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パキポディウムの育て方

Pachypodium spp.(P. gracilius、P. lamerei、P. brevicaule など)最終更新日:

Hapot編集部より

パキポディウムは、夏によく日に当てて冬は水を断つという生育のリズムさえ守れば長く育てられる、塊根植物(コーデックス)を始めたい人に向いた夏型の多肉植物です。幹や根が太って水をためる姿が特徴で、代表種には、壺のように膨らむ幹から細い枝を伸ばすグラキリス(象牙宮)、トゲの多い柱状の幹が伸びるラメリー、平たい塊茎が横に広がる恵比寿笑い(ブレビカウレ)などがあります。原産はマダガスカルと南部アフリカの乾燥地帯で、強い日差しと高温には強い一方、寒さと低温期の過湿には弱い性質です。4〜10月の生育期は屋外の日なたでたっぷり水を与え、秋に葉が落ち始めたら水を減らし、冬は10°C以上の明るい室内で断水気味に休ませます。失敗の多くは、冬の水やりすぎや低温で幹が腐ることです。ラメリーは丈夫で入門に向き、グラキリスや恵比寿笑いは成長が遅く、株の状態を見る経験が求められます。春には黄色や白の花を咲かせます。

パキポディウムの姿

分類・基本データ

科
キョウチクトウ科
属
パキポディウム属 Pachypodium
種
パキポディウム
別名
グラキリス、象牙宮、ラメリー、恵比寿笑い、パキポ、パキポディウム・グラキリス、パキポディウム・ラメリー
原産地
マダガスカルと南部アフリカ(南アフリカ、ナミビアなど)の乾燥地帯原産。岩場や乾いた林に自生します。

パキポディウムの育て方の5つのポイント

水やり

生育期は土が乾いたらたっぷり(夏は週1〜2回)、落葉後の冬は断水〜月1回程度

日光

直射日光

温度の目安

10-35°C

湿度

30-50%

土

水はけの良い多肉植物用土(軽石・赤玉土主体)

パキポディウムはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

種により大きく異なり、グラキリスや恵比寿笑いは鉢植えで高さ10〜30cm、ラメリーは鉢植えで30cm〜1.5m程度。2〜8号鉢で流通。

成長の速さ

ゆっくり(ラメリーはやや速い)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

10-35°C

ケアのポイント

肥料

5〜9月に緩効性肥料を少量か、薄い液肥を月2回

成長速度

ゆっくり(ラメリーはやや速い)

毒性

樹液に毒性があるとされ、皮膚につくとかぶれることがある。ペットや子どもの誤食に注意。幹や枝の鋭いトゲにも注意

夏は屋外の日なたで乾いたらたっぷり、秋に葉が落ちたら水を減らし、冬は10°C以上の窓辺で断水気味に。幹を指で押して硬さを確かめるのが健康チェックです。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い株は3点で見分けます。幹を指で押して硬く張りがあること、幹の表面にしわや黒ずみ、傷がないこと、生育期なら枝先から新しい葉が出ていることです。初めてなら、国内で種から育てた実生株が環境に慣れていて育てやすく、ラメリーが最も丈夫です。

避けたいのは、幹の根元が柔らかい株と、ぐらつく株で、根腐れや根の未発達が疑われます。発根済みと書かれていない輸入株も上級者向けです。購入は生育期に入る4〜6月が、根の状態を確かめて植え替えまで済ませやすい時期です。

置き場所・日当たり

4〜10月の生育期は、屋外の日当たりと風通しの良い場所で育てます。1日6時間以上直射日光が当たるベランダや軒下が理想で、室内の窓辺だけでは光が足りず、枝や幹がひょろりと伸びて締まった姿になりません。屋外に出すのは最低気温が15°Cを超える5月頃からが目安で、梅雨の長雨は軒下でしのぎます。冬は寒さに弱いため、最低気温が10°Cを下回る前に室内の日当たりの良い窓辺へ移します。ラメリーは乾かしておけば5°C程度まで耐えるとされますが、グラキリスや恵比寿笑いは10°C以上を保つと安心です。

よくある失敗は、室内で冬越しした株を春にいきなり直射日光に出し、幹や葉が葉焼けすることです。1〜2週間は明るい日陰で慣らし、焼けた部分は戻らないので、その後の新しい葉が健全に出ていれば問題ありません。

水やりの詳細

季節によって水の量を大きく切り替えるのが要点です。5〜9月の生育期は、土が中まで乾いたら鉢底から流れるまでたっぷり与え、真夏の屋外では週1〜2回が目安です。10月に葉が黄色くなり始めたら水を減らし、葉が落ちたら断水するか、月1回程度、晴れた暖かい日に土の表面を湿らせる程度にします。春は新芽が動き、最低気温が15°Cを超えてから少量ずつ再開し、葉が開いてきたら通常の量に戻します。冬も暖房のきいた室内で葉が残っている株は、2〜3週に1回軽く与えても構いません。

