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オリヅルランの育て方

Chlorophytum comosum公開日: 最終更新日:

オリヅルランの育て方の要点

水やり
土の表面が乾いたら(乾燥に強い)
置き場所
間接光
冬越し
5°C 以上を保つ

Hapot編集部より

オリヅルランは、乾燥にも寒さにも強く、ランナーの先に付く子株を切って植えるだけで増やせる、初めて植物を増やす体験に最も向いた観葉植物です。しなやかな斑入りの細葉と、垂れ下がるランナーの先に付く子株(折り鶴に見立てた名の由来)が愛らしく、昭和から令和まで愛され続けています。太い多肉質の根に水を蓄えるため多少の水やり忘れは問題なく、0°C近くまで耐えるので関東以西では軒下で越冬する例もあります。半日陰でも育ちますが、白い斑をはっきり出すにはレースカーテン越しの明るさが必要です。無毒とされ、ペットや小さな子どものいる家庭でも安心して置けます。弱点は葉先の枯れ込みで、乾燥した空気や水道水のミネラル蓄積で起こりますが、株の健康には影響が小さく、葉水と月1回のたっぷりの水やりで軽減できます。ハンギングから子株がぶら下がる姿は空間のアクセントになり、子株が出始めたら小鉢を並べて量産する楽しみが待っています。

オリヅルランの姿

分類・基本データ

科
キジカクシ科
属
オリヅルラン属 Chlorophytum
種
オリヅルラン
別名
折鶴蘭、スパイダープランツ、シャムオリヅルラン
原産地
南アフリカ原産。乾季を太い根の貯水で生き抜く強健種です。

オリヅルランの育て方の5つのポイント

水やり

土の表面が乾いたら(乾燥に強い)

日光

間接光

温度の目安

5-30°C(耐寒性は観葉トップクラス)

湿度

40-60%

土

水はけの良い観葉植物用土

オリヅルランはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

葉丈20〜40cm、ランナーは50cm以上垂れる。ハンギング・棚上・寄せ植えに。

成長の速さ

速い

温度の目安(耐寒〜耐暑)

5-30°C(耐寒性は観葉トップクラス)

ケアのポイント

肥料

春〜秋に月1回緩効性肥料

成長速度

速い

毒性

無毒とされ、ペットのいる家庭でも安心(ASPCA無毒リスト掲載)

枯らす方が難しい丈夫さ。太い根に水を蓄えるので乾燥はへっちゃら、子株は垂らして楽しんでから切って増やす二段活用を。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い株は3点で見分けます。葉の白い斑が鮮明で葉先まで緑と白のコントラストがはっきりしていること、株元がぎゅっと詰まって葉が四方に広がっていること、ランナーや花茎が出ていて生育が続いていることです。ランナー付きの株なら購入直後から子株の楽しみがあります。

避けたいのは、斑がぼやけて全体に緑がかった株で、暗い売り場に長く置かれており、新しい葉が出るまで斑は戻りません。もう一つは株元の葉が根元から黄変してぐらつく株で、受け皿の水で根が傷んでいる可能性があります。葉先の枯れが多少あっても、丈夫さゆえすぐ立て直せるので気にしなくて構いません。

置き場所・日当たり

レースカーテン越しの明るい場所が最適です。耐陰性もあり半日陰でも育ちますが、暗いと白斑がぼやけて緑一色に近づき、株の勢いも落ちます。直射日光は葉焼けの原因になるので、夏の南向きや西向きの窓辺ではレースカーテンを引いてください。耐寒性が高く0°C近くまで耐えるため、関東以西では軒下で越冬する例が多く、屋外の寄せ植えやベランダでも活躍します。ただし霜と凍結だけは避けます。ハンギングにするとランナーと子株が枝垂れて本領を発揮しますが、吊るす位置が高いと乾燥が早く、葉先が枯れやすくなります。

よくある失敗は、エアコンの吹き出し口の真下に吊るして、数週間で葉先が次々に茶色くなることです。風の通り道から1m以上離し、週2〜3回の葉水を続ければ、新しい葉から枯れ込みが減ります。

