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秋植え野菜16種|10月・11月に植える野菜とプランターでの育て方

10〜11月に種まき・植え付けできる野菜とハーブ16種を、時期・種か苗か・プランターの深さ・収穫時期で一覧に。10月に植えるもの、11月に植えるもの(タマネギの苗・エンドウ・ソラマメ)の区別、9月までに植える野菜の扱い、土と元肥、寒さ対策とトウ立ちを解説します。

プランターで育つニンニク・ソラマメ・葉物野菜の苗

秋植え野菜の要点

  • 10月は葉物・小さな根菜の種まきと、ニンニクの植え付けの最後の時期。カブとラディッシュは10月中旬までにまく
  • 11月は タマネギの苗、エンドウ、ソラマメ。小さな株で冬を越し、春に収穫する
  • プランターは深さ15cmで葉物、20cmでニンニク・タマネギ・小カブ、30cm・25L以上でソラマメやキャベツが目安
  • ダイコン、ハクサイ、ブロッコリーは9月までに植える野菜。10月からは来年の計画に回す

10〜11月に植える野菜の一覧

Hapot の植物図鑑に掲載している野菜とハーブのうち、10〜11月に種まきか植え付けができる 16 種をまとめました。 いずれも図鑑では初心者向けに分類している野菜で、難易度の欄にはつまずきやすい点を添えています。野菜名から育て方のページを開けます。

10〜11月に植える野菜の植え付け・種まきの時期、種か苗か、プランターの目安、収穫時期、難易度
野菜植え付け・種まき種か苗かプランターの目安収穫難易度
ニンニク9月中旬〜10月(10月上旬が中心)種球深さ20cm以上・幅60cmに8〜10片翌年5月下旬〜6月初心者向け冬はほぼ手がかからない
タマネギ11月上旬〜中旬苗深さ20cm以上・65cmに2列で12株翌年3〜6月(品種による)初心者向け鉛筆より少し細い苗を浅植え
ソラマメ種は10月中旬〜11月上旬、苗は11月末まで種か苗深さ30cm以上・25L以上に1〜2株翌年5〜6月初心者向け本葉2〜3枚の小苗で冬を越す
エンドウ10月中旬〜11月中旬種深さ25cm以上・65cmに2〜3株(つるなし種が手軽)翌年4〜5月初心者向け早まきせず小苗で冬を越す
ホウレンソウ9〜11月種深さ15cm以上・65cmに2列秋まきは40〜50日後、冬のあいだも初心者向け苦土石灰で酸度を整える
コマツナ9〜11月種深さ15〜20cm・65cmに2列30〜40日後(冬は60〜90日)初心者向けまいた日に防虫ネット
ミズナ9〜10月種深さ15〜20cmサラダ用は30〜40日後、大株は年内〜1月初心者向け水を切らさない
シュンギク9〜10月種深さ15cm以上・65cmで8〜10株約40日後から3月まで摘み取り初心者向け種を一晩水に浸けてまく
レタス種は9〜10月、苗は9月下旬〜10月種か苗深さ15cm以上・65cmにリーフレタス3株リーフは40〜50日後から外葉を摘む初心者向け株を詰めて植えない
カブ9〜10月(10月中旬まで)種深さ20cm以上・65cmに小カブ15株40〜50日後(11〜12月)初心者向けプランターは小カブ品種で
ラディッシュ9〜10月(10月中旬まで)種深さ15cm以上・65cmに2列20〜30日後(寒いと30〜40日)初心者向け移植を嫌うので直まき
ネギ(葉ネギ)9〜10月種か苗深さ15cm以上(根深ネギは30cm以上)葉ネギは伸びたら刈り取って随時初心者向け九条ネギ系が家庭向き
キャベツ9月中旬〜10月中旬苗深さ30cm・25L以上に1株(ミニ品種)12月〜翌3月初心者向け10月下旬以降に植えると巻きにくい
ルッコラ9〜10月種か苗深さ15cm以上・60cmに約20株30〜40日後初心者向け11月からは不織布で冬も採れる
パクチー9〜10月種深さ20cm以上・株間10〜15cm11月から翌年5月ごろまで初心者向け根を切らないよう直まき
パセリ種は9〜10月、苗は10〜11月種か苗深さ20cm以上・株間15cm種からは約70日、冬も軒下で摘める初心者向け種は発芽まで10〜20日

