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樹木上級者向け

ハリブキの育て方

Oplopanax japonicus最終更新日:

Hapot編集部より

ハリブキは、夏も涼しい寒冷地や高地でなければ育てるのが難しい、上級者向けの山の落葉低木です。北海道から四国にかけての亜高山帯を中心に、針葉樹林の林床や沢沿いの湿った斜面に生えるウコギ科の植物で、茎や葉柄、葉脈にまで鋭いトゲが密に生えます。名前は、フキに似た大きな葉に針があることから「針蕗」と書きます。高さは1m前後で、手のひらのように浅く裂けた葉は幅20〜40cmにもなり、6〜7月に緑白色の小さな花を枝先に集めて咲かせ、8〜9月に赤い実を付けます。北米に分布するアメリカハリブキ(デビルズクラブ)の仲間です。タラノキやウドと同じ科ですが、一般的な山菜として扱われることはほとんどありません。暑さと乾燥に弱く、平地の庭では夏越しが難しいとされ、苗の流通も山野草店などでまれに見かける程度です。資料も多くないため、ここでは一般的な山の低木の管理を基に、目安として紹介します。

ハリブキの姿

分類・基本データ

科
ウコギ科
属
ハリブキ属 Oplopanax
種
ハリブキ
別名
針蕗、はりぶき、オプロパナクス・ヤポニクス
原産地
日本の固有種とされ、北海道から本州、四国の亜高山帯を中心に、針葉樹林の林床や沢沿いに分布します。北米のアメリカハリブキ(デビルズクラブ)と同じハリブキ属の仲間です。

ハリブキの育て方の5つのポイント

水やり

鉢植えは土の表面が乾きかけたら(夏は毎日確認、落葉中の冬は土が乾かない程度に)。庭植えは夏の乾燥時に与える

日光

日陰

温度の目安

-20〜25°C(寒さには強いが、夏の高温と蒸れに弱い)

湿度

60-80%

土

腐葉土を多く含む、水はけが良く湿り気を保つ土。山野草用の土に腐葉土を混ぜたもの

ハリブキはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

高さ0.5〜1m前後で、大きな株は1mを超えることもあります。葉は幅20〜40cmと大きく、鉢植えは7〜10号の深めの鉢が目安です。

成長の速さ

遅い(高さ1m前後で、年に数cm〜10cmほど伸びるとされる)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-20〜25°C(寒さには強いが、夏の高温と蒸れに弱い)

ケアのポイント

肥料

春の芽吹き前後に緩効性肥料を少量。多肥は避ける

成長速度

遅い(高さ1m前後で、年に数cm〜10cmほど伸びるとされる)

毒性

毒性の情報は多くないが、茎や葉の鋭いトゲが刺さると折れて皮膚に残り、腫れや痛みが続くことがある。作業は厚手の革手袋で行う

育てられるかどうかは、夏に株元を涼しく保てるかで決まります。平地では半日陰の風通しの良い場所で、根元の温度を上げない工夫が欠かせません。

育て方の詳細

苗・株の選び方

苗は山野草店や専門店でまれに見かける程度です。良い苗は3点で見分けます。ラベルに産地や栽培品であることが明記されていること、春なら芽がふっくらしていて、落葉期でも茎が乾いてしわになっていないこと、鉢底から白く健全な根がのぞいていることです。

避けたいのは、山から掘り取ったとみられる出どころのわからない株と、茎が黒ずんでいたり、葉が茶色く焼けていたりする株です。購入は夏の暑さを避けた春か秋にし、届いたらすぐに涼しい日陰へ置きます。

置き場所・日当たり

自生地は夏でも涼しい亜高山帯の林の中なので、家庭でも直射日光の当たらない明るい日陰で、風通しが良く涼しい場所に置きます。午前中だけ木漏れ日が当たる程度が上限です。目安は真夏の日中に25°Cを大きく超えない場所で、寒冷地や標高の高い地域なら庭植えも検討できます。平地の鉢植えでは、北側の軒下や建物の陰に置き、鉢を二重にしたり、すのこの上に置いたりして地面からの熱を避けます。寒さには強く、冬は屋外の霜が当たる場所でも越冬するとされます。

よくある失敗は、夏に西日やコンクリートの照り返しを受けて葉が茶色く焼け、株が弱ることです。すぐに涼しい日陰へ移して水切れを防ぐと、翌春に新しい葉が出ることがあります。

水やりの詳細

ハリブキは沢沿いのような湿った土を好み、乾燥に弱いとされます。鉢植えは土の表面が乾きかけたら、鉢底から流れるまでたっぷり与えます。春と秋は1〜2日に1回、夏は毎日、晴れて暑い日は朝夕2回が目安です。夏の夕方には鉢の周りや地面に打ち水をすると、気温が下がり蒸れを和らげます。落葉している12〜3月も、土が完全に乾かないよう週1回程度は確認します。

