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ハイブッシュ系ブルーベリーの育て方

Vaccinium corymbosum公開日: 最終更新日:

ハイブッシュ系ブルーベリーの育て方の要点

植えどき・種まき
11月
収穫
6〜7月
水やり
鉢は土の表面が乾いたら毎回。実の肥大期と夏は朝夕2回
置き場所
直射日光

Hapot編集部より

ハイブッシュ系ブルーベリーは、ブルーベリーの中で粒が大きく、収穫が6〜7月と早い系統です。ブルーベリー全般と比べると、樹高1〜1.5mとコンパクトで鉢植えに向く一方、土の酸度や水切れには敏感で、ラビットアイ系より手のかかる系統とされます。

学名は Vaccinium corymbosum を中心とする系統で、寒さに強く冬に長い低温期間を必要とするノーザンハイブッシュと、南部の野生種を交配して低温の必要量を減らしたサザンハイブッシュに分かれます。寒冷地ならノーザン、関東以西の暖地ならサザンと、住む地域で系統を選ぶのが成功の第一歩です。

生食でおいしい大粒の品種が多く、ノーザンには「ブルークロップ」「デューク」「スパルタン」、サザンには「オニール」「シャープブルー」「サンシャインブルー」などがあります。1本でもある程度実りますが、同じハイブッシュ系の別品種を2品種以上近くに植えると、実付きがよく粒も大きくなります。

ハイブッシュ系ブルーベリーの姿

分類・基本データ

科
ツツジ科
属
スノキ属 Vaccinium
種
ハイブッシュ系ブルーベリー
別名
ハイブッシュブルーベリー、ノーザンハイブッシュ、サザンハイブッシュ、Vaccinium corymbosum
原産地
北アメリカ東部の湿地や沼地の周辺に自生する V. corymbosum をもとに、20世紀初頭からアメリカで品種改良された系統です。サザンハイブッシュは、これに南部の野生種を交配して、暖かい地域でも育つように改良されました。

ハイブッシュ系ブルーベリーの育て方の5つのポイント

水やり

鉢は土の表面が乾いたら毎回。実の肥大期と夏は朝夕2回

日光

直射日光

温度の目安

-20〜35°C(ノーザン系の目安。サザン系は寒さにやや弱い)

湿度

50-70%

土

酸性土壌(pH4.5〜5.2前後)。ピートモスの多い有機質の土

ハイブッシュ系ブルーベリーはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

樹高1〜1.5m、株張り1m前後。鉢植え(10〜12号)では剪定で1〜1.2mに維持でき、ベランダでも管理しやすい大きさです。

成長の速さ

中(樹高1〜1.5m)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-20〜35°C(ノーザン系の目安。サザン系は寒さにやや弱い)

ケアのポイント

肥料

3月・5月・収穫後の7月に少量。硫安などの酸性肥料

成長速度

中(樹高1〜1.5m)

毒性

なし(食用)

地域に合う系統(寒冷地はノーザン、暖地はサザン)を選び、同じハイブッシュ系の別品種と並べて植えるのが基本です。浅い根を乾かさないよう、マルチングを欠かしません。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い苗は、株元から太いシュートが2本以上出ていること、葉色が濃く斑点や縮れがないこと、ラベルに品種名と「ノーザンハイブッシュ」「サザンハイブッシュ」の系統名が書かれていることの3点で選びます。

避けたいのは、系統の分からない「ブルーベリー」とだけ書かれた苗と、葉が黄色く根がポットの中で固まった苗です。住む地域に合う系統を決めたら、開花期の合う別品種を2品種以上そろえます。たとえば寒冷地なら「デューク」と「ブルークロップ」、暖地なら「オニール」と「シャープブルー」のように、同じ系統の中で組み合わせます。

置き場所・日当たり

日当たりのよい場所を好むのはブルーベリー全般と同じで、1日5〜6時間以上日の当たる場所に置きます。ハイブッシュ系で違うのは、系統によって向く地域がはっきり分かれる点です。ノーザンハイブッシュは冬に長い低温期間を必要とし、東北や北海道南部、高冷地など夏が涼しく冬の冷え込む地域に向きます。暖地に植えると冬の寒さが足りず、春の芽吹きと開花がそろいません。サザンハイブッシュは必要な低温が少なく、関東以西の平野部でも花芽が動きます。

