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鉢植えで育てられる果樹21種|1本で実がなる果樹と鉢のサイズ、ベランダでの選び方

ベランダの鉢植えで実を収穫できる果樹21種を、鉢のサイズ・1本で実がなるか・耐寒温度・難易度で一覧に。初心者向け・寒冷地向け・小さなスペース向けのおすすめと、植え付け時期(11〜3月)や実がならない原因を解説します。

鉢植えの果樹選びの要点

  • まず 1本で実がなるか を確かめる。2本必要な果樹はベランダでは場所を取る
  • 住んでいる地域の冬の寒さに耐えられるかを見る。柑橘類やパッションフルーツは冬に室内へ入れる場所が必要
  • 苗は実がなるまでが早い接ぎ木苗・挿し木苗の2〜3年生を選ぶ
  • 落葉果樹の植え付けは 11〜3月。日当たりは半日以上が目安

鉢植えで育てられる果樹の一覧

Hapot の植物図鑑に掲載している果樹のうち、鉢植えで実を収穫できる 21 種を、1本で実がなるかの順に並べました。 鉢のサイズは最終的に育てる大きさ、寒さは成木が耐えられるおおよその最低温度です。植物名から育て方のページを開けます。

鉢植えで育てられる果樹の鉢のサイズ・1本で実がなるか・耐寒温度・難易度
果樹鉢のサイズ1本で実がなるか寒さ難易度
イチジク8〜10号1本でなる1本でなる-5°C初心者向け
ラズベリー8〜10号1本でなる1本でなる-20°C中級
ブラックベリー10号以上1本でなる1本でなる-15°C初心者向け
ジューンベリー10〜15号1本でなる1本でなる-20°C初心者向け
ユスラウメ6〜8号1本でなる1本でなるとされる-15°C初心者向け
サクランボ(暖地桜桃)8〜10号1本でなる1本でなる(佐藤錦などは受粉樹が必要)-10°C初心者向け
ザクロ7〜10号(ヒメザクロは5〜7号)1本でなる1本でなる-10°C初心者向け
キンカン6〜10号1本でなる1本でなる-5°C初心者向け
レモン8〜10号1本でなる1本でなる5°C(冬は室内か軒下)中級
ライム8〜10号1本でなる1本でなる5°C(冬は室内)中級
ユズ8〜10号1本でなる1本でなる-7°C中級
ミカン10号1本でなる1本でなる-5°C中級
ブドウ10号(あんどん仕立て)1本でなる1本でなる-15°C上級
パッションフルーツ8〜10号1本でなる多くの品種は1本でなる(人工授粉で確実に)5°C(冬は室内)中級
カキ10〜15号条件つき多くの品種は1本でなる(受粉樹で安定)-10°C中級
ブルーベリー10〜12号条件つき系統による(2品種がおすすめ)-10°C中級
フェイジョア8〜10号条件つき品種による(2品種で確実)-10°C初心者向け
ヒメリンゴ8〜10号条件つき受粉相手があると実りやすい-20°C中級
オリーブ8〜10号2本以上別品種があると実がつきやすい-5°C初心者向け
キウイ10〜15号2本以上雌木と雄木の2本が必要(1本でなる品種もある)-10°C中級
ポポー10号以上(深鉢)2本以上2品種が必要-20°C上級

※ 地域の基準は関東以西の平地です。品種によって性質が違うことがあるので、苗のラベルも確認してください。

条件別のおすすめ

はじめての1鉢なら

1本で実がなり、植えた翌年から収穫しやすいものが向いています。

寒冷地のベランダなら

-15°C 前後まで耐え、冬も屋外で越せるものを選びます。柑橘類は室内に取り込める場所があるときだけにします。

小さなスペースなら

6〜8号の鉢で収まり、背丈も1m前後に保てるものです。

花や紅葉も楽しみたいなら

実のほかに、春の花や秋の紅葉、常緑の葉を観賞できるものです。

植え付けの時期と手順

  1. 1

    植え付けは、落葉果樹なら葉が落ちた11〜3月(厳寒期を除く)、柑橘類やパッションフルーツは暖かくなった3月下旬〜5月が適期です。苗は、実がなるまでが早い接ぎ木苗か挿し木苗の2〜3年生を選びます。

  2. 2

    鉢は苗よりひと回り大きいもの(多くは6〜8号)から始め、2〜3年ごとに1号ずつ大きくして、最終的に上の一覧の号数で育てます。最初から大きな鉢に植えると、土が乾かずに根腐れしやすくなります。

