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サクランボ(暖地桜桃)の育て方

Prunus pseudocerasus最終更新日:

サクランボ(暖地桜桃)の育て方の要点

水やり
鉢は表面が乾いたら。庭植えは根付けば雨任せ
置き場所
直射日光
冬越し
-10°C 以上を保つ

Hapot編集部より

サクランボ(暖地桜桃)は、1本でも実がなり、関東以西の暖かい地域でも鉢植えで収穫できる手軽なサクランボです。中国原産のカラミザクラ(シナミザクラ)の仲間とされ、3月に白い花を咲かせ、4月下旬〜5月中旬に直径1.5cmほどの赤い実が熟します。店頭で見かける佐藤錦やナポレオンは甘果桜桃(セイヨウミザクラ)という別の種類で、大粒で甘い反面、多くの品種は1本では実がつきにくく相性のよい受粉樹が必要なうえ、夏が涼しく雨の少ない寒冷地に向いています。暖地桜桃は実が小さく甘酸っぱい味ですが、暖地でもよく実り、梅雨入り前に収穫が終わるのが強みです。お花見で親しまれるソメイヨシノなどのサクラとは別の植物で、こちらは実を食べるために育てます。

接ぎ木苗や挿し木苗なら植えて2〜3年で実がなり、管理は冬の軽い剪定と年3回の肥料、実が色づく時期の鳥よけが中心です。初めて果樹を育てる人にも向いています。

サクランボ(暖地桜桃)の姿

分類・基本データ

科
バラ科
属
サクラ属 Prunus
種
サクランボ(暖地桜桃)
別名
暖地桜桃、カラミザクラ、シナミザクラ、中国桜桃、桜桃
原産地
暖地桜桃は中国原産のカラミザクラ(シナミザクラ)の系統とされ、明治時代ごろに日本へ伝わったといわれます。佐藤錦などの甘果桜桃は、ヨーロッパからアジア西部にかけての原産です。

サクランボ(暖地桜桃)の育て方の5つのポイント

水やり

鉢は表面が乾いたら。庭植えは根付けば雨任せ

日光

直射日光

温度の目安

-10〜35°C(落葉中は寒さに強い)

湿度

40-60%

土

水はけと水もちのよい、有機質に富んだ土

サクランボ(暖地桜桃)はどれくらい大きくなる?

大きさの目安

庭植えで2〜4m。鉢植えは剪定で1〜1.5mに保てる。

成長の速さ

早い(苗木から2〜3年で結実)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-10〜35°C(落葉中は寒さに強い)

ケアのポイント

肥料

2月・6月(収穫後)・9月の年3回

成長速度

早い(苗木から2〜3年で結実)

毒性

実は食用。種や葉は噛み砕いて食べない

実がならない、食べられてしまう原因の多くは「切りすぎ」と「鳥」です。剪定は冬に軽く、実が色づき始めたらネットをかける、の2つで収穫が安定します。

育て方の詳細

苗・株の選び方

苗は、名札で「暖地桜桃」と書かれた品種かを確かめて選びます。「サクランボ」とだけ書かれた苗には甘果桜桃も多く、受粉樹が必要なことがあります。

良い苗は、幹が太くまっすぐで、枝の節に丸くふくらんだ芽がたくさん付いていて、根元がぐらつかないものです。接ぎ木苗はつなぎ目がしっかりくっついているかも確かめます。避けたいのは、幹に穴やヤニ(樹液のかたまり)が出ている苗と、芽が少なく枝がひょろ長く伸びた苗です。2〜3年生の鉢植え苗なら、早ければ翌年から実を楽しめます。

置き場所・日当たり

一年を通して日当たりと風通しのよい屋外に置くのが基本です。日照が少ないと花芽が減り、実も色づきにくくなります。暖地桜桃は寒さに強く、落葉中は-10°C前後まで耐えるうえ、冬の寒さがゆるい関東以西の平地や暖地でも花がよく咲きます。一方、甘果桜桃の佐藤錦などは夏の高温と多雨で木が弱りやすく、暖地では実がつきにくい傾向があります。鉢植えは8〜10号鉢で高さ1〜1.5mに保ち、夏は西日が当たり続けない場所に置くと鉢の乾きすぎを防げます。

よくある失敗は、落葉したからと冬に室内へ取り込むことです。冬の寒さに当たらないと花芽が十分に育ちにくいので、冬も屋外に置きます。気づいたら2月までに外へ戻すと、春に花が咲くことがあります。

水やりの詳細

鉢植えは土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷり与えます。春と秋は2〜3日に1回が目安で、夏は朝夕の2回必要になることもあります。冬の落葉期は乾きにくいので、表面が乾いてから2〜3日後で十分です。庭植えは根付いた後は雨任せでよく、晴天が1週間以上続いたときだけ株元に与えます。

