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ピラカンサの育て方

Pyracantha spp.最終更新日:

ピラカンサの育て方の要点

開花
5〜6月
植えどき
3〜4月・10〜11月
水やり
庭植えは根付けば雨任せ。鉢は表面が乾いたら
置き場所
直射日光

Hapot編集部より

ピラカンサは、秋から冬に赤や橙色の小さな実を枝が見えなくなるほど付ける常緑低木で、実ものの庭木を手間をかけずに楽しみたい人や、トゲのある生け垣で防犯も兼ねたい人に向いています。名前はギリシャ語の「炎」と「トゲ」に由来し、園芸店では赤い実のトキワサンザシ、橙色の実のタチバナモドキ、ヒマラヤ原産のカザンデマリなどをまとめてピラカンサと呼んで売っています。5〜6月に白い小花を房状に咲かせ、10月ごろから実が色づいて、年明けまで枝に残ることが多い木です。1本でもよく実がつくので、雌木と雄木をそろえる必要はありません。

暑さ寒さに強く、日当たりと水はけのよい場所ならほとんど手がかかりません。いっぽうで「葉は茂るのに実が少ない」という悩みが多く、その原因の多くは剪定です。花と実は短い枝に付くので、冬に枝先を刈り込まず、花後の6〜7月に長い枝だけを間引くのが実をたくさん付けるコツです。枝には鋭いトゲがあるので、作業は厚手の手袋で行います。

ピラカンサの姿

分類・基本データ

科
バラ科
属
トキワサンザシ属 Pyracantha
種
ピラカンサ
別名
ピラカンサス、トキワサンザシ、タチバナモドキ、カザンデマリ、ヒマラヤピラカンサ、常磐山査子
原産地
トキワサンザシは南ヨーロッパから西アジア、タチバナモドキは中国南西部、カザンデマリはヒマラヤ地方の原産とされます。日本には明治から昭和初期にかけて渡来しました。

ピラカンサの育て方の5つのポイント

水やり

庭植えは根付けば雨任せ。鉢は表面が乾いたら

日光

直射日光

温度の目安

-10〜35°C程度(関東以西の平地なら防寒不要)

湿度

40-60%

土

水はけがよく、腐植を含む土

ピラカンサはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

高さ2〜4m(放任時)。庭木としては1〜2mに仕立てることが多い。鉢植えは6〜8号鉢で高さ1m前後が目安。

成長の速さ

早い(年に30〜50cm以上。放任で2〜4m)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-10〜35°C程度(関東以西の平地なら防寒不要)

ケアのポイント

肥料

2月下旬〜3月上旬の寒肥と、鉢植えは6月にお礼肥

成長速度

早い(年に30〜50cm以上。放任で2〜4m)

毒性

実や種子に青酸配糖体をごく微量に含むとされる。少量で重い中毒になることは少ないとされるが、食用にはせず子どもやペットの誤食に注意。枝の鋭いトゲにも注意

花と実は短い枝に付きます。冬に枝先を一律に刈り込むと翌年の実が減るので、剪定は花後の6〜7月に、長く伸びた徒長枝を付け根から間引くのが基本です。

育て方の詳細

苗・株の選び方

実の色づいた10〜12月に買うと、実の色と付き方をその場で確かめられます。赤い実ならトキワサンザシ系、橙色ならタチバナモドキ系、葉に斑の入る品種もあるので名札を確認します。

良い株は、枝の途中に短い枝がたくさん出ていて、そこに実が房になって付いているもの、葉が濃い緑でツヤがあり、綴じられた葉や白い殻の虫がないものです。長い枝ばかりで短枝の少ない株は、翌年も実が少ない傾向があります。寒冷地では寒さに強いトキワサンザシ系を選びます。