よくある失敗は、湿り気を好むからと受け皿に水をためたままにして根を傷めることです。受け皿の水は毎回捨ててください。土が常に湿っていて葉がしおれる場合は根腐れが疑われるので、水やりの間隔を空けて様子を見ます。

最適な土の作り方

山野草用の培養土に、腐葉土を2〜3割混ぜると扱いやすくなります。自分で配合するなら、鹿沼土小粒4、赤玉土小粒3、腐葉土3が一つの目安で、水はけを保ちながら湿り気も残します。鉢底には軽石を3cmほど敷きます。根が深く伸びるとされるため、鉢は深めのものを選びます。庭植えは腐葉土をたっぷりすき込み、株元を腐葉土やバークでマルチングして、土の乾燥と地温の上昇を防ぎます。市販の山野草用土だけでは乾きやすい場合があるので、腐葉土を足すか、表面を水苔で覆って湿り気を補います。

剪定・切り戻し

ハリブキは枝分かれが少なく、太い茎の先に大きな葉を広げる姿が特徴なので、基本的に剪定はほとんど必要ありません。枯れた茎や傷んだ葉が出たら、落葉中の11〜3月に付け根から切り取る程度にとどめます。株元から伸びた茎が混み合ったときは、細く弱いものを間引いて風通しを確保します。茎や葉柄には鋭いトゲが密にあるので、作業は厚手の革手袋と長袖で行い、切った枝はトゲが外に出ないよう新聞紙で包んで処分します。

よくある失敗は、茎の先端を切り詰めて芽を失い、その茎が伸びなくなることです。先端の芽は切らないようにし、切ってしまった場合は脇芽が出るのを翌春まで待ちます。

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    時期と道具を用意する

    落葉中の11〜3月に行います。剪定ばさみ、厚手の革手袋、長袖の服、切った枝を包む新聞紙を用意します。

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    枯れた茎を見つける

    株全体を見て、芽がなく乾いて黒ずんだ茎や、折れた茎を探します。生きている茎は先端に太い芽があるので見分けられます。

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    付け根から切り取る

    枯れた茎や弱った茎を付け根から切ります。生きている茎の先端の芽は切らないように注意し、枝分かれの少ない姿を保ちます。

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    混み合った茎を間引く

    株元から茎が何本も出て混み合っている場合は、細く弱い茎を付け根から切り、風通しを確保します。夏の蒸れの予防になります。

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    切った枝を安全に処分する

    切った枝はトゲが外に出ないよう新聞紙で包み、テープで留めて処分します。作業後は手袋に残ったトゲを確認します。

植え替え

鉢植えの植え替えは2〜3年に1回、芽が動く前の3月か、暑さが落ち着いた10月に行います。鉢底から根が出ている、水の染み込みが悪くなったといった様子が合図です。根を傷めると回復に時間がかかるとされるため、根鉢は大きく崩さず、外側の古い土を軽く落とす程度にして、一回り大きな深めの鉢へ植え替えます。作業は厚手の革手袋で行い、茎のトゲに触れないよう、株元を新聞紙で巻いてから持ちます。

よくある失敗は、初夏に植え替えて根が水を吸えないまま暑さが来て、葉がしおれることです。その場合は涼しい日陰に移して葉水を与え、肥料は与えずに秋まで静かに管理します。

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    時期と道具をそろえる

    芽が動く前の3月か、暑さが落ち着いた10月に行います。一回り大きな深めの鉢、山野草用土、腐葉土、軽石、厚手の革手袋、新聞紙を用意します。

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    トゲを包んで株を抜く

    革手袋を着け、株元の茎を新聞紙で巻いてトゲを覆います。鉢の縁を叩いて土をゆるめ、根鉢ごと静かに抜き取ります。

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    根鉢を軽く整える

    根を傷めると回復が遅いとされるため、根鉢は大きく崩さず、外側の古い土を軽く落とします。黒く傷んだ根だけを切り取ります。

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    深めの鉢に植え付ける

    軽石を3cm敷いて用土を入れ、元と同じ深さに据えます。隙間に土を入れて軽く押さえ、表面を腐葉土で覆って乾燥を防ぎます。

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    涼しい日陰で休ませる

    鉢底から流れるまで水を与え、2〜3週間は風の当たらない涼しい日陰で管理します。肥料は与えず、新芽の動きを待ちます。

増やし方

家庭で増やす方法は確立されておらず、資料も少ないので、増やすのは難しいと考えておくのが無難です。実生の場合は、8〜9月に赤く熟した実から種を取り出し、果肉を洗い落としてすぐにまきます。ウコギ科の種は休眠が深いものが多く、ハリブキも発芽までに1年以上かかることがあるといわれます。まいた鉢は日陰に置いて冬の寒さに当て、乾かさずに管理します。地面を這うように伸びた茎の節から根が出ることがあり、根付いた部分を切り分ける方法もあるとされます。

