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ロウバイの育て方

Chimonanthus praecox最終更新日:

ロウバイの育て方の要点

水やり
庭植えは根付けば雨任せ。鉢は表面が乾いたら
置き場所
直射日光
冬越し
-10°C 以上を保つ

Hapot編集部より

ロウバイ(蝋梅)は、寒さに強く病害虫も少ないので、冬の庭に花と香りがほしい人なら初心者でも育てやすい落葉低木です。12月から2月、葉の落ちた枝に、ろう細工のような半透明でつやのある黄色い花を下向きに咲かせ、離れていても分かるほど甘く澄んだ香りを漂わせます。名前に梅と付きますが、バラ科のウメとは別のロウバイ科の木で、中国から江戸時代に伝わりました。よく出回るのは、花の中心まで黄色いソシンロウバイや、丸い大輪のマンゲツロウバイで、原種のロウバイは中心が暗い紫色になります。日当たりのよい場所なら高さ2〜3mにまとまり、鉢植えでも楽しめます。管理のポイントは、夏に作られる花芽を落とさないよう、剪定を花後の2月から3月に済ませることです。花後にできる実の中の種子には有毒成分が含まれるため、子どもやペットのいる家庭では、実は早めに摘み取ります。

ロウバイの姿

分類・基本データ

科
ロウバイ科
属
ロウバイ属 Chimonanthus
種
ロウバイ
別名
蝋梅、臘梅、ろうばい、唐梅、ソシンロウバイ、マンゲツロウバイ
原産地
中国原産。江戸時代の初めに日本へ伝わったとされ、冬に香る花木として寺院や庭に植えられてきました。

ロウバイの育て方の5つのポイント

水やり

庭植えは根付けば雨任せ。鉢は表面が乾いたら

日光

直射日光

温度の目安

-10〜35°C程度(寒さに強く、関東以西なら防寒不要)

湿度

40-60%

土

水はけがよく、腐葉土を含んだ肥えた土

ロウバイはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

庭植えで2〜3m(放任すると4m前後)。根元から枝が出て株立ちになりやすい。鉢植えは1m前後。

成長の速さ

中(年に20〜40cm。放任で3〜4m)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-10〜35°C程度(寒さに強く、関東以西なら防寒不要)

ケアのポイント

肥料

花後の3月にお礼肥、9月に少量の追肥

成長速度

中(年に20〜40cm。放任で3〜4m)

毒性

種子にカリカンチンなどのアルカロイドを含み有毒。子どもやペットの誤食に注意

剪定は花後の2月下旬から3月に済ませ、夏は枝先を刈り込まないことが毎年咲かせるコツです。花後の実は、株の消耗と誤食を防ぐため早めに摘み取ります。

育て方の詳細

苗・株の選び方

苗は、12〜2月の開花期に花の付いた株を選ぶと、花色と香りを確かめられます。良い株は、幹の根元が太くぐらつかないもの、枝先に丸くふくらんだ花芽やつぼみが多く付いているもの、枝に傷や白い殻がないものです。品種名の札も確認し、中心まで黄色い花ならソシンロウバイかマンゲツロウバイを選びます。

避けたいのは、枝が細く間延びして花芽がほとんどない株と、根元から細いひこばえばかり出て幹がはっきりしない株です。実生の若い苗は、花が咲くまで数年かかることがあります。

置き場所・日当たり

日当たりのよい場所ほど花芽がよく付き、半日以上日が当たる場所が理想です。半日陰でも育ちますが、日照が少ないと枝ばかり伸びて花数が減ります。寒さには強く、-10°C程度まで耐えるので、関東以西の平地なら防寒は不要です。開花期が真冬なので、冷たい北風が直接当たらない、日当たりのよい南側や東側に植えると花が傷みにくく、香りも庭にとどまります。玄関や窓の近くに植えると、香りを家の中からも楽しめます。鉢植えは7〜10号鉢で高さ1m前後に保て、冬も屋外の日なたに置きます。

よくある失敗は、香りを楽しもうと開花中の鉢を暖房の効いた室内に入れ、つぼみが乾いて落ちることです。室内に飾るのは2〜3日にとどめて屋外へ戻すと、残ったつぼみは咲きます。

水やりの詳細

庭植えは植え付けから1年ほど、土の表面が乾いたら株元へたっぷり与え、根付いたあとは雨任せで育ちます。真夏に晴天が10日以上続くときは、朝か夕方に株元へ与えます。花芽ができる6〜8月の水切れは、冬の花数が減る原因になるので、鉢植えは特に注意します。鉢植えの目安は、春と秋が2〜3日に1回、夏は毎日、落葉している冬は土の表面が乾いてから5〜7日に1回です。冬は休眠していても、つぼみや花が乾くと開く前に落ちることがあるので、乾いたら暖かい日の午前中に与えます。