置き場所・日当たり

半日以上、できれば一日中日が当たる場所が、花と実を多く付ける条件です。半日陰でも枯れることはありませんが、日照が足りないと花数も実の数も大きく減ります。土質はあまり選ばず、水はけがよければやや乾き気味の場所でも育ちます。耐寒性・耐暑性ともに強く、関東以西の平地なら冬の防寒は要りません。タチバナモドキは寒さにやや弱いとされるので、寒冷地ではトキワサンザシ系を選ぶと安心です。移植を嫌う木なので、植える場所は最初によく決めておきます。通路沿いはトゲが服に引っかかるため、50cm以上離して植えます。室内では日照不足で弱るため、鉢植えも屋外で育てます。

よくある失敗は、建物の北側に植えて何年たっても実がほとんど付かないケースです。鉢植えなら日なたへ移すだけで、翌年から花数が増えます。

水やりの詳細

庭植えは植え付け後1年ほど、土の表面が乾いたら株元へたっぷり与え、根付いたあとは雨任せで育ちます。真夏に晴天が10日以上続くときだけ、朝か夕方に株元へ与えます。鉢植えは表面の土が乾いたら鉢底から流れるまで与え、夏は朝に毎日、冬も週に1〜2回は乾き具合を確かめます。実を付けている秋から冬も水は必要で、鉢がからからになると葉が黄色くなって実がしぼみます。開花中の5〜6月は、花に水がかからないよう株元に注ぎます。

よくある失敗は、雨の当たらない軒下に置いた鉢を冬に乾かしきってしまうケースです。気づいたら鉢ごとバケツの水に10分ほど浸けて、土全体に水を行き渡らせます。

最適な土の作り方

水はけがよく、腐葉土などの有機物を含む土が向いています。鉢植えは赤玉土小粒7、腐葉土3の配合か、市販の花木用培養土をそのまま使えます。鉢底には鉢底石を鉢の高さの1割ほど敷き、底穴をふさがないようにします。庭植えは植え穴を根鉢の2倍ほど掘り、掘った土に腐葉土や堆肥を3割ほど混ぜて埋め戻します。粘土質で水がたまりやすい場所は、周囲より10cmほど高く盛って植えます。肥料分が多すぎると枝ばかり伸びて実付きが落ちるので、元肥は緩効性肥料を控えめにします。

剪定・切り戻し

ピラカンサは前年までに伸びた枝から出る短い枝(短枝)に花芽を付け、そこに実がなります。勢いよく長く伸びる徒長枝には花がほとんど付きません。そこで剪定は、花が終わった6〜7月に、長く伸びた徒長枝を付け根から切るのが基本です。9月にも伸びすぎた枝を整理できますが、このころには短枝に実が育っているので、実の付いた枝は残します。冬は飛び出した枝を数本切る程度にとどめます。大きくなりすぎた株は、実を楽しんだあとの3月に太い枝ごと間引いて小さくでき、その年は実が少なくなります。冬に生け垣のように枝先を一律に刈り込むと、翌年の花芽ごと切ってしまいます。

よくある失敗は、秋の実を見ながら長い枝を切り詰めて、短枝まで一緒に落としてしまうケースです。切るのは実の付いていない長い枝だけにします。

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    時期と道具を確かめる

    花後の6〜7月が適期です。よく切れる剪定ばさみ、厚手の革手袋、長袖を用意し、トゲで手や腕を傷つけないようにします。

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    切る枝を見分ける

    枝の途中から出る短い枝は花芽が付く枝なので残します。勢いよく長く伸びた徒長枝と、枯れ枝、内向きの枝を切る候補にします。

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    徒長枝を付け根から切る

    長く伸びた枝は途中で切らず、出ている付け根から切ります。途中で切ると、そこからまた長い枝が何本も出ます。

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    秋と冬は軽く整える

    9月は実の付いていない伸びすぎた枝だけを整理します。冬は飛び出した枝を数本切る程度にし、枝先の刈り込みはしません。

植え替え

植え付けと植え替えの適期は、新芽が動き出す前の3〜4月と、暑さの落ち着いた10〜11月です。根が粗く、移植を嫌う性質があるので、植え付けでは根鉢を崩さずにそのまま据えます。鉢植えは2年に1回を目安に、一回り大きな鉢へ植え替えます。苗から育てるなら6〜8号鉢が目安で、樹高1m前後に仕立てると管理しやすくなります。庭植えで生け垣にする場合は株間50cm〜1m、1本で楽しむ場合はほかの木から1.5mほど離して植えます。

