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観葉植物初心者向け

フィロデンドロンの育て方

Philodendron hederaceum ほか公開日: 最終更新日:

フィロデンドロンの育て方の要点

水やり
土の表面が乾いたら(週1-2回)
置き場所
間接光
冬越し
13°C 以上を保つ

Hapot編集部より

フィロデンドロンは、ポトスと同じ感覚で育てられるうえに葉の表情が豊かで、初心者から品種集めを楽しむ人まで幅広く向いている観葉植物です。ハート形の葉のオキシカルジウム(ヒメカズラ)を筆頭に、切れ込み葉のセローム、彩りのあるブラジルやピンクプリンセス、バーキンまで、属全体では500種以上といわれる大所帯で、つる性と直立性の両方があります。属名はギリシャ語の「木を愛する」に由来し、原産地では樹木に気根で絡みついて育つため、つる性種はハンギングや棚から垂らす飾り方が絵になります。耐陰性が高く、水挿しで簡単に増え、成長も速い一方で、ポトスより葉質が柔らかく湿度を好む傾向があり、週2〜3回の葉水と13°C以上の冬越しだけは気にかけてください。定番のオキシカルジウムなら3号鉢が数百円台から手に入り、失敗を恐れず始められます。

フィロデンドロンの姿

分類・基本データ

科
サトイモ科
属
フィロデンドロン属 Philodendron
種
フィロデンドロン
別名
オキシカルジウム、ヒメカズラ、フィロデン
原産地
中南米の熱帯雨林原産。樹木に気根で絡みつきながら育つ着生気味のつる植物です。

フィロデンドロンの育て方の5つのポイント

水やり

土の表面が乾いたら(週1-2回)

日光

間接光

温度の目安

13-30°C

湿度

50-70%

土

水はけの良い観葉植物用土

フィロデンドロンはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

つる性種はつるの長さ30cm〜2m。直立種のセロームは1m超。3号のハンギングから大鉢まで多彩。

成長の速さ

速い

温度の目安(耐寒〜耐暑)

13-30°C

ケアのポイント

肥料

春〜秋に月1回液肥

成長速度

速い

毒性

全草に毒性あり(シュウ酸カルシウム)。ペット・子どもに注意

ポトス感覚で育てられる手軽さ。葉水を好む点だけポトスより気にかけて、つるはこまめに切り戻すとこんもり茂ります。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い株は、つるの節間が詰まって葉が密に付いていること、葉に艶があり新芽が動いていること、株元がぐらつかず鉢の中で安定していることの3点で見分けます。

避けたいのは、節間が5cm以上に間延びして葉がまばらな株で、暗い売り場で徒長している可能性があります。葉裏に白いかすれやベタつきがある株もハダニやカイガラムシを持ち込むので避けてください。ピンクプリンセスなどの色物品種は斑の入り方で価格が大きく変わるため、好みの葉柄と株の健康の両方を確認して選びます。

置き場所・日当たり

レースカーテン越しの明るい日陰が定位置です。耐陰性は高く、照明だけの部屋でも枯れることは少ないものの、暗いとつるの節間が5cm以上に間延びし、葉も小さくなります。ブラジルやピンクプリンセスなどの色物品種は模様を保つために、より明るい場所を選んでください。直射日光は柔らかい葉がすぐ焼けるため、南向きの窓では窓から1m以上離すかレースを1枚挟みます。熱帯雨林の林床に近い湿度を好むので、エアコンの吹き出し口の正面は葉先が茶色く傷む原因になり避けたい場所です。冬は13°C以上を保ち、夜間に冷え込む窓際からは部屋の内側へ移します。

よくある失敗は、暗い廊下に置き続けて葉が数枚しか付かない棒のような姿にしてしまうことです。その場合は明るい場所へ移し、間延びした部分を節の上で切り戻すと、1〜2か月で新芽が吹いて葉が戻ります。

水やりの詳細

春から秋は土の表面が乾いたら鉢底から流れるまでたっぷり与え、頻度は週1〜2回が目安です。指を第一関節まで土に入れて乾いていれば与える、と覚えると迷いません。冬は生育が緩むので、土が乾いてからさらに2〜3日待ち、暖かい日の午前中に控えめに与えます。ポトスとの違いは湿度への要求で、湿度が40%を下回る部屋では葉先が乾いて傷みやすくなります。週2〜3回の葉水を習慣にすると葉の艶が保たれ、ハダニ予防と気根の発達にもつながります。