水やりの詳細

太い多肉質の根に水を蓄えるため、乾燥には非常に強い植物です。土の表面が乾いたら鉢底から流れるまでたっぷり与え、頻度は春と秋で週1回、夏は週2回、冬は10日〜2週に1回が目安です。多少の水やり忘れはまったく問題なく、むしろ常に湿った状態が根腐れを招く唯一の敵です。受け皿の水は毎回捨ててください。葉先の枯れ込みが気になる場合は、乾燥と水道水のミネラル蓄積が要因なので、週2〜3回の葉水と、月1回は鉢底から流れるまで多めに与えて塩類を流す水やりで軽減します。

よくある失敗は、ハンギングで乾きが速いからと受け皿に水を溜めっぱなしにし、太い根が黒く腐って葉が根元から黄変することです。その場合は鉢から抜いて黒い根を切り、新しい土に植え直して1週間は水を控えます。白い太根が残っていれば回復します。

最適な土の作り方

市販の観葉植物用土でよく育ちます。自分で配合するなら赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1が目安で、水はけと保水のバランスが取れます。太い根が発達するため深さのある鉢が向いており、根の成長が速く鉢がすぐいっぱいになるので、最初から一回り余裕のある鉢を選ぶと植え替え周期が楽になります。鉢底には鉢底石を2cmほど敷きます。ハンギングは乾きやすいので、素焼き鉢より軽いプラスチック鉢にし、土に腐葉土をやや多めにして保水を高めると葉先の枯れが減ります。元肥は緩効性肥料を規定量混ぜます。

剪定・切り戻し

剪定はほぼ不要で、枯れた葉と葉先の傷みを整える程度です。葉先の枯れは枯れ色に沿って斜めに切ると自然に見え、株元から黄変した葉は付け根から引き抜くか切ります。作業は通年できますが、5〜9月の成長期なら新しい葉がすぐ出てきます。ランナーが増えすぎて株が消耗気味なら、観賞用に数本残して他は根元から切ります。子株を採ったあとのランナーも根元から切って構いません。花茎も同じで、白い小花が終わったら切ります。

よくある失敗は、葉先の枯れが気になって葉を根元から次々に切り、株がスカスカになって回復に数か月かかることです。葉先だけの枯れなら葉は残し、先端を斜めにカットするだけにしてください。作業後は明るい場所に置き、週2〜3回の葉水を続けると新しい葉がきれいに育ちます。

  1. 1

    時期と道具を用意する

    枯れ葉の整理は通年、ランナーの整理は5〜9月が回復が早いです。清潔なハサミと霧吹きを用意し、株全体を見渡せる場所に置きます。

  2. 2

    枯れた葉先を斜めに切る

    葉先だけが茶色く枯れた葉は根元から切らず、枯れ色に沿って斜めに切ります。葉の形に合わせて切ると新しい葉先のように見えます。

  3. 3

    黄変した葉を付け根から取る

    株元から黄色くなった葉は、付け根を持って横に引くと抜けます。抜けない場合はハサミで付け根から切ります。

  4. 4

    余分なランナーと花茎を切る

    子株を採ったあとのランナーや、終わった花茎は根元から切ります。株が消耗気味なら観賞用に数本だけ残して他は整理します。

  5. 5

    明るい場所で葉水を続ける

    作業後はレースカーテン越しの明るい場所に置き、週2〜3回の葉水を続けます。5〜9月なら数週間で新しい葉が中心から出ます。

植え替え

1〜2年に1回、5〜9月に行います。太い根が鉢の中でぎっしり詰まり、鉢が変形する、水が染み込みにくい、鉢底から根が出る、が植え替えのサインです。一回り(直径3cm)大きな鉢へ植え替えるか、株分けでリフレッシュします。鉢から抜いて古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根を切り、太い白い根は少し切り詰めても構いません。元の高さで植え付け、たっぷり水を与えて1〜2週間は明るい日陰で養生し、肥料は1か月後から再開します。根詰まり状態でも簡単には枯れませんが、葉先の枯れと株の停滞が進むため、定期的な植え替えで勢いを保ちます。

よくある失敗は、根がパンパンで抜けない鉢を無理に引っ張り、根元で葉がちぎれることです。プラ鉢なら側面を押して緩め、陶器鉢なら縁に沿って割り箸を差し込んで隙間を作ってから抜いてください。