よくある失敗は、夏に鉢の水を切らして葉が縁から茶色く枯れ込み、早く落葉することです。その年の花は少なめになりますが、水やりを毎日に戻せば株は回復し、翌年は普通に咲きます。

最適な土の作り方

水はけがよく、適度に水もちのある肥えた土を好みます。鉢植えは赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石1の配合か、市販の花木用培養土を使います。鉢底には鉢底石を2〜3cm敷きます。庭植えは根鉢の2倍の幅と深さの穴を掘り、掘った土に腐葉土や堆肥を3割ほど混ぜて植えます。粘土質で水が溜まる場所は根腐れしやすいので、10cmほど土を盛って高植えにします。中性から弱酸性の土でよく育ち、石灰を加える必要はほとんどありません。

剪定・切り戻し

ロウバイは春から伸びた枝に、6〜8月ごろ翌冬の花芽を作ります。そのため剪定の適期は、花が終わった2月下旬から3月です。株元から出るひこばえや、勢いよく真上に伸びる徒長枝には花芽がほとんど付かないので、付け根から切り取ります。混み合った枝、内側へ向かう枝、枯れ枝も抜き、株の中まで日が当たるようにすると、短い枝に花芽が増えます。高さを抑えたいときは、太い枝を分かれ目の上で切り戻します。落葉後の11〜12月なら、丸くふくらんだ花芽と細い葉芽を見分けられるので、花芽を残して不要な枝だけ整理することもできます。

よくある失敗は、夏に伸びた枝を8月に刈り込み、冬にほとんど咲かないことです。翌年は剪定を3月までに終え、夏は徒長枝を抜く程度にすれば、花数が戻ります。

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    時期と道具を確かめる

    花後の2月下旬から3月に行います。剪定バサミ、太い枝用のノコギリ、癒合剤を用意し、7月以降は枝先を切らないようにします。

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    ひこばえと徒長枝を切る

    株元から出た不要なひこばえと、真上に勢いよく伸びた徒長枝を付け根から切ります。どちらも花芽が付きにくい枝です。

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    混んだ枝を抜く

    枯れ枝、内側へ向かう枝、交差する枝を付け根から切り、株の中まで日が当たるようにします。花芽の付く短い枝は残します。

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    高さを整える

    高すぎる枝は、外向きの枝分かれのすぐ上で切り戻します。太い枝の切り口には癒合剤を塗り、雨水が入らないようにします。

植え替え

庭への植え付けは、葉が落ちている休眠期のうち、11月下旬から12月か、花後の2月下旬から3月が適期です。ロウバイは太い根がまっすぐ伸び、大きくなってからの移植を嫌うので、植える場所は最初によく決めておきます。根鉢を崩さずに植え、高さ1m以上の苗は支柱で固定します。鉢植えは2年に1回を目安に、花後の2月下旬から3月に植え替えます。根鉢の底と肩を軽くほぐし、傷んだ根を切ってから、一回り大きな鉢に新しい土で植え直します。

よくある失敗は、つぼみの付いた12月に鉢の根を大きく崩し、つぼみがほとんど落ちてしまうことです。秋から冬の作業は根を崩さない鉢増しにとどめ、落ちた年は花後にお礼肥を与えて株を充実させれば、翌冬に咲きます。

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    時期と用意するもの

    花後の2月下旬から3月に行います。一回り大きな鉢、花木用培養土、鉢底石、清潔な剪定バサミを用意します。

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    根を整える

    鉢から抜き、根鉢の肩と底を軽くほぐします。黒く傷んだ根や、鉢底でぐるぐる回った太い根を切り取ります。

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    植え直す

    鉢底石を2〜3cm敷いて土を入れ、根鉢の上面が鉢の縁より2〜3cm下になるように据えます。周りに土を入れて棒で隙間を埋めます。

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    水やりと養生

    鉢底から流れ出るまで水を与え、1〜2週間は風の当たらない日なたで休ませます。新芽が伸び始めたらお礼肥を与えます。

増やし方

家庭で増やすなら、実生(種まき)か株分けが手軽です。花後にできる壺のような形の実は、夏から秋に褐色に熟し、中に黒っぽい種子が数個入っています。9〜10月に種子を取り出してすぐにまくか、湿らせた砂に入れて保管して3月にまくと、春に芽が出ます。ただし花が咲くまでに3〜5年かかり、親と同じ花になるとは限りません。品種の花を確実に残したいときは、株元から出たひこばえを2〜3月に根ごと切り分ける株分けか、3月の接ぎ木で増やします。挿し木は根が出にくく、家庭ではあまり向きません。種子は有毒なので、作業後は手を洗います。

