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フィロデンドロン・ブラジルの育て方

Philodendron hederaceum 'Brasil'最終更新日:

フィロデンドロン・ブラジルの育て方の要点

水やり
土の表面が乾いたら(春〜秋は週1〜2回)
置き場所
間接光
冬越し
13°C 以上を保つ

Hapot編集部より

フィロデンドロン・ブラジルは、定番のオキシカルジウム(ヒメカズラ)の斑入り品種で、ハート形の葉の中央に黄緑〜黄色の斑が入るのが違いです。つるを伸ばす性質や育て方の基本は同じですが、斑の分だけ明るさを必要とし、暗い場所では緑一色の葉に戻りやすくなります。斑の入り方は葉ごとに異なり、中央の葉脈に沿って黄色い帯が入る葉、筋状に散る葉、ほとんど黄色の葉が1本のつるに混じります。品種名は緑と黄色の配色がブラジル国旗を思わせることに由来するとされます。成長が速く、春から秋にはつるが1年に50cm〜1mほど伸びるので、吊り鉢や棚から垂らすと明るい色がよく映えます。黄色の斑が似たポトスと間違われやすいものの、葉は薄く柔らかく、新芽が鞘に包まれて出る点で見分けられます。レース越しの明るい場所と、緑に戻った芽の早めの切り戻しを守れば、初心者でも斑の美しい姿を保てます。

フィロデンドロン・ブラジルの姿

分類・基本データ

科
サトイモ科
属
フィロデンドロン属 Philodendron
種
フィロデンドロン・ブラジル hederaceum 'Brasil'
別名
ブラジル、フィロデンドロン ブラジル、オキシカルジウム・ブラジル、ヒメカズラ・ブラジル、フィロデンドロン・ヘデラセウム・ブラジル
原産地
中南米の熱帯雨林に広く自生するフィロデンドロン・ヘデラセウム(オキシカルジウム)から、葉に斑が入る変異を選んで殖やした園芸品種です。

フィロデンドロン・ブラジルの育て方の5つのポイント

水やり

土の表面が乾いたら(春〜秋は週1〜2回)

日光

間接光

温度の目安

13-30°C

湿度

50-70%

土

水はけの良い観葉植物用土

フィロデンドロン・ブラジルはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

つるの長さ30cm〜1.5m、葉は長さ7〜12cmほど。3〜5号の吊り鉢や鉢植えでの流通が中心です。

成長の速さ

速い(つるは1年に50cm〜1mほど)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

13-30°C

ケアのポイント

肥料

4〜9月に月1回液肥

成長速度

速い(つるは1年に50cm〜1mほど)

毒性

全草に毒性あり(シュウ酸カルシウム)。ペット・子どもに注意

緑一色の葉が3枚以上続いたら、斑のある葉の上まで切り戻します。放っておくと緑のつるの勢いが強くなります。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い株は、どのつるにも黄色い斑の入った葉が付いていること、節と節の間が詰まって葉が密に重なっていること、葉に張りがあり新芽の鞘が茶色く枯れていないことの3点で見分けます。

避けたいのは、緑一色の葉ばかりのつるが目立つ株と、斑の部分が黄色く透けたり茶色く縮れたりしている株です。前者は暗い売り場で斑が抜けかけた株、後者は水の管理に問題があった株で、どちらも斑のそろった姿に戻すまで時間がかかります。黄色い斑のポトスと並んで売られていることもあるので、葉の薄さと新芽の鞘も確かめて選びます。

置き場所・日当たり

基本はフィロデンドロンと同じで、直射日光を避けた明るい室内に置きます。ブラジルで違うのは、斑を保つために耐陰性を当てにしないことです。照明だけの部屋や窓から離れた棚では、新しい葉の黄色い斑が細くなり、やがて緑一色の葉ばかり出るようになります。目安は東か南の窓から1m前後、レース越しの光が半日以上入る場所です。黄色い斑の部分は強い光にも弱く、夏の直射では斑から先に茶色く焼けます。冬は13°C以上を保ち、夜は冷える窓際から離します。