よくある失敗は、大きく育った庭木を別の場所へ移し、根を切りすぎて枯らしてしまうケースです。植え替えるなら若いうちにし、根鉢を大きく掘り上げます。

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    時期と道具をそろえる

    3〜4月か10〜11月に行います。一回り大きな鉢、赤玉土小粒と腐葉土、鉢底石、剪定ばさみ、トゲ対策の革手袋を用意します。

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    株を鉢から抜く

    前日に水やりを控えます。鉢の側面をたたいて根鉢をゆるめ、トゲに注意しながら株元を持って静かに抜きます。

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    根鉢を崩さずに植える

    移植を嫌う木なので、根鉢は肩の土を軽く落とす程度にします。鉢底石を敷いて土を入れ、元と同じ深さに据えて周りに土を詰めます。

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    水やりと養生

    鉢底から流れるまで水を与え、2週間ほど半日陰で休ませます。新芽が動き出したら日なたへ戻し、肥料は1か月後から与えます。

増やし方

家庭では6〜7月の挿し木がいちばん確実です。その年に伸びて少し硬くなった枝を10〜15cmに切り、下の葉を取って1時間ほど水揚げし、鹿沼土や赤玉土小粒に挿します。明るい日陰で土を乾かさずに管理すると、1か月ほどで根が出ます。根が回ったら翌春に3号ほどの小鉢へ植え替えます。実から種を採ってまく方法もあり、10〜12月に果肉を洗い落としてまくと翌春に芽が出ますが、実が付くまで数年かかり、親と同じ実の色になるとは限りません。

よくある失敗は、柔らかい新芽の先を挿して腐らせるケースです。挿し穂はトゲが硬くなった枝から選びます。

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    時期と挿し穂を選ぶ

    6〜7月に、その年に伸びて少し硬くなった枝を選びます。トゲが硬くなった枝が目安で、柔らかい先端は使いません。

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    挿し穂を整える

    枝を10〜15cmに切り、下半分の葉とトゲを取り除きます。切り口を斜めに切り直し、1時間ほど水に挿して水揚げします。

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    挿し木用土に挿す

    湿らせた鹿沼土か赤玉土小粒に、穂の半分ほどを挿します。挿したあとは株元を軽く押さえ、たっぷり水を与えます。

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    発根まで管理する

    明るい日陰で土を乾かさずに管理すると、1か月ほどで根が出ます。根が回ったら翌春に小鉢へ植え替えます。

病害虫対策

病気はほとんどなく、害虫で多いのは春と秋のハマキムシです。葉が糸で綴じられて茶色く枯れていたら、中に幼虫が潜んでいるので、綴じた葉ごと枝を切り取ります。風通しの悪い株ではアブラムシやカイガラムシも付くことがあり、混んだ枝を間引くことが予防になります。もう一つの悩みは鳥で、ヒヨドリやツグミなどが実を食べに来ます。ピラカンサの実はほかの実が減る冬の後半に食べられることが多く、群れで来ると数日でなくなります。

よくある失敗は、綴じた葉を外から薬で防ごうとして効かないケースです。見つけしだい切り取るほうが確実です。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 2月寒肥
  • 3月植え付け・大きな株の間引き
  • 4月植え付けの期限
  • 5月開花・花に水をかけない
  • 6月花後の剪定・お礼肥・挿し木
  • 7月徒長枝の剪定・挿し木
  • 9月伸びすぎた枝の整理
  • 10月実が色づく・植え付け
  • 11月実の見頃・植え付けの期限
  • 12月実の観賞・防鳥ネット

季節ごとの管理

春の管理

3〜4月は植え付けと植え替えの適期です。2月下旬〜3月上旬に寒肥を施します。大きくしすぎた株を小さくするなら、実を楽しんだあとの3月に太い枝を間引きます。5月から白い花が咲き始めます。

