株幅30〜50cmほどに広がる)

毒性

葉や根にサポニンを含み、口にすると胃腸を刺激して嘔吐や下痢を起こすことがあるとされる。観賞用の株は口にせず、子どもやペットがかじらないように置く

日なた・水はけ・花後の切り戻しの3つで、毎年よく咲きます。梅雨前に株を軽く刈り込んで蒸れを防ぐのがコツです。

育て方の詳細

苗・株の選び方

苗は春の3〜5月に多く出回ります。茎が短く締まっていて、株元まで緑の葉がびっしり付いているものを選びます。蕾がたくさん上がっている株なら、植え付けた年から花を楽しめます。ハーブとしてのソープワートを育てたい場合は、ラベルの学名(Saponaria officinalis)を確かめます。

避けたいのは、株の中心が茶色く枯れている苗と、ポットの底から根がたくさん出ている苗です。蒸れや根詰まりで弱っていることが多く、植え付け後に立ち直るまで時間がかかります。葉裏にアブラムシが付いていないかも確認します。

置き場所・日当たり

1日5〜6時間以上日が当たる、風通しの良い場所が向いています。日照が足りないと茎がひょろひょろと伸びて株の中心が空き、花数も減ります。サポナリア・オキモイデスはもともと山地の岩場に育つ植物で、根元に水がたまる場所や、建物に囲まれて風が抜けない場所では梅雨に蒸れて傷みやすくなります。地植えでは、花壇の縁や石垣の上、少し高く盛り土した場所に植えると水はけが良くなります。真夏の西日が強く当たる場所では、鉢植えなら午後に日陰になる場所へ移します。寒さには強く、冬も屋外で管理できます。

よくある失敗は、半日陰の湿った場所に植えて、梅雨明けに株の内側から茶色く枯れ込むことです。日当たりが良く、雨のあとすぐ水が引く場所を選ぶことが、夏越しの成否を決めます。

水やりの詳細

サポナリアは乾燥には比較的強く、過湿に弱い植物です。地植えは根付いた後は基本的に雨まかせで、晴天が何日も続いて葉がしおれたときだけ、朝か夕方に株元へたっぷり与えます。鉢植えは土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまで与えます。春の生育期と開花中は乾きやすいので、朝に土を確かめます。梅雨から夏は土が乾きにくくなるため、表面が乾いてからさらに1日待つくらいでちょうど良いです。冬は成長がゆっくりになるので、鉢植えは土が乾いて数日たってから控えめに与えます。水は株元に注ぎ、茂った葉の上から何度もかけないようにすると蒸れを防げます。

よくある失敗は、毎日の水やりで土が常に湿り、根が傷んで株元から黒く溶けるように枯れることです。受け皿にたまった水は必ず捨ててください。

最適な土の作り方

水はけが良く、中性から弱アルカリ性の土を好みます。地植えでは、植え付けの2週間前に苦土石灰を1㎡あたり100gほどまいて耕し、1週間前に腐葉土を2割ほど混ぜます。粘土質の土なら川砂やパーライトを加え、周りより10cmほど高く盛って植えると根腐れを防げます。鉢植えは山野草用の培養土がそのまま使えます。草花用培養土を使う場合は、軽石や川砂を2〜3割混ぜて水はけを良くします。自分で配合するなら赤玉土小粒5、軽石3、腐葉土2が目安です。肥料分の多い土では茎葉が茂りすぎて蒸れやすくなるため、元肥は緩効性肥料を規定量の半分ほどにとどめます。

剪定・切り戻し

サポナリア・オキモイデスは、花が一通り咲き終わった6月下旬〜7月上旬に、株全体を半分ほどの長さに刈り込むのが基本の手入れです。花がらと伸びた茎を一度に整理でき、株の内側に風が通って梅雨から夏の蒸れを防げます。刈り込んだ後は脇から新しい芽が出て、秋には再びこんもりした株に戻ります。茎が枯れ込んだ部分は、緑の葉が残る位置まで切り戻します。ソープワートは草丈が高くなるので、花後に花茎を株元近くで切り、倒れそうな場合は開花前に支柱を立てます。