※ 地域の基準は関東以西の平地です。寒冷地は早め、暖地はやや遅めにずれます。「65cm」は幅65cmの標準プランターのことです。

野菜のほかに、イチゴも10月中旬〜11月が苗の植え付けの適期です。11月までに植えて冬の寒さに当てると、翌春に実がつきます。

10月に植えるもの・11月に植えるもの

10月に植えるもの

秋まきの葉物と小さな根菜は、10月が最後の適期です。カブとラディッシュは10月中旬までにまきます。 ニンニクは10月上旬を中心に植え、キャベツの苗は10月中旬までに植えると冬までに外葉が育ちます。エンドウとソラマメは10月中旬からまき始めます。

11月に植えるもの

11月の主役はタマネギの苗で、11月上旬〜中旬が適期です。エンドウは11月中旬まで、ソラマメは種なら11月上旬まで、ポット苗なら11月末まで植えられます。 ホウレンソウとコマツナは11月にもまけますが、冬に入ると収穫まで時間がかかります。

ミズナは11月にまくと大株になる前に冬を迎えます。その場合は不織布をかけて保温し、春の収穫に切り替えます。 種まきの時期は種まき・植えどきチェッカーでも確かめられます。

9月までに植える野菜

冬の野菜として名前のよく挙がる次の野菜は、関東以西の平地では9月までに種まきか植え付けを済ませる必要があります。 10月からだと寒くなる前に株が育ちきらず、根が太らない、結球しないといった結果になりやすいので、今年は上の一覧から選び、来年の計画に入れておきます。

ダイコン

種まきは8〜9月。10月にずれ込むと根が太る前に寒くなり、細いまま終わります。来年は9月中にまきます。

ハクサイ

苗の植え付けは9月上旬〜下旬。10月上旬までなら、早生種かミニハクサイの苗に限って結球が間に合う可能性があります。それ以降は結球しにくいので来年に回します。

ブロッコリー

苗の植え付けは9月中旬〜下旬。植え付けから70〜90日の11月ごろに収穫が始まる野菜なので、来年は9月に苗を植えます。

カリフラワー

植え付けは8月下旬〜9月中旬。9月下旬以降に植えると冬の寒さで株が育たず、花蕾が小さくなります。

芽キャベツ

種まきは7月、植え付けは8月下旬〜9月上旬。収穫は11月下旬から3月までと長いので、来年は夏から準備します。

ジャガイモ

秋植えは9月に秋用の品種で行います。10月以降に始めるなら、3月の春植えを待つほうが確実です。

ニンジン

秋冬どりの種まきは7〜8月。発芽まで毎日の水やりが必要な夏まきなので、来年は7〜8月にまきます。

条件別のおすすめ

はじめて育てるなら

種まきから収穫までが短いか、冬のあいだ手がかからないものです。まず1つのプランターで1種類から始めると、水やりの感覚がつかめます。

ベランダの小さなプランターなら

深さ15cmほどの標準プランターで育つものです。土の量が少なく、ベランダの手すり際でも置けます。

冬のあいだも収穫したいなら

12〜2月も少しずつ採れるものです。ホウレンソウやコマツナは霜に当たると甘みが増し、レタスやシュンギクは不織布をかけると長く摘めます。

春にたくさん収穫したいなら

秋に植えて小さな株で冬を越し、4〜6月にまとめて採れるものです。収穫までは半年以上かかりますが、冬の手入れは少なめです。

秋植えの基本の手順

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    土を用意します。プランターなら市販の元肥入りの野菜用培養土がそのまま使えます。鉢底石を2cmほど敷き、土は縁から3cm下まで入れます。ホウレンソウ、エンドウ、ソラマメは酸性の土を嫌うので、培養土に苦土石灰をひと握り混ぜておきます。

  2. 2

    元肥を確認します。元肥入りの培養土なら追加は不要です。畑では植え付けの2週間前に苦土石灰、1週間前に堆肥と元肥を混ぜます。エンドウとソラマメは根の働きで窒素を補えるため、元肥を控えめにします。

  3. 3

    種をまくか、苗を植えます。葉物や根菜は深さ1cmほどのまき溝にすじまきし、発芽まで土を乾かさないようにします。カブ、ラディッシュ、パクチーは根を切られるのを嫌う(移植を嫌う)ので、育てる容器に直接まきます。タマネギやキャベツは苗を買って植えるのが確実です。

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    アブラナ科(コマツナ、ミズナ、カブ、ラディッシュ、キャベツ、ルッコラ)は、まいた日か植えた日のうちに防虫ネットをかけます。発芽直後の芽を虫に食べられるのが、秋の葉物でいちばん多い失敗です。

