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パクチーの育て方

Coriandrum sativum公開日: 最終更新日:

パクチーの育て方の要点

植えどき・種まき
3〜4月・9〜10月
収穫
3〜5月・11月
水やり
土の表面が乾いたら(乾燥で葉が硬くなる)
置き場所
半日陰

Hapot編集部より

パクチー(コリアンダー)は、直まきと秋スタートの2点さえ守れば栽培が簡単で、エスニック料理に使う分だけ摘みたい人に向いたハーブです。スーパーの束は値が張るうえ日持ちしないので、ベランダの一鉢が高いコストパフォーマンスを発揮します。栽培の鍵は2つあり、1つは移植を嫌う直根性なので育てる容器に直まきすること、もう1つは暑さと長日でトウ立ちして葉の収穫が終わるため、春まきより9〜10月の秋まきのほうが長く楽しめることです。秋にまけば冬を越して翌年5月頃まで、やわらかい葉を摘み続けられます。種まきから50〜60日で収穫が始まり、外側の葉から摘めば同じ株から何度も収穫できます。花はレースのように美しく、熟した種はコリアンダーシードとしてスパイスに使えるので、葉、花、種と一株で三度楽しめます。冷涼な気候を好み、霜に当たっても枯れない耐寒性がある一方、真夏の高温は苦手です。

パクチーの姿

分類・基本データ

科
セリ科
属
コエンドロ属 Coriandrum
種
パクチー
別名
コリアンダー、香菜、シャンツァイ、カメムシソウ
原産地
地中海東部原産。世界最古級のハーブで、日本には10世紀以前に渡来していました。

パクチーの育て方の5つのポイント

水やり

土の表面が乾いたら(乾燥で葉が硬くなる)

日光

半日陰

温度の目安

15-25°C(冷涼好き。真夏が苦手)

湿度

40-60%

土

水はけの良い培養土

パクチーはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

葉の収穫期は20〜30cm、開花時は50cm超。プランターは深さ20cm以上で。

成長の速さ

速い(種まきから50-60日で収穫開始)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

15-25°C(冷涼好き。真夏が苦手)

ケアのポイント

肥料

月2回の薄い液肥(葉物なので切らさない)

成長速度

速い(種まきから50-60日で収穫開始)

毒性

食用

「直まき・秋スタート・外葉から摘む」の3点で長期収穫が叶います。トウ立ちしたら種の収穫に切り替える二毛作の考え方で楽しみましょう。

育て方の詳細

苗・株の選び方

種から始めるのが基本で最良です。良い種袋の見分け方は3点で、葉をたくさん採るなら「遅抽性(トウ立ちが遅い)」の表記があること、採種年が新しく発芽率が記載されていること、必要量に対して多すぎない容量であることです。苗を買う場合は、本葉4〜5枚までの若苗で、ポットの底から根が出ていないものを選び、根鉢を崩さず即定植します。

避けたいのは、ポットに根がぎっしり回った大苗と、茎が細く間延びした苗で、前者は定植後の根の傷みで生育が止まりやすく、後者は日照不足で育った株なので収穫量が伸びません。スーパーの根付きパクチーは再生栽培の実験には向きますが、本格的な収穫には直まきが確実です。

置き場所・日当たり

日当たりから明るい半日陰で育ちます。真夏の直射日光と30°Cを超える暑さがトウ立ちを早めるため、春まきの株は午前中だけ日の当たる半日陰に置くと長持ちします。秋まきなら日なたで構いません。プランターは直根が伸びるため深さ20cm以上のものを選び、株間は10〜15cm確保します。室内の窓辺でも育ちますが、光量不足で茎が間延びしやすいので、屋外のほうが葉の締まった株になります。冬は霜に当たっても枯れない耐寒性があり、寒さでゆっくり育つ冬のパクチーは香りがマイルドで葉も柔らかく、味の面でも別格です。ただし-5°Cを下回る地域では不織布をかけると葉の傷みを防げます。春に半日陰に置き忘れて一気にトウ立ちしてしまった場合、葉の収穫は諦めて花と種の収穫に切り替え、次回は秋まきにすれば長く楽しめます。

