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ボケの育て方

Chaenomeles speciosa最終更新日:

Hapot編集部より

ボケは、寒さに強く丈夫で、早春に枝いっぱいの花を咲かせる、庭植えにも鉢植えにも盆栽にも向く落葉低木です。中国原産のバラ科の花木で、漢字では「木瓜」と書き、秋に瓜のような実がなることが名前の由来とされます。花は3〜4月に、まだ葉の出そろわない枝に直径3〜5cmほどの5弁花がびっしり付きます。色は赤、ピンク、白のほか、一本の木に紅白が咲き分ける品種もあり、冬のうちから咲き始める寒ボケの系統もあります。枝にはトゲがあり、生け垣や盆栽の素材としても古くから親しまれてきました。育てるうえで大切なのは、夏に作られる花芽を、剪定で切り落とさないことです。花芽は短い枝に付くため、長く伸びた枝だけを選んで切れば、毎年たくさんの花を楽しめます。耐寒性が高く、北海道南部から九州まで庭植えで育てられ、病害虫に気を付ければ手間もあまりかかりません。

ボケの姿

分類・基本データ

科
バラ科
属
ボケ属 Chaenomeles
種
ボケ
別名
木瓜、カンボケ、寒木瓜、ボケの花、長寿梅
原産地
中国原産のバラ科の落葉低木で、日本には平安時代に渡来したといわれます。江戸時代に多くの園芸品種が作られ、庭木や盆栽、生け花の花材として広まりました。日本には近縁の野生種クサボケも自生します。

ボケの育て方の5つのポイント

水やり

庭植えは根付けば基本不要(夏の日照り続きは与える)。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり、夏は朝夕に確認

日光

直射日光

温度の目安

-15-35°C(耐寒性が強く、冬の寒さに当たると花付きが良くなる)

湿度

40-70%

土

水はけと水もちの良い、腐葉土を混ぜた庭土か草花用培養土

ボケはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

庭植えでは高さ1〜2mほどの株立ちになり、枝が横に広がります。鉢植えや盆栽では30cm〜1mほどに仕立てられます。花は直径3〜5cmで、秋には長さ5〜10cmほどの実がなります。

成長の速さ

中(1年に20〜50cmほど枝が伸びる)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-15-35°C(耐寒性が強く、冬の寒さに当たると花付きが良くなる)

ケアのポイント

肥料

1〜2月に寒肥(有機質肥料)、花後の5〜6月と9月に緩効性肥料

成長速度

中(1年に20〜50cmほど枝が伸びる)

毒性

バラ科の仲間に多いように、種子に青酸を生じる成分(アミグダリン)を含むとされる。実は生では硬く酸っぱいので、果実酒などに加工する場合も種は取り除き、ペットや子どもが口にしないようにする

花を咲かせる鍵は、日当たりと剪定の時期です。花芽が作られる7〜8月以降は短い枝を切らず、長く伸びた枝だけを整理します。

育て方の詳細

苗・株の選び方

苗木は、落葉期の秋から早春に、枝に丸くふくらんだ花芽がたくさん付いている株を選ぶと、植えた年から花を楽しめます。幹や枝に傷や枯れ込みがなく、株元がぐらつかないことも確かめます。開花期に出回る鉢植えは、花色を実際に見て選べるのが利点で、つぼみが多く残っている株が長く楽しめます。

避けたいのは、葉にオレンジ色の斑点や黒い傷みがある株と、株元に硬いこぶがある株です。前者は赤星病、後者は根頭がんしゅ病の可能性があり、庭に病気を持ち込む原因になります。盆栽用には、幹に味わいのある太さと曲がりがある株を選びます。

