苗・株の選び方
種から始めるなら、よく熟した食べ頃の実の種を使い、未熟果の種は発芽率が落ちるため避けます。苗木を買うなら、幹の直径が1cm以上あって自立していること、葉色が濃く艶があること、鉢底から白い根が見えることの3点を確認します。
避けたいのは、葉先が広く茶色く枯れている苗と、幹が細く支柱なしで倒れる徒長した苗です。結実を狙うなら、開花型の異なる2品種(ハスなどのAタイプとベーコンなどのBタイプ)の接ぎ木苗を組み合わせてください。
Hapot編集部より
アボカドは、5〜8月に食べ終わった種を水に浸けて発芽させれば、日当たりと水はけを守るだけで数年後に高さ1〜2mに育つ、鉢植え向きの観葉樹です。爪楊枝を刺して水に浸ける発芽実験は大人でも楽しく、発芽後は艶のある大きな葉を次々に茂らせ、初めてでも失敗しにくいインテリアツリーになります。実がなるかどうかは誰もが抱く疑問ですが、種から育てた木は開花まで7年以上かかることが多く、開花しても受粉の性質が特殊なため、実を目指すなら接ぎ木苗を2品種そろえる必要があります。実を狙わないなら観葉として気楽に楽しめ、成長が速く剪定にも強いので、種から木を育てる入門として身近な素材です。熱帯果樹のため寒さが弱点で、幼木は5°C以下で葉が傷みます。冬は室内の窓辺に取り込み、春から秋は屋外の日なたに出すと勢いよく育ちます。葉と種にはペットに有毒なペルシンが含まれるため、犬や鳥のいる家では置き場所に注意してください。

水やり
土の表面が乾いたら(成長期はたっぷり)
日光
直射日光
温度の目安
10-30°C(幼木は5°C以下で傷む)
湿度
40-60%
土
水はけの良い土(過湿に弱い)
大きさの目安
鉢植えで50cm〜2m(剪定で維持)。地植えでは10m超になる高木。
成長の速さ
速い
温度の目安(耐寒〜耐暑)
10-30°C(幼木は5°C以下で傷む)
肥料
春〜秋に2か月に1回緩効性肥料
成長速度
速い
毒性
葉・種・皮はペットに有毒(ペルシン)。特に鳥類・犬に注意
種からの発芽は「尖った方を上に・半分水に」で1〜2か月。育ってからは日光と水はけ、冬の寒さ対策が3本柱です。
種から始めるなら、よく熟した食べ頃の実の種を使い、未熟果の種は発芽率が落ちるため避けます。苗木を買うなら、幹の直径が1cm以上あって自立していること、葉色が濃く艶があること、鉢底から白い根が見えることの3点を確認します。
避けたいのは、葉先が広く茶色く枯れている苗と、幹が細く支柱なしで倒れる徒長した苗です。結実を狙うなら、開花型の異なる2品種(ハスなどのAタイプとベーコンなどのBタイプ)の接ぎ木苗を組み合わせてください。
日当たりの良い場所で育てます。生育適温は20-30°Cで、春から秋は屋外の日なたに出すと室内管理とは別物の勢いで育ちますが、真夏の直射は幼木のうちは葉焼けするため半日陰に置きます。室内なら最も明るい窓辺を選び、窓から1m以内が目安です。成木は品種によっては-3°C程度まで耐えますが、種から育てた幼木は5°C以下で葉が傷むため、最低気温が10°Cを下回る10月中旬には室内へ取り込みます。大きな葉は風で裂けやすいので、強風の当たる場所は避けてください。地植えは霜の少ない温暖地に限られ、数年で3mを超えます。失敗例として、秋に取り込みが遅れて葉が黒ずみ、ばらばらと落ちることがあります。傷んだ葉を切り、15°C以上の明るい室内で水を控えめにして管理すれば、春に幹の途中から新芽が吹いて回復します。
成長期の春から秋は、土の表面が乾いたら鉢底から流れるまでたっぷり与えます。葉が大きく蒸散が盛んなため、夏は毎日から2日に1回のペースになります。一方で根は酸素を好み過湿に弱いため、受け皿の水は必ず捨て、たっぷり与えてしっかり乾かすメリハリが大切です。冬は成長が止まるので7〜10日に1回に減らし、土の中まで乾いてから与えます。葉先が茶色く枯れるのは空気の乾燥や水道水の塩類が原因のことが多く、葉水をこまめにし、月1回たっぷりの水で鉢内を洗い流すと軽減します。失敗例として、冬も夏と同じ頻度で水を与え、葉が次々に黄変して落ちることがあります。水やりを止めて土を乾かし、鉢を持ち上げて軽くなってから与えるリズムに切り替えれば、春の生育再開とともに新葉が出ます。