よくある失敗は、冬に葉がないのに夏と同じ感覚で水を与え、幹の根元がぶよぶよに腐ることです。指で押して柔らかい場合は水を止め、鉢から抜いて腐った部分を確認します。

最適な土の作り方

軽石小粒4、赤玉土小粒3、鹿沼土小粒2、ゼオライトやくん炭1のように、粒が崩れにくく水がすぐ抜ける配合が向いています。市販の多肉植物用土や塊根植物用土も使えます。鉢は幹の太さに対して一回り大きい程度の小さめを選び、深さのあるスリット鉢や素焼き鉢が根腐れ防止に有効です。鉢底石は2cmほど敷きます。腐葉土の多い観葉植物用土は乾きにくく、冬に根腐れを招くので避けます。植え替え直後は根の傷が乾くまで1週間ほど水を与えず、明るい日陰で休ませます。

剪定・切り戻し

パキポディウムは基本的に剪定をしなくても育ちます。行うのは、咲き終わった花茎の切り取りと、伸びすぎたラメリーの仕立て直しが中心です。花茎は花が終わったら付け根から1cmほど残して切ります。ラメリーは高さが出すぎた場合、5〜7月に幹を好みの高さで切ると、切り口の近くから新しい枝が2〜3本出て、枝分かれした姿になります。グラキリスや恵比寿笑いは枝を切ると樹形が崩れやすく、回復にも年単位の時間がかかるので、枯れた枝を取り除く程度にとどめます。切ると白い樹液が出るので、手袋を着けて作業してください。

よくある失敗は、秋や冬に切って切り口から腐らせることです。切るのは生育期の5〜7月に限り、切り口は殺菌剤を塗って雨に当てず乾かします。

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    時期と道具を用意する

    切る作業は生育期の5〜7月に行います。清潔なハサミかナイフ、殺菌剤、手袋を用意します。白い樹液とトゲに注意してください。

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    咲き終わった花茎を切る

    花が終わった花茎は、付け根から1cmほど残して切ります。残した部分は乾くと自然に取れるので、無理に引き抜かないでください。

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    ラメリーは好みの高さで幹を切る

    高くなりすぎたラメリーは、好みの高さで幹を水平に切ります。切り口の近くから新しい枝が2〜3本出て、枝分かれした樹形になります。

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    切り口を乾かして雨を避ける

    切り口に殺菌剤を塗り、雨の当たらない日なたで乾かします。切り取った上部は1週間ほど乾かしてから、乾いた用土に挿し木できます。

植え替え

2〜3年に1回、生育が始まる4〜6月に行います。鉢底から根が出る、水が染み込みにくい、幹の成長が止まった、が植え替えのサインです。作業の1週間ほど前から水を止めて土を乾かし、鉢から抜いて古い土を落とします。黒く傷んだ根や、ぶよぶよした根は清潔なハサミで切り取ります。新しい鉢に乾いた用土で植え付け、水やりは3〜7日後から始めて、根の傷口が乾く時間を取ります。塊根部を深く埋めると蒸れて傷みやすいので、元の高さか、やや浅めに植えます。

よくある失敗は、冬の休眠期に植え替えて根が動かず、そのまま腐らせることです。植え替えは必ず気温が上がり、新芽が動き出してから行ってください。

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    時期と道具をそろえる

    4〜6月の生育開始期に、2〜3年に1回行います。一回り大きいスリット鉢、乾いた多肉植物用土、鉢底石、清潔なハサミ、手袋を用意します。

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    土を乾かしてから株を抜く

    1週間ほど前から水を止めて土を乾かします。トゲに注意して手袋を着け、鉢を横に倒して縁を叩きながら株を抜きます。

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    古い土と傷んだ根を整理する

    根の周りの古い土を落とし、黒く傷んだ根やぶよぶよした根を清潔なハサミで切ります。幹の根元が硬いことも確認します。

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    元の高さか浅めに植え付ける

    鉢底石を2cm敷き、乾いた用土で植え付けます。塊根部を深く埋めると蒸れやすいため、元の高さか、やや浅めに据えます。

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    3〜7日後から水を再開する

    植え付け後は水を与えず、明るい日陰で3〜7日置きます。その後たっぷり水を与え、2週間ほどで日なたへ戻し、肥料は1か月後から再開します。

増やし方

家庭で増やすなら種からの実生が基本です。パキポディウムは株によって自家受粉で実を付けにくい種類が多く、種は購入するのが一般的です。適期は気温が25°C以上になる5〜7月で、種を水はけの良い用土にまき、薄く土をかぶせて乾かさないように管理すると、早ければ1〜2週間で発芽します。発芽後は少しずつ日光に慣らし、1年目は風通しの良い明るい場所で育てます。ラメリーは幹を切った上部を挿し木にすることもでき、切り口を1週間ほど乾かしてから乾いた用土に挿します。グラキリスや恵比寿笑いの挿し木は難しく、一般的ではありません。