避けたいのは、実が色づく時期の急な水分の変化です。乾いた土に一度に大量の水が入ると、実が水を吸ってふくらみ、皮が割れる「実割れ」が起こりやすくなります。実が赤くなり始めたら鉢を雨に当てないようにし、乾いたら同じ量をこまめに与えます。割れてしまった実は傷みやすいので、早めに摘み取れば残りの実への影響を抑えられます。

最適な土の作り方

水はけと水もちのバランスがよい土を好みます。鉢植えは赤玉土小粒6、腐葉土3、川砂または軽石1ほどの配合が目安で、市販の果樹用培養土をそのまま使ってもかまいません。鉢底には鉢底石を2〜3cm敷いて、水が溜まらないようにします。庭植えは直径・深さ50cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土に堆肥や腐葉土を3割ほど混ぜます。酸性に傾いた土では育ちが鈍るので、植え付けの2週間前に苦土石灰をひと握り混ぜておくと安心です。水はけの悪い粘土質の庭では、周りより土を盛り上げて高植えにします。

剪定・切り戻し

剪定は、葉が落ちて休眠している12〜2月に軽く行うのが基本です。サクランボは2年目以降の枝にできる短い枝(短果枝)に花芽が集まってつくので、枝先を一律に切りそろえる必要はありません。作業は、枯れ枝、内向きの枝、交差する枝、真上へ勢いよく伸びる徒長枝を付け根から間引く程度にとどめます。鉢植えで高さを抑えたいときは、伸びすぎた枝を外向きの芽の上で切り戻します。収穫後の6月に混み合った新しい枝を軽く間引くと、夏の風通しがよくなります。

よくある失敗は、大きくなった木を一度に強く切り詰め、翌春の花がほとんどなくなることです。サクラの仲間は太い枝の切り口から傷みやすいので、太枝を切ったら癒合剤を塗り、数年かけて少しずつ小さくします。

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    時期と道具を準備する

    葉が落ちた12〜2月に行います。剪定ばさみ、太い枝用のノコギリ、切り口に塗る癒合剤、作業用の手袋を用意します。

  2. 2

    不要な枝を付け根から切る

    枯れ枝、内側へ向かう枝、交差する枝、真上へ勢いよく伸びる徒長枝を、付け根から切り取ります。

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    短い枝を残して形を整える

    花芽がつく短い枝は切らずに残します。高さを抑えたいときは、伸びすぎた枝を外向きの芽のすぐ上で切り戻します。

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    切り口を保護する

    太い枝の切り口には癒合剤を塗り、雨や病原菌が入るのを防ぎます。切る量は全体の2割ほどにとどめ、翌年の花を残します。

植え替え

鉢植えは根が鉢に回る2〜3年ごとに、落葉している12〜3月上旬に植え替えます。購入した苗の植え付けも同じ時期が適期で、最初は7〜8号鉢、育ったら8〜10号鉢へ移します。鉢底から根が出ている、水が染み込みにくい、葉が小さくなってきた、といった様子が合図です。株を抜いて古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根や長く巻いた根を切って、一回り大きな鉢に植えます。接ぎ木苗はつなぎ目を土に埋めないことが大切で、深植えすると根元が傷みやすくなります。

よくある失敗は、花が咲き始めた3月下旬や実がついた春に植え替え、花や実が落ちてしまうことです。その年は収穫を優先し、次の冬を待って植え替えます。

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    時期と用意するもの

    落葉している12〜3月上旬に行います。一回り大きな鉢、果樹用培養土、鉢底石、清潔な剪定ばさみ、割りばしを用意します。

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    根を整える

    鉢から株を抜き、古い土を3分の1ほど落とします。黒く傷んだ根と、鉢の底で長く巻いた根をはさみで切り詰めます。

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    つなぎ目を出して植える

    鉢底石を2〜3cm敷いて土を入れ、接ぎ木のつなぎ目が土の上に出る高さで株を置きます。周りに土を入れ、割りばしで突いて隙間を埋めます。

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    水やりと支柱

    鉢底から流れ出るまで水を与え、支柱を立てて幹を固定します。日当たりのよい屋外に置き、肥料は2月の寒肥から再開します。

増やし方

暖地桜桃は挿し木で比較的よく根付き、家庭でも増やせます。適期は芽が動く前の2〜3月で、前年に伸びた充実した枝を15cmほどに切り、下の切り口を斜めに整えて1時間ほど水を吸わせてから、赤玉土小粒や挿し木用土に挿します。明るい日陰で土を乾かさないように管理すると、1〜2か月で根が出始めます。6月に、その年に伸びた枝を使う緑枝挿しもできます。挿し木で育てた苗は、早ければ2〜3年で実をつけます。種から育てることもできますが、実がなるまでに年数がかかり、親と同じ味になるとは限りません。