よくある失敗は、採った種を数か月乾かしたまま保管して、まいても芽が出ないことです。翌年は熟した実から取り出した種子をすぐにまき直すと、発芽しやすくなります。

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    種を採る

    9〜10月に褐色に熟した実を採り、中の黒っぽい種子を取り出します。種子は有毒なので手袋をして作業し、種まき用土と浅い鉢を用意します。

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    種をまく

    湿らせた種まき用土に、種子を2〜3cm間隔で並べ、1cmほど土をかぶせます。すぐにまけない場合は湿った砂に入れて保管します。

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    冬を越させる

    鉢は屋外の日なたに置き、冬も土が乾かないように水を与えます。そのまま寒さの中で冬を越させると、春に芽が出てきます。

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    鉢に上げる

    4〜5月に芽が出て本葉が3〜4枚になったら、1本ずつ小さな鉢に植え替えます。花が咲くまでは3〜5年かかります。

病害虫対策

ロウバイは病害虫が少なく、薬剤をほとんど使わずに育てられる木です。注意したいのはカイガラムシとアブラムシで、カイガラムシは枝に白や茶色の小さな殻が付き、排せつ物にすす病が出て枝や葉が黒く汚れます。歯ブラシでこすり落とし、落葉している12〜2月にマシン油乳剤を散布すると、翌年の発生が減ります。薬剤は用途に登録のあるものをラベルどおりに使います。アブラムシは4〜5月の新芽に付くので、見つけたら水で洗い流すか、テープで取り除きます。夏の乾燥期は葉裏にハダニが付くことがあり、葉裏への水やりで予防できます。

よくある失敗は、混み合った枝を放置して風通しが悪くなり、カイガラムシが株の内側に広がることです。花後の剪定で内側の枝を抜き、殻を落とせば、新しい枝はきれいに伸びます。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 1月開花・香りを楽しむ
  • 2月花後に実を摘む・剪定開始
  • 3月剪定・植え替え・お礼肥
  • 4月新芽のアブラムシを見回る
  • 7月花芽ができる時期の水切れに注意
  • 9月追肥・種を採ってまく
  • 11月落葉後に花芽を確かめる
  • 12月開花が始まる・カイガラムシの冬の防除

季節ごとの管理

春の管理

2月下旬から3月に剪定と植え替えを済ませ、3月に花後のお礼肥を施します。鉢は表面が乾いたら水を与え、日当たりのよい屋外に置きます。新芽が伸びる4〜5月はアブラムシを見回ります。花後の実は小さいうちに摘みます。

夏の管理

6〜8月は翌冬の花芽ができる時期です。鉢は毎朝、乾く日は夕方にも水を与えます。肥料は与えず、日なたに置いたまま、西日が強い鉢だけ午後は日陰へ移します。水切れや乾燥でハダニが付き、葉が早く落ちることがあります。

秋の管理

9月に緩効性肥料を少量施し、株を充実させます。鉢は表面が乾いたら水を与え、日なたに置きます。11月ごろに葉が黄色くなって落ちるのは、休眠に入る自然な変化です。落葉後は丸い花芽の付き具合を確かめます。

冬の管理

12月から2月に開花します。鉢は土が乾いたら暖かい日の午前中に水を与え、肥料は花が終わるまで与えません。置き場所は北風の当たらない屋外の日なたです。霜や寒風で花びらが茶色くなることがあるので、強い冷え込みの夜は鉢を軒下へ寄せます。

10月の作業をくわしく知りたいときは冬の寄せ植えや秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

ロウバイの花が咲かない

原因

夏以降の剪定で花芽を切った、日当たり不足、実生の若木、窒素の多い肥料の与えすぎが多い原因です。花後に実を付けたままにして株が消耗している場合もあります。

対策

剪定は花後の2月下旬から3月に済ませ、半日以上日の当たる場所で育てます。肥料は量を控えてリン酸の多いものに替え、実は小さいうちに摘んで翌冬を待ちます。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

ロウバイのつぼみが開かずに落ちる、茶色くなる

原因

開花前後の鉢の水切れ、暖房の効いた室内への取り込み、強い霜や寒風が考えられます。

対策

冬も鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に水を与えます。室内に飾るのは2〜3日にとどめ、霜の強い夜は鉢を軒下へ寄せます。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