よくある失敗は、葉水と水やりを混同して土が常に湿った状態にし、根腐れで下葉から黄色くなるケースです。その場合は水やりを止めて土を完全に乾かし、黄変した葉を付け根で切り、鉢を明るく風の通る場所に置いて2週間ほど様子を見てください。受け皿にたまった水は毎回捨てます。

最適な土の作り方

赤玉土(小粒)5、腐葉土3、パーライト2の配合が基本で、市販の観葉植物用土もそのまま使えます。ハンギングにするなら、ココチップやパーライトを多めにした軽い配合にすると吊り具への負担が減ります。ピンクプリンセスなどの色物品種では、バーク、パーライト、ココチップを主体にした通気性の高いアロイド用の配合が好まれ、根腐れを起こしにくくなります。鉢底には鉢底石を2〜3cm敷き、元肥として緩効性肥料を少量混ぜておきます。

剪定・切り戻し

つる性種は切り戻しが樹形管理の中心です。伸びすぎたつるを節の1cmほど上で切ると、切り口のすぐ下の節から新芽が出て枝数が増え、こんもりした株になります。適期は5〜9月ですが、15°C以上ある室内なら通年できます。葉が落ちて棒状になった古いつるは株元から10cmほど残して切り、世代交代させます。セロームなどの直立種は、枯れた下葉を付け根から取り除く程度で十分です。

よくある失敗は、秋の終わりに強く切り戻して新芽が出ないまま冬を迎え、そのまま株が弱るケースです。その場合は追加で手を加えず、13°C以上で乾かし気味に管理し、翌春5月に芽が動いてから整えます。樹液にはシュウ酸カルシウムが含まれ、皮膚に付くとかゆみが出ることがあるので、手袋を着けて作業し、切ったつるは水挿しに回しましょう。

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    時期と道具を準備する

    適期は5〜9月です。清潔なハサミ、手袋、樹液を拭く布を用意します。15°C以上の室内なら通年できますが、秋以降の強い切り戻しは避けてください。

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    傷んだ葉と古いつるを除く

    黄色くなった葉は葉柄の付け根で切ります。葉が落ちて棒状になった古いつるは、株元から10cmほど残して切り、世代交代させます。

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    伸びすぎたつるを節の上で切る

    好みの長さの位置で、節の1cmほど上を切ります。切り口のすぐ下の節から新芽が出るので、葉を残したい位置を見ながら切る場所を決めてください。

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    切ったつるを活用して片付ける

    切ったつるは2〜3節ずつに分けて水挿しに回します。樹液が付いたハサミと手は洗い、床に垂れた樹液は拭き取ってください。

  5. 5

    新芽が出るまで管理する

    切り戻し後は明るい日陰に置き、水は土が乾いてから与えます。1〜2か月で新芽が伸びたら通常管理に戻し、肥料も再開します。

植え替え

1〜2年に1回、5〜8月に行います。成長が速く根詰まりしやすいため、鉢底から根が出る、水の染み込みが遅い、水やり後2〜3日で乾く、のいずれかが合図です。一回り(直径で3cm)大きな鉢に、古い土を3分の1ほど落として植え替えます。大きさを保ちたい場合は根鉢を3分の1整理して同じ鉢に戻し、つるも同じ割合で切り戻すと株の負担が釣り合います。植え替え後は明るい日陰で2週間養生し、肥料は1か月後から再開します。

よくある失敗は、大きすぎる鉢に植えて土が乾かず根腐れを起こすことです。葉がしおれて土が湿ったままなら、鉢から抜いて黒く傷んだ根を切り、元のサイズに近い鉢へ新しい土で植え直してください。作業は手袋を着け、樹液が目に入らないよう注意します。