よくある失敗は、根が出たか気になって挿し穂を何度も抜き、出かけた根を傷めることです。新芽が伸び続けるまでは触らずに待ちます。

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    時期と挿し穂の用意

    芽が動く前の2〜3月に、前年に伸びた太く充実した枝を選びます。清潔なはさみ、挿し木用土、小さな鉢を用意します。

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    挿し穂をつくる

    枝を15cmほどに切り、下の切り口を斜めに切り直します。1時間ほど水に挿して、切り口から十分に水を吸わせます。

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    挿し木用土に挿す

    湿らせた挿し木用土に、挿し穂の半分ほどが埋まる深さで挿します。明るい日陰に置き、土を乾かさないように水を与えます。

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    根付いたら鉢上げする

    新芽が伸び続け、鉢底から根が見えたら、秋から冬の落葉期に一回り大きな鉢へ植え替えます。早ければ2〜3年で実がなります。

病害虫対策

最も大きな被害は、実が色づき始めるとヒヨドリやムクドリなどの鳥に食べられることです。実が赤くなり始めたら、株全体を防鳥ネットで覆います。鉢植えは軒下に移すと、鳥よけと実割れ防止を兼ねられます。害虫では、春の新芽に付くアブラムシ、5〜9月に葉を食べるアメリカシロヒトリなどの毛虫、幹に穴をあけるコスカシバの幼虫に注意します。毛虫は見つけしだい枝ごと切り取り、幹からヤニやおがくずのようなフンが出ていたら、穴の中の幼虫を針金で取り除きます。病気では、雨の多い年に実が茶色く腐る灰星病が出やすいので、傷んだ実は早めに取り除きます。

よくある失敗は、実が熟してからネットをかけ、すでに半分ほど食べられていることです。色づき始めの段階でかけるのが目安です。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 2月寒肥・剪定の仕上げ
  • 3月開花
  • 4月色づき始めたら防鳥ネット
  • 5月収穫・実割れに注意
  • 6月お礼の肥料・混んだ枝の間引き
  • 9月花芽を育てる肥料
  • 12月剪定・植え替え

季節ごとの管理

春の管理

3月に白い花が咲きます。実が赤く色づき始めたら防鳥ネットをかけ、4月下旬〜5月に熟した実から収穫します。鉢は表面が乾いたらたっぷり与え、肥料は収穫後まで控えます。新芽のアブラムシや、雨による実割れに注意します。

夏の管理

収穫後の6月にお礼の肥料を与え、混み合った枝を軽く間引きます。夏の鉢は乾きやすいので朝夕に土を確認します。西日の当たり続けない場所に置き、葉を食べる毛虫や、葉の色が抜けるハダニを見つけたら早めに取り除きます。

秋の管理

9月に肥料を与えて、翌春の花芽を育てます。秋は来年の花芽が育つ時期なので、枝は切らずに残します。鉢は乾いたら水を与え、日なたに置きます。夏にハダニが増えた株は早く葉が落ちるので、翌年は葉裏に水をかけて防ぎます。

冬の管理

落葉中の12〜2月に剪定と植え替えを行い、2月に寒肥を与えます。冬も屋外で寒さに当て、鉢の水やりは乾いてから2〜3日後に控えめにします。幹や枝に付いたカイガラムシは、この時期にブラシでこすり落とします。

10月の作業をくわしく知りたいときは冬の寄せ植えや秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

サクランボが1本なのに実がならない

原因

佐藤錦などの甘果桜桃は多くの品種が1本では実がつきにくく、相性のよい受粉樹が必要です。暖地桜桃でも、植えて間もない若木や冬の切りすぎ、日照不足では実がつきません。

対策

名札で品種を確かめ、甘果桜桃なら開花時期の合う別品種を近くに置きます。暖地桜桃は日なたに置き、剪定は冬に枯れ枝や混んだ枝を間引く程度にとどめて、花芽のつく短い枝を残します。