よくある失敗は、発芽しないと思って1年目で種まきの鉢を片付けてしまうことです。2年目の春まで鉢を乾かさずに置いておきます。

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    時期と道具を用意する

    実が赤く熟す8〜9月に種を採ります。栽培株の実を使い、厚手の手袋、山野草用土を入れた鉢、ラベルを用意します。山で実を採らないでください。

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    果肉を洗い落とす

    熟した実をつぶし、水の中で果肉を洗い流して種を取り出します。果肉が残るとカビの原因になるため、きれいに落とします。

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    すぐにまいて薄く覆う

    種は乾かさずにすぐまき、5mmほど土をかぶせます。ラベルに日付を書き、発芽まで時間がかかることを記録しておきます。

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    日陰で冬の寒さに当てる

    鉢は涼しい日陰に置き、冬も屋外で寒さに当てます。土の表面が乾かないよう水を与え、発芽までに1年以上かかることもあるといわれます。

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    本葉が出たら植え替える

    芽が出て本葉が2〜3枚になったら、根を崩さずに1本ずつ小鉢へ移します。夏は涼しい日陰で乾かさずに管理します。

病害虫対策

病害虫の情報は多くありませんが、ほかの庭木と同じように、新芽に付くアブラムシ、乾燥した時期に葉裏で増えるハダニ、梅雨から夏にかけて葉を食べるガの幼虫などに注意します。トゲがあるため手で取りにくく、観察は葉裏まで目で確かめるのが基本です。アブラムシやハダニは、ホースのシャワーで葉裏に水をかけて洗い流します。数が多い場合は、樹木に使える殺虫剤を表示どおりに使います。

よくある失敗は、夏の蒸れで葉が黒く傷んだのを病気と思い、薬剤を何度もかけることです。原因の多くは暑さと風通しの悪さなので、涼しい日陰へ移し、傷んだ葉を取り除いて様子を見ます。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 3月植え替え・芽吹き前の施肥
  • 4月遅霜対策・アブラムシの確認
  • 6月日陰への移動・暑さ対策の準備
  • 7月暑さ対策・朝夕の水やり
  • 8月暑さ対策・打ち水・種の採取
  • 9月種の採取と種まき
  • 10月植え替え
  • 11月枯れた茎の整理

季節ごとの管理

春の管理

4〜5月の芽吹きは遅霜に注意し、新芽が傷みそうな夜は軒下へ移します。水は土の表面が乾きかけたら与え、芽吹き前後に緩効性肥料を少量置きます。新芽に付くアブラムシを確認します。

夏の管理

最も大切なのは暑さ対策で、涼しい日陰に置いて株元の温度を上げないことです。鉢植えは毎日水を与え、暑い日は朝夕2回にします。夏は肥料を与えません。蒸れによる葉の傷みとハダニに注意します。

秋の管理

8〜9月に赤い実が熟し、種を取る場合はこの時期に採ります。暑さが落ち着いた10月は植え替えの適期です。水は土の表面が乾きかけたら与えます。肥料は与えず、そのまま落葉を待ちます。

冬の管理

寒さには強く、屋外でそのまま越冬するとされます。落葉中は肥料は不要で、水は土が乾かない程度に週1回ほど確認します。枯れた茎を付け根から切り取り、凍結で鉢が割れないよう素焼き鉢は注意します。