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    時期と道具をそろえる

    5〜8月の暖かい時期に行います。直径3cm大きい鉢、観葉植物用土、パーライト、鉢底石、手袋、清潔なハサミを用意し、前日は水やりを控えて土を乾かしておきます。

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    つるをまとめて株を抜く

    手袋を着け、長いつるは麻ひもで軽く束ねてから、鉢の縁を叩いて株を引き抜きます。抜けにくいときは鉢の側面を押して土を緩め、つるを引っ張らないよう注意します。

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    古い土と傷んだ根を整理する

    根鉢の肩と底の土を3分の1ほど落とし、黒く柔らかい根や枯れた根をハサミで切ります。白く張りのある根と気根はできるだけ残してください。

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    新しい鉢に植え付ける

    鉢底石を2〜3cm敷いて土を入れ、株元の高さを元のまま保って周りに土を詰めます。割り箸で突いて隙間をなくし、鉢の縁から2cmほど水の入る余地を残します。

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    水を与えて日陰で養生する

    鉢底から流れるまでたっぷり水を与え、明るい日陰で2週間休ませます。この間は葉水で湿度を補い、肥料は1か月後から再開してください。

増やし方

水挿しがもっとも簡単です。適期は5〜8月で、気温が25°C前後あると発根が早まります。節を含むつるを2〜3節分切り、下の葉を外して節が水に浸かるようにコップに挿し、水は2〜3日おきに替えます。気根が付いた節を使うと成功率が上がり、1〜2週間で根が伸び始めます。根が3〜5cmになったら土に植え付け、数本まとめて植えると半年ほどでボリュームのある株になります。土に直接挿す挿し木や、つるを土の上に寝かせて節を埋める茎伏せでも増やせます。

よくある失敗は、水挿しで長く育てすぎて根が水に慣れ、土に移した途端にしおれるケースです。根が5cmを超える前に土へ移し、移した後1週間は土を乾かさず明るい日陰で管理すると定着します。高価な色物品種も同じ方法で増やせるので、1株から増やして楽しむ人が多い植物です。手袋を忘れずに。

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    時期と道具を準備する

    適期は5〜8月です。清潔なハサミ、水を入れたコップか小瓶、手袋を用意します。剪定で出たつるを使えば無駄がなく、気根が付いた節を選ぶと発根が早まります。

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    つるを2〜3節で切り分ける

    手袋を着け、節を2〜3つ含むように10〜15cmでつるを切ります。水に浸かる部分の葉は付け根から外し、上部の葉は2〜3枚残します。

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    節が水に浸かるよう挿す

    節と気根が水に浸かる深さでコップに挿し、直射日光の当たらない明るい場所に置きます。水は2〜3日おきに替え、濁ったら早めに交換してください。

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    根が3〜5cmになったら土に植える

    1〜2週間で根が伸び始め、3〜5cmになったら観葉植物用土に植え付けます。数本まとめて植えると、最初からボリュームのある株になります。

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    定着するまで日陰で管理する

    植え付け後1週間は土を乾かさず、明るい日陰で葉水を続けます。新芽が動いたら通常の水やりに切り替え、1か月後から薄めの液肥を始めます。

病害虫対策

注意する害虫はハダニとカイガラムシの2種類です。ハダニは湿度が40%を下回る冬の暖房期に葉裏で増え、葉が白っぽくかすれ、進むと細い糸が張ります。予防は週2〜3回の葉水で、発生したらシャワーで葉裏を洗い流し、多発した場合は殺ダニ剤を1週間おきに2〜3回散布します。カイガラムシは茎や葉の付け根に付く白い綿状や茶色の粒で、葉がベタつくことで気付きます。歯ブラシでこすり落とし、ベタつきは濡れた布で拭き取ってください。湿度を好む一方で蒸れは病気の元なので、湿度は葉水で、空気はサーキュレーターで動かす、と分けて考えるのがコツです。

よくある失敗は、暖房の効いた部屋で葉水を止め、春に葉裏がハダニだらけになるケースです。その場合も葉を洗って加湿を続ければ、次に出る葉は健康に戻ります。月1回、葉の表裏を確認する習慣で早期に対処できます。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 5月植え替え・切り戻し・肥料開始
  • 6月水挿しで増殖
  • 7月つるの誘引・葉水
  • 8月ハダニチェック・シャワー洗い
  • 9月形を整える剪定