よくある失敗は、吊り鉢を部屋の奥の天井近くに掛け、光の足りない側のつるが緑に戻ることです。月1回、吊り鉢を半回転させて光の当たる面を変えると、つる全体に斑の入った葉がそろいます。

水やりの詳細

基本はフィロデンドロンと同じく、土の表面が乾いてからたっぷり与えます。ブラジルで気をつけたいのは、斑の黄色い部分が水分の過不足に敏感な点です。土が湿ったままだと、斑の部分から先に黄色く透けたように変色し、乾かしすぎると斑の縁から茶色く縮れます。春から秋は表面が乾いたら鉢底から流れるまで、週1〜2回が目安です。吊り鉢は乾きが早いので、夏は3〜4日おきに土を確認します。冬は土が乾いて2〜3日たってから、暖かい日の昼に控えめに与えます。

よくある失敗は、吊り鉢に上から少しずつ水を足し続けることで、表面だけ湿って根の下まで届かず、つるの先がしおれます。月に1〜2回は鉢を下ろし、バケツの水に5分ほど鉢ごと沈めて、土全体に水を行き渡らせます。

最適な土の作り方

市販の観葉植物用土をそのまま使えますが、パーライトを1〜2割足すと根腐れしにくくなります。自分で配合するなら赤玉土(小粒)5、腐葉土3、パーライト2が目安です。吊り鉢にする場合は軽さを優先し、赤玉土を減らしてココチップやパーライトを3割まで増やします。ブラジルは根が細く、鉢の中が蒸れると斑の葉から傷みが出るため、鉢底石は2cmほど敷き、底穴の大きな鉢を選びます。元肥は緩効性肥料を少量にとどめ、生育期の液肥で補います。

剪定・切り戻し

ブラジルの剪定には、長さをそろえる切り戻しに加えて、斑を保つための切り戻しがあります。緑一色の葉が3枚以上続くつるは、最後に斑の入った葉が付いた節の1cm上で切ります。その節から伸びる芽は斑入りになることが多く、緑の芽を残すより株全体の斑がそろいます。反対に、ほぼ黄色一色の葉ばかり付くつるも、光合成できる部分が少なく弱りやすいため、緑と黄色が半々の葉の上で切ります。適期は5〜9月です。

よくある失敗は、勢いの良い緑のつるを残して斑入りのつるを切ってしまい、1年後に株全体が緑になることです。気づいたら、斑入りの葉が残るつるを挿し木にして、斑のそろった新しい株を作り直します。

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    時期と道具を準備する

    適期は5〜9月です。清潔なハサミと手袋、樹液を拭く布を用意し、つるを台の上に広げて斑の入り方を確かめます。

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    切るつるを見極める

    緑一色の葉が3枚以上続くつると、黄色一色の葉ばかりのつるを選びます。長すぎて形を乱しているつるも候補にします。

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    斑のある葉の上で切る

    緑と黄色が半々の葉が付いた節の1cmほど上で切ります。その節から伸びる芽は斑入りになりやすく、株全体の斑がそろいます。

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    切ったつるを活用する

    切ったつるの斑入りの部分は2〜3節に分けて水挿しにします。緑一色の部分は処分し、樹液の付いたハサミと手を洗います。

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    明るい場所で管理する

    切り戻し後はレース越しの明るい場所に置き、土が乾いてから水を与えます。1〜2か月で新しい芽が伸び、斑の入り方が確かめられます。

植え替え

植え替えは1〜2年に1回、5〜8月が目安です。成長が速く、根もよく張るため、鉢底から根が出る、水がすぐ流れ落ちる、つるの伸びに比べて葉が小さくなってきた、のいずれかが合図です。一回り(直径3cm)大きな鉢に、古い土を3分の1ほど落として植え替えます。つるは新聞紙でゆるくまとめると葉を傷めません。植え替えと同時に、緑に戻ったつるの整理もしておくと、株の負担を一度で済ませられます。