よくある失敗は、花後もそのままにして種を付けさせ、株が蒸れて中心から枯れてしまうことです。花がしぼみ始めたら、思い切って刈り込むほうが株は長持ちします。

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    時期と道具を用意する

    花が一通り咲き終わった6月下旬〜7月上旬に行います。よく切れる清潔なハサミか刈り込みばさみを用意します。

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    株全体を半分に刈り込む

    花がらごと、茎を半分ほどの長さにそろえて切ります。株元の葉が残る位置で切るのがポイントです。

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    枯れた茎を取り除く

    株の内側で茶色く枯れた茎は、付け根から切り取ります。中に光と風が入るように込み合った部分を整理します。

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    切りくずを片付ける

    切った茎や花がらを株の上や周りから取り除きます。残すと湿気がこもり、かびの原因になります。

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    切った後は水を控えめにする

    刈り込み後は葉が減って水を吸う量も減るので、土が乾いてから水を与えます。秋に新しい芽が伸びて株が戻ります。

植え替え

鉢植えは2年に1回を目安に、春の3〜4月か秋の9〜10月に植え替えます。鉢底から根が出ている、水がしみ込みにくい、株の中心が枯れてきたといった様子が合図です。根鉢の周りと底の古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根を切って、一回り大きな鉢か同じ鉢に新しい土で植え直します。株が大きくなりすぎた場合は、このとき株分けして若い部分だけを植えると勢いが戻ります。地植えは基本的に植えっぱなしで構いませんが、3〜4年たって株の中心が枯れてきたら、掘り上げて株分けし、植え直します。植え付け後は鉢底から流れるまで水を与え、1週間ほど半日陰で休ませます。

よくある失敗は、真夏や真冬に植え替えて根が傷み、そのまま株が弱ることです。生育の盛んな春か秋に作業します。

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    時期と道具をそろえる

    適期は3〜4月か9〜10月です。一回り大きな鉢、山野草用土か水はけを良くした培養土、鉢底石、清潔なハサミを用意します。

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    株を鉢から抜く

    前日に水を控えて土を乾かしておき、鉢の縁を軽く叩いて根鉢ごと株を抜きます。茎が切れやすいので株元を持ちます。

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    古い土と傷んだ根を整理する

    根鉢の周りと底の古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根を切ります。株の中心の枯れた茎もこのとき取り除きます。

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    新しい土で植え付ける

    鉢底石を2〜3cm敷き、元の高さと同じになるように植えます。大きな株は2〜3つに分けて、若い部分だけを植えても構いません。

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    水を与えて休ませる

    鉢底から流れるまで水を与え、1週間ほど半日陰で休ませます。新しい芽が動き出したら日なたに戻し、肥料は2〜3週間後に少量与えます。

増やし方

挿し芽、株分け、種まきで増やせます。いちばん手軽なのは挿し芽で、適期は花後の6月か秋の9〜10月です。花の付いていない若い茎の先を5〜7cmに切り、下の葉を取って湿らせた挿し木用土に挿すと、2〜3週間で根が出ます。刈り込みで切った茎も挿し穂に使えます。株分けは春か秋の植え替えのときに、根の付いた株を手で2〜3つに分けて植えます。種から育てる場合は、9〜10月か3〜4月に、種が隠れる程度に薄く土をかけてまきます。発芽後は本葉が4〜5枚になったらポットに移し、翌春に植え付けます。

