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サボテン初心者向け

シャコバサボテンの育て方

Schlumbergera truncata / Schlumbergera × buckleyi最終更新日:

Hapot編集部より

シャコバサボテンは、株を維持するだけなら手間が少なく、秋の光と温度の管理さえ覚えれば毎年11〜12月に花を咲かせられる、室内向きの冬の花鉢です。サボテンの仲間ですが乾燥地ではなく、ブラジル南東部の山地の森で樹木や岩に着生して育つ「森林性サボテン」で、トゲはなく、強い直射日光と極端な乾燥はむしろ苦手です。平たい葉のように見える部分は茎節(けいせつ)と呼ばれる茎で、縁のギザギザがシャコ(蝦蛄)に似ることが名前の由来です。花芽は、夜の暗い時間が長くなる短日と、夜温が15°C前後に下がる涼しさによって作られるため、9〜10月に夜も照明の当たる部屋に置くと花が咲きません。逆にこの時期に夜を暗く保てば、つぼみは比較的そろって付きます。開花中に鉢の向きや置き場所を変えるとつぼみが落ちやすいことも、この植物ならではの注意点です。年末年始に花のある鉢を長く楽しみたい人、窓辺で育てる花鉢を探している人に向いています。

シャコバサボテンの姿

分類・基本データ

科
サボテン科
属
シュルンベルゲラ属 Schlumbergera
種
シャコバサボテン
別名
クリスマスカクタス、デンマークカクタス、蝦蛄葉仙人掌、シュルンベルゲラ、シャコバ、カニバサボテン
原産地
ブラジル南東部の海岸山地が原産です。湿り気のある森の中で、樹木の幹や岩の上に根を張って着生して育ちます。

シャコバサボテンの育て方の5つのポイント

水やり

土の表面が乾いたら(生育期は週1回程度、冬は10日〜2週に1回程度)

日光

半日陰

温度の目安

5-30°C

湿度

40-60%

土

水はけと通気性の良い用土(サボテン用土に腐葉土を混ぜたものなど)

シャコバサボテンはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

鉢植えで高さ15〜30cm、枝は横や下へ30〜40cmほど広がり、年数がたつと垂れ下がります。4〜5号鉢で流通することが多いです。

成長の速さ

やや遅い

温度の目安(耐寒〜耐暑)

5-30°C

ケアのポイント

肥料

4〜7月に月2回薄い液肥、9月中旬〜10月はリン酸の多い液肥を控えめに

成長速度

やや遅い

毒性

犬や猫に対する毒性は低いとされますが、食べると嘔吐や下痢を起こすことがあるため誤食に注意

森林性のサボテンなので、乾燥地のサボテンより水と半日陰を好みます。9〜10月は夜を暗く保つと花芽が付きます。つぼみが付いたら鉢を動かさないこと。

育て方の詳細

苗・株の選び方

店頭に並ぶ10〜12月は、つぼみ付きの株を選ぶのが基本です。良い株の見分け方は3点で、茎節が厚みのある緑色で張りがあること、つぼみが枝先に多く付き、まだ固く閉じたものが多いこと、株元がぐらつかず茎節の付け根がしっかりしていることです。

避けたいのは、茎節が薄くしわしわになっている株や赤紫に変色している株で、水切れや根傷みが起きている可能性があります。もう一つは、土が常に湿って株元が黒ずんでいる株で、根腐れが始まっていることがあります。購入後は、店から持ち帰る際の寒さと置き場所の変化でつぼみが落ちることがあるので、袋で包んで運び、家では最初に決めた場所から動かさないでください。

置き場所・日当たり

春と秋はレースカーテン越しの明るい窓辺か、屋外の半日陰が適しています。夏は直射日光で茎節が赤く焼けやすいため、5月中旬〜9月は風通しの良い明るい日陰に置き、30°Cを超える日が続く時期は西日を避けます。花芽を作る9〜10月は、夜に照明の当たらない場所に置くことが最も重要です。屋外や使わない部屋の窓辺なら自然に短日条件になるので、最低気温が10°Cを下回る10月下旬〜11月上旬ごろまでは外で管理し、その後は室内の日の当たる窓辺へ移します。冬は5°C以上を保てば越冬できますが、つぼみと花を傷めないためには10〜20°Cが理想です。