よくある失敗は、大きすぎる吊り鉢に移して土が乾かず、斑の葉が黄色く透けて落ちることです。その場合は水を止めて土を乾かし、元に近い大きさの鉢へ植え直します。植え替え後2週間は明るい日陰で休ませ、肥料は1か月後から始めます。

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    時期と道具をそろえる

    5〜8月の暖かい時期に行います。直径3cm大きい鉢、観葉植物用土、パーライト、鉢底石、新聞紙、手袋、清潔なハサミを用意し、前日は水を控えます。

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    つるをまとめて株を抜く

    つるを新聞紙でゆるく包んでまとめ、鉢の縁を叩いて株を抜きます。つるを引っ張ると節から折れるので、株元を指で支えて抜きます。

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    根と緑のつるを整理する

    古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根を切ります。あわせて緑一色の葉が続くつるを、斑の入った葉の上で切り戻します。

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    元の高さで植え付ける

    鉢底石を2cm敷いて土を入れ、株元の高さを元のまま保って植えます。切ったつるの斑入りの部分は、株元の空いた場所に挿しておきます。

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    日陰で休ませる

    鉢底から流れるまで水を与え、明るい日陰で2週間休ませます。葉水で湿度を補い、肥料は1か月後から再開します。

増やし方

水挿しで簡単に増やせますが、挿し穂は必ず斑の入った葉が付いた部分から取ります。緑一色のつるから取った挿し穂は、根付いても緑の葉しか出さないことが多いためです。適期は5〜8月で、斑入りの葉が2〜3枚付いたつるを2〜3節で切り、下の葉を外して節を水に浸けます。気温25°C前後なら1〜2週間で根が出始め、3〜5cmになったら土に植えます。数本まとめて1鉢に植えると、斑の入った葉の多い、ボリュームのある株になります。

よくある失敗は、水挿しの瓶を暗い棚に置き、新しく出た葉が緑一色になることです。発根中もレース越しの明るい場所に置くと、斑のある葉が出やすくなります。手袋を着けて作業します。

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    時期と道具を準備する

    適期は5〜8月です。清潔なハサミ、水を入れた透明な瓶、手袋を用意します。斑の入った葉が2〜3枚付いた、元気なつるを選びます。

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    斑入りの部分で切り分ける

    斑の入った葉が付く節を2〜3つ含むように、10〜15cmでつるを切ります。緑一色の葉だけのつるは挿し穂に使いません。

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    節を水に浸ける

    水に浸かる部分の葉を付け根から外し、節が浸かる深さで瓶に挿します。レース越しの明るい場所に置き、水は2〜3日おきに替えます。

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    根が伸びたら土に植える

    1〜2週間で根が伸び始め、3〜5cmになったら観葉植物用土に植えます。数本まとめて植えるとボリュームのある株になります。

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    定着するまで管理する

    植え付け後1週間は土を乾かさず、明るい日陰で葉水を続けます。新しい葉が開いたら通常の管理にし、1か月後から液肥を始めます。

病害虫対策

注意する害虫はハダニとアザミウマです。ハダニは暖房で乾いた冬に葉裏で増え、ブラジルでは黄色い斑の部分に白いかすれが出ても気づきにくいため、葉裏を光にかざして細かな点や糸がないか確認します。見つけたらシャワーで葉裏を洗い、葉水を週2〜3回に増やします。アザミウマは新芽に入り込み、葉が開くと銀色の傷や縮れが現れます。被害葉を取り除き、観葉植物用の殺虫剤を1週間おきに2〜3回使います。予防は月1回の葉裏の確認と、乾燥期の葉水です。

よくある失敗は、斑の黄色い部分のかすれを模様の一部と見過ごし、株全体に広がってから気づくことです。被害の多いつるは切って処分し、残りを洗えば、次の葉からきれいに戻ります。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 5月植え替え・緑に戻ったつるの切り戻し
  • 6月斑入りのつるで水挿し
  • 7月直射日光の葉焼け対策
  • 9月伸びたつるの整理・肥料の終了
  • 10月夜は窓際から部屋の内側へ移動

