苗・株の選び方
斑のバランスが良く、白と緑がマーブル状に混ざった葉が多い株を選びましょう。真っ白な葉ばかりの株は美しい反面、光合成できる面積が少なく体力がないため、緑がほどよく入った株の方が長く育てやすいです。
Hapot編集部より
ポトス・マーブルクイーンは、緑の葉に白のマーブル模様(大理石柄)が全体に散る、ポトスの中で最もエレガントな印象の斑入り品種です。白の面積が広い株は遠目には白い植物に見えるほどで、シンプルなインテリアや北欧系の部屋との相性は抜群。基本の性質は丈夫なポトスそのものですが、白い部分は葉緑素を持たないため、緑一色のゴールデンポトスに比べると成長はゆっくりで、光量への要求はやや高めです。「明るい場所に置くほど白が冴える」のがこの品種の鉄則。美しい斑を保つ管理のコツさえ押さえれば、初心者でも十分育てられます。
水やり
土が乾いたら(週1回程度)
日光
間接光
適温
10-30°C
湿度
40-60%
土
一般的な観葉植物用土
肥料
春〜秋に2週間に1回液肥
成長速度
中(緑葉品種よりゆっくり)
毒性
ペットに有毒
斑のバランスが良く、白と緑がマーブル状に混ざった葉が多い株を選びましょう。真っ白な葉ばかりの株は美しい反面、光合成できる面積が少なく体力がないため、緑がほどよく入った株の方が長く育てやすいです。
レースカーテン越しの明るい窓辺が定位置です。マーブルクイーンの命である白いマーブル斑は、光量が足りないとどんどん減っていき、暗い場所では数か月で普通の緑ポトスのような姿になってしまいます。「普通のポトスより一段明るい場所」と覚えてください。一方で白い部分は葉緑素がなく組織が弱いため、直射日光では真っ先に葉焼けします。理想は東向きの窓辺か、南向きなら窓から1〜2m離した位置。冬は10°C以上を保ち、窓際の夜間冷気から白い葉を守りましょう。
土の表面が乾いたらたっぷり、が基本です。ただし白い面積が大きい株は光合成量が少なく水の消費もゆっくりなので、緑葉のポトスと同じペースで与えると過湿になりがち。「乾いたのを確認して、さらに1日待つ」くらいがちょうど良いバランスです。頻度の目安は春秋で週1回、夏は週2回、冬は2週に1回。葉のハリがなくなったら水切れのサインで、与えれば半日で回復します。乾燥期は葉水で湿度を補うと、白い部分の傷み予防になります。
市販の観葉植物用土にパーライトを1〜2割足した、やや排水寄りの配合が適します。白斑の多い株は根の張りも穏やかで過湿に敏感なため、水はけを優先しましょう。こだわるなら赤玉土6:腐葉土2:パーライト2。ハイドロカルチャーでも育てられ、虫が出にくく清潔なのでキッチンや洗面所のグリーンにも向きます。
剪定はそのまま「斑の管理」です。①伸びすぎたつるは好みの位置でカット(切り口下の節から新芽が出ます)、②緑一色の葉が出たつるを見つけたら、マーブル模様の葉が付く位置まで切り戻す、の2本立てで管理します。②を怠ると光合成効率の高い緑葉がどんどん優勢になり、株全体が先祖返りしていきます。適期は5〜9月ですが室内なら通年OK。切った斑入りのつるは水挿しで増殖用に、緑のつるは観賞用の水栽培にと使い分けましょう。
1〜2年に1回、5〜8月に。水の染み込みが遅くなったら根詰まりのサインです。一回り大きな鉢に植え替えるか、サイズ維持なら根鉢を1/3整理して同じ鉢へ。植え替え直後は根が弱っているため、2週間は直射日光を避けた明るい場所で養生し、肥料は1か月後から再開します。斑入り品種は体力が控えめなので、真夏の酷暑期の植え替えは避けたほうが無難です。
水挿しで簡単に増やせます。斑のバランスが良いつるを2〜3節で切り、下葉を外して水に挿すと1〜2週間で発根。真っ白すぎるつるは発根が遅く枯れやすいため、緑がほどよく入った枝を選ぶのが成功のコツです。発根後は数本まとめて植えるとボリューム株に。適期は5〜9月。増やした株から特に斑の美しいものを選抜していくと、自分好みのマーブル柄の株を育てられます。
丈夫で病害虫は少なめですが、カイガラムシとハダニには注意を。特に白い斑の部分は害虫の吸汁痕や傷みが目立ちやすいため、被害が景観に直結します。ハダニは乾燥期に葉裏へ発生するので葉水で予防、カイガラムシは見つけ次第ブラシで除去します。葉が密に茂ったら間引き剪定で風通しを確保。白い葉は蒸れによる傷みも出やすいので、「風の通る明るい場所」を保つことがすべての予防になります。
成長開始。肥料を再開し、緑葉の切り戻しで斑のバランスを整える。
レース越しの明るい場所で。水切れと葉焼けに注意。
肥料を減らし、10°Cを下回る前に室内の暖かい場所へ。
乾かし気味に管理。白い葉は寒さの傷みが出やすいので窓際の冷気に注意。
原因
光量不足。斑の白い部分は葉緑素がなく光合成できないため、暗い環境では株が生き残るために緑の面積を増やそうとする。
対策
レースカーテン越しの明るい窓辺へ移動を。すでに緑化した葉は戻らないので、緑一色の葉やツルが出たら早めに切り取ると、斑入りの性質を維持しやすくなります。
原因
斑の部分は組織が弱く、直射日光・乾燥・寒さのダメージが緑の部分より先に出る。
対策
直射日光を避け、冬は10°C以上を確保。乾燥期は葉水で湿度を補います。傷んだ部分は広がらないため、気になる場合のみカットを。
白×緑の明るい葉は「浄化」と「調和」の気を持つとされ、空間の印象を軽やかにします。恋愛運・人間関係運を高めたい寝室やリビングに向くといわれます。
①明るい場所に置く、②緑一色の葉・ツルが出たら早めに切る、の2つです。斑入りは遺伝的に不安定で、暗い環境では生存に有利な緑の葉が優勢になっていきます。逆に明るい場所で緑葉を取り除き続ければ、白の多い美しい株姿を長く保てます。
基本の育て方は同じで、初心者でも育てられます。違いは2点だけ:やや明るい場所が必要なことと、成長がゆっくりなこと。白い部分は光合成ができないため、株の体力が緑葉品種より少なめです。その分、水や肥料のやりすぎには少し敏感なので「控えめ管理」を心がけてください。
見た目は美しいですが、真っ白な葉は光合成が全くできず株の負担になります。数枚なら楽しんでも問題ありませんが、白一色のツルが伸び続けるようなら、マーブル模様の葉が付いている位置まで切り戻すのがおすすめです。切ったツルは水挿しにして観賞用に楽しめます。
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