よくある失敗は、秋からリビングの照明の下に置き続けて、つぼみが1つも付かないことです。翌年は9月中旬から夜を暗くする管理をすれば、多くの場合は花芽が戻ります。

水やりの詳細

乾燥地のサボテンと違い、土がカラカラになるまで放置すると茎節がしわしわになります。4〜6月と9〜10月の生育期は、土の表面が乾いたら鉢底から流れるまで与えます。頻度は週1回程度が目安です。真夏は株の動きが鈍るので、乾いてから2〜3日あけて控えめにし、梅雨時期は過湿に注意します。つぼみが見え始めたら水切れはつぼみ落ちにつながるため、乾いたら早めに与えます。花後の2〜3月は休ませる時期で、10日〜2週に1回程度に減らします。受け皿にたまった水はそのつど捨ててください。

よくある失敗は、サボテンだからと月1回程度しか水を与えず、茎節が薄くしわしわになることです。この場合は鉢ごと水に10分ほど浸けて土全体を湿らせ、その後は表面が乾いたら与えるリズムに戻すと、1〜2週間で張りが戻ることが多いです。

最適な土の作り方

自生地では樹木や岩に着生して育つため、根は空気を好み、常に湿った土では傷みます。赤玉土小粒5、腐葉土3、軽石またはパーライト2の配合が扱いやすいです。市販のサボテン・多肉植物用土に腐葉土を2割ほど混ぜても構いません。洋ラン用のバークを1割加えると通気性がさらに高まります。鉢は根の量に対して大きすぎない、やや浅めのものを選び、鉢底石を1〜2cm敷きます。元肥は緩効性肥料を少量にとどめ、粘土質の土や保水性の高い草花用土だけで植えるのは避けてください。

剪定・切り戻し

シャコバサボテンの剪定は、ハサミを使わず茎節の継ぎ目で手でひねって外す「葉摘み」が基本です。花が終わって新芽が動き出す前の3月下旬〜4月に、伸びすぎた枝や形を乱す枝を、継ぎ目から1〜2節ずつひねり取ると、そこから枝分かれして株がこんもりします。8月下旬〜9月上旬には、枝先に出たばかりの小さく薄い茎節を摘み取る「芽かき(葉組み)」を行い、枝先をよく育った茎節にそろえます。花芽は充実した茎節の先に付きやすいため、花付きをそろえる効果が期待できます。摘み取った茎節は挿し木に使えます。

よくある失敗は、10月以降に枝先を摘んでしまい、できかけた花芽ごと取り除くことです。秋に形が気になっても、9月中旬以降は手を加えず、花後の春まで待ってください。

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    時期を確認して株を観察する

    葉摘みは3月下旬〜4月、芽かきは8月下旬〜9月上旬に行います。道具は不要で、伸びすぎた枝や枝先の小さな茎節を確認します。

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    伸びすぎた枝を継ぎ目でひねり取る

    春は、形を乱す長い枝の先から1〜2節を、継ぎ目を指で押さえながらひねって外します。そこから枝分かれして株がこんもりします。

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    枝先の小さな茎節を摘む

    夏の終わりは、枝先に出たばかりの小さく薄い茎節を摘み取ります。よく育った茎節を枝先にそろえると、花芽が付きやすくなります。

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    9月中旬以降は触らない

    9月中旬以降は花芽ができ始めるので、枝先を摘まないでください。摘んだ茎節は挿し木に使い、作業後は明るい日陰で管理します。

植え替え

2〜3年に1回、花後の休養が終わる4〜6月に行います。鉢底から根が出ている、水が染み込みにくい、土の表面に白い根が見えるといった様子が植え替えのサインです。根は細く傷みやすいので、根鉢の土は3分の1程度を軽く落とす程度にとどめ、黒く傷んだ根だけを切ります。鉢は一回り(直径3cm)大きいものまでにし、大きすぎる鉢は避けます。植え替え後は1週間ほど明るい日陰に置き、水は数日あけてから与え、肥料は2〜3週間後から再開します。秋の花芽が作られる9月以降とつぼみの時期は、根を傷めると花芽やつぼみが落ちやすいため植え替えません。