夏の管理

6月まで花が咲き、花後の6〜7月が剪定の適期です。長く伸びた徒長枝を付け根から切り、短い枝は残します。鉢植えは6月にお礼肥を与え、夏は朝に毎日乾き具合を確かめます。挿し木もこの時期に行います。

秋の管理

10月ごろから実が色づき、11〜12月が見頃です。9月に伸びすぎた枝を整理できますが、実の付いた枝は残します。10〜11月は植え付けの適期です。秋もハマキムシが出るので、綴じた葉を見つけたら切り取ります。

冬の管理

実の観賞期で、年明けまで枝に残ることが多いです。冬に枝先を刈り込むと翌年の花芽を落とすので、飛び出した枝を数本切る程度にします。鳥に食べられたくない枝には防鳥ネットをかけます。鉢植えは冬も乾いたら水を与えます。

10月の作業をくわしく知りたいときは秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

花は咲くのに実が少ない、または実がつかない

原因

剪定の時期と切り方。花と実は短い枝(短枝)につくため、冬に枝先を一律に刈り込むと、花芽のついた短枝ごと切り落としてしまう。日当たり不足でも花数が減る。

対策

冬の刈り込みをやめ、長く伸びた徒長枝だけを付け根から間引き、短枝は残します。主な剪定は花後の6〜7月に済ませます。半日以上日の当たる場所で育てると、翌年から実付きが戻ります。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

春や秋に葉が綴じられて茶色く枯れる

原因

ハマキムシ(ハマキガの幼虫)の食害。新芽や葉を糸で綴じ合わせ、中に潜んで食べるため、外から薬がかかりにくい。

対策

綴じられた葉は中の幼虫ごと枝先から切り取って処分します。発生が多い年は、若い幼虫のうちに用途に登録のある殺虫剤を散布します。混み合った枝を間引いて風通しをよくすると、見つけやすくなります。

「虫がついた」の原因の見分け方と対処を詳しく

色づいた実が一度にほとんどなくなった

原因

ヒヨドリやツグミなどの鳥による採食。ピラカンサの実はほかの木の実が減る冬の後半に食べられることが多く、群れで来ると数日で実がなくなる。

対策

実を長く残したい枝には、色づいたころから防鳥ネットをふんわりかけます。鳥に食べられるのは自然なことなので、庭に来る鳥を楽しむと割り切るのも一つの方法です。

「実がならない・太らない」の原因の見分け方と対処を詳しく

枝が四方に暴れて伸び、トゲで手入れができない

原因

萌芽力が強く、勢いのよい徒長枝が毎年何本も出る性質。放任すると3m以上になり、トゲのある枝が通路にはみ出す。

対策

厚手の革手袋と長袖で作業し、6〜7月と9月に徒長枝を付け根から切ります。一度に小さくしたいときは、実を楽しんだあとの3月に太い枝ごと間引き、その年は実が減ることを受け入れます。

「徒長・間延びする」の原因の見分け方と対処を詳しく

鉢植えの葉が黄色くなって落ち、実がしぼむ

原因

鉢の水切れ。実を付けている秋から冬も水は必要で、乾いた北風や軒下の雨の当たらない場所で鉢土が乾ききると、葉と実が傷む。

対策

土の表面が乾いたら鉢底から流れるまで与え、冬も乾き具合を週に1〜2回確かめます。根詰まりで水が染み込みにくい鉢は、3月か10月に一回り大きな鉢へ植え替えます。

「葉が黄色くなる」の原因の見分け方と対処を詳しく

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ピラカンサの花言葉・風水

花言葉

ピラカンサの花言葉は「美しさはあなたの魅力」「愛嬌」「燃ゆる想い」などとされます。秋に枝いっぱいに付く真っ赤な実が人の目を引く様子や、初夏の白い小花の愛らしさ、炎のように色づく実の姿に由来するといわれます。「慈悲」を挙げる花言葉事典もあります。