  1. 1

    時期と道具をそろえる

    5〜9月に行います。直径3cm大きい深めの鉢、観葉植物用土、鉢底石、清潔なハサミ、割り箸を用意し、前日にたっぷり水を与えておきます。

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    鉢を緩めてから株を抜く

    根が詰まって抜けない場合は、プラ鉢なら側面を押し、陶器鉢なら縁に割り箸を差し込んで隙間を作ります。葉を引っ張らず株元を持って抜きます。

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    古い土を落とし根を整理する

    根鉢の古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根を切ります。太い白い根は健康なので、鉢に収まらない分だけ少し切り詰めます。

  4. 4

    元の高さで植え付ける

    鉢底石を2cm敷いて土を入れ、株元が元の高さになるよう据えて隙間に土を詰めます。割り箸で軽く突いて根の間まで土を行き渡らせます。

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    水を与えて1〜2週間養生する

    鉢底から流れるまで水を与え、明るい日陰に1〜2週間置きます。土が乾いたら水を与え、肥料は1か月後から再開します。

増やし方

観葉植物の増やし方の入門に最適で、方法は2つあります。1つ目は子株採りで、ランナーの先の子株の根元に白い根の突起が数本見えたら切り取り、5〜9月に土に植えるか水に浮かべるだけで2〜3週間で発根します。より確実なのは、親に付けたまま子株を小鉢の土にピンで固定し、根付いてからランナーを切る方法です。2つ目は株分けで、植え替え時に根鉢を割って2〜3株に分けます。室内なら通年挑戦できますが、気温15°C以上のほうが早く根付きます。

よくある失敗は、根の突起が出ていない小さな子株を早く切り離し、水に浮かべても発根せずに葉が黄色くなることです。子株は親に付けたまま、根の突起が5mm以上に伸びるまで待ってから切ると失敗がありません。植え付け後1週間は明るい日陰に置き、土が乾いたら水を与えます。

  1. 1

    時期と子株を選んで道具を用意する

    適期は5〜9月です。根元に白い根の突起が5mm以上見える子株を選び、3号鉢、観葉植物用土、清潔なハサミ、U字ピンを用意します。

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    子株を親に付けたまま小鉢に置く

    親につながったまま子株を小鉢の土の上に置き、U字ピンで根元を固定します。土は軽く湿らせ、親株の隣に並べて置きます。

  3. 3

    根付いたらランナーを切る

    2〜3週間して子株を軽く引いても動かなくなったら根付いています。親とつながるランナーを子株の根元近くで切ります。

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    切り離して植える場合は水か土へ

    先に切り離す場合は、子株を水に浮かべるか土に植えます。水なら2〜3日おきに替え、根が2〜3cm伸びたら土に植えます。

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    明るい日陰で新葉を待つ

    植え付け後1週間は明るい日陰に置き、土が乾いたら水を与えます。中心から新しい葉が出たら通常管理に戻し、1か月後から肥料を始めます。

病害虫対策

病害虫は非常に少ない植物です。稀にカイガラムシが葉の付け根に、アブラムシが花茎に付くので、見つけたら歯ブラシで落とすか指でつぶします。乾燥期にはハダニが葉裏に付いて葉が白くかすれることがあり、シャワーで葉裏を洗い流し、週2〜3回の葉水で予防します。葉先の枯れ込みは病気ではなく、乾燥、塩類の蓄積、根詰まりといった環境要因なので、対処は管理の見直しです。

よくある失敗は、葉先の枯れを病気と考えて殺菌剤を何度も散布し、薬害で葉全体に斑点が広がることです。葉先だけの枯れに薬剤は不要で、月1回鉢底から流れるまでたっぷり与えて塩類を流し、葉水を習慣にしてください。屋外管理ではナメクジが子株をかじることがあるので、鉢の下に隠れていないか確認し、見つけたら捕殺します。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 5月植え替え・株分け・液肥開始
  • 6月子株の植え付け第一弾
  • 7月葉水・月1のたっぷり灌水で塩類流し
  • 8月ハンギングの水切れ注意
  • 9月子株量産第二弾・寄せ植え活用

