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ゼラニウムの育て方

Pelargonium × hortorum公開日: 最終更新日:

ゼラニウムの育て方の要点

開花
3〜6月・9〜11月
植えどき
4月・9月
水やり
土がしっかり乾いてから(乾燥に強く過湿に弱い)
置き場所
直射日光

Hapot編集部より

ゼラニウムは、水やりを忘れがちな人でも枯らしにくく、雨の当たらないベランダや軒下があればほぼ一年中花を楽しめる、初心者向きの四季咲き草花です。ヨーロッパの窓辺を赤く彩る街並みの主役として知られ、多肉質の茎に水を蓄えるため乾燥に強く、5°C以上あれば暖地では冬でも咲き続けます。葉の独特の香りには虫を遠ざける効果があるとされ、スイスやドイツで窓を飾る伝統には、この実用性も一役買っています。日本での攻略ポイントは梅雨と蒸し暑さで、多湿が唯一の弱点のため、雨の当たらない場所に置き、乾かし気味に育てることが基本です。花がら摘みを続け、春か秋に伸びすぎた枝を切り戻せば、春も秋も咲き続けます。挿し木の成功率が非常に高いので、古くなった株を若い株に世代交代させながら、お気に入りの花色を何年もつないでいける植物です。

ゼラニウムの姿

分類・基本データ

科
フウロソウ科
属
ペラルゴニウム属 Pelargonium
種
ゼラニウム
別名
ペラルゴニウム、テンジクアオイ、アイビーゼラニウム、センテッドゼラニウム
原産地
南アフリカ原産。ヨーロッパで育種され、窓辺文化の主役になりました。

ゼラニウムの育て方の5つのポイント

水やり

土がしっかり乾いてから(乾燥に強く過湿に弱い)

日光

直射日光

温度の目安

5-28°C(真夏の蒸し暑さと霜が苦手)

湿度

40-60%

土

水はけの良い土

ゼラニウムはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

草丈20〜60cm。鉢・ウィンドウボックス・ハンギング(アイビーゼラニウム)に。

成長の速さ

中(四季咲きで長期間開花)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

5-28°C(真夏の蒸し暑さと霜が苦手)

ケアのポイント

肥料

春と秋に月2回液肥(真夏と真冬は休み)

成長速度

中(四季咲きで長期間開花)

毒性

ペット(犬・猫)には嘔吐等を起こすことがあり注意

「雨に当てない・乾かし気味・花がら摘み」の3点で一年中の花が実現します。挿し木の簡単さもトップクラス。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い株は、節間が詰まって茎がしっかり太いこと、葉の色が濃く艶があること、つぼみが複数付いていることの3点で見分けます。

避けたいのは、下葉が黄変して落ちている株と、茎の付け根が黒ずんだり柔らかくなっている株の2つです。花色、咲き方(一重・八重)、系統(ゾナル、アイビー、センテッド)と選択肢が豊富なので、置き場所に合わせて選びます。吊るすならアイビーゼラニウム、香りを楽しむならローズゼラニウムなどのセンテッド系を。購入は4〜5月か9〜10月の植え付け適期が最も状態の良い株に出会えます。

置き場所・日当たり

日当たりと風通しの良い、雨の当たらない場所が理想です。ヨーロッパの窓辺(軒下と日なた)はまさに理想形で、日本ではベランダ、軒下、雨のかからない窓辺が定位置です。1日4時間以上の日照があれば花が付き、雨ざらしは過湿と病気で株を傷める最大の要因になります。真夏は30°Cを超えると花が止まり株が蒸れるため、風通し最優先で午後に日陰になる半日陰へ移します。冬は霜を避ければ暖地では屋外で咲き続け、5°Cを下回る地域は室内の明るい窓辺へ取り込んでください。

よくある失敗は、梅雨に雨ざらしの花壇に植えたままにして、茎が黒ずんで腐り、下葉が次々落ちることです。気づいたら鉢に上げて軒下へ移し、腐った枝を健康な部分まで切り戻し、無事な枝先を挿し木して保険を作ります。