季節ごとの管理

春の管理

気温が15°Cを超えたら水やりを週1〜2回に戻し、4〜5月から月1回の液肥を再開します。置き場所はレースカーテン越しの明るい窓辺へ。植え替えと切り戻しは5月以降が適期です。急に強まる日差しで柔らかい新葉が焼けやすいので、直射日光には当てないでください。

夏の管理

成長の最盛期で、土の乾きに合わせて週2回ほど水を与え、葉水も週3回に増やします。肥料は月1回続けますが、35°Cを超える猛暑日は控えめに。エアコンの風が当たると葉先が枯れ込むので、吹き出し口の正面は避け、伸びたつるは節の上で切り戻して形を整えます。

秋の管理

気温の低下に合わせて水やりの間隔を広げ、肥料は9月で終えます。最低気温が13°Cを下回る前に、窓際から部屋の内側へ置き場所を移してください。この時期は夜の冷え込みに気付かず葉が垂れるトラブルが多く、早めの引っ越しが予防になります。

冬の管理

水は土が乾いてから2〜3日後に少量だけ与え、肥料は与えません。置き場所は13°C以上を保てる部屋の内側で、日中はできるだけ明るい場所に。暖房で湿度が40%を下回るとハダニが増え、葉先も傷むため、葉水は週2回ほど続けてください。切り戻しは春まで待ちます。

10月の作業をくわしく知りたいときは観葉植物の冬越しや秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

つるばかり伸びて葉と葉の間が間延びする

原因

光量不足による徒長。暗い場所では節間が5cm以上に伸び、葉も小さくなる。

対策

レースカーテン越しの明るい場所へ移し、間延びした部分は節の上で切り戻します。切ったつるは水挿しで発根させ、親鉢に植え戻すとボリュームが早く回復します。

葉先から茶色く傷む

原因

空気の乾燥。熱帯雨林原産のフィロデンドロンは湿度40%以下の乾いた風に弱い。

対策

エアコンの風の直撃を避け、週2〜3回の葉水を習慣にします。加湿器のある部屋なら理想的です。傷んだ葉先は広がらないので、見た目が気になる場合のみ切り取ります。

下の葉から黄色くなって落ちる

原因

水のやりすぎによる根腐れ。土が常に湿った状態が続くと根が傷む。冬の低温と重なるとさらに進む。

対策

水やりを止めて土を完全に乾かし、黄変した葉は付け根で切ります。13°C以上の明るい場所に置き、土が乾いてから2〜3日後に与える管理に切り替えれば、2〜3週間で新芽が動きます。

新しい葉が小さく、色物品種の斑や色が出ない

原因

光量不足。斑や色の部分は葉緑素が少なく、暗い環境では株が緑の葉を優先して出す。

対策

レースカーテン越しの明るい場所に移し、緑一色の葉が続くつるは斑入りの葉が付く節まで切り戻します。次に出る葉から本来の模様が戻ります。直射日光は葉焼けするので避けてください。

葉が白っぽくかすれて細い糸が付く

原因

ハダニの発生。湿度40%以下の暖房期に葉裏で増える。

対策

シャワーで葉裏を洗い流し、週2〜3回の葉水で湿度を保ちます。多発した場合は殺ダニ剤を1週間おきに2〜3回散布し、月1回は葉裏を確認する習慣をつけてください。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

フィロデンドロンの花

フィロデンドロンの花:フィロデンドロンの花:外側が緑、内側がクリーム色〜赤みを帯びた、長さ15cmほどの厚みのある舟形の仏炎苞が、白〜クリーム色の太い棒状の肉穂花序を包んでいる
フィロデンドロンの花(イメージ)

フィロデンドロンは種類が多く、花の咲きやすさもさまざまですが、オキシカルジウムなどつる性の種類が室内の鉢植えで咲くことはほとんどありません。一方、セロームのような大型で直立性の種類は、暖かい地域の屋外の大株なら夏ごろに咲くことがあります。

花はサトイモ科らしい仏炎苞と肉穂花序の形で、仏炎苞は外側が緑で、内側がクリーム色や赤みを帯びる種類が多いとされます。肉穂花序は白〜クリーム色の太い棒状です。セロームなどでは、開花すると花序が熱を帯び、夜に香りを出して虫を呼ぶことが知られています。家庭で実がなることはまれなので、花が傷んできたら付け根から切り取ります。全草にシュウ酸カルシウムを含むため、手袋をして作業し、ペットや子どもが口にしないよう注意しましょう。