水やりの詳細

土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。頻度の目安は春と秋で2〜3日に1回、夏は毎朝、冬は週1回程度です。乾燥が続くと葉が硬くなり香りも尖るため、「乾かしすぎない」管理が柔らかい葉の秘訣です。夏は蒸れを避けるため朝のうちに水やりを済ませ、夕方に土が乾いていればもう一度与えます。冬は控えめでよいですが、乾いたら暖かい午前中に与えます。発芽までの7〜10日間は土を乾かさないよう、霧吹きや優しい水やりで湿らせ続けてください。水は株元に注ぎ、葉に泥がはねないようにすると病気の予防になります。水切れで葉がしおれて硬くなってしまった場合は、たっぷり与えれば半日ほどで立ち直りますが、硬くなった葉は戻らないので、その葉を摘み取って新しい葉を待ちます。以後は土の表面をこまめに確認して、乾く前に与えるようにします。

最適な土の作り方

市販の野菜用培養土かハーブ用培養土でそのまま育ちます。自作するなら赤玉土(小粒)6:腐葉土3:バーミキュライト1の配合が目安で、元肥として緩効性肥料を用土10Lに10gほど混ぜます。直根性のため深さ20cm以上の容器を選び、鉢底には鉢底石を2〜3cm敷いて水はけを確保します。移植はしないこと、根が傷むと生育が止まります。すじまきか点まき(1か所3〜4粒)で、発芽後に間引いて株間10〜15cmにします。パクチーの種は2粒が合わさった殻なので、軽く割ってから一晩水に浸けてまくと発芽が揃います。

剪定・切り戻し

収穫を兼ねた摘心と切り戻しが手入れのすべてです。草丈15cm頃から、外側の葉を株元近くでハサミで切って収穫します。内側の新芽を残せば次々と葉が出る「外葉摘み」方式で、一度に株の3分の1以上を採らないのが長持ちの掟です。収穫の間隔は1〜2週間に1回が目安で、こまめに摘むほど株が若く保たれます。春に中心の茎が立ち上がり始めたら、早めに先端を摘心するとトウ立ちを数週間遅らせられます。それでも花茎が伸び始めたら葉の収穫は終盤で、花を楽しんで種の収穫へ移行するか、株ごと抜いて根パクチー(タイ料理の出汁用)として使い切ります。一度に葉をほとんど摘み取って株が小さくなり、回復せずに終わってしまうのがよくある失敗です。その場合は2〜3週間収穫を止め、薄い液肥を与えて休ませると新しい葉が出てきます。

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    時期と道具を準備する

    収穫を兼ねた摘み取りは草丈15cmになった頃から、秋まきなら11月以降に始めます。清潔なハサミを用意し、朝の涼しい時間に行うと葉の香りと張りが良い状態で収穫できます。

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    外側の葉を株元近くで切る

    外側の大きな葉から順に、葉柄の付け根近くをハサミで切ります。内側の新芽と小さな葉は残し、一度に採るのは株全体の3分の1までにとどめます。

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    伸び始めた中心の茎を摘心する

    春に中心の茎が立ち上がり始めたら、先端を指で摘み取ります。トウ立ちを数週間遅らせる効果があり、脇からも葉が出るので収穫量が増えます。

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    傷んだ葉と花茎を整理する

    黄色くなった下葉や、アブラムシの付いた花茎は付け根から切り取って風通しを良くします。花を楽しみたい場合は、花茎を1〜2本だけ残して種を採ります。

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    収穫後は液肥で回復させる

    収穫のたびに薄い液肥を与えると、1〜2週間で次の葉が出ます。株が小さくなったら2〜3週間収穫を止めて休ませます。夏に向けて花茎が伸びたら、株ごと抜いて根まで使い切ります。

