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アロカシア・シルバードラゴンの育て方

Alocasia baginda 'Silver Dragon'公開日: 最終更新日:

アロカシア・シルバードラゴンの育て方の要点

水やり
土の表面から2〜3cmが乾いたら(春〜秋は週1〜2回、冬は2〜3週に1回)
置き場所
間接光
冬越し
15°C 以上を保つ

Hapot編集部より

アロカシア・シルバードラゴンは、厚い葉の表面全体が白っぽい銀色に覆われ、葉脈がうっすらと透けて見える小型のアロカシアです。ドラゴンスケールと同じアロカシア・バギンダから選ばれた品種とされ、草姿や大きさはよく似ていますが、見た目の印象ははっきり違います。ドラゴンスケールが銀緑の地に濃い緑の葉脈をくっきり浮かべる「うろこ模様」なのに対し、シルバードラゴンは葉脈と地色の差が小さく、凹凸も浅めで、遠目には銀色の一枚板のように見えます。

葉の裏は淡い緑で、表の銀色との対比も見どころです。銀色の葉は光をよく反射するぶん、強い日差しでは銀色の部分が焼けて茶色くなりやすいといわれ、置き場所の明るさはドラゴンスケールより一段控えめが目安です。一方で暗すぎると葉柄が伸びて株姿が乱れます。

寒さへの弱さは仲間と同じで、冬は15°C以上を保ち、土を乾かし気味にすることが長持ちの条件です。全草にシュウ酸カルシウムを含むため、ペットや小さな子どもの手が届かない場所に置きます。

アロカシア・シルバードラゴンの姿

分類・基本データ

科
サトイモ科
属
アロカシア属 Alocasia
種
アロカシア・シルバードラゴン baginda 'Silver Dragon'
別名
シルバードラゴン、アロカシア・バギンダ・シルバードラゴン、アロカシア・シルバードラゴン・バギンダ、Alocasia Silver Dragon
原産地
ボルネオ島のインドネシア領カリマンタンに分布するアロカシア・バギンダから選ばれた品種とされます。流通する株の多くは組織培養で増やされたものといわれます。

アロカシア・シルバードラゴンの育て方の5つのポイント

水やり

土の表面から2〜3cmが乾いたら(春〜秋は週1〜2回、冬は2〜3週に1回)

日光

間接光

温度の目安

15-30°C

湿度

60-80%

土

バーク・軽石・パーライトを多めに混ぜた水はけの良い用土

アロカシア・シルバードラゴンはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

室内で草丈30〜60cm程度とされ、ドラゴンスケールとほぼ同じ大きさです。葉は長さ15〜30cmほど。3.5〜5号鉢で流通することが多く、棚や卓上に置けます。

成長の速さ

ゆっくり(生育期に1〜2か月に1枚ほど新しい葉が開く)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

15-30°C

ケアのポイント

肥料

5〜9月に2週に1回、規定の2倍に薄めた液肥

成長速度

ゆっくり(生育期に1〜2か月に1枚ほど新しい葉が開く)

毒性

全草にシュウ酸カルシウムを含み有毒。かじると口の中の痛みや腫れ、よだれ、嘔吐を起こすことがある。犬や猫の誤食に注意し、切り口の樹液で肌がかぶれることもあるため作業は手袋を着ける

銀色の葉は日焼けの跡が目立ちやすいので、光はレース越しのやわらかい明るさにとどめます。葉の表面の銀色は拭き取れる汚れではないので、葉水のあとに強くこすらないようにします。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い株は、銀色が葉全体に均一にのり、茶色や灰色の焼け跡がないこと、葉柄がまっすぐ立っていること、株元を押して硬く締まっていることで見分けます。葉は3枚以上あると、植え替えや冬越しで1枚減っても体力に余裕があります。

避けたいのは、銀色の面にざらついた白いかすれが広がる株と、葉裏に細い糸が見える株で、ハダニが付いている可能性があります。ラベルの名前が「ドラゴンスケール」と混同されている売り場もあるので、葉脈がくっきり濃い緑なら別品種と考え、学名の 'Silver Dragon' を確認して選びます。

置き場所・日当たり

シルバードラゴンに向くのは、レースカーテンを1枚通した窓から1〜1.5mほど離れた場所です。銀色の葉は、ドラゴンスケールの銀緑の葉よりも光の強さに敏感とされ、夏の窓辺やガラス越しの西日には当てないでください。焼けると銀色の面に茶色や灰色の斑点が残り、模様が少ないぶん傷みがよく目立ちます。反対に、本が読めないほど暗い部屋では葉柄がひょろりと伸び、葉が横に倒れやすくなります。

