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ハナキリンの育て方

Euphorbia milii(ユーフォルビア・ミリー)とその交配種最終更新日:

Hapot編集部より

ハナキリンは、トゲの多い茎の先に、赤やピンク、黄色の小さな花を春から秋まで長く咲かせる、丈夫な多肉性の花木です。マダガスカル原産のユーフォルビアの仲間で、花びらのように見える色の付いた部分は苞と呼ばれる葉の変化したものです。日当たりと暖かさを好み、乾燥にも強いため、水やりを忘れがちな人でも育てやすい植物です。暖かい室内の日なたに置けば、冬も花を付け続けることがあります。気を付けたいのは2点で、ひとつは茎に生える鋭いトゲ、もうひとつは茎や葉を傷つけると出る白い樹液です。樹液は皮膚や目を刺激する有毒な成分を含むので、作業は必ず手袋を着けて行います。寒さには比較的強く、乾かし気味にすれば5°C前後まで耐えるとされますが、冬は10°C以上あると葉を落とさずに過ごせます。鉢植えで高さ30cm〜1mほどになり、トゲのある茎がくねる独特の姿は、寄せ植えや生け垣のように仕立てる楽しみもあります。

ハナキリンの姿

分類・基本データ

科
トウダイグサ科
属
ユーフォルビア属(トウダイグサ属)Euphorbia
種
ハナキリン
別名
花麒麟、ユーフォルビア・ミリー、ユーフォルビア・ミリ、クラウン・オブ・ソーンズ、クラウンオブソーンズ、ハナキリン・ミリー
原産地
マダガスカル原産のトウダイグサ科ユーフォルビア属の多肉性低木です。乾いた岩場などに自生し、花色や花の大きさの違う多くの交配種が作られています。タイなどで改良された大輪系も流通しています。

ハナキリンの育て方の5つのポイント

水やり

4〜10月は土の表面が乾いたらたっぷり。冬は土の中まで乾いてから、暖かい日の午前に少量(2〜3週間に1回程度)

日光

直射日光

温度の目安

10-35°C(冬は10°C以上が安心。乾かしておけば5°C前後まで耐えるとされる)

湿度

30-60%

土

水はけの良い多肉植物用土か、草花用培養土に軽石を混ぜた土

ハナキリンはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

鉢植えでは高さ30cm〜1mほど。茎は太さ1cm前後で、鋭いトゲが並びます。流通は3.5〜6号鉢が中心で、小型のミニ系から、大きな苞を持つ大輪系まであります。

成長の速さ

やや遅い(年に5〜15cmほど伸びる)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

10-35°C(冬は10°C以上が安心。乾かしておけば5°C前後まで耐えるとされる)

ケアのポイント

肥料

4〜10月に薄めた液肥を2週間に1回、または春と秋に緩効性肥料を少量

成長速度

やや遅い(年に5〜15cmほど伸びる)

毒性

白い樹液に皮膚や目、口の粘膜を刺激する成分を含み有毒。ASPCA(米国動物虐待防止協会)でも犬と猫に有毒とされ、口にすると嘔吐や下痢、口の炎症が起こることがある。茎には鋭いトゲもあるので、子どもやペットの手の届かない場所に置き、作業は手袋を着けて行う

よく日に当て、土が乾いてから水を与えるのが基本です。トゲと有毒な樹液があるので、剪定や植え替えでは必ず厚手の手袋を着けます。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い株は、茎が太く締まっていて、先端まで葉がしっかり付いていること、苞の色が鮮やかで蕾も控えていること、株元がぐらつかないことの3点で見分けます。花色は赤、ピンク、黄色、白などがあり、大輪系は花が見事な一方で寒さにやや弱い傾向があるので、初めてなら小〜中輪の一般的な品種が育てやすいです。

避けたいのは、茎の下のほうの葉がほとんど落ちて、茎だけがひょろりと伸びた株です。暗い場所に長く置かれて弱っている可能性があります。茎の根元が黒ずんで柔らかい株も、根腐れが疑われるので選ばないようにします。