よくある失敗は、挿し穂を水を含ませすぎた土に挿して、根が出る前に茎が腐ることです。挿し木用土は軽く湿る程度にし、明るい日陰で管理します。

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    時期と道具を用意する

    挿し芽の適期は花後の6月か9〜10月です。清潔なハサミ、湿らせた挿し木用土を入れた小鉢かトレーを用意します。

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    花のない茎を切る

    花の付いていない若い茎の先を5〜7cmに切ります。下半分の葉を取り、上の葉を数枚残します。

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    挿し木用土に挿す

    茎の下半分を土に挿し、指で周りを軽く押さえます。1つの鉢に数本まとめて挿すと、早くこんもりした株になります。

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    明るい日陰で管理する

    直射日光の当たらない明るい場所に置き、土が乾きかけたら水を与えます。湿らせすぎると茎が腐るので注意します。

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    根が出たら植え付ける

    2〜3週間で根が出て新しい芽が伸び始めます。ポットか鉢に植え替え、翌春に花壇や大きな鉢へ植え付けます。

病害虫対策

春の新芽や蕾にはアブラムシが付きやすいので、見つけたら水で洗い流すか、数が多ければ園芸用の殺虫剤を使います。乾燥が続く時期にはハダニが葉裏に付いて、葉が白っぽくかすれることがあります。病気では、梅雨の蒸れによる灰色かび病や立ち枯れに注意が必要で、花がらや枯れた葉に灰色のかびが出たら早めに取り除きます。株元が茶色く腐るように枯れる場合は過湿が原因のことが多く、傷んだ部分を切り取り、水やりを控えて風通しを良くします。ナメクジが夜に新芽や花をかじることもあるので、被害があれば夜に見回って取り除きます。

よくある失敗は、込み合った株を梅雨まで放置して、内側から一気に蒸れ枯れさせることです。花後の刈り込みが、病気の予防にもなります。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
種蒔き
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 3月肥料を少量・植え替えと株分け
  • 4月植え替え・種まき・アブラムシ確認
  • 5月花の盛り・水切れに注意
  • 6月花後の刈り込み・挿し芽
  • 7月雨の当たらない場所で夏越し
  • 9月植え替え・株分け・挿し芽
  • 10月秋の肥料を少量・種まき

季節ごとの管理

春の管理

芽が動き出したら、春の緩効性肥料を少量与えます。5〜6月が花の盛りです。新芽にアブラムシが付きやすいので確認します。株分けや植え替え、種まきは3〜4月が適期です。

夏の管理

花が終わったら6月下旬〜7月上旬に株を半分ほどに刈り込み、梅雨の蒸れを防ぎます。鉢植えは雨の当たらない風通しの良い場所へ移し、真夏は西日を避けます。水は控えめにします。

秋の管理

涼しくなると新しい芽が伸びて株が茂ります。9〜10月は植え替え・株分け・挿し芽の適期です。秋の緩効性肥料を少量与え、冬に向けて株を充実させます。種まきもこの時期にでき、花壇の縁などに直接まいて翌春の開花を待ちます。

冬の管理

寒さに強いので屋外で冬を越せます。冬は成長が止まるので、鉢植えの水は控えめにします。肥料は与えません。寒風で葉が赤っぽくなることがありますが、春には緑に戻ります。

よくあるトラブルと対策

梅雨明けに株の中心が茶色く枯れ込む

原因

茂った茎の内側に湿気がこもった蒸れです。高温多湿が苦手で、花後に刈り込まずに梅雨を迎えると起こりやすくなります。

対策

枯れた茎を切り取り、残った緑の茎を短く切り戻して風を通します。鉢植えは雨の当たらない場所へ移し、来年は花後すぐに株を半分ほどに刈り込みます。

「葉先・葉の縁が枯れる」の原因の見分け方と対処を詳しく

株元が黒く溶けるように枯れる

原因

過湿による根腐れや立ち枯れです。水はけの悪い土や、受け皿に水がたまった状態が続くと根が傷みます。

対策

水やりを止めて土を乾かし、傷んだ部分を切り取ります。鉢植えは軽石や川砂を混ぜた水はけの良い土に植え直し、地植えは盛り土をして植え直します。

「根腐れ・株元が腐る」の原因の見分け方と対処を詳しく

茎がひょろひょろ伸びて花が少ない

原因

日照不足です。日陰では茎が間延びし、株の中心が空いて花数が減ります。肥料の与えすぎでも同じ症状になります。

対策

1日5〜6時間以上日が当たる場所へ移し、肥料は春と秋の少量にとどめます。伸びた茎は花後に半分ほどに切り戻して、締まった株に作り直します。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

新芽や蕾に小さな虫がびっしり付く

原因

アブラムシです。春の新芽や蕾に集まり、汁を吸って生育を弱らせます。

対策

水で洗い流すか、テープで取り除きます。数が多い場合は園芸用の殺虫剤を使い、周りの雑草も取って発生源を減らします。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

花がらや葉に灰色のかびが出る

原因

灰色かび病です。咲き終わった花がらや枯れた葉が湿ったまま残ると、そこからかびが広がります。

対策

かびの出た花がらや葉を取り除き、株の周りの落ち葉も片付けます。水は株元に与えて花や葉を濡らさないようにし、込み合った茎を間引いて風を通します。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