冬は窓辺の冷気を避けて部屋の内側へ移し、エアコンや暖房の温風が直接当たらない位置を選びます。銀色の葉が少しくすんで緑がかってきたら光が足りない合図のことがあるので、窓へ少し近づけて様子を見ます。

水やりの詳細

生育期の5〜9月は、指を土に2〜3cm挿して乾いていれば、鉢底から流れ出るまでたっぷり注ぎます。回数は週1〜2回が目安ですが、日数ではなく土の乾き具合で判断します。水は株元の土に注ぎ、銀色の葉の上からかけ流さないのがシルバードラゴンでのひと工夫です。水道水のカルキや汚れが乾いて白い跡になると、銀色の葉では見分けにくく、くすんで見える原因になります。

冬は土が中まで乾いてから数日待ち、2〜3週に1回に減らします。湿度は加湿器や葉の裏側への霧吹きで補い、60%以上を目指します。受け皿の水は毎回捨て、鉢が水に浸かった状態を作らないようにします。

最適な土の作り方

シルバードラゴンの根は細く、空気の通る粗い用土を好みます。観葉植物用土だけで植えると水が抜けにくいので、粒の粗い資材を半分ほど混ぜます。水はけを優先した配合例は、観葉植物用土4に対して、小粒の洋ラン用バーク2、小粒の軽石2、パーライト2です。市販のアロイド用やアロカシア用の用土なら、そのまま使えます。鉢は根鉢よりわずかに大きいスリット鉢か素焼き鉢を選び、鉢底石を2cmほど敷くと、水やりのあとに余分な水が早く抜けます。

剪定・切り戻し

シルバードラゴンは株元から葉が1枚ずつ出る草姿なので、形を整える剪定は必要ありません。手入れは、黄色くなった古い葉と、焼けや傷が広がって見た目を損ねた葉を取り除く程度です。古い葉は黄色が葉の大部分に広がるまで残し、株に養分を戻させてから切ります。切る位置は葉柄の付け根から2〜3cm上で、残った部分は乾いてから手で外します。焼け跡のある葉も、緑や銀色が多く残っているうちは光合成をしているので、新しい葉が開くまで残しておきます。

葉は3〜5枚ほどで株がまとまる品種なので、葉が3枚を下回るほど切るのは避けてください。花茎が上がったら、葉の生育を優先して付け根から切り取ることが多いです。

  1. 1

    時期と道具を準備する

    古い葉の整理は一年中できますが、株への負担が少ない5〜9月が適しています。清潔なハサミと手袋を用意し、樹液に素手で触れないようにします。

  2. 2

    取り除く葉を選ぶ

    葉の大部分が黄色くなった古い葉か、焼けや傷が広がって見た目を損ねた葉を選びます。緑や銀色が多く残る葉は、新しい葉が開くまで残します。

  3. 3

    葉柄を付け根の少し上で切る

    葉柄を株元から2〜3cm残して切ります。残った部分が乾いて茶色くなり、軽く引いて外れるようになってから取り除きます。

  4. 4

    花茎があれば切り取る

    株元から仏炎苞の付いた花茎が伸びてきたら、葉の生育を優先して付け根から切ります。作業後は刃物を洗い、樹液を落とします。

  5. 5

    残りの葉の枚数を確かめる

    作業後に葉が3枚以上残っているか確認します。3枚を下回る場合は以後の切り取りを控え、明るい日陰で新しい葉が開くのを待ちます。

植え替え

植え替えは1〜2年に1回、最低気温が18°Cを超える5〜7月に行います。鉢底から根がはみ出す、水がなかなか染み込まない、株元から子株が出て鉢がいっぱい、といった様子が目安です。シルバードラゴンは根鉢を大きく崩さず、古い土を外側から3分の1〜半分ほど落とす程度にとどめます。黒ずんで柔らかい根だけを切り、根の間に付いた豆粒ほどの子芋は外して増やす材料にします。新しい鉢は直径で3cmほど大きいものまでにし、塊茎の上部が少し見える浅植えにします。