置き場所・日当たり

一年を通して、できるだけ日当たりの良い場所に置くのが花を咲かせる一番の近道です。日照が足りないと茎が細く伸び、苞の色が薄くなって花数が減ります。春から秋は屋外の日なたでもよく育ち、真夏の直射日光にも強い植物ですが、室内から急に出すと葉焼けするので、1週間ほど半日陰で慣らしてから移します。長雨に当て続けると根が傷むので、梅雨は軒下へ移します。最低気温が10°Cを下回る前に室内の日当たりの良い窓辺へ取り込みます。冬の夜は窓際が冷え込むので、部屋の内側へ少し離します。

よくある失敗は、暗い室内の棚に飾り続けて、葉が落ちて花も咲かなくなることです。明るい窓辺に移せば、新しい葉と花が戻ってきます。

水やりの詳細

生育期の4〜10月は、土の表面が乾いたら鉢底から流れるまでたっぷり与えます。多肉性の植物ですが、サボテンほど乾燥を好むわけではなく、夏に長く水を切ると葉が黄色くなって落ちます。真夏は2〜3日に1回、春と秋は週1回前後が目安です。気温が下がる秋からは間隔を広げ、冬は土の中まで乾いてから、暖かい日の午前中に少量だけ与えます。10°Cを下回る場所で冬越しさせる場合は、ほぼ断水して休ませます。

よくある失敗は、寒い時期に夏と同じ頻度で水を与え続けることです。根が傷んで茎の根元が黒く柔らかくなるので、冬は乾かし気味を守ります。

最適な土の作り方

市販の多肉植物用土か、草花用培養土に軽石小粒を3割ほど混ぜた土が使いやすいです。自分で配合するなら、赤玉土小粒5、軽石小粒3、腐葉土2が目安です。鉢底には鉢底石を2cmほど敷き、水はけを確保します。鉢は通気性の良い素焼き鉢が根腐れを防ぎやすく、プラスチック鉢を使う場合は水やりの間隔をやや長めにします。元肥として緩効性肥料を少量混ぜると、植え替え後の花付きが安定します。水もちの良すぎる土は、冬の過湿で根を傷める原因になります。

剪定・切り戻し

ハナキリンは枝先に花を付けるので、剪定で枝数を増やすと花数も増えます。適期は生育が盛んな5〜7月です。伸びすぎた枝や混み合った枝を、好みの高さで切り戻すと、切り口の下から新しい枝が2〜3本出てきます。切り口からは白い樹液が出るので、ぬるま湯を含ませた布で軽く押さえて止め、雨の当たらない場所で乾かします。株全体の形を整えたい場合も、一度に切るのは全体の3分の1程度までにします。

よくある失敗は、素手で枝をつかみ、トゲと樹液の両方で手を傷めることです。厚手の革手袋かゴム手袋を重ねて着け、作業後は道具も洗います。

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    時期と道具を用意する

    生育が盛んな5〜7月の晴れた日に行います。清潔なハサミ、厚手の手袋、ぬるま湯を含ませた布を用意します。

  2. 2

    切る枝を決める

    伸びすぎた枝、混み合った枝、内側に向かう枝を選びます。一度に切るのは株全体の3分の1程度までにします。

  3. 3

    手袋を着けて切る

    トゲに注意しながら、好みの高さで枝を切ります。切り口の下から新しい枝が2〜3本分かれて伸びます。

  4. 4

    樹液を止めて乾かす

    切り口から出る白い樹液を布で押さえて止め、雨の当たらない場所で乾かします。肌に付いたらすぐに洗い流します。

  5. 5

    日なたで新芽を待つ

    剪定後は日なたで管理し、土が乾いたら水を与えます。新しく伸びた枝の先に、夏から秋にかけて花が付きます。

植え替え

植え替えは2年に1回を目安に、気温が上がる5〜6月に行います。鉢底から根が出ている、水が染み込みにくい、株が鉢に対して大きくなりすぎたといった様子が合図です。数日前から水を控えて土を乾かし、新聞紙を巻いて茎を包むとトゲが手に当たらず作業しやすくなります。鉢から抜いたら古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根を切って、一回り大きな鉢に植え付けます。水やりは植え付けから3〜4日あけて始めます。