暖地の夏は、鉢の側面に西日が当たると根が傷むため、鉢を二重にするか、すだれで鉢だけを日陰にします。

よくある失敗は、暖地でノーザン系の苗を買い、毎年花がまばらにしか咲かないことです。株が元気なら鉢植えのまま実の付く範囲で楽しみ、次に買い足す苗からはサザン系の品種を選ぶと、2〜3年で安定して収穫できるようになります。

水やりの詳細

ハイブッシュ系はブルーベリーの中でも根が細く浅く、水切れに特に弱い系統です。鉢植えは土の表面が乾いたら鉢底から流れるまで与え、4〜5月は1日1回、実が膨らむ5〜7月の晴れた日は朝夕2回が目安です。収穫が6〜7月に集中するので、この時期の水切れだけは避けます。

株元にピートモスやバークチップを5cmほど敷くと乾燥を和らげ、土の酸性も保てます。水道水を長年与え続けると土の酸度が弱まってくることがあるため、雨水をためて使うのも一つの方法です。

よくある失敗は、春に新梢が伸びる時期に水を控えすぎ、葉先が茶色く焼けたように縮れることです。傷んだ葉は元に戻りませんが、毎日の水やりとマルチングを続けると、初夏に伸びる次の新梢からは元気な葉が出てきます。

最適な土の作り方

ハイブッシュ系は酸性土壌への要求が強く、有機質の多いふかふかした土を好む系統です。市販のブルーベリー専用土を使うか、酸度未調整のピートモス6、鹿沼土小粒4の配合で植えます。pH4.5〜5.2前後を目安に、ピートモスをやや多めにします。ピートモスは前日にバケツで水を含ませておきます。鉢は浅めで広口のものを選び、鉢底石を2〜3cm敷きます。苦土石灰や草木灰は土をアルカリ性に傾けるので使いません。庭植えは直径60cm、深さ40cmほどの穴を掘り、掘り上げた土と同量のピートモスを混ぜ、周囲より15cmほど高く盛って植えます。

剪定・切り戻し

剪定は落葉期の12〜2月に行います。ハイブッシュ系はラビットアイ系より株元から出る新しい枝(シュート)が少なく、花芽が付きすぎて実が小さくなりやすいのが特徴です。そこで、鉛筆より細い弱い枝や、花芽がびっしり付いた短い枝を付け根から間引き、残した枝も先端の花芽を半分ほどに減らして、粒を大きく育てます。株元から出た勢いのある新しいシュートは大切に残し、5〜6年たって実の付きが落ちた古い枝と入れ替えます。

よくある失敗は、花芽を全部残して実をならせすぎ、粒が小さいうえに翌年の新梢が伸びないことです。その翌冬は花芽を思い切って半分ほどに減らし、株に新しい枝を伸ばす余力を戻すと、2年ほどで粒の大きさが戻ります。

  1. 1

    12〜2月に剪定ばさみとノコギリを用意する

    落葉期に行います。剪定ばさみ、太い枝用のノコギリ、手袋を用意し、丸い花芽と細い葉芽の見分け方を確かめておきます。

  2. 2

    細く弱い枝を間引く

    鉛筆より細い枝や、花芽がびっしり付いた短い枝を付け根から切ります。内向きの枝や交差する枝も外します。

  3. 3

    残した枝の花芽を半分に減らす

    残した枝の先端に並ぶ花芽を半分ほどに減らします。実の数を絞ることで、大粒の実が育ちます。

  4. 4

    古い枝を新しいシュートと入れ替える

    5〜6年たって実付きが落ちた古い枝を根元から切り、株元から出た勢いのある新しいシュートを残して育てます。

  5. 5

    剪定後に3月の施肥を準備する

    剪定後は日当たりのよい場所に置き、土が乾いたら水を与えます。3月に酸性肥料を与えて、春の芽吹きを支えます。

植え替え

鉢植えは2年に1回、落葉期の11〜3月に植え替えます。ハイブッシュ系は樹高1〜1.5mとコンパクトで、ベランダの鉢植えに向いた系統です。最初は7〜8号鉢、最終的に10〜12号の浅めで広口の鉢で維持します。根鉢の外側を3分の1ほどほぐし、湿らせた酸性用土で植え直します。寒冷地は土が凍る12〜2月を避け、3月か11月に植え替えます。