植え替え後の1〜2週間は、普段よりさらに明るさを抑えた日陰で休ませます。根が傷んでいる間に強い光を受けると、銀色の葉が焼けやすくなるためです。

  1. 1

    時期と道具を用意する

    最低気温が18°Cを超える5〜7月に行います。直径3cmほど大きい鉢、粗い資材を半分混ぜた用土、鉢底石、清潔なハサミ、手袋を準備し、数日前から水やりを控えて土を乾かします。

  2. 2

    株元を支えて鉢から抜く

    手袋を着け、鉢の側面を軽く押したり叩いたりして根鉢をゆるめます。銀色の葉に触れて傷を付けないよう、株元をつかんで根鉢ごと引き抜きます。

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    根鉢を軽くほぐして整理する

    古い土を外側から3分の1〜半分ほど落とし、黒く柔らかい根だけを切ります。根の間の豆粒ほどの子芋は外して取っておきます。

  4. 4

    浅植えで植え付ける

    鉢底石を2cm敷いて用土を入れ、塊茎の上部が少し見える高さに据えます。割り箸で軽く突いて隙間をなくし、鉢底から流れるまで水を与えます。

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    暗めの日陰で休ませる

    1〜2週間は普段より暗めの明るい日陰に置き、葉の裏への霧吹きで湿度を保ちます。新しい葉が動き出すまで肥料は与えず、1か月ほどしてから液肥を再開します。

増やし方

増やし方は、株元の脇から出る子株を分ける方法と、根の間にできる球根状の子芋(子球)を芽出しする方法の2つです。葉挿しや茎挿しでは増えません。適期は植え替えと同じ5〜7月です。子株は、根が数本付いたものを親株との付け根で切り離し、2.5〜3号の小鉢に植えます。子芋は軽く絞った水苔やパーライトに半分ほど埋め、ふた付きの透明容器に入れて25°C前後の明るい日陰に置きます。芽が出るまでには1〜3か月かかることが多く、その間は容器を揺らさずに待ちます。

子芋から育てた株の最初の葉は小さく、銀色も淡いことがあります。数枚入れ替わるうちに親株に近い葉色になるとされるので、葉色だけで品種違いと決めつけないようにします。

  1. 1

    時期と材料をそろえる

    植え替えに合わせて5〜7月に行います。2.5〜3号の小鉢、ふた付きの透明容器、水苔かパーライト、清潔なハサミ、手袋を準備します。

  2. 2

    子株を切り離して植える

    株を鉢から抜き、根が数本付いた子株を親株との付け根で切り離します。親株と同じ用土で小鉢に植え、明るい日陰で湿度を保ちます。

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    子芋を水苔に埋める

    根の間から外した球根状の子芋を、軽く絞った水苔に半分ほど埋めて容器に並べます。ふたをして25°C前後の明るい日陰に置きます。

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    換気しながら芽出しを待つ

    1日1回ふたを開けて空気を入れ替え、水苔が乾いてきたら霧吹きで湿らせます。柔らかくなった子芋は取り除き、1〜3か月ほど芽と根が出るのを待ちます。

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    根が伸びたら鉢上げする

    根が2〜3cmに伸びたら、ふたを少しずつ開ける時間を延ばして外気に慣らし、小鉢に植え付けます。最初の葉は小さく銀色も淡いことがあります。

病害虫対策

シルバードラゴンで最も注意したいのはハダニです。ハダニの被害は葉の表に細かい白い点として出ますが、もともと白っぽい銀色の葉では点が背景に溶け込み、気付いたときには広がっていることがあります。見た目に頼らず、週1回は葉を裏返して、葉脈沿いに動く小さな赤や黄色の粒や細い糸がないかを確かめます。予防は葉の裏側への霧吹きと、湿度を60%前後に保つことです。発生したら浴室で葉の両面をぬるめのシャワーで洗い流し、3日おきに2〜3回繰り返します。

葉柄の付け根にはカイガラムシ、新しい葉の巻きの中にはアザミウマが潜むこともあります。洗っても減らないときは、表示に従って殺ダニ剤などを1週間おきに数回散布します。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 5月植え替え・子株の株分け・液肥の開始
  • 6月子芋の芽出し
  • 7月強い日差しを避けて窓から離す
  • 8月葉の裏への霧吹きとハダニの点検
  • 9月肥料の終わり・15°C以上の冬の置き場所の準備

