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ホヤの種類一覧|6品種の違いと選び方

ホヤは、肉厚の葉に水を蓄える丈夫さと、星形の花を咲かせる楽しみをあわせ持つ、つる性の観葉植物です。品種による違いは葉の形と厚み、そして暑さと寒さへの強さで、葉が厚い種類ほど乾燥に強く、葉が細く小さい種類ほど水切れや暑さに敏感になる傾向があります。どの品種も花が咲き終わった花柄を切らずに残すことは共通です。図鑑に掲載している品種を一覧で比べ、部屋の環境と飾り方に合う選び方と、店頭で迷いやすい品種の見分け方をまとめました。

ホヤの品種を比較

横にスクロールすると、ほかの項目も比べられます

ホヤの品種ごとの写真・大きさ・難易度・日当たり・水やり・温度の比較
品種大きさの目安難易度日当たり水やり冬の最低温度
ホヤの写真ホヤつるの長さは室内で50cm〜2m。3〜6号鉢や吊り鉢で流通し、ケリーの葉1枚挿しは2〜3号の小鉢が中心です。初心者向け間接光土が乾いてから(春〜秋は週1回程度、冬は2〜3週に1回)5°C 以上
ホヤ・カーリーの写真カーリー葉は長さ5〜8cmのハート形。つるの株は室内で50cm〜1.5mほど。葉1枚を挿した2〜3号の小鉢での流通が多い。初心者向け間接光土が中まで乾いて数日後(春〜秋は10日に1回程度、冬は月1回)10°C 以上
ホヤ・カルノーサ・クリムソンクイーンの写真カルノーサ・クリムソンクイーンつるの長さは室内で50cm〜1.5m。葉は長さ5〜8cmの楕円形。3〜5号鉢や吊り鉢で流通します。初心者向け間接光土が乾いてから(春〜秋は週1回程度、冬は2〜3週に1回)8°C 以上
ホヤ・カルノーサ・コンパクタの写真カルノーサ・コンパクタつるの長さは室内で30cm〜1m。縮れた葉は長さ3〜6cmで、つるの太さは葉を含めて3〜5cmほど。3〜5号の吊り鉢での流通が中心です。中級者向け間接光土が中まで乾いてから(春〜秋は10日に1回程度、冬は3週に1回)8°C 以上
ベラ
枝の長さは室内で20〜50cm。葉は長さ2〜3cmの槍形。3〜5号の吊り鉢や浅鉢で流通します。中級者向け間接光土の表面が乾いたら(春〜秋は週1〜2回、冬は10日に1回程度)10°C 以上
リネアリス
つるの長さは室内で30cm〜1m以上。葉は長さ3〜5cm、太さ数mmの細い棒状。3〜5号の吊り鉢で流通します。中級者向け間接光土の表面が乾いたら(春秋は週1回程度、夏は涼しい時間に、冬は10日〜2週に1回)8°C 以上

条件別のおすすめ

冬に冷える部屋なら

冬の最低温度の目安が 5°C と、この仲間の中で寒さに強い品種です。

初めて育てるなら

難易度が「初心者向け」の品種です。

ホヤの選び方

飾り方で選ぶ

リングや支柱に巻いて立体的に飾るなら、つるが太く丈夫なカルノーサ(基本のホヤ)やクリムソンクイーン。吊り鉢から垂らして飾るなら、ロープ状のつるが垂れるコンパクタや、細い葉のつるが柳のように垂れるリネアリス、枝がこんもり垂れるベラが向いています。机の上の小さな鉢で楽しむなら、ハート形の葉1枚を挿したカーリーです。

部屋の温度で選ぶ

冬に暖房を止めると冷え込む部屋なら、5°C程度まで耐えるとされるカルノーサと、その品種のクリムソンクイーン・コンパクタ(8°C以上が目安)が安心です。カーリーとベラは寒さにやや弱く、冬は10°C以上を保てる部屋に向いています。反対に、夏に30°Cを超えやすい部屋では、暑さと蒸れに弱いリネアリスとベラは避けるか、夏だけ涼しい場所へ移します。