季節ごとの管理

春の管理

気温が15°Cを超えたら水やりを週1〜2回に戻し、4月から液肥を再開します。冬の間に緑に戻ったつるは5月に斑の入った葉の上で切り戻し、切ったつるは斑入りの部分だけを水挿しに使います。新芽は柔らかく、急な直射で焼けやすいので窓辺はレース越しに。

夏の管理

つるが最もよく伸びる時期で、水は土が乾いたら朝にたっぷり、吊り鉢は3〜4日おきに確認します。液肥は月1回続けます。黄色い斑は直射日光ですぐ焼けるので、窓から1m以上離します。エアコンの風が当たる場所では葉が乾くので、葉水を増やします。

秋の管理

水やりの間隔を広げ、液肥は9月で終えます。日差しが弱まるので、斑を保つために置き場所を窓に少し近づけます。最低気温が13°Cを下回る前に、夜は窓際から部屋の内側へ移します。夏に伸びたつるは長さを整えておきます。

冬の管理

水は土が乾いて2〜3日たってから、暖かい日の昼に控えめに与え、肥料は止めます。13°C以上の明るい部屋に置きますが、日照が短いので緑の葉が出やすい時期です。冬に出た緑の葉はすぐに切らず、春の切り戻しで整理します。暖房の乾燥でハダニが増えるので葉水を続けます。

10月の作業をくわしく知りたいときは観葉植物の冬越しや秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

黄色い斑が消えて葉が緑一色になる

原因

光量不足による斑の後退。暗い場所では株が光合成を優先し、緑の面積が多い葉を出すようになる。

対策

レース越しの光が半日以上入る場所へ移し、緑一色の葉が続くつるは斑の入った葉の上で切り戻します。開いた葉の色は変わりませんが、次の葉から斑が戻りやすくなります。

斑の部分が黄色く透けたようになって葉が落ちる

原因

過湿による根の傷み。斑の部分は水分の過不足に敏感で、根が傷むとそこから先に変色する。

対策

水を止めて土を乾かし、受け皿の水を捨てます。土が乾かない大きな鉢なら、元に近い大きさの鉢へ植え直し、傷んだ根を整理します。

つるの先の葉が小さくなり、節の間が間延びする

原因

光不足と肥料切れ。暗い場所では節間が伸び、生育期に肥料がないと新しい葉が小さくなる。

対策

明るい場所へ移し、4〜9月は月1回の液肥を与えます。間延びしたつるは斑の入った葉の上で切り戻し、切ったつるは水挿しにして株元に植え足します。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

フィロデンドロン・ブラジルの花

フィロデンドロン・ブラジルの花:黄緑の斑が中央に入ったハート形の葉が連なるつるの節から、外側が淡い緑で内側がクリーム色の細長い舟形の小さな仏炎苞が開き、白っぽい棒状の肉穂花序を包んでいる
フィロデンドロン・ブラジルの花(イメージ)

フィロデンドロン・ブラジルが家庭の室内で花を咲かせることは、ほとんどないと考えてよいでしょう。元になったオキシカルジウムと同じく、つるを伸ばすことに力を使う種類で、鉢植えでは花を付けるほど株が充実しにくいためです。

楽しみの中心は花ではなく、葉ごとに違う黄色い斑の入り方です。仮に咲いた場合は、つるの節から短い花茎が出て、外側が淡い緑で内側がクリーム色の細長い苞が、白っぽい棒状の花の集まりを包みます。大きさは8cmほどで目立たず、葉の陰に隠れて気づかないこともあります。花が付いた株は十分に充実している証拠なので、育て方は変えずにそのまま見守ってください。

フィロデンドロン・ブラジルの花言葉・風水

花言葉

フィロデンドロンの仲間の花言葉は「壮大な美」「華やかな明るさ」です。緑の地に黄色い斑が明るく入るブラジルの葉は、とくに「華やかな明るさ」の印象に重なります。ハート形の葉が連なってつるを伸ばす姿から、引っ越しや新生活のお祝いに贈る小鉢としても選ばれています。