季節ごとの管理

春の管理

休眠明けの株は、株元の塊茎から新芽がのぞくのを確認してから水の量を増やします。液肥の再開は5月からで、2週に1回が目安です。春の日差しは思ったより強いので、冬に窓へ寄せていた鉢はレース越しの位置へ下げます。株分けや鉢替えは5月以降にまとめます。

夏の管理

新しい葉が次々に開く時期です。土が乾いたら週1〜2回たっぷり与え、液肥も続けます。銀色の葉は夏の強い光で焼けやすいので、窓から少し離した明るい日陰に置きます。冷房の風は避け、葉の裏への霧吹きでハダニを防ぎます。

秋の管理

新しい葉の出るペースが落ちてきたら、鉢土が乾くまでの日数に合わせて水の間隔を延ばし、10月は10日に1回ほどにします。液肥は9月で打ち切ります。夏に離していた鉢は、弱まった日差しに合わせて窓側へ戻します。朝晩が18°Cを切り始めたら、冬を過ごす部屋を決めておきます。

冬の管理

暖房の効いた部屋の中央寄りなど、夜も15°Cを下回らない場所で管理します。鉢土が芯まで乾いてからさらに数日おき、水は2〜3週に1回で十分です。肥料は春まで休みます。地上の葉が減っても、株元の塊茎に張りがあれば眠っているだけなので、加湿器で空気の湿り気だけは保ちます。

11月の作業をくわしく知りたいときは観葉植物の冬越しや秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

銀色の葉に茶色や灰色の斑点が出る

原因

強い日差しによる葉焼け。銀色の葉は光に敏感とされ、夏の窓辺や西日に短時間当たっただけでも焼けることがある。

対策

窓から1〜1.5mほど離したレース越しの明るい日陰へ移します。焼けた部分は元に戻りませんが広がりはしないので、葉が十分残っていればそのまま育て、新しい葉で入れ替えます。

銀色の葉がくすんで、ざらついた白いかすれが広がる

原因

ハダニの吸汁。白っぽい葉では被害の白い点が目立ちにくく、乾燥する冬の暖房期や夏の冷房期に気付かないうちに増える。

対策

浴室で葉の両面をぬるめのシャワーで洗い流し、3日おきに2〜3回繰り返します。多い場合は殺ダニ剤を1週間おきに数回散布し、以後は葉の裏への霧吹きと週1回の点検で予防します。

葉が何枚も同時に垂れて黄色くなる

原因

冬の水のやりすぎや、水はけの悪い土、大きすぎる鉢による根と塊茎の傷み。15°Cを下回る寒さが重なると起こりやすい。

対策

水を止めて株を鉢から抜き、黒く柔らかい根や塊茎の傷んだ部分を硬いところまで切り取ります。切り口を1日乾かし、粗い資材を多く混ぜた乾いた用土に植え直して、1週間は水を控えます。

葉柄が細長く伸びて葉が横に倒れ、銀色が緑がかる

原因

光量不足。光を求めて葉柄が伸び、葉の重さを支えられなくなる。暗い場所では葉色もくすみやすいとされる。

対策

窓から1mほどのレース越しの場所へ移し、週1回鉢を90度ずつ回します。倒れた葉は戻りにくいので、次に開く葉で株姿を整えていきます。

冬に葉が減り、地上部がほとんどなくなった

原因

低温や日照不足による休眠。株元の塊茎で冬を越そうとしている状態で、過湿で塊茎が腐った場合も見た目は似ている。

対策

株元を指で押して硬ければ休眠なので、水は月1〜2回土を軽く湿らせる程度にし、15°C以上の場所で春を待ちます。柔らかければ鉢から抜いて、傷んだ部分を確かめます。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

アロカシア・シルバードラゴンの花言葉・風水

花言葉

シルバードラゴン独自の花言葉はなく、アロカシア属の花言葉として「復縁」「仲直り」が紹介されることが多いです。由来ははっきりしませんが、葉が寄り添うように広がる姿にちなむといわれます。銀色に光る葉から、落ち着きや気品を感じる人もいます。

風水・縁起

風水では、上へ向かって伸びる葉は運気を高めるとされ、銀色は金運や落ち着きと結び付けて語られることがあります。シルバードラゴンの銀色の葉は、白や灰色を基調にした部屋にもなじみやすく、リビングや書斎の明るい一角に置かれることが多いです。

