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観葉植物中級者向け

カラジウムの育て方

Caladium bicolor(Caladium × hortulanum)最終更新日:

Hapot編集部より

カラジウムは、白やピンク、赤の模様が入った薄いハート形の葉を、春から秋にかけて楽しむ球根性の観葉植物です。熱帯アメリカ原産のサトイモ科の植物で、和名はニシキイモ(錦芋)、葉の形からエンゼルウイングとも呼ばれます。葉脈に沿って色が入るもの、白地に緑の葉脈が透けるもの、赤い斑点が散るものなど品種が多く、夏の窓辺や日陰の庭を明るく彩ります。ほかの観葉植物と大きく違うのは、秋に気温が下がると葉が枯れ、冬は球根で休眠することです。枯れたように見えても球根が生きていれば、翌年の春にまた葉を出します。休眠中は水を止めて暖かい場所で球根を保管し、5月ごろに植え付け直すことで、毎年楽しめます。寒さと乾燥した冬の管理が分かれ目になるため中級者向けとされますが、春から夏の管理は難しくありません。葉や球根にはシュウ酸カルシウムを含むので、ペットや子どもがかじらないように置き場所を選びます。

カラジウムの姿

分類・基本データ

科
サトイモ科
属
カラジウム属 Caladium
種
カラジウム
別名
ニシキイモ、錦芋、ハイモ、葉芋、エンゼルウイング、カラディウム
原産地
ブラジルなど熱帯アメリカ原産のサトイモ科の球根植物です。19世紀からヨーロッパやアメリカで品種改良が進み、葉の色や模様の異なる多くの園芸品種が作られました。

カラジウムの育て方の5つのポイント

水やり

5〜9月は土の表面が乾いたらたっぷり(夏は毎日確認)。葉が枯れた休眠期は水を止める

日光

間接光

温度の目安

20-30°C(生育期)。休眠中の球根は10°C以上、できれば15°C前後で保管

湿度

60-80%

土

水はけと水もちの良い観葉植物用土(腐葉土を多めに)

カラジウムはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

鉢植えでは草丈30〜60cmほどで、大型の品種では葉の長さが30cmを超えるものもあります。葉は長さ15〜30cmのハート形から矢じり形で、株元から立ち上がる長い葉柄の先に付きます。

成長の速さ

速い(植え付けから1〜2か月で葉が茂る)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

20-30°C(生育期)。休眠中の球根は10°C以上、できれば15°C前後で保管

ケアのポイント

肥料

5〜8月に10日〜2週間に1回、薄めた液肥

成長速度

速い(植え付けから1〜2か月で葉が茂る)

毒性

葉・茎・球根にシュウ酸カルシウムを含み、ASPCA(米国動物虐待防止協会)で犬と猫に有毒とされる。かじると口の痛みや腫れ、よだれ、嘔吐などが起こることがあるので、ペットや子どもの手の届かない場所に置く

春に植えて秋に休ませる、1年のサイクルで育てる植物です。葉が枯れても捨てずに、球根を暖かい場所で冬越しさせます。

育て方の詳細

苗・株の選び方

春に球根で買う場合は、手に持ってずっしりと重く、表面が硬くてしわのないものを選びます。芽になる凹みがはっきりしていて、すでに小さな芽が見えているものは、植え付け後の芽吹きが早く安心です。

夏に鉢植えで買う場合は、葉の色と模様がはっきりしていて、葉柄が太くまっすぐ立っている株を選びます。避けたいのは、押すと柔らかい球根や、カビが生えている球根です。保管中に腐り始めていることが多く、植えても芽が出ないことがあります。鉢植えでは、葉の縁が茶色く焼けている株や、葉柄が倒れている株は、暑さや乾燥で弱っている可能性があります。秋に買った鉢植えはまもなく休眠に入るので、その前提で選びます。

置き場所・日当たり

生育期の5〜9月は、レースカーテン越しの明るい窓辺か、屋外の明るい日陰に置きます。カラジウムの葉は紙のように薄いため、真夏の直射日光に当たると、半日で葉の色が抜けて焼けてしまいます。暗すぎる場所では葉柄がひょろひょろ伸びて倒れやすくなり、模様の色もくすみます。屋外では、午前中だけ日が当たる軒下や、木もれ日の当たる場所が向いています。