水やりの詳細

多肉質の茎に水を蓄えるため、乾燥には非常に強い植物です。土がしっかり乾いてから2〜3日後に鉢底から流れるまでたっぷり与えるのが基本のリズムで、春と秋は週1〜2回、真夏と真冬は10日に1回程度が目安です。常に湿った状態は根腐れと茎腐れに直結し、乾かし気味に管理するほど花付きが良いといわれるほどなので、迷ったら待つのが正解です。花や葉に水をかけると灰色かび病の元になるため、株元に注いでください。受け皿の水は必ず捨てます。失敗しやすいのは、夏に毎日水を与えて葉が黄色くなり、茎の付け根がぶよぶよになるケースです。すぐに水を止めて風通しの良い日陰で土を1週間ほど乾かし、腐った部分があれば健康な位置まで切り戻します。葉がしおれるまで乾かしても、水を与えれば半日で戻る丈夫さがあります。

最適な土の作り方

水はけの良い土が必須です。市販の花用培養土にパーライトを2割ほど足すか、赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1の配合で作ります。鉢底石を2〜3cm敷き、過湿を嫌うので素焼き鉢との相性が良好です。鉢は株に対して一回り大きい程度にし、大きすぎる鉢は土が乾きにくく根腐れの原因になります。元肥は緩効性肥料を用土10Lあたり10g程度で十分です。植え付けと植え替えは春(4〜5月)か秋(9〜10月)の気候の良い時期に行い、真夏と真冬は避けてください。花壇に植える場合は高畝にして雨水が溜まらないようにします。

剪定・切り戻し

花がら摘みと切り戻しが管理の中心です。花がら摘みは房ごと咲き終わったら花茎の根元から切り、種づくりの消耗を防ぎます。四季咲きの生命線なので週1回は見回ってください。切り戻しは株が古くなって下部が木質化し、間延びしたときに行い、4〜5月か9〜10月に各枝を2分の1〜3分の1の長さまで切ります。必ず葉か節を残す位置で切ると、そこから新しい枝が出ます。切った枝はそのまま挿し木に使えるため、株の更新と増殖が同時に叶います。

よくある失敗は、梅雨前の切り戻しをせずに株が茂りすぎ、内部が蒸れて葉が黄変し、灰色かび病が広がることです。6月上旬に混み合った枝を3分の1ほど間引き、傷んだ葉と花がらをすべて取り除けば、風が通って2〜3週間で新芽が動き出します。

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    時期と道具を確認する

    花がら摘みは開花中ずっと週1回、切り戻しは4〜5月か9〜10月に行います。清潔なハサミと手袋を用意し、晴れた日の午前中に作業します。

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    咲き終わった花を房ごと切る

    房の大半が咲き終わったら、花茎の根元からハサミで切り取ります。種を作らせないことで株の体力が次の花に回り、四季咲きが続きます。

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    各枝を2分の1〜3分の1に切り戻す

    間延びした枝や木質化した枝は、葉か節を残す位置で2分の1〜3分の1の長さまで切ります。葉のない位置まで切り下げると芽が出にくいので注意します。

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    混んだ枝と枯れ葉を整理する

    株の内側で重なり合う細い枝と、黄変した下葉を取り除きます。風通しが良くなり、梅雨の灰色かび病と茎腐れの予防になります。

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    切った枝を挿し木に回して管理する

    切り戻した枝は挿し木の材料にします。作業後は水を控えめにし、2週間後から月2回の液肥を再開すると、3〜4週間で新しい枝が伸びて花が付きます。

植え替え

1〜2年に1回、4〜5月か9〜10月に一回り大きな鉢へ植え替えます。鉢底から根が出ている、水がしみ込みにくい、下葉が黄色くなりやすいといった様子が根詰まりのサインです。古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根を切って、水はけの良い新しい土に植えます。深植えすると茎の付け根が蒸れるので、元の高さを保ってください。数年育った古株は植え替えより、挿し木で若い株に世代交代させる方が実践的で、樹形が乱れた株を挿し木で更新するのがゼラニウム栽培の伝統的なサイクルです。失敗しやすいのは、植え替え直後にたっぷり水を与え続けて根が腐ることです。植え替え後は1週間ほど明るい日陰に置き、最初の水やりは土が乾いてから行います。肥料は2週間後から月2回の液肥を再開してください。