よくある失敗は、購入直後の開花中の鉢を植え替えて、つぼみをすべて落とすことです。購入した鉢は花が終わる翌春まで、そのまま育ててください。

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    時期と道具をそろえる

    花後の休養が終わる4〜6月に、2〜3年に1回行います。一回り大きい鉢、水はけの良い用土、鉢底石、割り箸、清潔なハサミを用意します。

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    土を乾かしてから鉢から抜く

    作業の2〜3日前から水を止めて土を乾かします。鉢の縁を軽く叩き、株元を持ってそっと抜きます。茎節を引っ張ると継ぎ目で外れるので注意します。

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    古い土を軽く落として根を整える

    根鉢の土を3分の1程度、指で軽くほぐして落とします。黒く柔らかい根や枯れた根だけをハサミで切り、白い健康な根は残します。

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    元の深さで新しい鉢に植える

    鉢底石を1〜2cm敷いて用土を入れ、株元が元の高さになるよう据えます。隙間に土を入れ、割り箸で軽く突いて根の間まで行き渡らせます。

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    数日あけて水を与え養生する

    植え付け後は明るい日陰に置き、3〜4日たってから鉢底から流れるまで水を与えます。肥料は2〜3週間後から再開します。

増やし方

挿し木が簡単で、適期は5〜6月です。2〜3節つながった健康な茎節を、継ぎ目でひねって外します。切り口を日陰で1〜2日乾かしてから、湿らせたサボテン用土や赤玉土小粒に、下の1節が半分ほど埋まる深さで挿します。明るい日陰に置き、土の表面が乾いたら水を与えると、2〜4週間ほどで発根し、新しい茎節が動き出します。1鉢に3〜5本まとめて挿すと、早くボリュームのある株になります。葉摘みや芽かきで外した茎節も使えます。

よくある失敗は、切り口を乾かさずに挿して常に湿らせ、挿し穂が根元から黒く腐ることです。腐った穂は処分し、乾かす時間をとって新しい穂を挿し直してください。発根前の肥料は不要です。

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    時期と道具を用意する

    適期は5〜6月です。挿し穂用の茎節、2〜3号鉢か育苗トレイ、サボテン用土か赤玉土小粒、霧吹きを用意します。ハサミは使いません。

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    2〜3節の挿し穂を取る

    厚みのある健康な枝先から、2〜3節つながった茎節を継ぎ目でひねって外します。しわのある茎節や赤く変色したものは避けます。

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    切り口を1〜2日乾かす

    挿し穂を明るい日陰に1〜2日置き、切り口を乾かします。湿ったまま挿すと腐りやすくなるので、表面が乾いて硬くなるまで待ちます。

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    下の1節を浅く挿す

    湿らせた用土に、下の1節が半分ほど埋まる深さで挿します。1鉢に3〜5本まとめて挿すと、早くボリュームのある株になります。

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    明るい日陰で発根を待つ

    直射日光の当たらない明るい日陰に置き、表面が乾いたら水を与えます。2〜4週間で発根し、新しい茎節が出たら通常の管理に移します。

病害虫対策

比較的病害虫に強い植物ですが、カイガラムシが茎節の継ぎ目や裏側に付くことがあります。白い綿状や茶色の粒を見つけたら、歯ブラシや綿棒でこすり落とし、数が多い場合は適用のある殺虫剤を使います。乾燥する時期はハダニが付いて茎節が白っぽくかすれるので、ときどき霧吹きで湿らせると予防になります。屋外管理の株は、ナメクジがつぼみや新芽を食害することがあるため、秋に外へ置くときは鉢の周りや鉢底を確認してください。病気で多いのは、過湿による根腐れや、株元が黒く柔らかくなる腐敗です。