季節ごとの管理

春の管理

成長が始まります。水は土の表面が乾いたら週1回程度、5月から月1回の緩効性肥料を始めます。置き場所はレースカーテン越しの明るい場所で、植え替え、株分け、子株の植え付けは5月からが適期です。冬に傷んだ葉先を整理し、急な日差しで葉焼けしないよう直射日光を避けます。

夏の管理

ランナーと子株が次々に出るハンギングの見頃です。水は週2回、月1回の肥料を続けます。直射日光と西日は葉焼けの原因なのでレースカーテン越しに置き、屋外なら明るい日陰へ。この時期に多いのは高い位置のハンギングの水切れなので、朝に土を確かめてください。

秋の管理

子株の量産の第二期です。水は週1回に戻し、肥料は9月で止めます。寄せ植えの補強や株分けにも向く時期で、10月中に済ませると根が落ち着きます。屋外の株は霜が降りる前に軒下か室内へ移してください。日が短くなって斑がぼやけたら一段明るい場所に移します。

冬の管理

0°C近くまで耐えますが、霜と凍結だけは避けます。水は10日〜2週に1回に減らし、肥料は与えません。室内では暖房の温風が当たらない明るい窓辺に置き、屋外の株は軒下に移します。冬に多いのは暖房の乾燥による葉先の枯れなので、週2〜3回の葉水を続けてください。

10月の作業をくわしく知りたいときは観葉植物の冬越しや秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

鉢が根でパンパンになり水が染み込まない

原因

太い貯水根による根詰まり。オリヅルランの成長力ゆえの定番現象。

対策

5〜9月に一回り大きな鉢へ植え替えるか、株分けでリフレッシュします。根詰まりでも簡単には枯れませんが、葉先枯れと停滞の原因になります。抜けない鉢は側面を押すか縁に割り箸を差し込んで緩めます。

斑がぼやけて緑っぽくなった

原因

光量不足。白斑は明るさで維持されるため、暗い場所では新しい葉から斑が薄くなる。

対策

レースカーテン越しの明るい場所へ移します。新しい葉から斑が戻り、すでに緑化した葉は戻りません。直射日光は葉焼けするので、レース越しか明るい日陰の上限を選んでください。

葉先が茶色く枯れ込む

原因

空気の乾燥(エアコンや暖房の風)、水道水のミネラルや肥料の塩類の蓄積、根詰まりの複合。オリヅルランで最も多い相談。

対策

風の通り道から1m以上離し、週2〜3回の葉水を習慣にします。月1回は鉢底から流れるまでたっぷり与えて塩類を流し、2年以上植え替えていなければ5〜9月に植え替えを。枯れた葉先は斜めに切って整えます。

子株を切り離したのに根が出ず葉が黄色くなる

原因

根の突起が出る前に切り離した、または切り離し後に土を乾かしすぎた。

対策

子株は根元に白い突起が5mm以上出てから切ります。すでに切った子株は水に浮かべて2〜3日おきに水を替え、根が出るまで明るい日陰で待ちます。黄変が進んだ子株は諦め、次は親に付けたまま小鉢に固定する方法で発根させてください。

株元の葉が根元から黄色くなり、株がぐらつく

原因

過湿による太根の腐敗。受け皿の水の溜めっぱなしや、水はけの悪い土で起こる。

対策

鉢から抜いて黒く柔らかい根を切り、新しい水はけの良い土に植え直して1週間は水を控えます。白い太根が残っていれば回復します。以後は受け皿の水を毎回捨て、土の表面が乾いてから与えてください。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

オリヅルランの花

オリヅルランの花:オリヅルラン(中央に白いすじが入る細長い斑入りの葉が噴水状に広がる株)から垂れ下がる細いランナーの途中に、直径1〜2cmの白い6弁の星形の小花が数輪咲き、中心に黄色い葯が目立ち
オリヅルランの花(イメージ)

オリヅルランは、鉢植えでも毎年のように花を見られる、花の咲きやすい観葉植物です。株元から長く伸びるランナー(花茎)の途中や先に、白い小さな花が咲き、その近くに子株ができます。時期は春から夏ごろが多いですが、暖かい室内では季節を問わず咲くこともあります。明るい場所で、鉢に根がよく回った株ほどランナーを出しやすいとされます。