水はけを最優先にします。配合は赤玉土6、腐葉土3、パーライト1か、市販の観葉植物用土にパーライトを2割足したものが目安です。アボカドの根は酸素要求が高く、水はけの悪い土では数か月で調子を崩します。直根が長く伸びるため、直径より深さのある深鉢を選び、鉢底石を3cm敷いてから植え付けます。地植えは温暖地に限り、直径と深さ50cmの穴に掘り上げた土と堆肥10Lを混ぜ、周りより10cm高く植えて水はけを確保します。市販の果樹用培養土も使えます。
放任すると一直線に背が伸びるため、好みの高さの50cm〜1mで主幹の先端を摘心すると脇芽が吹いて枝分かれし、木らしい姿になります。適期は5〜7月で、清潔な剪定ばさみを使います。成長は速く、屋外に出した年は1年で50cm以上伸びるので、鉢植えは毎年初夏に伸びすぎた枝を3分の1ほど切り戻し、高さ1.5〜2mに維持します。強い切り戻しにも耐え、太い幹の途中で切っても吹き直しますが、11〜3月の低温期は切り口から枯れ込みやすいので避けてください。剪定した枝葉にはペルシンが含まれるため、ペットが口にしないよう片付けます。失敗例として、室内で徒長した細い幹を放置し、葉の重みで倒れることがあります。5月に高さの半分で切り戻して支柱を添え、屋外の日なたで育て直せば、太い幹と枝分かれした樹形に作り直せます。
剪定の時期と道具を準備する
適期は5〜7月です。清潔な剪定ばさみ、手袋、切り口用の癒合剤を用意し、11〜3月の低温期は切り口が枯れ込みやすいので避けます。
主幹を好みの高さで摘心する
幹が1本で伸びている若木は、50cm〜1mの好みの高さで先端を切ります。切った下の節から脇芽が吹き、枝分かれした樹形になります。
伸びすぎた枝を3分の1切り戻す
鉢植えは高さ1.5〜2mを目安に、伸びすぎた枝を3分の1ほど切り戻します。内側に向かう枝と交差する枝は付け根から切ります。
太い切り口に癒合剤を塗る
直径1cm以上の切り口には癒合剤を塗り、乾燥と雑菌の侵入を防ぎます。切った枝葉はペットが口にしないよう袋に入れて片付けます。
剪定後は日なたで新芽を待つ
剪定後は屋外の日なたに置き、土が乾いたらたっぷり水を与えます。2〜3週間で脇芽が動くので、その後に緩効性肥料を置いてください。
植え替えは1年に1回、5〜7月に行います。成長が速く根詰まりも速いため、鉢底から根が出たら迷わず一回り大きな深鉢へ移します。根鉢は軽くほぐす程度にとどめ、太い直根は傷つけないようにします。植え替えを怠ると下葉から黄変して落ちるので、毎年初夏の鉢増しを習慣にすると元気を保てます。苗木から実を目指す場合は接ぎ木苗を植え付け、鉢植えでも3〜4年目から開花し、結実には開花型の異なる2品種が必要です。実は樹上で熟さないため、皮の色が品種本来の色に変わり、手で軽く押して弾力が出た頃に収穫して室内で1週間ほど追熟させます。失敗例として、浅い鉢に植えたまま2年放置し、直根が鉢底で巻いて水切れしやすくなることがあります。初夏に巻いた根を3分の1切り、深鉢に植え直せば1か月ほどで新葉が動き始めます。
植え替えの時期と道具を準備する
適期は5〜7月です。一回り大きな深鉢、赤玉土6と腐葉土3とパーライト1の用土、鉢底石、清潔なハサミ、支柱を用意します。
鉢底石と用土を入れる
深鉢の底に鉢底石を3cm敷き、用土を3分の1まで入れます。直根が伸びるため、口径より深さのある鉢を選んでください。
根鉢を抜いて軽くほぐす
株を鉢から抜き、根鉢の肩と底を軽くほぐします。太い直根は切らず、黒く傷んだ根や鉢底で巻いた根だけをハサミで取り除きます。
深さを合わせて植え付ける
根鉢の上面が鉢の縁から3cm下になる高さに置き、周りに用土を入れて割り箸で突いて隙間をなくします。幹が細ければ支柱を添えます。
水を与えて半日陰で養生する