よくあるトラブルと対策

ハリブキの葉が夏に茶色く焼ける

原因

夏の高温と直射日光、照り返しによる葉焼けや、暑さによる株の消耗が考えられます。涼しい亜高山帯の植物なので、平地の夏は環境が厳しすぎることが多いです。

対策

すぐに北側の涼しい日陰へ移し、水切れさせないようにします。鉢を二重にして打ち水をすると株元が涼しくなります。傷んだ葉は戻りませんが、翌春の芽吹きを待ちます。

葉がしおれて垂れ下がる

原因

土の乾燥による水切れのほか、暑さで根が弱っている、受け皿の水で根腐れしているといったことが考えられます。湿り気を好む一方、蒸れには弱い性質です。

対策

土が乾いていればたっぷり水を与え、涼しい日陰で休ませます。土が湿っているのにしおれる場合は、受け皿の水を捨てて水やりの間隔を空け、風通しの良い場所に移します。

「しおれる・元気がない」の原因の見分け方と対処を詳しく

春になっても芽が出ない

原因

前年の夏の暑さで株が消耗した、冬に土を乾かしすぎた、根が傷んでいるといったことが考えられます。寒冷地の自生地に比べ、芽吹きが遅れることもあります。

対策

茎の先端の芽が硬く緑を保っていれば生きている可能性があるので、5月ごろまで乾かさずに待ちます。茎がしわになって黒ずんでいれば、その茎は付け根から切ります。

種をまいたのに芽が出ない

原因

ウコギ科の種は休眠が深いものが多く、ハリブキも発芽までに1年以上かかることがあるといわれます。種を乾かした、冬の寒さに当てていないことも影響します。

対策

まいた鉢は片付けずに涼しい日陰に置き、冬も屋外で寒さに当てて、2年目の春まで土を乾かさずに待ちます。種は熟した実から採り、すぐにまくのが基本です。

トゲが刺さって皮膚に残る

原因

ハリブキの茎や葉柄、葉の裏の葉脈には細く鋭いトゲが密にあり、刺さると折れて皮膚に残りやすいです。軍手では貫通することがあります。

対策

消毒したとげ抜きで抜き、流水で洗って清潔にします。腫れや痛みが続く、抜けずに残っている場合は皮膚科を受診します。作業は厚手の革手袋と長袖で行います。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ハリブキの花言葉・風水

花言葉

ハリブキには、広く知られた花言葉は見当たりません。山の植物として観賞よりも身を守るトゲの印象が強く、大きな葉と針の組み合わせが名前の由来になっています。夏の終わりに枝先に赤い実を集めて付ける姿は、山歩きで目を引く存在です。登山道で見かけたら、触れずに眺めるだけにしましょう。

風水・縁起

ハリブキについて、風水で広く知られた決まった意味づけはありません。一般に、トゲのある植物は悪いものを寄せ付けない魔よけとして扱われることがあるといわれます。ただし人が通る場所に置くとトゲで危ないので、通路や子どもの手が届く場所は避けて置きます。

ハリブキのよくある質問

Qハリブキは平地の庭でも育てられますか?回答を見る
A

関東以西の平地では、夏越しが難しいと考えておくのが無難です。ハリブキは夏でも涼しい亜高山帯の植物で、真夏に30°Cを超える日が続く環境では弱りやすいとされます。どうしても育てるなら、鉢植えにして北側の日陰に置き、鉢を二重にする、打ち水をするなどして株元を涼しく保ちます。北海道や東北、標高の高い地域なら、湿り気のある半日陰の庭で育てられる可能性があります。

Qハリブキの若芽はタラの芽のように食べられますか?回答を見る
A

一般的な山菜ではないので、食べる目的で採らないでください。ハリブキはタラノキやウドと同じウコギ科で、若芽を食べられるとする紹介も見られますが、食材としての情報は多くありません。北米の仲間のデビルズクラブも、地域によって若芽を食べることがあるとされる一方、薬用として扱われてきた植物です。自生地は保護が必要な場所が多く、トゲでけがをする危険もあるので、口にすることはおすすめしません。

Q山で見つけたハリブキを持ち帰ってもいいですか?回答を見る
A

山で掘り取ったり、枝を折ったりして持ち帰らないでください。ハリブキが生える亜高山帯は国立公園や国定公園に含まれることが多く、区域によっては植物の採取が法律で禁止されています。都道府県によっては絶滅のおそれのある植物として扱われていることもあります。また山から持ち帰った株は、平地の暑さでほとんど根付かないとされます。育てたい場合は、栽培された苗を専門店で探してください。

Qハリブキのトゲが刺さったらどうすればいいですか?回答を見る
A

トゲは折れて皮膚に残りやすいので、早めに抜いて清潔にします。ハリブキのトゲは細く鋭く、茎や葉の裏の葉脈にまで生えています。刺さったら、消毒したとげ抜きで抜き、流水で洗って清潔に保ちます。北米の仲間のデビルズクラブでは、刺さった場所が腫れたり化膿したりすることがあるとされます。痛みや腫れが続く、抜けずに残っているといった場合は皮膚科を受診してください。

Q夏に葉が茶色くなるのはなぜですか?回答を見る
A

多くは暑さと乾燥による葉焼けや、株の消耗が原因です。ハリブキは涼しい林の中の植物なので、平地の夏は気温が高すぎ、直射日光や照り返しが加わると、葉の縁から茶色く傷みます。すぐに涼しい日陰へ移し、水切れさせないようにします。傷んだ葉は戻りませんが、株が生きていれば翌春に新しい芽が出ることがあります。秋の早い時期に葉を落とす場合も、夏の消耗が影響していることが多いです。

ハリブキを育てながら、あわせて使いたい

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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