置き場所・日当たり

ボケは日光を好み、1日5〜6時間以上日の当たる場所で育てると花付きが良くなります。半日陰でも育ちますが、日照が足りないと枝ばかり伸びて花芽が少なくなります。庭植えなら日当たりと風通しの良い場所を選び、建物の陰になる北側は避けます。耐寒性が非常に強く、冬の寒さに当たることで花芽が充実するため、鉢植えも冬は屋外で管理します。暑さにも比較的強いものの、鉢植えは夏の西日で土が乾きすぎると葉が傷むので、午後に日陰になる場所に移すと安心です。

よくある失敗は、鉢植えを冬に暖かい室内へ取り込み、花が早く咲きすぎたり、つぼみが落ちたりすることです。室内で花を楽しむのは開花中の短い期間にとどめ、普段は屋外に置きます。

水やりの詳細

庭植えのボケは、根付いた後は雨水だけでほぼ育ちます。植え付けから1年ほどは、土が乾いたらたっぷり与え、その後は夏に日照りが続いたときだけ与えます。鉢植えは土の表面が乾いたら、鉢底から流れるまでたっぷり与えます。春から秋は2〜3日に1回、夏は乾きが早いので朝夕に土を確かめます。落葉している冬は乾きにくくなるので、土の表面が乾いてから数日あけて与えます。開花中とつぼみの時期は、鉢の土を乾かしきらないことが大切で、水切れするとつぼみが落ちてしまいます。

よくある失敗は、冬に水やりを忘れて鉢土がからからに乾き、春の花が少なくなることです。落葉中も根は生きているので、乾いたら与えてください。

最適な土の作り方

水はけと水もちのバランスが良い土を好み、極端な乾燥と過湿の両方を嫌います。庭植えでは、植え穴を直径・深さとも50cmほど掘り、掘り上げた土に腐葉土か堆肥を3割ほど混ぜて戻します。鉢植えは、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石小粒1の配合か、市販の花木用培養土が使えます。盆栽では、赤玉土を主体に桐生砂などを混ぜた水はけの良い土が一般的です。酸性土を特に好むわけではないので、石灰で酸度を調整する必要はほとんどありません。元肥として緩効性肥料を少量混ぜておくと、植え付け後の根の張りが良くなります。

剪定・切り戻し

ボケの剪定で大切なのは、花芽の付く場所と作られる時期を知ることです。花芽は7〜8月ごろに、短く詰まった枝(短枝)の節に作られ、丸くふくらんだ芽になります。一方、勢いよく長く伸びた枝(徒長枝)には花芽がほとんど付きません。剪定は、花が終わった直後の4〜5月に、伸びすぎた枝や込み合った枝を切って樹形を整えるのが基本です。11〜2月の落葉期には、丸い花芽を確かめながら、長く伸びた枝だけを5〜6芽残して切り戻します。短い枝に付いた丸い花芽は残し、長い枝だけを切ると覚えておけば、花を減らさずに形を整えられます。

よくある失敗は、秋や冬に全体を刈り込んで、翌春の花芽をまとめて切り落とすことです。株元から出るひこばえは、増やす予定がなければ付け根から切ります。

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    時期と道具を用意する

    花後の4〜5月と、落葉期の11〜2月に行います。よく切れる剪定ばさみと、トゲ対策の厚手の手袋を用意します。

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    花芽と葉芽を見分ける

    丸くふくらんだ芽が花芽、細く尖った芽が葉芽です。花芽は短く詰まった枝に多く付くので、まず位置を確かめます。

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    長く伸びた枝を切り戻す

    勢いよく長く伸びた徒長枝を、外向きの芽の上で5〜6芽残して切ります。花芽の付いた短い枝は残します。

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    込み合った枝を間引く

    内側に向かう枝、交差する枝、枯れ枝を付け根から切ります。株の中まで日が当たり、風が通るようにします。

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    ひこばえを整理する

    株元から出たひこばえは、株を増やす予定がなければ付け根から切ります。剪定後は切った枝を片付けます。

植え替え

庭植えの植え付けは、落葉期の10〜11月か2〜3月が適期です。根鉢の高さが地面と同じか少し高くなるように植え、深植えは避けます。植え付け後はたっぷり水を与え、背の高い株には支柱を添えます。鉢植えは2〜3年に1回、同じく落葉期に植え替えます。鉢底から根が出ている、水が染み込みにくいといった様子が合図で、根鉢の肩と底の古い土を3分の1ほど落とし、傷んだ根を切って一回り大きな鉢に植えます。