フィロデンドロンの花言葉・風水

花言葉

フィロデンドロンの花言葉は「壮大な美」「華やかな明るさ」です。属名の由来である「木を愛する」という意味に重ね、樹木に寄り添って登っていく姿が愛情の象徴とされました。大きく広がる葉の存在感から、新居祝いや開店祝いの贈り物にも選ばれています。

風水・縁起

ハート形の葉を持つオキシカルジウムは恋愛運や対人運を高めるとされ、下向きに垂れる葉が高ぶった気を鎮めることから、寝室やリビングに向くといわれます。丸みのある葉は風水で「陰の気」を持ち、人が集まる場所を和やかにする役目があるという考え方がその由来です。

フィロデンドロンのよくある質問

Qフィロデンドロンとポトスの見分け方は?回答を見る
A

葉の形、新芽の出方、質感の3点で見分けられます。オキシカルジウムの葉はきれいなハート形で先端が細く伸びるのに対し、ポトスはやや左右非対称の卵形です。新芽は、フィロデンドロンが薄い鞘(カタフィル)に包まれて出るのに対し、ポトスは葉が丸まった状態で出ます。質感はフィロデンドロンがマットで柔らかく、ポトスは厚くて艶があります。育て方はほぼ同じなので、間違えても実害はありません。

Qフィロデンドロン・ピンクプリンセスのピンクが減ってきました。戻せますか?回答を見る
A

明るさを見直せば、次に出る葉から改善できます。ピンクの斑は葉緑素のない不安定な変異で、暗い環境では株が光合成を優先して緑の葉ばかり出すようになります。レースカーテン越しの明るい場所に移し、緑一色の葉が続くつるは斑入りの葉が付く節まで切り戻してください。すでに緑化した葉は戻りませんが、切り戻しで斑入りの芽の展開を促せます。真っピンクの葉は光合成できず株の負担になるため、緑と半々の葉が理想です。

Qセロームもフィロデンドロンの仲間ですか?回答を見る
A

はい、深い切れ込み葉で人気のセロームもフィロデンドロンの仲間として流通しています。近年はタウマトフィルム属に再分類されましたが、店頭ではフィロデンドロン・セロームの名のままです。つる性のオキシカルジウムと違い幹が立ち上がる自立型で、大きく育つと幹に目のような葉痕が現れます。育て方の基本は共通ですが、セロームはより光を好み、葉の広がりが1mを超えることもあるため、置き場所に余裕を持って迎えてください。

Qフィロデンドロンの気根はどうすればいいですか?回答を見る
A

切らずに残すのが基本です。気根は原産地で樹木に張り付き、空気中の湿度を取り込むための根で、株の健康に役立っています。見た目が気になる場合は、支柱やヘゴ棒を立てて気根を絡ませると自然な姿にまとまり、葉も大きくなります。どうしても邪魔なら株元に近い部分で切っても枯れることはありませんが、湿度を好む性質は変わらないので、切った分は葉水を増やして補ってください。水挿しをするときは気根付きの節を選ぶと発根が早まります。

Qフィロデンドロンの葉先だけが茶色く枯れるのはなぜですか?回答を見る
A

多くは空気の乾燥が原因です。フィロデンドロンは湿度50〜70%を好み、暖房やエアコンで湿度が40%を下回ると、葉の縁や先端から水分が失われて茶色く傷みます。エアコンの風の直撃を避け、週2〜3回の葉水か加湿器で湿度を補ってください。土が乾きすぎている場合や、肥料を濃く与えすぎた場合にも同じ症状が出るので、水やりの間隔と肥料の濃さも見直します。傷んだ葉先は元に戻りませんが広がることもないため、気になる部分だけ切り取れば問題ありません。

フィロデンドロンのほかの品種

フィロデンドロン としてまとめている他の品種です。

フィロデンドロンの種類と選び方を比較する

フィロデンドロンに関係するナレッジ

フィロデンドロンの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

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10月の作業と、フィロデンドロンの手入れで迷ったときに役立つページです。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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