風に弱い植物で、強い風に当たると薄い葉が破れたり、葉柄が折れたりします。屋外に置くときは、建物の陰など風の当たりにくい場所を選びます。寒さには弱く、最低気温が15°Cを下回るころから葉が傷み始めるので、秋の早い時期から室内に入れます。室内でも、エアコンの風が直接当たる場所は乾燥で葉が縮れるため避けます。

水やりの詳細

生育期の5〜9月は、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷり与えます。葉が大きく薄いカラジウムは水をよく吸い、夏は1日で土が乾くこともあるので、毎日土の様子を確かめます。乾燥で葉がしおれると、葉の縁から傷んで回復しにくくなります。湿度を好むため、朝か夕方に葉水を与えると葉の張りが保たれ、ハダニの予防にもなります。

9月下旬ごろから気温が下がり始めたら、水やりの間隔を少しずつ広げます。葉が黄色くなって倒れ始めたら、休眠に入る合図です。葉が枯れた後も水を与え続けると、球根が腐る原因になります。葉がすべて枯れたら水を止め、球根を乾かして休ませます。

よくある失敗は、春の植え付け直後に水を与えすぎて、芽が出る前に球根を腐らせることです。芽が出るまでは土を軽く湿らせる程度にし、葉が開いてから水やりを増やします。

最適な土の作り方

市販の観葉植物用土に、腐葉土を2割ほど足すと育てやすくなります。自分で配合するなら赤玉土小粒5、腐葉土4、パーライト1が目安で、水はけを確保しながら、夏の水切れを防ぐ水もちも持たせます。カラジウムは有機質の多い、ふかふかした土を好みます。鉢底には鉢底石を2cmほど敷き、元肥として緩効性肥料を規定量混ぜておきます。鉢は球根の大きさの3倍ほどの直径が目安で、大きな球根なら5号、小さな球根を数個まとめて植えるなら6号前後が扱いやすい大きさです。

水はけの悪い重い土や、前の年に使った古い土を使うと、春の植え付け後に球根が腐りやすくなります。植え付けには毎年新しい土を使います。

剪定・切り戻し

カラジウムは株元の球根から葉が出る植物で、枝を切って形を整える剪定は必要ありません。手入れの中心は、黄色くなった葉や傷んだ葉を、葉柄の付け根から切り取ることです。古い葉を残しておくと蒸れて病気の原因になるので、見つけたら早めに取り除きます。

初夏から夏にかけて、葉の間から淡い緑白色の苞に包まれた花が上がることがあります。葉を長く楽しみたいなら、花芽は見つけた段階で付け根から摘み取ります。花を咲かせると球根の養分が使われ、葉の数が減ったり、翌年の芽吹きが弱くなったりするとされます。葉柄が伸びて倒れる場合は、切るよりも、明るい場所へ移して新しい葉を締まった姿に育てるほうが効果的です。切り口から出る汁は肌を刺激することがあるので、作業には手袋を着けます。

  1. 1

    時期と道具を用意する

    手入れは葉が茂る6〜9月に行います。清潔なハサミと、汁から手を守る手袋を用意します。

  2. 2

    傷んだ葉を取り除く

    黄色くなった葉、焼けて茶色くなった葉、破れた葉を見つけたら、葉柄をたどって株元の付け根で切り取ります。

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    花芽を摘み取る

    葉の間から苞に包まれた花芽が上がってきたら、花茎の付け根から切り取ります。球根の養分を葉に回せます。

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    秋は葉を自然に枯らす

    秋に葉が黄色くなり始めたら、すぐに切らず、葉の養分が球根に戻るまで自然に枯れるのを待ちます。水やりは少しずつ減らします。

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    枯れた葉を片付ける

    葉がすべて枯れたら付け根から取り除き、水を止めます。切った葉や汁に触れた手袋は片付け、使ったハサミは洗っておきます。

植え替え

カラジウムは、休眠明けの春に、毎年新しい土で植え付け直すのが基本です。適期は最低気温が18〜20°Cを超える5月中旬から6月ごろで、早く植えすぎると地温が低く、球根が腐りやすくなります。冬の間保管していた球根を取り出し、表面が硬く、押してもへこまないものを選びます。芽の出る凹んだ側を上にして、球根の上に土が2〜3cmかぶる深さに植えます。