よくある失敗は、冬に植え替えて根が動かず、株を弱らせることです。最低気温が15°Cを超えてから作業し、植え替え直後は直射日光を避けて明るい日陰で1週間休ませます。

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    時期と道具をそろえる

    最低気温が15°Cを超える5〜6月に行います。一回り大きな鉢、多肉植物用土、鉢底石、厚手の手袋、新聞紙を用意し、数日前から水を控えます。

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    茎を包んで株を抜く

    新聞紙を茎に巻いてトゲを包み、手袋を着けて鉢の縁を叩き、根鉢ごと抜きます。茎を強く握らず、根元を支えます。

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    古い土と傷んだ根を整理する

    古い土を3分の1ほど落とし、黒く傷んだ根を清潔なハサミで切ります。樹液が出たら布で押さえて止めます。

  4. 4

    新しい土で植え付ける

    鉢底石を2cmほど敷き、新しい用土で元と同じ深さに植えます。割り箸で土を突いて、根の間にすき間が残らないようにします。

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    数日あけて水を与える

    植え付け後は明るい日陰に置き、3〜4日たってから鉢底から流れるまで水を与えます。1週間ほどで日なたへ戻します。

増やし方

挿し木で簡単に増やせます。適期は5〜7月で、元気な枝の先端を8〜10cmに切り、切り口から出る白い樹液を水で洗い流します。切り口を日陰で3〜5日しっかり乾かしてから挿すと、腐らずに根が出ます。乾いた挿し木用土か多肉植物用土に2〜3cm挿し、明るい日陰に置いて、1週間ほどしてから少しずつ水を与えます。20〜25°Cあれば3〜4週間で根が出始め、新しい葉が動けば根付いた合図です。剪定で切った枝も挿し穂に使えます。

よくある失敗は、切ってすぐに湿った土へ挿して切り口から腐らせることです。乾かす時間を必ずとり、挿したばかりの時期は水を控えめにします。

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    時期と道具を用意する

    適期は5〜7月です。清潔なハサミ、厚手の手袋、乾いた挿し木用土か多肉植物用土、小鉢を用意します。

  2. 2

    挿し穂を切る

    手袋を着け、元気な枝の先端を8〜10cmに切ります。下のほうの葉を2〜3枚取り除き、挿す部分を作ります。

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    樹液を洗って乾かす

    切り口から出る白い樹液を水で洗い流し、日陰で3〜5日乾かします。切り口が乾いて固まるまで待ちます。

  4. 4

    乾いた土に挿す

    乾いた用土に挿し穂を2〜3cm挿し、明るい日陰に置きます。水は1週間ほどあけてから、少しずつ与えます。

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    根付いたら日なたへ

    3〜4週間で根が出て新しい葉が動き始めたら、少しずつ日なたへ移し、通常の水やりと液肥に切り替えます。

病害虫対策

病害虫は比較的少ない植物ですが、風通しの悪い場所ではカイガラムシとコナカイガラムシが付きやすくなります。茎のくぼみやトゲの付け根に白い綿のようなものが付いていたら、柔らかい歯ブラシや綿棒でこすり落とし、数が多ければ適用のある殺虫剤を使います。乾燥した室内ではハダニが葉裏に付くことがあり、葉がかすれたように白っぽくなったら葉裏に水をかけて洗い流します。病気では、過湿による根腐れが最も深刻です。

よくある失敗は、葉が落ちたのを病気と思い込んで薬を使うことです。多くは日照不足、寒さ、水切れなど環境が原因なので、置き場所と水やりを先に見直します。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 4月水やりを増やす・液肥を再開
  • 5月屋外の日なたへ・植え替え・剪定
  • 6月挿し木・梅雨は軒下へ
  • 7月剪定・カイガラムシの確認
  • 8月水切れに注意・液肥
  • 9月水やりの間隔を広げ始める
  • 10月肥料を止める・室内の窓辺へ取り込む