「実がならない・太らない」の原因の見分け方と対処を詳しく

サクランボの実が割れる

原因

実が色づく時期に雨に当たったり、乾いた土に一度に大量の水を与えたりして、実が急に水を吸ってふくらんだためです。

対策

実が赤くなり始めたら鉢を軒下へ移し、庭植えは雨よけのビニールをかけます。水やりは乾いたら同じ量をこまめに与え、割れた実は傷む前に摘み取ります。

赤くなったサクランボを鳥に食べられる

原因

ヒヨドリやムクドリなどが、色づいた実を見つけて食べに来ています。熟しきる前から狙われることもあります。

対策

実が色づき始めた段階で、株全体を目の細かい防鳥ネットで覆います。鉢植えは軒下や人の出入りの多い場所へ移すと被害が減ります。

幹からヤニやおがくずのようなものが出ている

原因

コスカシバなどの幼虫が幹の中を食べているか、幹の傷から樹液が出ています。放っておくと枝や木が弱ります。

対策

ヤニの周りを確かめ、穴があれば針金を差し込んで幼虫を取り除きます。太い枝を切ったときは切り口に癒合剤を塗り、幹を傷つけないようにします。

「虫がついた」の原因の見分け方と対処を詳しく

熟す前の実が茶色く腐って落ちる

原因

雨の多い時期に出やすい灰星病などのカビによる病気です。風通しが悪く、実が濡れたままになると広がります。

対策

腐った実は木に残さず拾って処分します。冬に混み合った枝を間引いて風を通し、実の時期は雨に当てないようにします。

「病気・カビ・斑点」の原因の見分け方と対処を詳しく

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

サクランボ(暖地桜桃)の花言葉・風水

花言葉

サクランボの花言葉は「上品」「小さな恋人」などとされます。長い軸の先に二つ三つと寄り添うように実る小さな赤い実の愛らしさや、春先に咲く白い花の控えめな美しさから生まれたといわれます。実のなる鉢として、新築や結婚の贈り物に選ばれることもあります。

風水・縁起

風水では、赤い実は活力や良い縁を呼ぶ色とされ、実のなる木は家に実りをもたらす縁起物と考えられています。日当たりのよい南側に置くとよいともいわれます。根拠のある話ではないので、鉢を置く場所は日当たりと風通しのよさを優先して決めます。

サクランボ(暖地桜桃)のよくある質問

Qサクランボは鉢植えでも実がなりますか?回答を見る
A

暖地桜桃なら、鉢植えでも十分に実がなります。8〜10号の鉢で高さ1〜1.5mに保てば、ベランダでも毎年収穫が見込めます。日当たりのよい屋外に置き、冬も室内に取り込まずに寒さに当てることが大切です。佐藤錦などの甘果桜桃も鉢植えにできますが、受粉樹が必要なうえ暖地では実がつきにくいので、初めてなら暖地桜桃から始めるのがおすすめです。

Qサクランボは1本で実がなりますか?回答を見る
A

暖地桜桃は自分の花粉で実がつく性質があり、1本で実がなります。一方、佐藤錦やナポレオンなどの甘果桜桃は、多くの品種が同じ品種の花粉では実がつきにくく、開花時期が合い相性のよい別の品種を近くに植える必要があります。佐藤錦なら紅秀峰やナポレオンなどが組み合わせによく使われます。苗を買うときは、名札で1本で実がなる品種かを確かめます。

Q暖地桜桃と佐藤錦の違いは何ですか?回答を見る
A

暖地桜桃は1本で実がなり暖地向き、佐藤錦は受粉樹が必要で寒冷地向きです。暖地桜桃は中国原産の系統で、実は直径1.5cmほどと小さく甘酸っぱく、4月下旬〜5月に収穫します。佐藤錦はセイヨウミザクラの品種で、実が大きく甘い一方、夏の暑さと雨に弱く、山形県など夏が涼しい地域で多く作られています。関東以西の平地で手軽に育てるなら暖地桜桃が向いています。

Qサクランボの実が割れるのはなぜですか?回答を見る
A

実が色づく時期に雨や急な水やりで水を吸い、皮が中身のふくらみに追いつかなくなるためです。特に乾いた後にまとまった雨が降ると起こりやすくなります。鉢植えは実が赤くなり始めたら軒下へ移し、庭植えは雨よけのビニールをかけると防げます。水やりは乾いたら同じ量をこまめに与えます。割れた実は傷みやすいので、早めに摘み取ります。

Qサクランボを鳥に食べられないようにするには?回答を見る
A

実が色づき始めた段階で、株全体を防鳥ネットで覆うのが確実です。ヒヨドリやムクドリは熟しきる前から実を狙うので、真っ赤になってからでは間に合わないことがあります。ネットは目の細かいものを使い、すそを鉢や幹の下で閉じて鳥が入り込まないようにします。鉢植えなら、人の出入りが多い場所や軒下に移すだけでも被害が減ります。ネットは収穫が終わったら外します。

Qサクランボは植えてから何年で実がなりますか?回答を見る
A

暖地桜桃の接ぎ木苗や挿し木苗なら、植えて2〜3年で実がなり始めます。実は全体が濃い赤色になり、軽く引くと軸ごと取れるようになったら収穫の合図で、軸を付けたまま摘み取ります。鉢植えの若木で数十〜100粒ほど、庭植えの成木では数kgとれることもあります。収穫は4月下旬〜5月中旬で、熟した実から順に摘み取ります。種から育てた木は実がなるまでさらに年数がかかります。

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10月の季節の作業と、サクランボ(暖地桜桃)の手入れで迷いやすいところに合わせて選んでいます。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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