秋は葉が枯れてきたら水を止め、10月ごろ、葉がすべて枯れたら球根を掘り上げます。土を落として日陰で1週間ほど乾かし、乾いたバーミキュライトやおがくずに埋めて、10°C以上、できれば15°C前後の暖かい室内で保管します。鉢ごと冬越しさせる方法もあり、その場合は水を止めた鉢を15°C前後の場所に置いておきます。よくある失敗は、寒い玄関や物置に置いて球根を傷めることです。

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    時期と球根を確認する

    最低気温が18〜20°Cを超える5月中旬〜6月に行います。保管していた球根を取り出し、硬くてしわのないものを選びます。柔らかい部分は切り取ります。

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    鉢と新しい土を用意する

    球根の直径の3倍ほどの鉢を用意し、鉢底石を2cm敷きます。観葉植物用土に腐葉土を2割ほど足し、緩効性肥料を規定量混ぜます。

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    芽を上にして植え付ける

    芽の出る凹んだ側を上にして、球根の上に土が2〜3cmかぶる深さに植えます。複数植える場合は、球根どうしの間を5cmほど空けます。

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    芽が出るまで控えめに水を与える

    植え付け後に一度水を与えたら、芽が出るまでは土を軽く湿らせる程度にします。20〜25°Cの明るい日陰に置くと、3〜6週間で芽が出ます。

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    葉が開いたら通常の管理に移る

    葉が開き始めたら、土の表面が乾くたびにたっぷり水を与え、液肥を10日〜2週間に1回始めます。直射日光の当たらない明るい場所に置きます。

増やし方

カラジウムは春の植え付けの時期に、球根を分けて増やします。適期は5〜6月です。大きな球根には芽になる凹みがいくつもあり、それぞれに芽が1〜2個付くように、清潔なナイフで切り分けます。切り口は日陰で1〜2日乾かして表面を固め、腐りにくくしてから植え付けます。殺菌剤の粉を切り口に付けると、さらに安心です。

親球根の周りに小さな子球根が付いている場合は、手で外してそのまま植えられます。小さな球根は葉も小さく、株が充実するまで1〜2年かかります。分けた球根を植え付けたら、芽が出るまでは土を軽く湿らせる程度にとどめ、20〜25°Cの暖かい場所に置くと、3〜6週間ほどで芽が出てきます。切り分けすぎると1つずつの球根が小さくなり、葉が貧弱になるので、2〜4分割までにします。

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    時期と道具を用意する

    適期は春の植え付けと同じ5〜6月です。清潔なナイフ、殺菌剤の粉、植え付け用の鉢と新しい土を用意します。

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    球根の芽を確かめる

    保管していた球根の表面を見て、芽になる凹みや小さな芽の位置を確認します。親球根の周りに子球根があれば、手で外します。

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    芽を付けて切り分ける

    大きな球根は、1つに芽が1〜2個付くようにナイフで切り分けます。小さく分けすぎると葉が貧弱になるので、2〜4分割までにします。

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    切り口を乾かす

    切り口に殺菌剤の粉を付け、風通しの良い日陰で1〜2日乾かして表面を固めます。湿ったまま植えると腐りやすくなります。

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    植え付けて芽を待つ

    芽を上にして土が2〜3cmかぶるように植え、暖かい明るい日陰に置きます。芽が出るまでは土を軽く湿らせる程度にし、葉が開いてから水を増やします。

病害虫対策

春から夏の新芽には、アブラムシが付くことがあります。葉が縮れたり、ベタついたりしたら葉裏を確認します。数が少なければ水で洗い流すか、粘着テープで取り、多ければ観葉植物用の殺虫剤を使います。乾燥した室内では、葉裏にハダニが付いて葉が白っぽくかすれることがあり、葉水で予防します。屋外では、ナメクジが夜に葉をかじることがあるので、鉢の周りを確認します。