季節ごとの管理

春の管理

気温が上がり、花が増え始める季節です。最低気温が15°Cを超えたら屋外の日なたへ移し、1週間ほどは半日陰で慣らします。水は土が乾いたらたっぷり与え、液肥を再開します。5〜6月は植え替えと剪定、挿し木の適期です。

夏の管理

最もよく育つ時期で、日なたで土が乾いたらたっぷり水を与え、液肥を2週間に1回続けます。真夏も直射日光に耐えますが、鉢が熱くなりすぎないよう台に乗せます。梅雨の長雨は軒下でしのぎ、カイガラムシやハダニを確認します。

秋の管理

秋も花が続くので、日当たりの良い場所で管理します。水やりの間隔は少しずつ広げ、肥料は10月で終えます。最低気温が10°Cを下回る前に、室内の日当たりの良い窓辺へ取り込みます。取り込む前に茎や葉に虫が付いていないか確認します。

冬の管理

10°C以上の明るい窓辺に置き、土の中まで乾いてから少量の水を与えます。冬は肥料を与えません。暖かい部屋なら冬も花を付けることがあります。夜に冷え込む窓際からは離し、暖房の風が直接当たる場所も避けます。

よくあるトラブルと対策

葉が黄色くなって次々に落ちる

原因

日照不足、冬の寒さ(10°C以下)、水切れ、急な置き場所の変化のいずれか。ハナキリンは環境が合わないと葉を落として身を守る。

対策

茎が硬く緑色なら生きています。明るく暖かい窓辺へ移し、土が乾いてから水を与えるリズムに戻すと、春から新しい葉が出てきます。

「葉が黄色くなる」の原因の見分け方と対処を詳しく

茎の根元が黒く柔らかくなる

原因

寒い時期や梅雨の過湿による根腐れ。水はけの悪い土や、受け皿にたまった水も原因になる。

対策

水を止めて鉢から抜き、手袋を着けて傷んだ根と茎を切り取ります。株全体が傷んでいる場合は、元気な枝を挿し木にして株を残します。

「根腐れ・株元が腐る」の原因の見分け方と対処を詳しく

花が咲かない、苞の色が薄い

原因

日照不足が主な原因。暗い場所では茎が伸びるばかりで花芽が付きにくく、苞の色もくすむ。

対策

春から秋は屋外の日なたか最も明るい窓辺に置き、生育期に液肥を2週間に1回与えます。5〜7月に剪定して枝数を増やすと花数も増えます。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

茎のくぼみに白い綿のようなものが付く

原因

コナカイガラムシの寄生。風通しの悪い室内で増えやすく、茎の汁を吸って株を弱らせる。

対策

柔らかい歯ブラシや綿棒でこすり落とし、数が多い場合は適用のある殺虫剤を使います。作業は樹液に触れないよう手袋を着けて行います。

「虫がついた」の原因の見分け方と対処を詳しく

茎がひょろひょろ伸びて間延びする

原因

光が足りない場所で長く育てたことによる徒長。節の間が長くなり、葉が少なくなる。

対策

日当たりの良い場所へ移し、5〜7月に伸びた枝を好みの高さで切り戻します。切った枝は挿し木にして、締まった新しい株を作れます。

「徒長・間延びする」の原因の見分け方と対処を詳しく

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ハナキリンの花

ハナキリンの花
ハナキリンの花(イメージ)

ハナキリンの花は、花びらのように見える2枚の苞が、中心の小さな花の集まりを包むつくりです。この色の付いた苞は直径1〜2cmほどで、赤やピンク、黄色、白などがあり、枝先に数個ずつ房になって付きます。本当の花は苞の中心にある小さな黄緑色の部分で、ユーフォルビアの仲間に共通する杯状花序と呼ばれる形です。日当たりの良い場所では春から秋まで次々に咲き、暖かい室内なら冬も咲き続けることがあります。