よくある失敗は、花が咲いている時期に植え替えて、花やつぼみが一斉に落ちることです。開花中は植え替えず、花が終わってから落葉期を待ちます。盆栽の場合は、根を整理して同じ鉢に戻す植え替えを2年に1回ほど行います。

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    時期と道具をそろえる

    適期は落葉期の10〜11月か2〜3月です。一回り大きな鉢、花木用培養土、鉢底石、剪定ばさみ、トゲ対策の厚手の手袋を用意します。

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    株を鉢から抜く

    鉢の縁を軽く叩き、株元を持って根鉢ごと抜きます。枝のトゲでけがをしないよう、手袋を着けて作業します。

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    古い土と傷んだ根を整理する

    根鉢の肩と底の古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根や長く伸びすぎた根を切ります。

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    新しい鉢に植え付ける

    鉢底石を敷き、元と同じ深さに植えて周りに用土を入れます。棒で軽く突いて根の間まで土を行き渡らせます。

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    水を与えて落ち着かせる

    鉢底から流れるまで水を与え、風の当たらない日なたに置きます。肥料は根が落ち着く1か月後から与えます。

増やし方

挿し木と株分けで増やせます。挿し木は、落葉中の前年枝を使う休眠枝挿しを2〜3月に、その年に伸びた若い枝を使う緑枝挿しを6〜7月に行います。枝を10〜15cmに切り、下の葉やトゲを取り、切り口を斜めに整えて1時間ほど水を吸わせてから、赤玉土小粒や挿し木用土に挿します。明るい日陰で土を乾かさずに管理すると、1〜2か月で根が出ます。株分けは、株元から出たひこばえを根ごと切り分ける方法で、10〜11月か2〜3月に行います。取り木でも増やせます。

よくある失敗は、勢いの弱い細い枝を挿し穂にして、発根しないまま枯らしてしまうことです。鉛筆ほどの太さがある充実した枝を選ぶと、根が出やすくなります。

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    時期と道具を用意する

    休眠枝挿しは2〜3月、緑枝挿しは6〜7月が適期です。清潔な剪定ばさみ、赤玉土小粒か挿し木用土を入れた鉢を用意します。

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    充実した枝を切る

    鉛筆ほどの太さがある元気な枝を10〜15cmに切ります。下の葉とトゲを取り、切り口を斜めに切り直します。

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    水を吸わせてから挿す

    切り口を1時間ほど水に浸けて吸水させます。発根促進剤を付け、湿らせた用土に半分ほどの深さまで挿します。

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    明るい日陰で乾かさず待つ

    明るい日陰に置き、土を乾かさないように管理します。1〜2か月で根が出るので、それまで挿し穂は動かしません。

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    根が出たら植え替える

    新しい芽が伸びてきたら発根の合図です。落葉期を待って、一回り大きな鉢か庭に植え付けます。

病害虫対策

春から初夏にかけて、新芽や若葉にアブラムシが付きやすい植物です。見つけたら手で取るか水で洗い流し、数が多ければ花木用の殺虫剤を使います。枝にはカイガラムシが付くことがあり、歯ブラシでこすり落とすか、冬に休眠期用の薬剤を散布します。病気では、葉にオレンジ色の斑点が出る赤星病に注意します。赤星病の菌はビャクシン類(カイヅカイブキなど)と行き来して広がるため、近くにビャクシン類がある場合は、4〜5月に殺菌剤を散布します。株元に硬いこぶができる根頭がんしゅ病が出た株は回復が難しいので、周りに広げないよう処分します。