病気で最も多いのは、球根の腐敗です。植え付け直後の水のやりすぎや、休眠中の低温と湿気で、球根が柔らかくなって腐ります。保管中の球根は月に1回ほど状態を確認し、柔らかくなったものは取り除きます。軽い傷みなら、その部分を切り取って乾かせば、残りの部分から芽が出ることもあります。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 5月球根の植え付け・分球
  • 6月液肥開始・花芽を摘む
  • 7月直射日光を避ける・水切れ注意
  • 8月葉水でハダニ予防・液肥
  • 9月肥料を止める・水やりを減らす
  • 10月葉が枯れたら水を止めて球根を掘り上げる
  • 11月球根を10°C以上で保管

季節ごとの管理

春の管理

最低気温が18°Cを超える5月中旬以降に、新しい土で球根を植え付けます。芽が出るまでは土を軽く湿らせる程度にし、暖かい明るい日陰に置きます。葉が開き始めたら、水やりを増やして液肥を始めます。

夏の管理

葉が次々と開く時期です。土の表面が乾いたらたっぷり水を与え、液肥は10日〜2週間に1回続けます。直射日光は葉焼けの原因になるので、レース越しか明るい日陰に置きます。花芽が出たら早めに摘みます。

秋の管理

9月下旬から水やりの間隔を広げ、肥料を止めます。最低気温が15°Cを下回ったら室内に入れます。葉が黄色く倒れてきたら水を止め、10月ごろに球根を掘り上げます。土を落として日陰で乾かします。

冬の管理

球根の休眠期です。乾いたバーミキュライトなどに埋めて、10°C以上、できれば15°C前後の室内で保管します。休眠中は水を与えません。月に1回ほど球根を確認し、柔らかく傷んだものは取り除きます。

よくあるトラブルと対策

秋に葉が黄色くなって次々と倒れる

原因

気温の低下で休眠に入る、カラジウムの自然な性質です。最低気温が15°Cを下回るころから始まります。

対策

水やりを減らし、葉がすべて枯れたら水を止めます。球根を掘り上げて乾かし、10°C以上の暖かい室内で保管すれば翌春にまた芽が出ます。

「葉が黄色くなる」の原因の見分け方と対処を詳しく

植え付けたのに芽が出ない

原因

地温が低いか、水のやりすぎで球根が腐っていることが考えられます。芽が出るまで3〜6週間かかることもあります。

対策

20〜25°Cの暖かい場所に置き、土を軽く湿らせる程度にして待ちます。1か月以上動かなければ掘って確かめ、柔らかい球根は処分します。

「根腐れ・株元が腐る」の原因の見分け方と対処を詳しく

葉の色が抜けて白っぽく焼ける

原因

直射日光による葉焼けです。カラジウムの葉は薄く、真夏の日差しでは半日で傷むことがあります。

対策

レース越しか明るい日陰に移します。焼けた葉は戻らないので付け根から切り取り、新しい葉が出るのを待ちます。

葉がしおれて縁から茶色く傷む

原因

水切れか、エアコンの風による乾燥です。夏は1日で土が乾き、葉の大きな株ほど水切れしやすくなります。

対策

鉢底から流れるまで水を与え、明るい日陰で休ませます。夏は毎日土を確認し、エアコンの風が当たらない場所に移して葉水を与えます。

「しおれる・元気がない」の原因の見分け方と対処を詳しく

保管中の球根が柔らかくなる

原因

休眠中の低温か湿気による球根の腐敗です。10°Cを下回る玄関や物置で起こりやすくなります。

対策

柔らかい部分を切り取り、切り口を乾かして殺菌剤を付けます。全体が柔らかいものは処分し、残りは乾いた材料に埋めて15°C前後で保管します。

「根腐れ・株元が腐る」の原因の見分け方と対処を詳しく

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

カラジウムの花

カラジウムの花
カラジウムの花(イメージ)

カラジウムは、初夏から夏にかけて、葉の間から淡い緑白色の苞に包まれた花を付けることがあります。苞の長さは10cm前後とされ、中にクリーム色の棒状の肉穂花序が立つ、サトイモ科らしい姿です。葉の陰で目立たず、香りもほとんどありません。