  3. 3

    土は果樹用の培養土か、赤玉土6・腐葉土3・軽石1を混ぜたものを使います。ブルーベリーだけは酸性の土(ピートモス主体のブルーベリー用土)が必要です。鉢底には鉢底石を2〜3cm敷きます。

  4. 4

    根鉢の上面が鉢の縁から3cmほど下になるように植え、支柱を立てて幹を固定します。鉢底から流れ出るまで水を与え、2週間ほどは強い風の当たらない場所で根付かせます。

鉢の号数と必要な土の量は鉢の号数・土の量 早見表で確認できます。

鉢植えの果樹の育て方

置き場所

半日以上、できれば1日中日が当たる場所に置きます。日照が足りないと花が減り、実がなっても甘くなりません。 エアコンの室外機の風が当たる場所は、葉が乾いて傷むので避けます。冬に室内へ入れる柑橘類などは、日の当たる窓辺に置きます。

水やりと肥料

土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまで与えます。実が育つ時期の水切れは落果の原因です。 肥料は、春の芽吹き前(2〜3月)と収穫後のお礼肥が基本で、緩効性の果樹用肥料を鉢の縁に置きます。与えすぎると枝葉ばかり茂って実がつきにくくなります。

摘果と植え替え

植えて1〜2年の若木は、花や実を一部摘んで木を育てることを優先します。実をつけすぎると翌年に実がならない(隔年結果)原因になります。 2〜3年ごとに休眠期に植え替え、根詰まりを防ぎます。

実がならないときは

  • 苗が若い:接ぎ木苗でも、多くは植えてから2〜4年かかります。ベリー類は翌年から実がなりやすい果樹です。
  • 受粉していない:2本必要な果樹を1本で育てている、高層階で虫が来ない、開花中に雨が続いた、などが考えられます。人工授粉を試します。
  • 剪定で花芽を切った:果樹によって花芽のつく位置と時期が違います。剪定の前に各植物のページで時期を確認します。
  • 日照不足・肥料の与えすぎ:枝ばかり伸びて花が咲かないときに多い原因です。

原因の切り分けは実がならない・太らないにもまとめています。冬の寒さ対策は冬の防寒対策をご覧ください。

月ごとの作業は植物カレンダーで確認できます。

よくある質問

ベランダの鉢植えでも果樹は実がなりますか?

1日に半日以上日が当たれば、多くの果樹は鉢植えでも実がなります。ラズベリーやブラックベリー、イチジクは植えた翌年から、接ぎ木苗のミカンやカキでも3〜4年で収穫できます。高層階で虫が来にくい場合は、開花中に花を筆で軽くなでる人工授粉をすると実つきがよくなります。

1本だけで実がなる果樹はどれですか?

イチジク、ラズベリー、ブラックベリー、ジューンベリー、ユスラウメ、暖地桜桃、ザクロ、レモンやミカンなどの柑橘類、ブドウは1本で実がなります。ブルーベリーやフェイジョア、ヒメリンゴは品種によって実つきが変わり、キウイやポポー、オリーブは2本以上(別品種や雌雄)を植えるのが基本です。

果樹の苗を植えるのはいつがいいですか?

落葉する果樹(ラズベリー、ジューンベリー、サクランボ、ザクロ、ブドウ、カキなど)は、葉が落ちて休眠している11〜3月が適期です。真冬の土が凍る時期は避けます。寒さに弱い柑橘類やフェイジョア、パッションフルーツは、霜の心配がなくなる3月下旬〜5月に植えると根付きやすくなります。

鉢植えの果樹の水やりはどれくらいですか?

土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷり与えます。鉢植えは庭植えより乾きやすく、夏は朝夕の2回必要になることもあります。実が育つ時期の水切れは実が落ちたり小さくなったりする原因になるので、旅行で家を空けるときは日陰に移すか、自動の給水器を使います。冬は乾きにくいので、乾いてから2〜3日待って与えます。

鉢植えの果樹は何年くらい育てられますか?

2〜3年ごとに植え替えて根を整えれば、多くの果樹は10年以上鉢で育てられます。鉢を大きくしたくない場合は、植え替えのときに根鉢の周りを3cmほど削って新しい土を足し、同じ鉢に戻します。ユスラウメのように木の寿命が10〜20年ほどとされるものもあるので、挿し木で次の株を作っておくと安心です。

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