花のあとに茶色い実がたくさんついた

原因

ロウバイは花後に壺のような形の実を付け、夏から秋に褐色に熟します。実を育てると株が消耗し、中の種子には有毒成分が含まれます。

対策

種を採る予定がなければ、実が小さいうちに付け根から摘み取ります。子どもやペットの手が届く場所では、落ちた実も拾って処分します。

夏に葉が茶色く縮れて早く落ちる

原因

6〜8月の水切れや強い西日、乾燥期に葉裏に付くハダニの被害が考えられます。

対策

鉢は毎朝水を与え、西日の当たらない場所へ移します。葉裏に水をかけてハダニを洗い流し、庭植えは株元に腐葉土を敷いて乾燥を防ぎます。

「葉が落ちる」の原因の見分け方と対処を詳しく

株元からひこばえがたくさん出る

原因

ロウバイは株立ちになりやすく、根元から勢いのよい枝が毎年出ます。放置すると養分が分散し、花付きが悪くなります。

対策

残したい幹を3〜5本決め、それ以外のひこばえは2〜3月に付け根から切り取ります。根の付いたものは株分けして増やせます。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ロウバイの花言葉・風水

花言葉

ロウバイの花言葉は「慈愛」「先見」「ゆかしさ」とされます。ほかの花がほとんどない真冬に、春に先がけて香り高い花を開く姿から「先見」の意味が付いたといわれます。控えめな黄色い花が、寒さの中で人の心を和ませる様子が「慈愛」の由来とされます。

風水・縁起

風水では、黄色い花は金運を呼ぶ色とされ、ロウバイは西の方角や玄関まわりに植えると良いといわれることがあります。真冬に咲いて香る木は、寒い季節にも明るい気を運ぶともされます。根拠のある話ではないので、日当たりと香りを楽しめる場所を優先して、植える場所を選びます。

ロウバイのよくある質問

Qロウバイの開花時期はいつですか?回答を見る
A

関東以西の平地では、12月から2月に咲きます。早いものは12月中旬から咲き始め、1月中旬から2月上旬に見ごろを迎えることが多く、株全体ではひと月ほど花が続きます。その年の冷え込みや日当たりで前後し、寒冷地では2月から3月になります。花は葉が落ちた枝に咲くので、遠くからでも黄色がよく目立ちます。花が終わると新芽が伸び、春に葉が開きます。

Qロウバイの花が咲かない原因は何ですか?回答を見る
A

多い原因は、夏以降の剪定、日当たり不足、株がまだ若いことの3つです。花芽は6〜8月に枝にできるため、夏から秋に枝先を切るとつぼみがなくなります。半日以上日が当たらない場所では、枝ばかり伸びて花芽が付きにくくなります。実生の苗は咲くまでに3〜5年かかります。そのほか、窒素の多い肥料の与えすぎや、花後に実を付けたままにして株が消耗している場合もあります。剪定を2〜3月に移し、実を早めに摘むと翌冬の花が増えます。

Qロウバイの剪定時期はいつですか?回答を見る
A

花が終わった2月下旬から3月、新芽が動く前が適期です。翌冬の花芽は6〜8月に今年伸びた枝にできるので、それ以降に枝先を切ると花が減ります。株元から出るひこばえや真上に伸びる徒長枝は花が付きにくいので、付け根から切り取ります。夏に伸びすぎた枝が気になるときは、徒長枝を抜く程度にとどめます。落葉後の11〜12月は花芽が見分けやすく、花芽の付いていない枝だけを整理できます。

Qロウバイの実や種に毒はありますか?回答を見る
A

種子にはカリカンチンなどのアルカロイドが含まれ、有毒とされます。花後にできる壺のような形の実は夏から秋に褐色に熟し、中に黒っぽい種子が入っています。誤って食べるとけいれんなどの中毒を起こすおそれがあり、家畜の中毒例も報告されています。子どもやペットがいる家庭では、実が熟す前に摘み取ると安心です。種子を扱ったあとは手を洗います。実を残さないことは、株の消耗を防ぎ翌年の花を増やすことにもつながります。

Qソシンロウバイとロウバイの違いは何ですか?回答を見る
A

違いは花の中心の色で、ソシンロウバイは中心まで黄色です。原種のロウバイは、花の内側の花びらが暗い紫色になります。ソシンロウバイは花全体が澄んだ黄色で花がやや大きく、香りもよいため、庭木や切り花として最もよく出回っています。ソシンロウバイの中から選ばれたマンゲツロウバイは、丸みのある大きな花が特徴です。育て方はどれも同じで、剪定は花後の2〜3月、日当たりのよい場所で育てます。

Qロウバイは鉢植えでも育てられますか?回答を見る
A

鉢植えでも育てられ、7〜10号鉢で高さ1m前後に保てます。日当たりのよい屋外に置き、冬も外で寒さに当てて育てると、花芽がそろって咲きます。根が詰まりやすいので、2年に1回、花後の2月下旬から3月に植え替えます。夏は水切れで花芽が傷みやすいため、毎朝土の乾き具合を確かめます。開花中に室内に飾る場合は暖房の風を避け、2〜3日で屋外に戻すと、つぼみが落ちずに次々と咲きます。

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10月の季節の作業と、ロウバイの手入れで迷いやすいところに合わせて選んでいます。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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