鉢底から流れるまで水を与え、1週間は明るい日陰に置きます。その後日なたへ戻し、肥料は2週間後から緩効性肥料を置いてください。
種まきが定番の楽しみです。食べ終えた種を洗い、尖った方を上にして側面に爪楊枝を3〜4本刺し、コップの水に種の下半分を浸けて明るい室内に置き、水は3日に1回替えます。発芽適温は20°C以上のため5〜8月に始めると確実で、1〜2か月で種が割れて根が出て、その後に芽が伸びます。根が5cmほど伸びたら深鉢の土に種の上半分を出して植え付けます。土に直接まく方法でも発芽率は良好です。種から育てた木は開花まで7年以上かかり、実の品質も親と同じにはならないため、収穫を目指すなら接ぎ木苗を購入します。挿し木は発根率が低く一般的ではありません。失敗例として、水栽培の種が黒ずんでカビ臭くなることがあります。低温か水替え不足が原因で、その種は諦めて次の種で水を毎回替え、20°C以上の場所でやり直せば発芽が見込めます。
種まきの時期と道具を準備する
適期は発芽適温20°C以上になる5〜8月です。食べ終えた種、爪楊枝3〜4本、コップ、後で使う深鉢と用土を用意し、種は果肉を洗い落とします。
種の向きを確認して水に浸ける
尖った方を上、丸い方を下にして側面に爪楊枝を刺し、コップの縁に掛けて種の下半分が水に浸かるようにします。逆さにすると発芽しません。
明るい室内で水を替えて待つ
直射の当たらない明るい室内に置き、水は3日に1回替えます。1〜2か月で種が割れて根が出て、その後に芽が伸びます。
根が伸びたら土に植える
根が5cmほど伸びたら深鉢に用土を入れ、種の上半分が土から出る深さに植えます。植えた直後にたっぷり水を与えます。
日なたに慣らして育てる
1週間は明るい日陰に置き、徐々に日なたへ移します。芽が50cmを超えたら先端を摘心して枝分かれさせ、翌年から毎年初夏に鉢増しします。
室内ではハダニとカイガラムシに注意します。大きな葉の裏にハダニが付くと葉色がかすれて白っぽくなるため、週1回の葉水と月1回のシャワー洗いで予防し、発生したら葉裏を流水で洗って専用薬剤を使います。カイガラムシは枝に付く白や茶色の粒で、歯ブラシでこすり落とします。屋外ではコガネムシの幼虫が鉢の中で根を食べることがあり、急に元気がなくなったら植え替えを兼ねて土の中を確認します。病気は少なく、最大の敵は過湿による根腐れです。葉が黒ずんでしおれ、土がいつまでも湿っているときは根腐れを疑い、傷んだ根を切って新しい土に植え直します。失敗例として、室内で数か月葉水を怠り、ハダニで葉が黄ばんで落ちることがあります。残った葉を洗い、屋外の風通しの良い日なたに出して2週間おきに薬剤を使えば、新しい葉から回復します。
成長が始まる季節です。水は土の表面が乾いたらたっぷり与え、5月に緩効性肥料を置きます。最低気温が15°Cを超えたら屋外の日なたに出し、5月から植え替え、摘心、種まきを始めます。急に直射に当てると葉焼けするので、1週間かけて慣らしてください。
生育の最盛期で、水は毎日から2日に1回、朝に与えます。肥料は7月に緩効性肥料を追加します。屋外の日なたで育てますが、幼木は真夏の直射で葉焼けするため半日陰に置きます。水切れとハダニが出やすいので、葉水と葉裏の確認を続けてください。
水と肥料を減らし始める季節です。9月に緩効性肥料を最後に与え、10月以降は与えません。最低気温が10°Cを下回る前に室内の明るい窓辺へ移します。取り込みが遅れると葉が黒ずんで落ちるので、天気予報で最低気温を確認してください。
成長が止まる休眠期です。水は7〜10日に1回、土の中まで乾いてから与え、肥料は与えません。室内の最も明るい窓辺に置き、5°C以下と暖房の風に当てないようにします。乾燥でハダニが増えるため、週1回の葉水を続けてください。
10月の作業をくわしく知りたいときは秋の植え替えの記事も参考になります。
原因
20°C未満の低温、種の上下が逆、未熟果の種のいずれかが原因です。
対策