花は直径1〜2cmほどの白い星形で、6枚の花被片の中心に黄色い葯(やく)が目立ちます。一つひとつの花は短命ですが、つぼみが順に開くので、しばらく楽しめます。香りはほとんどありません。受粉すると小さな実ができ、種がとれることもあります。白い小花が終わったら花茎を根元から切るか、子株を育てたい場合はランナーをそのまま残してかまいません。無毒とされ、ペットのいる家庭でも安心です。

オリヅルランの花言葉・風水

花言葉

オリヅルランの花言葉は「集う祝福」「子孫繁栄」です。ランナーの先に子株が次々と連なり、一株から多くの命が広がっていく姿に由来します。子株を分けて贈れることから、家族や仲間の増える祝いの場に添える植物として親しまれています。

風水・縁起

風水では、子株を次々と生む姿が「家族運・子孫繁栄」の象徴とされ、リビングや寝室の縁起物として古くから親しまれています。垂れ下がるランナーが上から下へ気を巡らせると考えられたことから、吊るして飾ると運気が循環するといわれるのが由来です。

オリヅルランのよくある質問

Qオリヅルランの葉先だけがいつも茶色く枯れます。回答を見る
A

オリヅルランの定番症状で、原因は空気の乾燥(エアコンの風)、水道水のミネラルや肥料の塩類の蓄積、根詰まりの複合です。対処は、葉水の習慣化、月1回鉢底から流れるまでのたっぷりの水やりで塩類を洗い流すこと、1〜2年ごとの植え替えの3つです。枯れた葉先は枯れ色に沿って斜めにカットすれば目立ちません。株の健康自体には大きな影響がないため、身だしなみの手入れと捉えて気楽に付き合ってください。

Qオリヅルランの子株はいつ切り離せばいいですか?回答を見る
A

子株の根元に白い突起(根の赤ちゃん)が数本、5mm以上見えたら準備完了のサインです。ランナーごと切り取って土に植えれば、2〜3週間でしっかり根付きます。より確実なのは付けたまま発根させる方法で、親につながったまま子株を小鉢の土に置いてピンで固定し、根付いてからランナーを切ると失敗がほぼありません。水に浮かべて発根させる水栽培スタートも観察が楽しくおすすめです。

Qオリヅルランは猫が食べても大丈夫ですか?回答を見る
A

無毒とされ、ASPCA(米国動物虐待防止協会)の犬猫に無毒な植物リストに掲載されています。ペットが葉をかじっても中毒の心配はほとんどありません。ただし猫は細長い葉を好んでかじる傾向があり、大量に食べれば吐くことがあるので、葉がぼろぼろになるのが気になるなら吊り鉢や棚の上に置いてください。ペットのいる家庭で安心して置ける観葉植物を探しているなら、オリヅルランは第一候補になります。

Qオリヅルランの斑が消えて緑一色になってきました。回答を見る
A

光量不足です。白い斑は明るさで維持されるため、暗い場所に長く置くと新しく出る葉から斑がぼやけて緑に近づきます。レースカーテン越しの明るい場所に移すと、次に出る葉から斑が戻ります。すでに緑化した葉は戻りません。直射日光は葉焼けの原因になるので、レース越しか明るい日陰の上限を選んでください。稀に、斑のない緑一色の子株が出ることがありますが、これは先祖返りという現象で、そのまま緑葉の株として育てて構いません。

Qオリヅルランは屋外で冬越しできますか?回答を見る
A

関東以西の温暖地なら、軒下で冬越しできる例が多くあります。耐寒性は0°C近くまであり、観葉植物の中では最も寒さに強い部類です。ただし霜に当たると葉が傷み、凍結すると根まで傷むので、霜の当たらない軒下か壁際に移し、寒波の予報が出たら室内に取り込んでください。葉が傷んでも太い根が生きていれば春に芽吹きます。寒冷地では室内の明るい窓辺で管理し、水は10日〜2週に1回に減らします。

オリヅルランに関係するナレッジ

オリヅルランの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

オリヅルランを育てる人が次に読んでいるページ

10月の作業と、オリヅルランの手入れで迷ったときに役立つページです。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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