庭植えは11月か3月に、株間1.2〜1.5mで植えます。同じハイブッシュ系の別品種を近くに並べて植えると、互いの受粉の相手になります。

よくある失敗は、植え替え時に普通の培養土を足してしまい、春の新葉が黄色くなることです。気づいたら、足した土を取り除いて酸性用土に替えるか、硫黄粉末を少量まいて酸度を戻すと、次に伸びる新梢から緑に戻ります。

  1. 1

    11〜3月に広口の鉢と酸性用土を用意する

    落葉期に行います。ひと回り大きな浅めで広口の鉢、ブルーベリー専用土かピートモス6・鹿沼土小粒4の配合土、鉢底石を用意します。

  2. 2

    ピートモスを前日に湿らせる

    乾いたピートモスは水をはじくので、前日にバケツで水を含ませておきます。軽く握って水がにじむくらいが目安です。

  3. 3

    根鉢の外側を3分の1ほぐす

    株を鉢から抜き、固まった根鉢の外側を3分の1ほどほぐします。黒く傷んだ根は切り取り、白い細根を残します。

  4. 4

    酸性用土で浅めに植える

    鉢底石を2〜3cm敷き、元の深さと同じ高さで植えます。普通の培養土や苦土石灰は混ぜず、株元にバークチップを敷きます。

  5. 5

    水を与えて日なたで管理する

    鉢底から流れるまで水を与え、日当たりのよい屋外に置きます。寒冷地は土の凍る時期を避け、3月か11月に作業します。

増やし方

ハイブッシュ系はラビットアイ系より挿し木の発根率が低めとされ、条件をそろえることが大切です。適期は、前年枝を使う休眠枝挿しなら2〜3月、今年の枝を使う緑枝挿しなら6月です。休眠枝挿しは、鉛筆ほどの太さの充実した枝を花芽の付いていない部分で10〜12cmに切り、鹿沼土か、ピートモスと鹿沼土の混合土に挿します。用土は必ず酸性のものを使い、明るい日陰で2〜3か月乾かさずに管理します。発根まで時間がかかるので、芽が動いても根が出たとは限りません。

よくある失敗は、花芽の付いた枝先を挿し穂にして、花が咲いて力を使い果たし発根しないことです。丸く膨らんだ花芽は挿す前にかき取ります。なお、新しい品種には種苗法の登録品種があり、自家用の範囲を超えた増殖や譲渡は禁じられています。

  1. 1

    2〜3月に挿し穂と酸性用土を用意する

    休眠枝挿しは2〜3月に行います。鉛筆ほどの太さの充実した前年枝、鹿沼土かピートモスと鹿沼土の混合土、深めの鉢を用意します。

  2. 2

    10〜12cmに切り花芽を除く

    花芽の付いていない部分で10〜12cmに切り、丸く膨らんだ花芽が付いていればかき取ります。下側は斜めに切ります。

  3. 3

    湿らせた用土に半分ほど挿す

    湿らせた酸性用土に、挿し穂の長さの半分ほどを挿し、周りを押さえます。6月の緑枝挿しなら上の葉を2〜3枚残します。

  4. 4

    明るい日陰で2〜3か月管理する

    直射日光の当たらない明るい場所で、用土を乾かさないよう管理します。芽が動いても根が出たとは限らないので抜かずに待ちます。

  5. 5

    登録品種の扱いを確かめる

    新しい品種には種苗法の登録品種があり、自家用を超える増殖や譲渡は禁じられています。ラベルで確かめてから増やします。

病害虫対策

病害虫の少なさはブルーベリー共通ですが、ハイブッシュ系は収穫が早いぶん、鳥の被害も早い時期から始まります。実が白っぽく色づき始める5月中旬〜下旬には防鳥ネットを張り終えます。開花期の4月に雨が続くと花に灰色かび病が出ることがあり、しぼんだ花がらを落とし、鉢は軒下へ移します。暖地の夏は鉢の中が高温多湿になると根が傷みやすく、葉が急にしおれて茶色くなります。害虫ではイラガやミノガの幼虫が葉を食べるほか、鉢の土の中のコガネムシの幼虫に注意します。

よくある失敗は、暖地で鉢を西日に当て続け、鉢の中が熱くなって根が傷み、枝が先から枯れ込むことです。枯れた枝を切り、鉢を二重にして午後は日陰になる場所へ移すと、秋に株元から新しい枝が伸びることがあります。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 1月冬剪定(花芽を半分に減らす)
  • 2月剪定の仕上げ・休眠枝挿し
  • 3月酸性肥料・植え替え(寒冷地はこの時期に)
  • 4月開花・同系統の別品種と受粉
  • 5月追肥・防鳥ネットを張る
  • 6月収穫開始・朝夕の水やり・緑枝挿し
  • 7月収穫の終わり・お礼肥
  • 11月植え付け・植え替えの適期