尖った方を上にし、20°C以上の暖かい場所で水を3日に1回替えて再挑戦します。種が黒ずみカビ臭ければ失敗なので、次の種で5〜8月にやり直してください。
原因
根詰まりか、冬の過湿による根傷みです。成長が速いため根詰まりは毎年起こります。
対策
鉢底から根が出ていたら5〜7月に一回り大きな深鉢へ植え替えます。冬は水を7〜10日に1回に減らし、受け皿の水を溜めない管理を徹底すれば新芽から回復します。
原因
空気の乾燥、水道水の塩類蓄積、根詰まりのいずれかです。エアコンの風が当たる室内で特に起きやすくなります。
対策
葉水を週2回に増やし、月1回鉢底から流れるまで水を与えて塩類を流します。1年以上植え替えていなければ初夏に鉢増しし、枯れた部分は葉ごと切り取ります。
原因
寒さによる傷みです。幼木は5°C以下、暖房の風や窓際の冷気でも葉が傷みます。
対策
傷んだ葉を切り、15°C以上の明るい室内に移して水を控えめにします。幹が緑色で弾力があれば生きており、春に幹の途中から新芽が吹いて回復します。
原因
室内の光不足による徒長です。枝分かれせず1本で伸びるアボカドの性質も影響します。
対策
5〜7月に高さの半分で主幹を切り戻して支柱を添え、屋外の日なたで育てます。脇芽が吹いて枝分かれし、太くて自立する幹に作り直せます。
原因
白っぽくかすれた細かな点ならハダニ、黄色く縁取られた茶〜黒の丸い斑点なら炭疽病などの病気、急に強い日に当てた後の茶色い斑なら葉焼けが主な原因です。
対策
ハダニは葉裏を流水で洗い、葉水を続けます。病気の斑点は傷んだ葉を取り除き、株元に水を与えて葉を濡らさず、広がる場合は殺菌剤を使います。葉焼けした葉は戻らないので、明るい日陰から少しずつ日に慣らします。
ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。
アボカドの花言葉は「豊かさ」「変わらぬ愛」とされます。森のバターと呼ばれるほど栄養豊富な実を付けることや、雌雄の時間をずらして咲く花が他の木と支え合って実る性質から、豊かさと互いを思う愛の象徴とされたといわれます。
種から芽吹く生命力は「発展と再生の気」の象徴とされ、キッチンやダイニングで育てると家の食運と健康運を支えるといわれます。丸く大きな葉は気を穏やかに循環させるとされ、東から南東の明るい窓辺に置くと成長運と相性が良いとされます。
まず1〜2か月は待ってください。アボカドの発芽はゆっくりで、種が割れて根が出るまで1か月、芽まで2か月かかることも普通です。確認するのは、尖った方を上にしているか、水が種の下半分に触れているか、室温が20°C以上か、水を3日に1回替えているかの4点です。種が黒ずんでカビ臭い場合は失敗なので、次の種で再挑戦してください。冬の開始は温度不足で失敗しやすいため、5〜8月に始めるのが近道です。
可能性はありますが、条件が多く難しいと考えてください。実生株の結実には、開花できる成熟まで早くて4〜5年、通常は7年以上かかること、冬越しに耐える大きさで屋外栽培すること、午前と午後で雌雄が切り替わる花の性質に合わせて開花型の異なる2本を並べることが必要です。本気で収穫を狙うなら温暖地で接ぎ木苗2品種を植えるのが確実で、実生は観葉として楽しみ、実がなれば幸運と考える距離感が向いています。
アボカドでよくある症状で、原因は空気の乾燥、水道水の塩類蓄積、根のトラブルのいずれかです。まずエアコンの風を避けて葉水を増やし、次に月1回たっぷりの水で鉢内の塩類を流し、それでも続くなら1年以上植え替えていない根詰まりを疑って初夏に鉢増しします。枯れた部分は戻らないため、広範囲なら葉ごと切除してください。新しい葉がきれいに展開していれば株全体は健康です。
アボカドの実は樹上では柔らかくならず、収穫後に追熟する果物です。目安は開花から6〜8か月以上経ち、実が品種本来の大きさになって皮の艶が落ち、ハス種なら緑から黒紫に変わり始めた頃です。1個試しに採って室内に置き、1週間ほどで柔らかくなれば収穫適期と判断できます。早採りすると追熟せずにしぼむため、迷ったら樹に付けたまま様子を見てください。収穫はハサミで軸を残して切ります。