水やりの手間で選ぶ

水やりの回数を減らしたいなら、葉に多くの水を蓄えるカーリーが最も手間がかかりません。カルノーサとクリムソンクイーンは土が乾いてから週1回程度で育ちます。リネアリスとベラは根や葉が細く、乾かしすぎると葉を落とすため、土の表面が乾いたら早めに与えるこまめな管理が必要です。

葉の色と模様で選ぶ

緑一色の落ち着いた葉ならカルノーサ、縁がクリーム色で新芽がピンクに色づく華やかな葉ならクリムソンクイーンです。カーリーにも縁や中央に斑の入る斑入り系があります。斑入りはどれも、緑葉より明るい場所が必要で、暗いと斑が減っていきます。

花を楽しみたいなら

花を早く見たいなら、花柄の付いたカルノーサ系の株を選ぶと、その年から咲くことがあります。ベラは白い花の中心に赤紫の星がのる美しい花で知られ、リネアリスは夏の終わりから秋に白い小さな花を付けるとされます。カーリーの葉1枚の鉢はまず咲かないので、花を目的にするならつるのある株を選びます。

初めて育てるなら

最初の1株には、寒さにも乾燥にも強く、花も咲きやすいカルノーサか、その斑入りのクリムソンクイーンが向いています。コンパクタは過湿と害虫への注意が要り、リネアリスとベラは夏の暑さと水切れに気を配る必要があるため、ホヤに慣れてから2株目以降に迎えると失敗が少なくなります。

似た品種の見分け方

カルノーサとカーリー(ケリー)の違い

カルノーサの葉は長さ5〜8cmの先のとがった楕円形で、表面に白い小さな斑点が散ることがあります。カーリーは葉の先がくぼんだハート形で、カルノーサより葉が厚く硬いのが特徴です。つるの株どうしでも、葉の形を見れば見分けられます。

クリムソンクイーンとクリムソンプリンセスの違い

どちらもカルノーサの斑入り品種で、新芽がピンクに色づきます。クリムソンクイーンは葉の縁にクリーム色〜白の斑が入り、中央が緑です。クリムソンプリンセスは反対に葉の中央に黄色〜クリーム色の斑が入り、縁が緑になります。店頭ではどちらも「トリカラー」と書かれることがあります。

リネアリスとベラ、グリーンネックレスの違い

リネアリスは長さ3〜5cmの細い棒状の葉に産毛があり、つるがまっすぐ垂れます。ベラは長さ2〜3cmの平たい槍形の葉で、枝がこんもりと茂りながら垂れます。どちらも吊り鉢で売られるキク科のグリーンネックレスと並ぶことがありますが、グリーンネックレスは丸い粒状の葉で、ホヤとは別の仲間です。

品種ごとの特徴

品種に共通する水やり・置き場所・植え替えの方法はホヤの育て方にまとめています。

そのほかの珍しい種類

国内ではほとんど流通していないため、図鑑に個別のページは作っていない種類です。名前を見かけたときの参考にしてください。

ホヤ・オボバータ(Hoya obovata)

丸みのある厚い葉に、銀色の小さな斑点が散る種類です。葉はカルノーサより大きく丸く、つるもしっかりしています。育て方はカルノーサに近く、乾かし気味の管理で育つとされます。花は淡いピンクで、中心が濃い色になります。

ホヤ・プビカリクス(Hoya pubicalyx)

濃い緑の葉に銀色のしぶきのような斑が入る種類で、‘スプラッシュ’などの名で流通することがあります。花はピンクから濃い赤紫まで個体差があり、花付きが良いとされます。育て方はカルノーサに準じます。

ホヤ・マルチフローラ(Hoya multiflora)

つるを長く伸ばさず、低木のように立ち上がって茂る珍しいホヤです。花びらが後ろへ反り返った花が、流れ星のように見えることから英語ではシューティングスターとも呼ばれます。ほかのホヤより寒さに弱く、冬は15°C前後を保つのが安心とされます。