よくある失敗は、赤星病の斑点を放置して、夏前に葉が早く落ちてしまうことです。病気の葉は早めに取り除いて処分します。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 1月寒肥・長い枝の剪定
  • 2月寒肥・休眠枝挿し・植え付け
  • 4月花後の剪定・花がら摘み
  • 5月お礼肥・アブラムシと赤星病の確認
  • 7月花芽の形成期。短い枝は切らない
  • 10月植え付け・株分け
  • 11月植え付け・落ち葉の片付け
  • 12月花芽を確かめて長い枝を剪定

季節ごとの管理

春の管理

3〜4月が開花の時期です。花が終わったら、花がらを摘み、伸びすぎた枝を切って樹形を整えます。5〜6月にお礼肥として緩効性肥料を与えます。新芽にアブラムシが付きやすいので確認し、近くにビャクシン類があれば赤星病の予防をします。

夏の管理

7〜8月は翌年の花芽が作られる時期です。この時期以降は短い枝を切らないようにします。鉢植えは水切れしやすいので朝夕に土を確かめ、西日の強い場所は避けます。勢いよく伸びた徒長枝は、付け根近くで切って構いません。

秋の管理

9月に緩効性肥料を与え、花芽の充実を助けます。秋に実が黄色く色づいたら収穫できます。10〜11月は庭植えの植え付けと株分けの適期です。寒ボケの系統は、晩秋から花が咲き始めます。落葉が始まったら落ち葉を片付けます。

冬の管理

寒さに強いので屋外で管理し、鉢植えも暖かい室内には取り込みません。1〜2月に寒肥を与え、落葉中に花芽を確かめながら長い枝だけを切ります。鉢植えは土が乾いたら暖かい日の午前中に水を与えます。

よくあるトラブルと対策

花が咲かない、または花の数が少ない

原因

秋から冬の剪定で、夏に作られた花芽を切り落としていることが多い原因です。日照不足や、窒素分の多い肥料で枝ばかり伸びている場合にも起こります。

対策

剪定は花後の4〜5月に行い、冬は丸い花芽の付いた短い枝を残して長い枝だけを切ります。日当たりの良い場所で育て、肥料は寒肥と花後のお礼肥を中心にします。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

葉にオレンジ色の斑点が出る

原因

赤星病です。菌がカイヅカイブキなどのビャクシン類とボケの間を行き来して広がり、春から初夏に発生します。

対策

斑点の出た葉を取り除いて処分します。翌年からは4〜5月の新芽の時期に殺菌剤を散布し、可能ならビャクシン類と離して植えます。

「病気・カビ・斑点」の原因の見分け方と対処を詳しく

新芽や若葉が縮れてベタつく

原因

アブラムシが新芽に集まって汁を吸っています。春から初夏に増えやすく、排せつ物で葉がベタつきます。

対策

数が少なければ手で取るか水で洗い流します。多い場合は花木用の殺虫剤を散布し、周りの雑草も取り除きます。

「虫がついた」の原因の見分け方と対処を詳しく

つぼみが咲かずに落ちる

原因

鉢植えの水切れや、冬に暖かい室内へ取り込んだことによる急な環境の変化が主な原因です。

対策

つぼみの時期は鉢土を乾かしきらないように水を与え、普段は屋外で管理します。室内で花を楽しむのは開花中の短い期間にとどめます。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

株元に硬いこぶができて勢いが弱る

原因

根頭がんしゅ病の可能性があります。土の中の細菌が傷口から入り、根や株元にこぶを作ります。

対策

回復は難しいため、株を掘り上げて周りの土ごと処分します。同じ場所にはバラ科の植物を植えず、使った刃物は消毒します。

「病気・カビ・斑点」の原因の見分け方と対処を詳しく

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ボケの花

ボケの花
ボケの花(イメージ)