植え替え

移植を嫌う直根性のため、植え替えはせず、定植の考え方で育てます。育てる容器に直まきし、その場で一生を完結させるのが基本です。ポット苗を買った場合は、本葉4〜5枚までの若い苗を選び、根鉢を絶対に崩さずに、購入後2〜3日以内に深さ20cm以上の容器へ定植します。定植の穴は根鉢と同じ大きさにし、株元を軽く押さえてたっぷり水を与え、1週間は半日陰で養生させます。定植後に葉がしおれるのは根が動き出すまでの一時的な反応で、土を乾かさなければ数日で持ち直します。根鉢を崩して植えたために直根が傷み、そのまま枯れてしまうのがよくある失敗です。その場合は回復が難しいので、同じ容器に種を直まきして仕切り直すほうが早く収穫にたどり着けます。秋まきなら定植から50〜60日で外葉の収穫が始まります。

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    時期と道具をそろえる

    定植の適期は9〜10月と3〜4月です。深さ20cm以上の容器、野菜用培養土、鉢底石、本葉4〜5枚までの若い苗を用意します。苗は購入後2〜3日以内に植えます。

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    容器に土を入れて植え穴を作る

    鉢底石を2〜3cm敷いて培養土を入れ、根鉢と同じ大きさの穴を株間10〜15cmで作ります。植える前に穴に水を注いで土を湿らせておきます。

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    根鉢を崩さずに苗を置く

    ポットから苗をそっと抜き、根鉢を絶対に崩さずに穴に置きます。直根が傷むと生育が止まるため、根を触らず、根鉢の表面が土と同じ高さになるようにします。

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    土を寄せて株元を押さえる

    周りに土を寄せて株元を軽く押さえ、根鉢と土の隙間をなくします。深植えは茎が腐る原因になるので、ポットに入っていた深さのまま植えてください。

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    水を与えて半日陰で養生する

    鉢底から流れるまでたっぷり水を与え、1週間は半日陰に置いて根を落ち着かせます。その後は日なたに移し、2〜3日に1回の水やりと月2回の薄い液肥で育て、草丈15cmから外葉を収穫します。

増やし方

種まきと自家採種のサイクルが簡単に回ります。5〜6月に花が咲いた後、丸い種が茶色く熟したら茎ごと刈って風通しの良い日陰で1週間ほど乾燥させ、種を採取します。半分は翌シーズンの種まき用に、半分はコリアンダーシードとしてカレーやピクルスに使えます。種の寿命は2〜3年なので、乾燥剤と一緒に密閉容器で保存してください。種まきの適期は9〜10月と3〜4月で、深さ1cmのすじまきか点まきにし、発芽までの7〜10日は土を乾かさないようにします。こぼれ種でもよく発芽するため、一度育てると毎年どこかから生えてくる頼もしさがあります。殻を割らずにまいて発芽が揃わないのがよくある失敗で、2粒が合わさった殻を軽く割り、一晩水に浸けてからまき直せば1週間ほどで揃って芽が出ます。

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    時期と道具を準備する

    種まきの適期は9〜10月と3〜4月です。深さ20cm以上の容器、野菜用培養土、鉢底石、種を用意します。自家採種した種は乾燥剤と一緒に保存したものを使います。

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    種の殻を割って一晩水に浸ける

    パクチーの種は2粒が合わさった殻なので、指で軽く押して割ります。割った種を一晩水に浸けておくと発芽が揃い、発芽までの日数も短くなります。

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    容器に直まきする

    鉢底石を敷いて培養土を入れ、深さ1cmのまき溝にすじまきするか、1か所3〜4粒の点まきにします。5mmほど土を被せて軽く押さえ、たっぷり水を与えます。

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    発芽まで土を乾かさない

    発芽までの7〜10日間は土の表面が乾かないよう、霧吹きや優しい水やりで湿らせ続けます。日なたか明るい半日陰に置き、雨の当たる場所では種が流れないよう注意します。

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    間引いて株間を確保する

    本葉が2〜3枚になったら生育の良い株を残して間引き、最終的に株間10〜15cmにします。間引き菜は食べられます。以後は2〜3日に1回の水やりと月2回の薄い液肥で育てます。