季節ごとの管理

春の管理

3月に酸性肥料を与え、4月の開花期は同じハイブッシュ系の別品種と花期を合わせて受粉させます。水は土の表面が乾いたら毎回与えます。日当たりのよい戸外に置き、遅霜の夜は不織布で花を守ります。5月に2回目の追肥をします。

夏の管理

6〜7月が収穫期で、ラビットアイ系より1か月ほど早く熟します。水は朝夕2回、収穫後の7月にお礼肥を与えます。防鳥ネットを張り、暖地では西日で鉢が熱くならないよう日よけをして、根の傷みに注意します。

秋の管理

肥料は収穫後のお礼肥で足りるので与えません。水は土が乾いたら与え、日当たりのよい場所で翌年の花芽を充実させます。11月は苗の植え付けと植え替えの適期です。乾燥による早い落葉と、鉢の中のコガネムシの幼虫に注意します。

冬の管理

ノーザン系は-20°C前後まで耐えるとされ、冬の低温に当たることで春の開花がそろいます。肥料は与えず、水は土が乾いたら月2〜3回与えます。屋外の日なたに置き、12〜2月に剪定します。乾いた寒風で枝先が枯れないよう注意します。

11月の作業をくわしく知りたいときは冬の防寒対策や鉢植えで育てる果樹の記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

暖地で花がまばらにしか咲かない

原因

ノーザンハイブッシュの品種を暖地で育てていることが考えられます。冬に必要な低温が足りず、花芽がそろって動きません。

対策

株が元気なら鉢植えのまま楽しみ、買い足す苗からは関東以西でも花芽が動くサザンハイブッシュの品種を選びます。

実がたくさん付くのに粒が小さい

原因

実のならせすぎです。ハイブッシュ系は花芽が付きすぎやすく、実の数が多いと一粒ずつが大きく育ちません。

対策

12〜2月の剪定で細く弱い枝を間引き、残した枝の花芽を半分ほどに減らします。5〜7月は水切れを防ぎ、同系統の別品種と受粉させます。

開花期に花が茶色く腐って落ちる

原因

灰色かび病です。4月の開花期に雨が続くと、しぼんだ花に灰色のカビが生え、若い実にも広がります。

対策

しぼんだ花がらを落とし、鉢は開花中に雨が続く日は軒下へ移します。枝が混み合っていれば冬の剪定で間引いて風を通します。

夏に葉が急にしおれて枝先が枯れる

原因

鉢の中の高温で根が傷んでいます。暖地で鉢に西日が当たると土の温度が上がり、細い根から傷みます。

対策

枯れた枝を切り、鉢を二重にするか午後は日陰になる場所へ移します。株元をバークチップで覆い、地温の上昇を抑えます。

新しい葉の先が茶色く焼けたようになる

原因

春から初夏の水切れか、肥料の与えすぎによる根の傷みです。ハイブッシュ系は根が細く浅いため影響を受けやすい系統です。

対策

土の表面が乾いたら毎回たっぷり水を与え、株元にマルチングをします。肥料は規定量を守り、傷んだ葉は残したまま新しい葉の回復を待ちます。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ハイブッシュ系ブルーベリーの花言葉・風水

花言葉

ブルーベリーの花言葉には「実りある人生」「知性」「親切」などがあります。ハイブッシュ系は、寒い土地で改良が重ねられて大粒の実を結ぶようになった系統で、手をかけた分だけ大きな実で応えてくれる姿は「実りある人生」の言葉によく重なります。

風水・縁起

風水では、たわわに実る果樹は豊かさと家運の上昇を表すとされます。初夏にいち早く大粒の実を付けるハイブッシュ系は、物事が早く実を結ぶことの象徴ともいわれ、日当たりのよい東から南東の庭やベランダに置くと、成長と発展の気を呼び込むとされます。