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    間引きをしながら株間を広げます。間引いた若い株はサラダや汁ものに使えます。シュンギクやレタスは2週間に1回ほど追肥し、ニンニクとタマネギは12月ごろと2月下旬の2回の追肥が基本です。

種から育てるか苗を買うかで迷ったら種から育てるか苗から育てるかの比較を、同じ土で続けて育てるときは連作障害チェッカーをご覧ください。

寒さ対策とトウ立ち

小さな株で冬を越す

エンドウとソラマメは、本葉2〜3枚の小さな苗がいちばん寒さに強く、早くまいて大きく育った苗ほど霜で傷みます。早まきしないことが、秋植えのマメ類のいちばんのコツです。年内に大きくなりすぎた株は、株元に土を寄せるか不織布をかけて守ります。

霜と霜柱への備え

シュンギク、リーフレタス、ルッコラは、12月以降の霜が降りそうな夜に不織布をふんわりかけると葉先が傷みにくくなります。プランターなら軒下へ寄せるだけでも効果があります。 タマネギやニンニクの苗が霜柱で浮いて根が見えたら、押し戻して土を寄せます。冬の水やりは土が乾いてから、暖かい午前中に与えます。 冬の防寒の方法は冬の防寒対策にまとめています。

春のトウ立ちに気をつける

秋まきの葉物は、春に日が長くなると花芽をつけて茎が伸びる「トウ立ち」を起こし、葉が硬くなります。シュンギクは4月、パクチーは5月ごろにトウ立ちするので、その前に採り切ります。 ホウレンソウは夜に街灯や室内の明かりが当たる場所でもトウ立ちしやすくなります。 タマネギは苗が太すぎたり早く植えすぎたりするとトウ立ちするため、太さ5〜6mmの苗を11月に植えるのが予防になります。トウ立ちした株は球が大きくならないので、葉タマネギとして早めに食べます。

よくある質問

10月下旬や11月からでも間に合う野菜はありますか?

あります。11月に植えるのが適期なのはタマネギの苗(11月上旬〜中旬)で、エンドウは11月中旬まで、ソラマメは種なら11月上旬まで、ポット苗なら11月末までに植えれば春に収穫できます。ホウレンソウとコマツナも11月まで種をまけますが、気温が下がるぶん育つのはゆっくりです。パセリの苗も10〜11月に植えられます。

秋植え野菜はプランターでも育てられますか?

多くはプランターで育てられます。深さ15cmあればコマツナ、ホウレンソウ、ラディッシュ、ルッコラ、リーフレタスが育ち、深さ20cmあればニンニク、タマネギ、小カブも作れます。エンドウは深さ25cm以上、ソラマメとキャベツは深さ30cm・25L以上の大型プランターが目安です。プランターは日の当たる場所に置き、冬でも晴天が続いたら水を与えます。

種と苗、どちらから始めればいいですか?

葉物と根菜は種から、タマネギとキャベツは苗からが基本です。コマツナやミズナは苗がほとんど売られておらず、ラディッシュやカブは移植を嫌うので種を直まきします。タマネギは種からだと9月に育苗を始める必要があるため、11月に苗を買うのが確実です。ニンニクは園芸店の種球を使います。スーパーの食用品は、品種や病気の有無がわからないため本命には向きません。

冬のあいだの水やりはどれくらいですか?

冬は生育がゆっくりになるので、土の表面が乾いてから、暖かい日の午前中に与えます。タマネギのプランターなら週1回で足りることも多く、ニンニクやタマネギは冬に水が多すぎると傷みやすくなります。一方、春になって球や豆が太る3〜5月は水切れが収穫量に響くので、晴天が続いたらたっぷり与えます。

秋植え野菜に寒さ対策は必要ですか?

関東以西の平地なら、多くは屋外のまま冬を越せます。エンドウとソラマメは本葉2〜3枚の小さな苗がいちばん寒さに強く、大きく育った苗ほど霜で傷みます。シュンギクやリーフレタス、ルッコラは、霜が降りそうな夜に不織布をふんわりかけると長く収穫できます。霜柱でタマネギやニンニクの苗が浮いたときは、押し戻して株元に土を寄せます。

同じプランターの土で続けて育ててもいいですか?

アブラナ科(コマツナ、ミズナ、カブ、ラディッシュ、キャベツ、ルッコラ)を続けると、病気や害虫が出やすくなります。収穫後は古い根を取り除き、新しい培養土に替えるか、再生材と苦土石灰を混ぜて2週間ほどなじませてから使います。エンドウは連作に特に弱く、畑では4〜5年空けるため、プランターでは毎年新しい土で育てるのが簡単です。

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