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    時期と道具を用意する

    植え替えは4〜5月か9〜10月に行います。一回り大きな素焼き鉢、花用培養土、パーライト、鉢底石、清潔なハサミ、手袋を用意し、前日は水やりを控えます。

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    株を抜いて古い土を落とす

    鉢の縁を軽く叩いて株を抜き、古い土を3分の1ほど落とします。黒く傷んだ根をハサミで切り、黄変した下葉と花がらも取り除いておきます。

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    鉢底石と土を入れて高さを合わせる

    鉢底石を2〜3cm敷き、パーライトを2割混ぜた培養土を入れます。株元の高さが元と同じになるように調整し、深植えで茎が蒸れないようにします。

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    周囲に土を詰めて固定する

    株の周りに土を入れ、割り箸で突いて隙間をなくします。鉢の縁から2cmほど水の入るスペースを残し、ぐらつくときは短い支柱を添えます。

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    日陰で養生して水を控える

    植え替え直後は水を与えず、1週間ほど明るい日陰に置きます。土が乾いてから最初の水やりをし、液肥は2週間後から月2回再開してください。

増やし方

挿し木が驚くほど簡単で、成功率も高い植物です。4〜5月か9〜10月に、元気な枝先を10cmほどで切り、下葉を取って切り口を半日〜1日乾かしてから、湿らせた挿し木用土に3cmほど挿します。多肉質の茎は切り口が湿ったままだと腐りやすいため、乾かす工程が最大のコツです。水やりは挿してから2〜3日後に控えめに始め、明るい日陰で2〜3週間管理すると発根します。水挿しより土挿しの方が腐りにくく確実です。失敗しやすいのは、梅雨時に挿して高温多湿で切り口が黒ずみ、茎ごと溶けることです。6〜8月の挿し木は避け、秋まで待つか、どうしても行うなら風通しの良い場所で水を控えめにします。新芽が伸びて根が回ったら5号鉢に植え替え、お気に入りの花色を毎年つないでください。

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    時期と道具を準備する

    挿し木の適期は4〜5月と9〜10月です。清潔なハサミ、挿し木用土を入れた小鉢か育苗ポット、割り箸、手袋を用意します。切り戻しで出た枝を使うと無駄がありません。

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    枝先を10cmで切って下葉を取る

    元気な枝先を10cmほどの長さで切り、下半分の葉と花やつぼみを取り除きます。節のすぐ下で切ると発根しやすくなります。

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    切り口を半日〜1日乾かす

    切った枝を風通しの良い日陰に置き、切り口を半日〜1日乾かします。多肉質の茎は湿ったまま挿すと腐りやすいので、この工程を省かないでください。

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    乾いた挿し木用土に挿す

    挿し木用土に割り箸で穴を開け、枝の下3cmを挿して土を軽く押さえます。水は挿した直後には与えず、2〜3日後から控えめに始めます。

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    発根まで日陰で管理する

    明るい日陰に置き、土が乾いたら少量の水を与えます。2〜3週間で発根し新芽が動いたら日なたへ移し、根が回ったら5号鉢に植え替えて液肥を始めます。

病害虫対策

香りの防虫効果もあり害虫は少なめですが、蒸れ由来の病気に注意します。灰色かび病(花がらや枯れ葉の放置と多湿)と茎腐れ(過湿)が二大リスクで、予防は雨に当てない、乾かし気味にする、花がらを残さないの3点です。害虫ではヨトウムシ(夜間の葉の食害)とホコリダニ(新芽の縮れ)がまれに出るため、見つけ次第対処します。冬に室内へ取り込むとコナジラミが葉裏に付くことがあるので、週1回は葉裏を確認してください。失敗例で多いのは、梅雨に花がらを放置して花が茶色く溶け、そこから灰色のカビが葉に広がるケースです。傷んだ花と葉をすべて取り除き、雨の当たらない風通しの良い場所へ移して株元給水に切り替えると、2〜3週間で新しい花が咲き始めます。薬剤を使うなら発生初期に葉裏まで散布します。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
種蒔き
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 4月液肥開始・花がら摘み・挿し木
  • 5月開花最盛・雨よけの確認
  • 6月梅雨前の切り戻しと移動
  • 9月秋の再始動(切り戻し・挿し木・液肥)
  • 10月第二の最盛期・植え替え適期