風水・縁起

風水では、トゲのある植物は邪気を払うとされ、ピラカンサも門の脇や塀沿いに植える魔よけの木として紹介されることがあります。赤い実は活力を表す色ともいわれますが、どれも言い伝えの域を出ません。実用面では、トゲのある生け垣は人が入り込みにくく、防犯に役立つとされます。

ピラカンサのよくある質問

Qピラカンサの実の見頃はいつですか?回答を見る
A

関東以西の平地では、10月ごろから実が色づき始め、11〜12月が見頃です。5〜6月に白い花が咲き、夏のあいだに緑の実が育って、秋に赤や橙色に変わります。実は年明けまで枝に残ることが多く、冬の庭を長く彩ります。ただしヒヨドリやツグミなどの鳥に食べられることがあり、ほかの木の実が減る冬の後半に一気になくなることもあります。長く残したい枝には、色づいたころから防鳥ネットをかけておくと安心です。

Qピラカンサは鉢植えで育てられますか?回答を見る
A

育てられます。6〜8号鉢で高さ1m前後に仕立てると管理しやすくなります。用土は赤玉土小粒7、腐葉土3の配合か市販の花木用培養土を使い、日当たりのよい屋外に置きます。鉢植えは庭植えより乾きやすいので、表面の土が乾いたらたっぷり水を与え、実を付けている冬も水切れに注意します。根が詰まると実付きが落ちるため、2年に1回、3〜4月か10〜11月に一回り大きな鉢へ植え替えます。トゲがあるので、通路から離れた場所に置きます。

Qピラカンサに実がならないのはなぜですか?回答を見る
A

いちばん多い原因は剪定の時期と切り方です。ピラカンサは短い枝に花芽を付けるので、冬に枝先を一律に刈り込むと、翌年の花ごと切ってしまいます。剪定は花後の6〜7月に、長く伸びた徒長枝だけを付け根から切り、短い枝は残します。ほかに、日当たり不足、肥料の与えすぎで枝ばかり伸びている、鉢植えの根詰まりなども原因になります。ピラカンサは1本でも実がつくので、受粉樹を植える必要はありません。

Qピラカンサの実は食べられますか?毒はありますか?回答を見る
A

食用にはしません。ピラカンサの実や種子には、青酸配糖体という成分がごく微量に含まれるとされます。少量を口にして重い中毒になることは少ないとされますが、子どもやペットがたくさん食べないよう注意してください。鳥は実を食べますが、人が食べてよいという意味ではありません。万一たくさん食べて具合が悪くなった場合は、医師や獣医師に相談します。枝の鋭いトゲで目や手を傷つけることもあるので、小さな子どもの遊び場の近くには植えないほうが安心です。

Qトキワサンザシ・タチバナモドキ・カザンデマリの違いは?回答を見る
A

どれもピラカンサの仲間で、主な違いは実の色と原産地です。トキワサンザシは南ヨーロッパから西アジア原産で赤い実、タチバナモドキは中国南西部原産で橙色の実、カザンデマリはヒマラヤ原産で赤みの強い橙色の実を付けます。園芸店ではこれらや交配種をまとめて「ピラカンサ」として売っていることが多く、育て方はほぼ同じです。寒さにはトキワサンザシ系が強いとされ、タチバナモドキはやや弱いので、寒冷地では名札で種類を確かめて選びます。

Qピラカンサの剪定はいつ、どこを切ればいいですか?回答を見る
A

花が終わった6〜7月に、長く伸びた徒長枝を付け根から切るのが基本です。花と実は枝の途中から出る短い枝に付くので、短い枝は残します。9月にも伸びすぎた枝を整理できますが、実の付いた枝は切らないようにします。冬は実を楽しむ時期なので、飛び出した枝を数本切る程度にとどめます。大きくなりすぎた株は、実を楽しんだあとの3月に太い枝ごと間引くと小さくでき、その年は実が少なくなります。作業は厚手の手袋と長袖で行います。

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10月の季節の作業と、ピラカンサの手入れで迷いやすいところに合わせて選んでいます。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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