病害虫対策

香りの強さゆえ害虫は少なめですが、アブラムシとキアゲハの幼虫には注意が必要です。アブラムシは春のトウ立ち期に花茎へ群がるので、見つけ次第、水流で洗い流すか手で取ります。食用ハーブなので薬剤は使わないのが基本です。キアゲハの幼虫はセリ科の常連で、夏に縞模様の幼虫が葉を食べます。週1回は葉裏を確認し、若齢のうちに割り箸で取り除いてください。梅雨時の蒸れによる立ち枯れやうどんこ病は、間引きで株間10〜15cmを確保し、風通しを良くすることで予防します。水やりで泥がはねると病気の原因になるので、株元にマルチングをするのも有効です。アブラムシを放置して新芽が縮れてしまった場合は、被害部分を切り取って水で株全体を洗い、薄い液肥で回復を促せば2〜3週間で新しい葉が出ます。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
種蒔き
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 3月収穫最盛期・アブラムシ警戒
  • 4月トウ立ち前の集中収穫
  • 5月花と種の収穫へ移行・自家採種
  • 9月種まきのベストシーズン(直まき)
  • 10月間引き・液肥開始
  • 11月外葉摘みで収穫スタート

季節ごとの管理

春の管理

秋まきの株は3〜4月が収穫の最盛期です。水は2〜3日に1回、薄い液肥を月2回与え、トウ立ちを遅らせるため半日陰に移します。5月には花茎が伸びるので、花と種の収穫に切り替えます。3〜4月の春まきも可能ですが短期決戦です。花茎に付くアブラムシに注意してください。

夏の管理

暑さでトウ立ちし、栽培はオフ気味になります。残った株は半日陰で朝に水やりし、肥料は不要です。5〜6月に咲いた花から種を採り、秋まき用に乾燥保存します。夏に無理に育てるとキアゲハの幼虫と蒸れの被害が出やすいので、こぼれ種を残して秋の準備期間と考えます。

秋の管理

9〜10月の種まきが最も良い時期です。深さ20cm以上の容器に直まきし、発芽まで土を乾かさず、発芽後は日なたで2〜3日に1回の水やりと月2回の液肥で育てます。間引いて株間10〜15cmにし、11月から外葉摘みで収穫を始めます。密まきの蒸れによる立ち枯れに注意します。

冬の管理

冬パクチーの収穫期です。霜に当たっても枯れず、ゆっくり育つ葉は柔らかく香りもマイルドです。水は週1回、暖かい午前中に与え、肥料は月1回の薄い液肥で十分です。日当たりの良い軒下に置き、-5°Cを下回る地域では不織布で葉の傷みを防ぎます。乾燥で葉が硬くなるのが冬のトラブルです。

10月の作業をくわしく知りたいときは秋植え野菜や秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

植え替えたら急にしおれて枯れた

原因

移植による直根の損傷。パクチーは移植を極端に嫌う。

対策

移植後の回復は難しいことが多いです。次からは育てる容器への直まきを徹底し、苗を買う場合も根鉢を崩さず、本葉4〜5枚までの若苗のうちに定植してください。同じ容器に種をまき直すのが早道です。

葉が硬く、香りが強すぎる

原因

乾燥ストレスと高温、または収穫の遅れ。

対策

水切れさせない管理に切り替え、外葉を若いうちにこまめに摘みます。春以降は半日陰へ移します。柔らかい葉は「適度な湿り気と若採り」で作られます。硬くなった葉は加熱料理に使えば香りが和らぎます。

茎が急に伸びて葉が細くなり、つぼみが付いた

原因

トウ立ち。高温と長日で花モードに切り替わった。春まきの株や、春に日なたに置いた株で起きやすい。

対策

葉の収穫は終盤なので、花と種の収穫に切り替えます。白い花はエディブルフラワーに、茶色く熟した種はスパイスと翌年の種に使えます。次回は9〜10月の秋まきと遅抽性品種を選ぶと、トウ立ちまでの期間が長くなります。