よくある失敗は、発芽したばかりの苗を強い直射日光に当てて枯らすことです。最初の1か月は50%程度の遮光下で育ててください。

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    時期と道具を用意する

    適期は気温25°C以上になる5〜7月です。購入した種、水はけの良い細かめの用土、浅い鉢、腰水用の容器、霧吹きを用意します。

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    種をまいて薄く土をかぶせる

    湿らせた用土の上に、種同士が重ならないよう1〜2cm間隔で並べ、種が隠れる程度に薄く土をかぶせます。

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    乾かさずに発芽を待つ

    鉢の底を浅い水に浸ける腰水か霧吹きで、表面を乾かさないように保ちます。明るい日陰に置くと、早ければ1〜2週間で発芽します。

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    少しずつ日光に慣らす

    発芽後は腰水をやめ、最初の1か月は50%程度の遮光下で育てます。その後は徐々に日光に慣らし、1年目は風通しの良い場所で管理します。

病害虫対策

生育期には、ハダニとカイガラムシに注意します。ハダニは高温乾燥期に葉裏に付き、葉が白くかすれたように見えるので、葉水で予防し、発生したら殺ダニ剤を使います。カイガラムシは幹のくぼみや枝の付け根に付きやすく、歯ブラシでこすり落とします。春の花芽にはアブラムシが付くことがあり、根にはネジラミが付くこともあるので、植え替えのときに根に白い綿のようなものがないか確認します。最も注意したいのは害虫より根腐れと幹腐れで、低温期の過湿が原因になります。

よくある失敗は、葉が落ちたのを病気だと思って水や薬剤を与え続けることです。秋の落葉は休眠の準備なので、幹が硬ければ問題ありません。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 4月水やり再開・日光に慣らす
  • 5月屋外へ出す・植え替え・実生
  • 7月たっぷり水やり・ハダニ対策
  • 10月水を減らす・室内へ取り込む

季節ごとの管理

春の管理

休眠明けです。新芽が動き、最低気温が15°Cを超えてから水を少量ずつ再開し、肥料はまだ与えません。グラキリスは葉より先に花が咲くこともあります。屋外に出すときは急な直射日光で葉焼けしやすいので、1〜2週間は明るい日陰で慣らします。

夏の管理

生育の最盛期です。屋外の日なたで、土が乾いたら週1〜2回たっぷり水を与え、液肥を月2回与えます。幹が太るのはこの時期です。梅雨の長雨で根腐れ、高温乾燥期にハダニが出やすいので、雨よけと葉水を行います。

秋の管理

10月になると葉が黄色くなり始めます。水は乾いてから数日あけて与えるように減らし、肥料は9月で止めます。最低気温が10°Cを下回る前に、室内の日当たりの良い窓辺へ取り込みます。取り込む前に、幹や枝の付け根に害虫がいないか確認します。

冬の管理

多くの種が落葉して休眠します。10°C以上の明るい窓辺に置き、水は断水か月1回程度にとどめ、肥料は与えません。この時期に多いのは、低温と過湿で幹の根元がぶよぶよに腐ることなので、月に1回は幹を押して硬さを確かめます。

よくあるトラブルと対策

幹がぶよぶよと柔らかくなる

原因

低温期の過湿による根腐れが幹まで進んだ状態。葉が落ちて水を吸わない冬に、夏と同じ量の水を与えると起こりやすい。

対策

鉢から抜いて腐った根と幹の柔らかい部分を清潔なナイフで削り、殺菌剤を塗って1〜2週間乾かします。乾いた用土に植え直し、生育期の5〜7月まで水を控えて発根を待ちます。

「葉が落ちる」の原因の見分け方と対処を詳しく

秋から冬に葉が黄色くなって全部落ちる

原因

夏型のパキポディウムが気温の低下に合わせて休眠に入る自然な落葉。幹が硬ければ病気ではない。

対策

水を断水か月1回程度に減らし、10°C以上の明るい窓辺で管理します。春に最低気温が15°Cを超えて新芽が動いたら、水を少しずつ再開します。幹が柔らかい場合は根腐れを疑います。

「葉が黄色くなる」の原因の見分け方と対処を詳しく

発根管理中の株から新芽が出たのに育たない

原因

幹にたまった養分で新芽が出ているだけで、根がまだ出ていない状態。新芽が出ても発根したとは限らない。

対策

気温25〜30°Cを保ち、用土を乾きすぎない程度に湿らせて発根を待ちます。株を軽く揺すってぐらつかなくなれば発根の目安です。幹が柔らかくなってきたら抜いて腐敗部を確認します。