咲かせたままにすると球根の養分が花に使われ、葉の数が減ったり、翌年の芽吹きが弱くなったりするとされます。葉を楽しむなら、花芽を見つけた段階で花茎の付け根から摘み取るのが一般的です。切り口の汁にはシュウ酸カルシウムが含まれるので、手袋を着けて作業します。

カラジウムの花言葉・風水

花言葉

カラジウムの花言葉は、「喜び」「歓喜」などと紹介されることが多い植物です。明るい色の葉が夏の庭や部屋をぱっと華やかにする姿から、結び付けられたともいわれます。由来には諸説あるため、贈る場合は葉の色合いの明るさを添えて伝えると、気持ちが伝わりやすくなります。

風水・縁起

カラジウムについて、風水で広く知られた決まった意味づけはありません。一般に、丸みのあるハート形の葉は気持ちを和らげ、ピンクや赤の色は人間関係や恋愛運に良いといわれます。夏の間だけの植物なので、季節の飾りとしてリビングや玄関の明るい日陰に置くと、空間に涼しげな彩りが加わります。

カラジウムのよくある質問

Qカラジウムの葉が秋に枯れてきました。枯れてしまったのですか?回答を見る
A

枯れたのではなく、冬に向けて球根で休眠に入るところです。カラジウムは気温が下がると葉を枯らし、球根だけで冬を越す性質があります。葉が黄色くなってきたら水やりを減らし、すべて枯れたら水を止めます。その後は球根を掘り上げて乾かし、10°C以上の暖かい室内で保管するか、鉢ごと15°C前後の場所に置いておきます。翌年の5月ごろに植え付けると、また新しい葉が出てきます。

Qカラジウムの球根はどうやって冬越しさせればいいですか?回答を見る
A

乾かした球根を、10°C以上の暖かい室内で保管します。葉がすべて枯れたら球根を掘り上げ、土を落として日陰で1週間ほど乾かします。乾いたバーミキュライトやおがくずを入れた箱に埋め、できれば15°C前後の部屋に置きます。寒い玄関や物置では球根が傷みやすいので避けてください。鉢植えのまま冬越しさせる場合は、水を止めた鉢を暖かい室内に置いておきます。月に1回ほど球根を確認し、柔らかくなったものは取り除きます。

Q春に植えたのに芽が出てきません。回答を見る
A

多くは地温が足りないか、水のやりすぎで球根が傷んでいることが原因です。カラジウムは20°C以上の暖かさがないと芽が動かず、植え付けから芽が出るまで3〜6週間かかることもあります。まずは暖かい場所に置き、土を軽く湿らせる程度にして待ちます。1か月以上たっても動きがない場合は、球根を掘って確かめ、押して柔らかい場合は腐っています。硬ければ生きているので、植え直してさらに待ちます。

Qカラジウムの花は咲かせてもいいですか?回答を見る
A

葉を楽しむなら、花芽は早めに摘み取るのがおすすめです。カラジウムは初夏から夏に、葉の間から淡い緑白色の苞に包まれた花を付けることがあります。サトイモ科らしい姿ですが、観賞価値は葉ほど高くなく、咲かせると球根の養分が使われ、葉が少なくなったり翌年の芽吹きが弱くなったりするとされます。花芽を見つけたら、手袋を着けて花茎の付け根から切り取ります。花を観察したい場合は、1本だけ残して早めに切るとよいでしょう。

Qカラジウムはペットや子どもがいても大丈夫ですか?回答を見る
A

注意が必要な植物です。カラジウムの葉や茎、球根にはシュウ酸カルシウムが含まれ、ASPCA(米国動物虐待防止協会)でも犬と猫に有毒とされています。かじると口の中の痛みや腫れ、よだれ、嘔吐などが起こることがあります。ペットや小さな子どもの手が届かない高い場所に置き、落ちた葉もすぐに片付けます。保管中の球根も、誤って食べられないように箱に入れて管理します。作業の後は手を洗い、異変があれば早めに病院に相談してください。

カラジウムを育てながら、あわせて使いたい

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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