サポナリアの花

サポナリアの花
サポナリアの花(イメージ)

サポナリア・オキモイデス(ツルコザクラ)は、5〜6月に直径1cmほどの5弁の小さな花を、這うように広がる株いっぱいに咲かせます。花色は明るいピンクから濃いローズ色が中心で、白花の品種もあります。花びらの先は丸く、細い筒状のがくから平らに開く、ナデシコ科らしい形です。

満開になると葉が見えないほど花で覆われ、石垣や鉢の縁から垂れ下がる姿が見どころです。咲き終わったら株ごと半分ほどに刈り込むと、蒸れを防いで翌年もよく咲きます。

サポナリアの花言葉・風水

花言葉

サポナリアの花言葉として、「清純」「洗浄」などが紹介されることがあります。葉や根に石けんのように泡立つ成分を含み、昔から洗い物に使われてきたことや、小さな花が一面に咲く清らかな姿に由来するといわれます。

風水・縁起

サポナリアについて、風水で広く知られた決まった意味づけはありません。一般に、ピンクの花は人間関係や恋愛運に良いといわれ、地面を覆うように咲く姿は空間を明るく見せます。日当たりを好むので、南向きの花壇や玄関先の日なたが元気に育つ場所です。

サポナリアのよくある質問

Qサポナリアは毎年咲きますか?回答を見る
A

宿根草なので、夏越しがうまくいけば毎年咲きます。サポナリア・オキモイデス(ツルコザクラ)は寒さに強く、冬も屋外で越せますが、日本の梅雨から夏の高温多湿が苦手です。花後の6月下旬〜7月上旬に株を半分ほどに刈り込み、雨の当たりにくい風通しの良い場所で夏を越させると、翌春も花を咲かせます。株が古くなると中心が枯れて花が減るので、3〜4年ごとに株分けや挿し芽で若い株に更新すると安心です。

Qサポナリアの株の中心が枯れてきました。回答を見る
A

梅雨から夏の蒸れか、株の老化が主な原因です。茂った茎の内側は風が通りにくく、湿気がこもって茶色く枯れ込みます。枯れた部分を切り取り、残った緑の茎を短く切り戻して株の中に光と風を入れます。水やりは土が乾いてからにし、鉢植えは雨の当たらない場所へ移します。何年も植えっぱなしの株は、春か秋に掘り上げて元気な外側の部分を株分けし、植え直すと勢いが戻ります。

Qツルコザクラとシバザクラの違いは何ですか?回答を見る
A

名前は似ていますが、別の科の植物です。ツルコザクラ(サポナリア・オキモイデス)はナデシコ科、シバザクラはハナシノブ科で、どちらも春に地面を覆うように咲くグラウンドカバーとして使われます。ツルコザクラは花が小さめで茎がやや立ち上がり、ふんわりした株になります。シバザクラは葉が針のように細く、より平らに広がるのが特徴です。育て方はどちらも日当たりと水はけが大切で、花後の刈り込みで蒸れを防ぐ点も共通しています。

Qソープワート(シャボンソウ)は本当に石けんとして使えますか?回答を見る
A

葉や根をもんで水に浸すと泡立ち、昔は洗濯や繊細な布の洗浄に使われてきました。泡のもとは、植物に含まれるサポニンという成分です。ただし家庭で作る液は洗浄力が弱く、肌に合わないこともあるため、試す場合は目に入らないよう注意し、肌に使う前に腕の内側などで少量試してください。口にすると胃腸を刺激するおそれがあるので、飲んだり料理に使ったりはしません。観賞しながら泡立ちを体験する程度に楽しむのがおすすめです。

Qサポナリアは鉢植えでも育てられますか?回答を見る
A

鉢植えでもよく育ち、吊り鉢や高い場所から垂らす仕立ても似合います。直径15〜18cm(5〜6号)ほどの鉢に、山野草用土か水はけを良くした培養土で植えます。鉢植えは地植えより乾きやすい一方、梅雨には雨の当たらない場所へ移せるので、夏越しの管理がしやすいのが利点です。土の表面が乾いたらたっぷり水を与え、肥料は春と秋に少量にします。2年に1回、春か秋に植え替えると根詰まりを防げます。

サポナリアを育てながら、あわせて使いたい

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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