よくある失敗は、梅雨時期に雨の当たる場所に置き続けて根腐れさせることです。株元が腐った株は、健康な枝先を挿し木にして更新すると株を残せます。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 4月植え替え・葉摘み・肥料再開
  • 5月挿し木・半日陰へ移動
  • 7月西日と長雨を避けて夏越し
  • 9月芽かき・夜を暗くする短日処理
  • 10月短日処理の継続・ナメクジ確認
  • 11月室内の窓辺へ・つぼみ付きは鉢を動かさない
  • 12月開花・花がら摘み

季節ごとの管理

春の管理

3月までは花後の休養期で、水を控えめにし肥料は与えません。4月に新芽が動いたら水を週1回程度に増やし、薄い液肥を月2回与えます。置き場所はレース越しの明るい窓辺です。植え替えと葉摘みの適期で、新芽のアブラムシに注意します。

夏の管理

風通しの良い明るい日陰で管理します。水は土が乾いてから2〜3日あけて控えめにし、肥料は7月で止めます。直射日光で茎節が赤く焼けやすく、梅雨の長雨で根腐れしやすいので、雨と西日の当たらない場所に置きます。

秋の管理

花芽を作る時期です。9月中旬から1か月ほど、夜に照明の当たらない場所で夜を暗く保ちます。水は表面が乾いたら与え、リン酸の多い液肥を控えめに与えます。最低気温10°Cを目安に室内へ移し、つぼみが見えたら鉢を動かしません。

冬の管理

11〜1月が開花期で、日の当たる10〜20°Cの窓辺が適します。水は表面が乾いたら与え、肥料は不要です。暖房の温風や夜の窓際の冷え込みはつぼみ落ちの原因になるので避け、咲き終わった花は付け根から摘み取ります。

よくあるトラブルと対策

つぼみが咲く前にポロポロ落ちる

原因

鉢の向きや置き場所の変化、暖房の温風、夜の窓際の冷え込みなど、環境の急な変化。土の乾きすぎや、過湿による根傷みでも落ちる。

対策

つぼみが見えたら10〜20°Cで温風の当たらない明るい場所に固定し、鉢の向きを変えないようにします。水は表面が乾いたら与えます。落ちたつぼみは戻りませんが、残ったつぼみは環境が安定すれば咲きます。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

毎年つぼみが付かない・花が咲かない

原因

9〜10月に夜も照明の当たる部屋に置いていたため、花芽を作る短日条件にならなかった。秋の窒素肥料の与えすぎや、秋の枝先の摘み取りも原因になる。

対策

9月中旬から1か月ほど、夕方から翌朝まで段ボール箱をかぶせるか、夜に照明を使わない部屋に置きます。9月以降は窒素の多い肥料と枝先の摘み取りを控えます。

「花が咲かない」の原因の見分け方と対処を詳しく

葉(茎節)がしわしわで薄くなる

原因

サボテンとして乾燥気味に育てすぎた水不足。または、過湿で根が傷み、水を吸えなくなっている。

対策

土が乾ききっていれば鉢ごと10分ほど水に浸けて吸水させます。土が湿っているのにしわしわなら水を止めて乾かし、4〜6月に植え替えで傷んだ根を切るか、健康な枝先を挿し木にします。

葉(茎節)が赤紫色になる

原因

夏の直射日光や、冬の夜の窓際の冷え込みによるストレス。根詰まりや肥料切れで起こることもある。

対策

夏は明るい日陰へ、冬は窓から少し離して5°C以上を保ちます。環境が合えば新しい茎節は緑色で出ます。2〜3年植え替えていない株は4〜6月に植え替え、生育期に薄い液肥を与えます。

茎節がポロポロ取れる・株元が黒くぶよぶよする

原因

梅雨や冬の過湿による根腐れや株元の腐敗。根が傷むと茎節の付け根が弱り、少し触れただけで外れるようになる。

対策

水を止めて風通しの良い明るい日陰で乾かします。株元が腐っている場合は回復が難しいため、健康な枝先を2〜3節ずつ取って挿し木にし、株を更新します。

「葉が落ちる」の原因の見分け方と対処を詳しく

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

シャコバサボテンの花言葉・風水

花言葉

シャコバサボテンの花言葉は「一時の美」「美しい眺め」などです。一輪一輪の花は数日から1週間ほどでしぼみますが、枝先から垂れるように次々と咲き、株全体が華やかに彩られる姿に由来するといわれます。年末年始を彩る冬の贈り物としてもよく選ばれています。