咲き終わった苞は自然に落ちるので、花がらは拾う程度で構いません。花を摘むときも茎から白い樹液が出ることがあるので、手袋を着けて作業します。

ハナキリンの花言葉・風水

花言葉

ハナキリンの花言葉として、「独立」「自立」などが紹介されることがあります。鋭いトゲに守られながら、乾いた土地でも次々と花を咲かせるたくましい姿に由来するといわれます。花期が長く手間も少ないことから、新生活を始める人への贈り物に選ばれることもありますが、トゲと樹液に注意が必要なことも添えて贈ると安心です。

風水・縁起

風水では、トゲのある植物は悪い気を寄せ付けない魔除けの役割を持つとされ、玄関や窓辺など、外からの気が入る場所に置くとよいといわれます。赤やピンクの花は活力や人間関係の運気を高めるともいわれます。トゲが通り道に当たらないよう、人の動線から少し離して置きます。

ハナキリンのよくある質問

Qハナキリンの白い樹液は危険ですか?回答を見る
A

はい、皮膚や目を刺激する成分を含むので、触れないように注意が必要です。ハナキリンはユーフォルビアの仲間で、茎や葉を傷つけると白い樹液が出ます。肌に付くとかぶれたり、目に入ると強い痛みや炎症を起こしたりすることがあります。剪定や植え替えではゴム手袋を着け、樹液が付いたらすぐ石けんと流水で洗い流します。目に入った場合はよく洗ってから眼科を受診してください。犬や猫が口にすると嘔吐などを起こすことがあるので、届かない場所に置きます。

Qハナキリンの葉が落ちてしまいました。枯れたのでしょうか?回答を見る
A

茎が硬く緑色を保っていれば、枯れてはいません。ハナキリンは日照不足、寒さ、水切れ、急な環境の変化があると葉を落として身を守ります。冬に10°Cを下回る場所に置いたり、暗い室内へ移したりした後によく起こります。明るく暖かい窓辺に置き、土が乾いてから水を与えるリズムに戻すと、春から新しい葉が出てきます。茎の根元が黒く柔らかくなっている場合は根腐れなので、傷んだ部分を除いて元気な枝を挿し木にします。

Qハナキリンの花が咲かないのはなぜですか?回答を見る
A

多くは日照不足が原因です。ハナキリンは日によく当てるほど花付きが良くなる植物で、暗い場所では茎が伸びるばかりで花が付きません。春から秋は屋外の日なたか、室内でも最も明るい窓辺に置きます。生育期に液肥を2週間に1回与え、5〜7月に剪定して枝数を増やすと花数も増えます。冬に寒い場所で葉を落とした株は、春に暖かくなって新しい枝が伸びると、その先に花を付けます。

Qハナキリンは冬越しできますか?回答を見る
A

10°C以上の明るい室内なら、葉を付けたまま冬越しでき、花が咲き続けることもあります。寒さには比較的強く、土を乾かし気味にすれば5°C前後まで耐えるとされますが、その場合は葉を落として休眠に近い状態になります。冬は日当たりの良い窓辺に置き、夜は窓から少し離します。水は土の中まで乾いてから、暖かい日の午前中に少量だけ与え、肥料は与えません。霜に当たると茎が傷むので、屋外での冬越しは避けます。

Qハナキリンを挿し木で増やすコツは?回答を見る
A

切り口の樹液を洗い流し、数日しっかり乾かしてから挿すことです。5〜7月に元気な枝の先端を8〜10cmに切り、手袋を着けたまま切り口の白い樹液を水で洗います。日陰で3〜5日乾かして切り口が固まったら、乾いた挿し木用土か多肉植物用土に挿します。水は1週間ほどあけてから少しずつ与え、明るい日陰で管理すると3〜4週間で根が出ます。湿った土にすぐ挿すと切り口から腐りやすいので注意します。

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この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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