種をまいても芽が出ない、または発芽がまばら

原因

2粒が合わさった硬い殻のまままいたこと、発芽までの乾燥、または古い種。

対策

殻を指で軽く割り、一晩水に浸けてからまき直します。発芽までの7〜10日間は土を乾かさないよう霧吹きで湿らせ続けてください。種の寿命は2〜3年なので、古い種は新しいものに替えます。

花茎にアブラムシがびっしり付いた

原因

春のトウ立ち期に柔らかい花茎へ集まる。肥料の効きすぎた株ほど付きやすい。

対策

食用なので薬剤は使わず、水流で洗い流すか手で取ります。被害の大きい花茎は切り取り、種を採る茎だけ残します。新芽が縮れてしまった場合は被害部分を切り、薄い液肥で回復を促すと2〜3週間で新しい葉が出ます。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

パクチーの花言葉・風水

花言葉

パクチーの花言葉は「隠れた美点」「隠れた長所」です。カメムシに例えられるほど強い香りの葉の陰で、初夏に白いレースのような繊細な花を咲かせ、知る人ぞ知る美味しさを持つことに由来します。強い個性の奥にある魅力を表す言葉として、贈り物に添えられることもあります。

風水・縁起

強い香りのハーブは風水で「気の淀みを払う」ものとされ、キッチンや窓辺の空気を活性化する植物といわれます。香りの強い植物が邪気を遠ざけるという古くからの考え方が由来です。東や南東のキッチンの窓辺に置くと、食と健康の気を高めるとされています。

パクチーのよくある質問

Qパクチーの茎が急に伸びて葉が細くなりました。回答を見る
A

トウ立ち(抽苔)です。パクチーは高温と長日で花モードに切り替わり、葉は細く硬く、香りも変わります。こうなると葉の収穫は終盤ですが、白いレースのような花はエディブルフラワーに、丸い種は熟せばコリアンダーシードとしてスパイスに、種を採れば翌シーズンの元手になります。葉を長く楽しみたいなら、次回は秋まき、遅抽性品種、春の半日陰の3点を組み合わせると、トウ立ちを大幅に遅らせられます。

Qスーパーで買ったパクチーの根を植えたら育ちますか?回答を見る
A

根付きの株なら再生栽培が狙えます。根から5cmほど茎を残して水に挿し、新芽が動いたら土に植え付けます。ただし直根が切られている場合が多く、本格的な収穫よりは「薬味を数回摘める」程度の期待値が現実的です。しっかり収穫したいなら、種からの直まきが結局いちばん確実で収量も別格です。種はスパイス売り場のコリアンダーシード(ホール)でも発芽することがあり、実験として楽しめます。

Qパクチーは室内でも育てられますか?回答を見る
A

明るい窓辺なら育てられますが、屋外に比べて茎が間延びしやすく、収穫量も少なめになります。室内で育てるなら、南向きの窓辺で1日4時間以上日光が当たる場所を選び、深さ20cm以上の容器に直まきしてください。窓を閉め切った部屋では風がなく蒸れやすいので、サーキュレーターで空気を動かすと立ち枯れを防げます。冬の室内は暖房で乾燥するため、土の表面が乾いたらすぐ水を与えます。秋まきの株を冬だけ室内に取り込む使い方が最も現実的です。

Qパクチーの種の採り方と保存方法を教えてください。回答を見る
A

5〜6月に花が終わって丸い種が茶色くなったら、茎ごと刈り取って紙袋に入れ、風通しの良い日陰で1週間ほど乾燥させます。袋の中で振ると種が落ちるので、ゴミを取り除いて乾燥剤と一緒に密閉容器に入れ、冷暗所で保存します。種の寿命は2〜3年です。半分はコリアンダーシードとして料理に使えます。まくときは2粒が合わさった殻を軽く割り、一晩水に浸けると発芽が揃います。緑色のうちに採った種は発芽しないので、完全に茶色くなるまで待ってください。

パクチーに関係するナレッジ

パクチーの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

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10月の作業と、パクチーの手入れで迷ったときに役立つページです。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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