ハイブッシュ系ブルーベリーのよくある質問

Qハイブッシュ系ブルーベリーのノーザンとサザンの違いは何ですか?回答を見る
A

一番の違いは、冬に必要な低温の量と、向いている地域です。ノーザンハイブッシュは冬に長い低温期間が必要で、-20°C前後の寒さにも耐えるとされ、東北や北海道南部、高冷地に向きます。サザンハイブッシュは南部の野生種を交配して低温の必要量を減らした系統で、関東以西の暖地でも花芽がよく動く一方、寒さにはやや弱くなります。ノーザンには「デューク」「ブルークロップ」、サザンには「オニール」「シャープブルー」などがあります。

Qハイブッシュ系ブルーベリーは関東の平野部でも育てられますか?回答を見る
A

育てられます。関東以西ならサザンハイブッシュの品種を選ぶのがおすすめです。ノーザン系は冬の低温が足りず開花がそろわないことがありますが、サザン系は必要な低温が少なく、暖地でも花芽がよく動きます。夏は根が熱で傷みやすいので、鉢植えは鉢を二重にするか西日を避け、6〜7月の収穫期は朝夕2回の水やりとマルチングで水切れを防ぎます。暑さにより強いのはラビットアイ系なので、庭植えで手間を減らしたいならそちらも候補です。

Qハイブッシュ系ブルーベリーは1本でも実がなりますか?回答を見る
A

1本でもある程度は実りますが、別品種を2品種以上植えると実付きがよく、粒も大きくなります。ハイブッシュ系はラビットアイ系より自分の花粉で実を結びやすい系統です。それでも別品種の花粉で受粉した実のほうが大きく育ちやすいため、同じハイブッシュ系で開花期の合う品種を近くに並べるのが基本です。ベランダなら8号鉢を2つ並べるだけでも効果があります。開花中の4月に筆で花をなでる人工授粉をすると、さらに確実になります。

Qハイブッシュ系とラビットアイ系のブルーベリーを一緒に植えても受粉しますか?回答を見る
A

受粉の相手としては、同じハイブッシュ系どうしで組み合わせるのが基本です。系統が違うと開花の時期がずれやすく、花が重ならなければ受粉できません。とくにラビットアイ系は自分の系統の別品種の花粉がないとほとんど実が付かないため、ラビットアイ系を植えるなら、ラビットアイ系の別品種もあわせて2品種以上そろえます。両方の系統を育てたい場合は、それぞれの系統で2品種ずつ用意すると、6〜9月まで長く収穫を楽しめます。

Qハイブッシュ系ブルーベリーの収穫時期はいつですか?回答を見る
A

関東の平野部では6月中旬〜7月が目安で、ラビットアイ系より1か月ほど早く熟します。早生の品種なら6月上旬から色づき始めます。実全体が濃い青紫になり、軸の付け根まで色が回ってから4〜7日待つと甘みが増します。軽くつまんでポロッと取れる実から収穫します。熟す前から鳥が狙うので、実が白っぽく色づき始める5月中旬〜下旬には防鳥ネットを張り終えます。収穫後の7月にお礼肥を与えて、翌年の花芽を育てます。

Qハイブッシュ系ブルーベリーの鉢植えにはどの品種が向いていますか?回答を見る
A

樹がコンパクトにまとまる品種が向いていて、暖地ならサザン系の「サンシャインブルー」がよく選ばれます。サンシャインブルーは樹高が低めにまとまり、鉢植えでも実を付けやすいとされる品種です。寒冷地のノーザン系なら、樹姿の整う「ブルークロップ」や早生の「デューク」などが鉢植えでも扱いやすいでしょう。どの品種も最初は7〜8号鉢、最終的に10〜12号の浅めで広口の鉢に、ブルーベリー専用土で植えます。

Qハイブッシュ系ブルーベリーの粒を大きくするにはどうすればいいですか?回答を見る
A

冬の剪定で花芽を減らし、実の数を絞ることがいちばん効きます。ハイブッシュ系は花芽が付きすぎて実が小さくなりやすい系統です。12〜2月に細く弱い枝を付け根から間引き、残した枝も先端の花芽を半分ほどに減らします。あわせて、実が膨らむ5〜7月は朝夕2回の水やりで水切れを防ぎ、3月と5月に酸性肥料を与えます。同じハイブッシュ系の別品種と並べて受粉させることも、粒を大きくする条件です。

ブルーベリーのほかの品種

ブルーベリー としてまとめている他の品種です。

ブルーベリーの種類一覧(3種)を写真で比較する

ハイブッシュ系ブルーベリーに関係するナレッジ

ハイブッシュ系ブルーベリーの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

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この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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