風水・縁起

風水では、丸みのある茎節が連なって垂れ下がる植物は、気を穏やかに鎮めると考えられています。トゲのないサボテンなので、鋭い形を避けたいリビングや寝室にも置きやすいとされます。冬に赤やピンクの花を咲かせることから、寒い季節の部屋に明るさを呼ぶ植物として扱われることがあります。

シャコバサボテンのよくある質問

Qシャコバサボテンのつぼみが落ちてしまうのはなぜですか?回答を見る
A

多くは環境の急な変化が原因です。つぼみは光の方向に向かって育つため、鉢の向きや置き場所を変えると落ちやすくなります。ほかに、暖房の温風が当たる、夜の窓際で冷え込む、土の乾かしすぎ、逆に過湿で根が傷んでいる場合も落ちます。つぼみが見えたら、10〜20°Cで温風の当たらない明るい場所に置き、鉢の向きを変えずに、土の表面が乾いたら水を与えてください。購入直後のつぼみ落ちは、移動の影響でよく起こります。

Qシャコバサボテンの花が咲きません。どうすれば咲きますか?回答を見る
A

9〜10月に夜を暗く保つ短日処理をすると咲きやすくなります。花芽は夜の暗い時間が長くなると作られるため、秋に照明の当たる部屋に置いていると咲きません。9月中旬から1か月ほど、夕方5時ごろから翌朝8時ごろまで段ボール箱をかぶせるか、夜に照明を使わない部屋に置きます。夜温が15°C前後に下がる涼しさも花芽を助けます。あわせて、9月以降は窒素の多い肥料を控え、枝先を摘まないようにしてください。

Q葉(茎節)がしわしわになってきました。水不足ですか?回答を見る
A

水不足と根腐れの両方で起こるので、まず土を確認してください。土が乾ききっていれば水不足で、鉢ごと水に10分ほど浸けてから水を切ると、1〜2週間で張りが戻ることが多いです。土が湿っているのにしわしわなら、根が傷んで水を吸えていない状態です。この場合は水を止めて明るい日陰で乾かし、改善しなければ4〜6月に鉢から抜いて黒く傷んだ根を切り、新しい土に植え直します。重症なら健康な枝先を挿し木にして更新します。

Q葉(茎節)が赤くなりました。病気ですか?回答を見る
A

病気より、強い日差しや寒さによるストレスで赤紫になっていることが多いです。夏の直射日光や、冬に夜温が5°C近くまで下がる窓際で起こりやすく、環境を改善すれば新しい茎節は緑色で出てきます。春から夏は明るい日陰へ、冬は窓から少し離して冷え込みを避けてください。日差しや寒さに心当たりがないのに赤くなる場合は、根詰まりや肥料切れの可能性もあるので、生育期の4〜7月に薄い液肥を与えるか、植え替えを検討します。

Q花が終わったらどうすればいいですか?回答を見る
A

咲き終わった花を付け根からつまみ取り、2〜3月は水を控えて休ませます。花がらを残すと、灰色かび病の原因になったり、株の体力を消耗したりします。休養中は肥料を与えず、水は土が乾いてから数日あけて与える程度にします。4月に新芽が動き出したら水と肥料を再開し、植え替えや葉摘みで株を整えます。この流れで春から夏に株を充実させ、秋に夜を暗く保てば、翌年も11〜12月に花を咲かせられます。

Qシャコバサボテンとクリスマスカクタスは違う植物ですか?回答を見る
A

日本で流通しているものは、ほぼ同じ仲間として扱って問題ありません。厳密には、茎節の縁がとがってギザギザのものがシャコバサボテン(トランカータ系)、縁が丸いものがクリスマスカクタス(バックレイ系)と呼ばれることがあり、後者は開花がやや遅めになる傾向があります。ただし園芸品種の多くは交配種で、店頭でも名前が混在しています。育て方は共通で、秋の短日処理や夏の半日陰管理など、ここで紹介している方法がそのまま当てはまります。

シャコバサボテンを育てながら、あわせて使いたい

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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