ボケは、3〜4月にまだ葉の出そろわない枝に、直径3〜5cmほどの花をびっしり咲かせます。花は丸みのある5枚の花びらが杯のように開き、中心に黄色いおしべが集まります。色は朱赤、濃い紅、ピンク、白などがあり、一本の木に紅白が混じって咲く咲き分けや、花びらの多い八重咲きの品種もあります。寒ボケと呼ばれる系統は、晩秋から冬にかけて咲き始めます。

花芽は前年の夏に短い枝に作られるので、花が終わったらすぐに剪定し、夏以降は短い枝を切らないようにすると、翌年もたくさんの花が楽しめます。花後に実がなると、秋に黄色く熟します。

ボケの花言葉・風水

花言葉

ボケの花言葉は「先駆者」「指導者」「平凡」などが知られています。まだ寒さの残る早春に、ほかの花に先がけて咲くことから「先駆者」の言葉が付いたといわれます。紅白の咲き分けや八重咲きなど品種が豊富で、春を告げる花として贈り物にも選ばれます。

風水・縁起

ボケについて、風水で広く知られた決まった意味づけはありません。一般に、赤やピンクの花は気持ちを明るくし、人間関係や活力を高めるといわれます。トゲのある植物は悪い気を払うと考える人もおり、門や生け垣に植えられてきました。

ボケのよくある質問

Qボケの花が咲きません。原因は何ですか?回答を見る
A

多くは、剪定の時期を間違えて花芽を切り落としていることが原因です。ボケの花芽は7〜8月ごろに短い枝の節に作られるため、秋から冬に全体を刈り込むと、翌春の花芽がなくなります。剪定は花後の4〜5月に行い、冬は長く伸びた枝だけを切ってください。そのほか、日当たりが悪い、肥料の窒素分が多すぎて枝ばかり伸びている、植え付けて間もなく株が充実していない、といった原因も考えられます。

Qボケの剪定はいつ、どこを切ればいいですか?回答を見る
A

基本は花が終わった直後の4〜5月で、冬は長い枝だけを切ります。花後に、伸びすぎた枝、込み合った枝、内側に向かう枝を付け根から切り、樹形を整えます。11〜2月の落葉期は、丸い花芽と細長い葉芽の見分けがつきやすいので、花芽の付いた短い枝は残し、長く伸びた徒長枝を5〜6芽残して切り戻します。夏に伸びる勢いの強い枝も、付け根近くで切って構いません。

Qボケの実は食べられますか?回答を見る
A

生では硬く酸っぱいため、そのまま食べるのには向きませんが、果実酒やジャムに加工して利用されます。秋に黄色く熟した実を収穫し、よく洗って薄切りにし、ホワイトリカーと氷砂糖に漬ける果実酒が一般的です。香りが良く、部屋に置いて香りを楽しむ人もいます。種子には青酸を生じる成分が含まれるとされるので、ジャムなどにする場合は種を取り除き、子どもやペットが口にしないようにしてください。

Qボケは鉢植えや盆栽でも育てられますか?回答を見る
A

鉢植えでも盆栽でもよく育ち、盆栽の花ものとして人気の高い樹種です。鉢植えは5〜7号鉢から始め、日当たりの良い屋外で育てます。庭植えより水切れしやすいので、春から秋は土の表面が乾いたらたっぷり与え、夏は朝夕に確認します。盆栽では、花後の剪定で枝を短く詰め、2年に1回ほど植え替えて根を整理します。寒さに当てることで花芽が充実するので、冬も屋外に置いてください。

Q葉にオレンジ色の斑点が出てきました。回答を見る
A

赤星病という病気の可能性が高いです。春から初夏に葉の表面にオレンジ色の斑点ができ、やがて葉裏に毛のような突起が出てきます。この病気の菌は、カイヅカイブキなどのビャクシン類とボケなどのバラ科の植物を行き来して広がるため、近くにビャクシン類があると発生しやすくなります。病気の葉は取り除いて処分し、翌年からは4〜5月の新芽の時期に殺菌剤を散布して予防します。

ボケを育てながら、あわせて使いたい

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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