枝や幹がひょろひょろと細長く伸びる

原因

光不足による徒長。室内の窓辺だけで育てると、幹が太らずに枝ばかり伸びる。

対策

5〜10月は屋外の日なたで1日6時間以上日光に当てます。急に移すと葉焼けするので、1〜2週間は明るい日陰で慣らします。伸びた枝は戻らないので、新しく出る葉と幹の太りで改善を判断します。

「徒長・間延びする」の原因の見分け方と対処を詳しく

葉が白くかすれたようになる

原因

ハダニの吸汁。高温で乾燥する夏や、風通しの悪い室内で発生しやすい。

対策

葉裏をシャワーで洗い流し、被害が広い場合は殺ダニ剤を散布します。予防には生育期の葉水が有効で、屋外の風通しの良い場所で育てると発生を抑えられます。

「虫がついた」の原因の見分け方と対処を詳しく

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

パキポディウムの花言葉・風水

花言葉

パキポディウムの花言葉は「永遠の愛」「愛嬌」と紹介されることがあります。厳しい乾燥地で長い年月をかけて幹を太らせ、毎年変わらず花を咲かせる生命力と、ずんぐりとした愛らしい姿に由来するといわれます。ただし広く定まった花言葉ではありません。

風水・縁起

風水では、トゲのある植物は悪い気を跳ね返す魔除けになると考えられ、玄関や窓辺に置く使い方が紹介されています。どっしりと太った幹は土の気が強く、安定や金運を象徴するともいわれます。鋭い気を放つとされるため、寝室よりもリビングや仕事場向きです。

パキポディウムのよくある質問

Q冬にパキポディウムの葉が全部落ちました。枯れたのでしょうか?回答を見る
A

幹が硬ければ枯れておらず、休眠に入っただけです。パキポディウムは夏型で、秋に気温が下がると葉を落として冬を越します。葉が落ちたら水は断水か月1回程度に減らし、10°C以上の明るい窓辺で管理してください。この時期に水を与えすぎると、根が水を吸わないため幹が腐ります。春に最低気温が15°Cを超えて新芽が動き出したら、水を少しずつ再開すると再び葉を広げます。

Q幹がぶよぶよと柔らかくなってきました。助かりますか?回答を見る
A

腐った部分を取り除き、硬い部分が残っていれば助かる可能性があります。多くは低温期の過湿による根腐れが幹まで進んだ状態です。すぐに鉢から抜いて土を落とし、黒く柔らかい根や幹の腐った部分を清潔なナイフで削ります。切り口に殺菌剤を塗って風通しの良い日陰で1〜2週間乾かし、乾いた用土に植え直します。生育期の5〜7月なら発根する見込みがありますが、幹の大半が柔らかい場合は回復が難しくなります。

Q発根管理株(ベアルート)を買いました。どう扱えばいいですか?回答を見る
A

根のない株を発根させる作業なので、気温25〜30°Cが確保できる5〜7月に始めるのが基本です。ベアルートは輸入時に根を切られた現地球で、根が出るまで水をほとんど吸えません。傷んだ根を整理して切り口を乾かし、発根促進剤を使ったうえで、清潔な軽石や赤玉土などに植えます。用土は乾きすぎない程度の湿り気を保ち、明るい日陰で管理します。発根には1〜3か月かかり、新芽が出ても発根したとは限らないので、幹の硬さと株のぐらつきで判断してください。

Q実生株と現地球(輸入株)は何が違いますか?回答を見る
A

実生株は国内で種から育てた株、現地球は自生地で長い年月をかけて育った株を輸入したものです。現地球は幹が太く荒々しい姿が魅力ですが、根が切られた状態で輸入されることが多く、発根に失敗するリスクがあり価格も高めです。実生株は日本の環境で育っているため根が健全で、育て方に慣れるには実生株が向いています。なおパキポディウム属は多くがワシントン条約の対象で、輸入株は正規の手続きを経たものを選んでください。

Qグラキリスの幹が太くなりません。どうすれば太りますか?回答を見る
A

生育期にしっかり日光と水を与えることが、幹を太らせる最も確実な方法です。グラキリスは成長が遅く、実生株でも幹の直径が年に数mm〜1cm程度しか太らないことが多いため、短期間で変化が見えなくても異常ではありません。5〜9月は屋外の日なたで、土が乾いたらたっぷり水を与え、液肥を月2回与えます。室内だけで育てると光が足りず、幹より枝が伸びやすくなります。鉢を大きくしすぎず、根が健全に回る環境を保つことも大切です。

パキポディウムを育てながら、あわせて使いたい

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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