風水・縁起

風水では、ハート形の葉は人とのつながりを和やかにし、恋愛運や対人運を高めるとされます。黄色は金運を表す色とされるため、黄緑の斑が入るブラジルは金運の植物として西側に置くとよいといわれます。下へ垂れるつるは高ぶった気を落ち着かせるとされ、寝室や仕事机の近くにも向くとされます。

フィロデンドロン・ブラジルのよくある質問

Qブラジルの葉が緑一色になってきました。戻せますか?回答を見る
A

明るい場所に移し、緑のつるを斑の入った葉の上で切り戻せば戻せます。ブラジルの斑は不安定で、光が足りないと株は光合成を優先して緑一色の葉を出すようになり、そのまま伸ばすと緑の部分が株全体に広がります。レース越しの光が半日以上入る場所に移し、緑の葉が3枚以上続くつるは、最後に斑の入った葉が付いた節の1cm上で切ってください。すでに緑になった葉は戻りませんが、次に出る葉から斑が入りやすくなります。

Qフィロデンドロン・ブラジルとポトスはどう見分けますか?回答を見る
A

新芽の出方と、葉の厚みで見分けられます。ブラジルの新芽は薄い鞘に包まれて出て、鞘は葉が開いたあと茶色く乾いて残ります。ポトスには鞘がなく、葉が丸まった状態でつるの先から出ます。葉もブラジルは薄く柔らかいハート形で先が細く伸び、ポトスは厚く硬い卵形です。斑の色が似たグローバルグリーンやゴールデンポトスと並んで売られていることもあるので、購入前に新芽を確かめると確実です。

Qブラジルとオキシカルジウムは育て方が違いますか?回答を見る
A

育て方の基本は同じで、違いは明るさと切り戻しの2点です。オキシカルジウムは照明だけの部屋でも育つほど耐陰性がありますが、ブラジルは暗い場所では斑が抜けるため、レース越しの明るい窓辺が向きます。また、緑に戻ったつるをそのままにしないよう、斑の入った葉の上で切り戻す手入れが加わります。水やり、冬の温度(13°C以上)、植え替えの時期は同じで、水挿しで増やせる手軽さも変わりません。

Q葉がほとんど黄色の葉が出てきました。残してもいいですか?回答を見る
A

1〜2枚なら残して構いませんが、黄色の葉ばかりのつるは弱りやすいので切り戻します。黄色い部分は葉緑素が少なく、光合成をほとんどしないため、つるの先が黄色の葉だけになると、そのつるは自分で育つ力が弱くなります。見た目は明るくきれいでも、やがて小さく縮れたり茶色く傷んだりします。緑と黄色が半々の葉が付いた節の上で切り、その節から出る芽に期待すると、株全体の斑の量がちょうどよく保てます。

フィロデンドロンの品種一覧

フィロデンドロン としてまとめている他の品種です。

フィロデンドロンの種類と選び方を比較する

品種大きさの目安難易度水やり
フィロデンドロン・ブラジル(本記事)つるの長さ30cm〜1.5m、葉は長さ7〜12cmほど。3〜5号の吊り鉢や鉢植えでの流通が中心です。初心者向け土の表面が乾いたら(春〜秋は週1〜2回)
セローム室内の鉢植えで高さ80cm〜1.5m、葉の広がりは横幅1m前後。葉は1枚で長さ30〜60cm。4号の小鉢から10号以上の大鉢まで流通します。初心者向け土の表面が乾いたら(春〜秋は週1〜2回)
フィロデンドロンつる性種はつるの長さ30cm〜2m。直立種のセロームは1m超。3号のハンギングから大鉢まで多彩。初心者向け土の表面が乾いたら(週1-2回)
フィロデンドロン・バーキン高さ30〜60cm程度(大株で90cmほど)。葉の長さは10〜20cm。4〜6号鉢が主な流通サイズです。中級者向け土の表面から2〜3cm乾いたら(週1回前後)

フィロデンドロン・ブラジルを育てる人が次に読んでいるページ

10月の季節の作業と、フィロデンドロン・ブラジルの手入れで迷いやすいところに合わせて選んでいます。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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