季節ごとの管理

春の管理

開花の最盛期です。土がしっかり乾いてから週1〜2回水を与え、月2回の液肥と週1回の花がら摘みを続けます。雨の当たらない日なたに置き、4〜5月は挿し木と植え替えの適期です。アブラムシが新芽に付いたら早めに落としてください。

夏の管理

蒸れ回避が最優先です。水は10日に1回程度に減らし、肥料は止めます。30°Cを超えたら風通しの良い半日陰へ移し、雨に当てません。梅雨前に混んだ枝を間引き、花がらと枯れ葉を取って灰色かび病と茎腐れを防ぎます。

秋の管理

第二の最盛期です。9月から月2回の液肥を再開し、水は土が乾いてから週1〜2回与えます。日当たりの良い軒下に戻し、9〜10月は切り戻し、挿し木、植え替えの適期です。長雨の後は花がらを取り、灰色かび病の広がりを防いでください。

冬の管理

霜を避ければ暖地は屋外で開花が続きます。水は10日に1回程度で乾かし気味にし、肥料は与えません。5°Cを下回る地域は室内の明るい窓辺へ取り込みます。室内では日照不足で徒長しやすく、コナジラミが葉裏に付くので週1回確認してください。

10月の作業をくわしく知りたいときは冬の寄せ植えや秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

下葉が黄色くなって次々落ちる

原因

水のやりすぎによる根の傷み、根詰まり、または冬の日照不足。

対策

水やりを土がしっかり乾いてからに切り替え、受け皿の水を捨てます。鉢底から根が出ていれば春か秋に一回り大きな鉢へ。冬は室内の明るい窓辺に置き、黄変した葉は付け根から取り除きます。

新芽が縮れて茶色くなり、伸びない

原因

ホコリダニ。肉眼では見えないほど小さく、新芽や花芽を吸汁して変形させる。

対策

縮れた新芽と花芽を切り取り、株全体に霧吹きで水をかけて湿度を上げます。多発している場合はハダニに効く薬剤を新芽を中心に散布し、風通しの良い場所へ移します。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ゼラニウムの花言葉・風水

花言葉

ゼラニウム全体の花言葉は「尊敬」「信頼」「真の友情」です。ヨーロッパで窓辺に置かれ、一年を通して家を見守り続ける花であることから、変わらない信頼の象徴とされました。赤は「君ありて幸福」、ピンクは「決心」「決意」、白は「私はあなたの愛を信じない」と色によって意味が大きく変わるので、贈るときは色選びに注意してください。

風水・縁起

風水では赤い花と防虫の香りは「悪い気を寄せ付けない」とされ、ゼラニウムは窓辺や玄関の守りの花の定番です。ヨーロッパでは窓辺のゼラニウムが魔除けや虫除けになるという伝承があり、風水の考え方とも重なります。赤は活力と厄除け、ピンクは家庭運、白は浄化の色とされ、家の南側や玄関の外に置くと良いといわれます。

ゼラニウムのよくある質問

Q梅雨から夏にかけてゼラニウムの株が弱ってしまいます。回答を見る
A

日本の多湿がゼラニウム唯一の弱点です。対策は4点で、雨の当たらない場所へ移動する(最重要)、梅雨前に株を3分の1ほど切り戻して風通しを確保する、水やりを10日に1回程度に控える、肥料を休止する、です。真夏は咲かせるより涼しく生き延びさせる季節と割り切り、風通しの良い半日陰で夏休みをさせます。涼しくなる9月から切り戻しと液肥で再始動すれば、秋の最盛期が戻ってきます。すでに茎が黒ずんだ株は健康な部分まで切り戻し、無事な枝先を挿し木して保険を作ってください。

Q何年か育てたゼラニウムの株の下部が木のようになり、花が減りました。回答を見る
A

ゼラニウムの自然な老化(木質化)です。若返りの方法は2つで、4〜5月か9〜10月に各枝を2分の1〜3分の1へ思い切って切り戻して新しい枝を吹かせる方法と、元気な枝先を挿し木して株ごと世代交代させる方法です。おすすめは併用で、切り戻しで出た枝を挿せば保険付きのリフレッシュになります。切り戻しは葉か節を残す位置で切ることが条件です。ゼラニウムは株を更新しながら系統を長く楽しむ植物と考えると、気楽に付き合えます。