アロカシア・シルバードラゴンのよくある質問

Qアロカシア・シルバードラゴンとドラゴンスケールの違いは何ですか?回答を見る
A

どちらもアロカシア・バギンダの品種で、違いは葉の色と模様の濃さです。ドラゴンスケールは銀緑の地に濃い緑の葉脈がくっきり浮き、うろこ状の凹凸が目立ちます。シルバードラゴンは葉全体が白っぽい銀色で、葉脈は淡く、凹凸も浅めです。大きさは草丈30〜60cmほどでほぼ同じ、冬15°C以上・湿度60%以上・乾かし気味の土という育て方も共通です。シルバードラゴンは銀色の葉が強い光で焼けやすいとされるので、置き場所はやや暗めにします。

Qアロカシア・エレーンとシルバードラゴンは同じ植物ですか?回答を見る
A

同じと言い切れる資料は見当たらず、別の名前として扱うのが無難です。「エレーン(Elaine)」は銀色がかった葉のアロカシアの流通名として見かけることがあり、シルバードラゴンに似ているといわれることもありますが、学名上の位置づけははっきりしません。購入するときは、ラベルに Alocasia baginda 'Silver Dragon' と書かれているかを確認するのが確実です。育て方はどちらも、冬15°C以上と乾かし気味の土が基本と考えてよいでしょう。

Qアロカシア・シルバードラゴンの冬越しはどうすればいいですか?回答を見る
A

15°C以上の部屋の内側に置き、水やりを2〜3週に1回に減らします。夜の窓辺は外気で冷え込むので、窓から離した場所へ移します。肥料は与えず、土が中まで乾いてから数日待って水を与えます。暖房で乾燥する部屋では、加湿器や葉の裏への霧吹きで湿度を保ちます。葉が減っても株元の塊茎が硬ければ休眠しているだけのことが多く、5〜6月に気温が上がると新しい芽が出てきます。

Qアロカシア・シルバードラゴンの葉が垂れる・黄色くなるのはなぜですか?回答を見る
A

下葉が1枚ずつ黄色くなるのは、新しい葉との自然な入れ替わりです。葉が3枚以上残っていれば心配はいりません。複数の葉が一度に垂れたり黄色くなったりするときは、まず土を確かめます。土が湿ったまま株元が柔らかいなら根や塊茎の傷みで、水を止めて植え替えが必要です。土が乾いているなら水切れ、葉柄が細く長く伸びて倒れるなら光不足、冬の急な黄変なら15°Cを下回った寒さが疑われます。

Qアロカシア・シルバードラゴンの植え替えの時期と注意点は?回答を見る
A

最低気温が18°Cを超える5〜7月に、1〜2年に1回行います。根鉢は大きく崩さず、古い土を3分の1〜半分ほど落として黒く柔らかい根だけを切ります。鉢は直径3cmほど大きいものまでにして、塊茎の上部が少し見える浅植えにします。植え替え後1〜2週間は普段より暗めの日陰で休ませると、銀色の葉の焼けを防げます。秋や冬に根詰まりに気付いても、翌年の初夏まで待ちます。

Qアロカシア・シルバードラゴンはどうやって増やせますか?回答を見る
A

株元の子株を分けるか、根の間にできる球根状の子芋を芽出しして増やします。適期は5〜7月の植え替えのときです。子株は根の付いたものを切り離して2.5〜3号の小鉢へ植えます。子芋は軽く絞った水苔に半分ほど埋め、ふた付きの透明容器に入れて25°C前後の明るい日陰に置くと、1〜3か月ほどで芽と根が出ることが多いです。葉挿しや茎挿しでは増えません。

Qアロカシア・シルバードラゴンは猫や犬に毒がありますか?回答を見る
A

毒があるので、ペットの届かない場所で育ててください。ほかのサトイモ科と同じく、全草に針状のシュウ酸カルシウムを含み、かじると口の中の痛みや腫れ、よだれ、嘔吐を起こすことがあります。床置きは避け、ペットが入らない部屋や登れない高さの棚で管理し、落ちた葉はすぐに片付けます。切り口の樹液で肌がかぶれることもあるため、植え替えや葉の整理は手袋を着けて行います。口にした様子があれば、早めに動物病院へ相談しましょう。

アロカシアのほかの品種

アロカシア としてまとめている他の品種です。

アロカシアの種類一覧(9種)を写真で比較する

アロカシア・シルバードラゴンに関係するナレッジ

アロカシア・シルバードラゴンの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

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11月の作業と、アロカシア・シルバードラゴンの手入れで迷ったときに役立つページです。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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