危険です。葉、種、皮、未熟な果肉にペルシンという成分が含まれ、鳥、ウサギ、犬、猫が口にすると嘔吐や下痢、重い場合は呼吸困難を起こすことがあり、特に鳥類には少量でも危険とされます。剪定した枝葉や落ち葉は放置せず片付け、鉢は届かない場所に置いてください。人には基本的に無害ですが、ラテックスアレルギーのある人は果実で口のかゆみが出ることがあります。ペットが口にした疑いがあれば早めに動物病院へ相談してください。
5〜7月に、葉を付けたい高さのすぐ上で主幹を切り戻します。アボカドは切った位置の下の節から脇芽が2〜3本出るので、目線より低い位置で切れば、そこから枝分かれして下の方まで葉が茂ります。切るのは、葉の付け根(節)の5mmほど上です。伸びた脇芽も20〜30cmになったら先端を摘むと、さらに枝数が増えてこんもりまとまります。背丈は毎年初夏に、伸びた枝を3分の1ほど切り戻して維持します。11〜3月は切り口から枯れ込みやすいので剪定しません。切った後は屋外の日なたで育てると、節の間が詰まった締まった株になります。
実を目指すなら、開花の型が違う2品種の接ぎ木苗を育てるのが基本です。アボカドは同じ花の雌しべと雄しべが開く時間がずれる性質があり、ハスなどのAタイプとベーコンなどのBタイプを近くに置くと受粉しやすくなります。接ぎ木苗なら、早ければ植え付けから3〜4年で花が咲きます。購入したら、根鉢より一回り大きい鉢に水はけの良い土で植え、春から秋は屋外の日なたで育てます。接ぎ木の継ぎ目より下から出た芽は台木の芽なので、早めに切り取ります。冬は最低気温10°Cを目安に室内へ取り込みます。
点の色と出方で原因を見分けます。葉の表面が白っぽくかすれて細かな点が広がるなら、葉裏に付いたハダニです。葉裏を流水で洗い、葉水を習慣にします。茶色や黒の丸い斑点が広がり、縁が黄色くにじむなら、雨や水はねで広がる炭疽病などの病気が考えられます。斑点の出た葉を取り除き、水やりは株元に与えて葉を濡らさないようにし、広がるときは園芸用の殺菌剤を使います。夏に急に日なたへ出した後に出た茶色い焼けたような斑は葉焼けで、傷んだ葉は戻りませんが、明るい日陰に慣らせば新しい葉はきれいに出ます。
適期は5〜7月で、好みの高さ(50cm〜1m)で主幹の先端を切る摘心から始めます。切った下から脇芽が出て枝分かれし、木らしい姿になります。その後は毎年初夏に、伸びすぎた枝を3分の1ほど切り戻して高さ1.5〜2mに保ちます。強い切り戻しにも耐えますが、11〜3月の低温期に切ると切り口から枯れ込みやすいので避けてください。切った枝葉にはペルシンが含まれるため、ペットが口にしないよう片付けます。
育てられます。種から育てた株は実がなりにくいぶん、大きな葉を楽しむ観葉植物として人気です。室内では最も明るい窓辺(窓から1m以内)に置き、春から秋は屋外の日なたに出すと幹が太く締まります。最低気温が10°Cを下回る10月中旬には室内へ取り込み、冬は土が乾いてから水を与える程度に控えます。室内だけで育てると徒長しやすいので、背が伸びたら5〜7月に摘心して枝数を増やします。
10月は室内へ取り込む準備をして、水と肥料を減らしていく月です。肥料は9月で最後にし、10月以降は与えません。最低気温が10°Cを下回る10月中旬を目安に、室内の最も明るい窓辺へ移します。取り込む前に葉裏のハダニや枝のカイガラムシを確認し、虫を室内へ持ち込まないようにします。水は土の表面が乾いてから与え、冬の7〜10日に1回へ向けて少しずつ間隔を広げます。伸びた枝が邪魔でも、強い切り戻しは翌年の5〜7月に回します。
アボカドの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。
10月の作業と、アボカドの手入れで迷ったときに役立つページです。
執筆: Hapot編集部
植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。