Qゼラニウムの挿し木がいつも腐ってしまいます。回答を見る
A

切り口を乾かしていないか、時期が悪いかのどちらかがほとんどです。多肉質の茎は切ってすぐ湿った土に挿すと切り口から腐るため、下葉を取ってから半日〜1日、日陰で切り口を乾かしてから挿してください。水やりも挿してすぐではなく2〜3日後に控えめに始めます。時期は4〜5月か9〜10月が適期で、梅雨から真夏の高温多湿では腐りやすくなります。水挿しより土挿しの方が確実です。この3点を守れば2〜3週間で発根し、成功率は大きく上がります。

Qゼラニウムは犬や猫がいても大丈夫ですか?回答を見る
A

注意が必要です。ゼラニウム(ペラルゴニウム)の葉や茎に含まれる成分は、犬や猫が食べると嘔吐、下痢、皮膚炎などを起こすことがあると報告されています。命に関わる強い毒性ではないとされますが、かじる癖のあるペットがいる家庭では、手の届かない吊り鉢や高い棚に置くのが安全です。葉の香りを嫌がる動物も多く、実際にはあまりかじられませんが、食べた様子があれば口の中を確認し、症状が出たら動物病院に相談してください。人にとっては安全で、センテッド系は香りを楽しむ用途にも使われます。

Qゼラニウムの開花時期はいつですか?回答を見る
A

主な開花期は春の3〜6月と秋の9〜11月で、四季咲き性があるため条件が合えば長く咲き続けます。花が止まりやすいのは、高温多湿で株が弱る梅雨から真夏の時期です。この間は雨の当たらない風通しの良い半日陰に置き、肥料を控えて株を休ませると、涼しくなる9月から再び花が上がってきます。冬も最低気温5〜10°C以上の日当たりの良い室内なら、ぽつぽつと咲き続けることがあります。花が咲き終わったら花茎の付け根から摘み取ると、次の花芽が上がりやすくなります。

Qゼラニウムは冬も屋外に置いたままで越冬できますか?回答を見る
A

霜に当てなければ暖地では屋外で越冬でき、冬も花が咲き続けます。ただし5°Cを下回ると傷みやすく、霜に当たると株が弱るため、寒冷地では霜が降りる前に室内の明るい窓辺へ取り込みます。関東の平野部では、霜の当たらない日当たりの良い軒下なら冬越しできることが多いものの、冷え込む夜が続くときは室内へ移すと安心です。冬の水やりは10日に1回程度で乾かし気味にし、肥料は与えません。

Q冬の室内でゼラニウムの茎がひょろひょろ伸びるのはどうすればいいですか?回答を見る
A

冬の室内での徒長は日照不足が原因なので、まずは最も日当たりの良い窓辺へ移します。ゼラニウムは1日4時間以上の日照で締まった株に育ちます。冬は水を10日に1回程度に控えて乾かし気味にし、肥料は与えないことで、さらに間延びするのを防げます。伸びた枝の切り戻しは、生育の再開する4〜5月まで待ち、各枝を2分の1〜3分の1の長さで葉か節を残して切ります。切った枝は挿し木に使えます。

Qゼラニウムとペラルゴニウムは何が違いますか?回答を見る
A

園芸でゼラニウムと呼ばれる植物は、植物学的にはペラルゴニウム属の仲間です。四季咲きで丈夫なゾナル系やアイビー系、香りを楽しむセンテッド系を「ゼラニウム」と呼ぶのが一般的です。一方、園芸店で「ペラルゴニウム」として売られるのは、春に大きな花を咲かせる一季咲きの系統を指すことが多く、同じ属でも呼び分けられています。なお、学名でゲラニウム属に分類されるのは別の宿根草(フウロソウの仲間)です。

ゼラニウムに関係するナレッジ

ゼラニウムの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

ゼラニウムを育てる人が次に読んでいるページ

10月の作業と、ゼラニウムの手入れで迷ったときに役立つページです。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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