フィカスの種類一覧|8品種の違いと選び方
フィカスはクワ科フィカス属の観葉植物の総称で、ゴムの木の仲間として親しまれています。品種によって葉の大きさや厚み、寒さへの強さ、置き場所を変えたときの落葉のしやすさが違い、同じ「フィカス」でも育てやすさには差があります。ここでは図鑑に掲載している品種を一覧で比べ、部屋の条件に合う一鉢の選び方をまとめました。
フィカスの品種を比較
| 品種 | 大きさの目安 | 難易度 | 日当たり | 水やり | 冬の最低温度 |
|---|---|---|---|---|---|
| フィカス | 室内で30cm〜2m超。卓上サイズからシンボルツリーまで幅広く、品種によって成長の速さが異なります。 | 初心者向け | 間接光 | 土の表面が乾いたら(週1回程度) | 10°C 以上 |
| カシワバゴムノキ | 室内で50cm〜2m超。バンビーノは30〜80cmのコンパクトサイズ。 | 中級者向け | 間接光 | 土の表面が乾いたら(週1回程度) | 10°C 以上 |
| ゴムの木 | 室内で50cm〜2m超。原産地では30mの巨木になる潜在力の持ち主。 | 初心者向け | 間接光 | 土の表面が乾いたら(週1回程度) | 12°C 以上 |
| フィカス・アルテシマ | 室内で50cm〜2m超。5〜10号鉢のシンボルツリーサイズが主流で、成長はやや速め。 | 初心者向け | 間接光 | 土の表面が乾いたら(週1回程度) | 10°C 以上 |
| フィカス・ウンベラータ | 室内の鉢植えでは高さ1〜2mのサイズが主流。6号鉢の卓上サイズから10号鉢の大型まで流通しています。成長が早く、環境が合えば1年で30〜50cm伸びることもあるため、天井高に合わせた剪定で樹高をコントロールします。 | 中級者向け | 間接光 | 土の表面が乾いたら(週1-2回) | 15°C 以上 |
| フィカス・ティネケ | 室内で50cm〜2m。斑入りのため緑葉のゴムの木より成長はやや控えめ。 | 初心者向け | 間接光 | 土の表面が乾いたら(週1回程度) | 10°C 以上 |
| フィカス・ベンガレンシス | 室内で50cm〜2m。曲がり仕立ての5〜10号鉢が人気。成長はゆっくりで樹形が長持ちします。 | 初心者向け | 間接光 | 土の表面が乾いたら(週1回程度) | 12°C 以上 |
| フィカス・ベンジャミン | 室内で30cm〜2m。卓上の小鉢から三つ編み仕立ての大鉢まで、あらゆるサイズで流通。 | 初心者向け | 間接光 | 土の表面が乾いたら(週1-2回) | 13°C 以上 |
条件別のおすすめ
フィカスの選び方
冬の室温で選ぶ
ウンベラータは冬に15°C以上が目安で、フィカスの中では寒さに弱い品種です。暖房を切ると冷え込む部屋なら、10〜12°Cまで耐えるアルテシマ、ゴムの木、ベンガレンシスのほうが冬越しの失敗が少なくなります。
落葉しにくさで選ぶ
葉が厚いゴムの木やベンガレンシスは、置き場所の変化や水やりのずれで葉を落としにくい品種です。小葉が数百枚つくベンジャミンや、大きな葉のカシワバゴムノキは環境の変化に敏感で、一度置き場所を決めたら動かさない管理が向いています。
葉の色と樹形で選ぶ
明るい斑を楽しむならアルテシマやティネケ、白い幹と曲がり仕立てならベンガレンシス、刈り込みで形を作るならベンジャミンが向いています。斑入り品種は緑葉の品種より一段明るい場所に置くと、斑がきれいに保てます。
品種ごとの特徴

フィカス
Ficus spp.
フィカスは、置き場所を固定して土が乾いたら水を与えるだけで育つ、初めてのシンボルツリーに向いた丈夫な観葉植物のグループです。
フィカスの育て方を見る

カシワバゴムノキ
Ficus lyrata
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)は、30cmを超える大きく波打つ葉で部屋の主役になる一方、フィカスの中で最も環境変化に敏感な、中級者向けの品種です。
カシワバゴムノキの育て方を見る

ゴムの木
Ficus elastica
ゴムの木(フィカス・エラスティカ)は、フィカスの仲間の中でも葉が厚く乾燥に強いため、ウンベラータやベンジャミンより水やりの失敗に寛容で、初心者への信頼度がもっとも高い種類です。
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フィカス・アルテシマ
Ficus altissima
フィカス・アルテシマは、フィカスの仲間の中でも葉が厚めで乾燥や環境変化に強く、最低温度の目安が10°Cとウンベラータ(15°C)より寒さに余裕がある、扱いやすい品種です。
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フィカス・ウンベラータ
Ficus umbellata
フィカス・ウンベラータは、冬に15°C以上を保てる部屋があれば、成長の早さと樹形づくりの楽しさを味わえる、リビングのシンボルツリーに最有力の観葉植物です。
フィカス・ウンベラータの育て方を見る

フィカス・ティネケ
Ficus elastica 'Tineke'
フィカス・ティネケは、ゴムの木(フィカス・エラスティカ)の斑入り品種で、クリーム色と緑の斑にピンク色の新芽が差す華やかな葉色を、緑葉のゴムの木と同じ丈夫さで楽しめる初心者向きの品種です。
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フィカス・ベンガレンシス
Ficus benghalensis
フィカス・ベンガレンシスは、フィカスの仲間の中で葉が厚く乾燥と環境変化に強い、初心者に最も勧めやすい品種です。
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フィカス・ベンジャミン
Ficus benjamina
フィカス・ベンジャミンは、小さな艶のある葉を無数に茂らせ、刈り込みで好みの形に仕立てられる、フィカスの中で唯一「樹形で遊べる」品種です。
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品種に共通する水やり・置き場所・植え替えの方法はフィカスの育て方にまとめています。