苗・株の選び方
葉が丸く密に付き、茎が短く締まってこんもりしている株を選びましょう。茎が長く葉の間隔が広い株は暗い環境で徒長した可能性があります。株元が硬く、葉に艶があるものが健康です。'Lucky White'を選ぶ場合は、斑がはっきり入り葉焼けの跡がないものを。
Hapot編集部より
ザミオクルカス・ルッキーは、通常のザミオクルカスが細長い葉をまばらに付けるのに対し、丸みのある小さめの葉を密に付ける小型品種です。茎が短く、葉が重なり合うようにこんもりと茂るため、通常種のシャープな印象とは異なる、ふっくらとかわいらしい樹形になります。高さは50cm前後に収まり、卓上や棚上にちょうど良いサイズ感です。「ラッキー」の名で流通することも多く、標準タイプの'Lucky Classic'のほか、葉に白い斑が入る'Lucky White'などの派生品種もあります。育て方は通常種とまったく同じで、塊茎に水を蓄えるため乾燥に強く、水は土が完全に乾いてから数日後で十分。耐陰性も高く手間がかかりませんが、暗すぎると茎が間延びしてこんもりした姿が崩れるため、明るい間接光の当たる場所に置くとルッキーらしい丸い樹形を保てます。

水やり
土が完全に乾いてから数日後(2〜3週に1回)
日光
間接光
適温
10-30°C
湿度
30-60%
土
水はけの良い多肉植物用土または観葉植物用土
大きさの目安
室内で30〜60cm程度。茎が短く横に広がるため、高さより幅のあるこんもりした姿になります。
成長の速さ
ゆっくり
生育適温
10-30°C
肥料
春〜秋に2か月に1回緩効性肥料(少なめでOK)
成長速度
ゆっくり
毒性
全草に毒性あり(シュウ酸カルシウム)。ペット・子どもの誤食に注意
葉が丸く密に付き、茎が短く締まってこんもりしている株を選びましょう。茎が長く葉の間隔が広い株は暗い環境で徒長した可能性があります。株元が硬く、葉に艶があるものが健康です。'Lucky White'を選ぶ場合は、斑がはっきり入り葉焼けの跡がないものを。
レースカーテン越しの明るい窓辺か、それに近い明るさの棚上・デスクが理想です。耐陰性は高く照明だけの部屋でも枯れませんが、暗いと茎が間延びして丸くこんもりした本来の姿が崩れます。直射日光は葉焼けの原因になるため避け、斑入りの'Lucky White'は特に強光に弱いので注意してください。寒さはやや苦手で、冬は10°C以上を保ち、窓際の冷気やエアコンの温風が直接当たる場所から離します。
通常種と同じく、「やらなすぎ」くらいが正解です。塊茎と肉厚の葉に水を蓄えているため、春〜秋は土が完全に乾いてからさらに数日後、2〜3週に1回で十分。冬は月1回以下に減らします。葉が密に茂って土の表面が見えにくいため、見た目で判断せず、指を土に差し込んで中まで乾いているか確かめてから与えてください。受け皿に水を溜めないことも忘れずに。
多肉植物用土か、観葉植物用土に軽石・パーライトを3割混ぜた排水重視の配合で。塊茎の過湿を防ぐことが用土選びのすべてです。鉢底石をしっかり敷き、乾きやすい素焼き鉢を選ぶと失敗が減ります。丸い樹形には丸みのある鉢がよく合います。
剪定は不要です。もともとこんもりとまとまる品種なので、古い葉が黄変したら葉軸ごと付け根からカットする程度で十分。徒長した茎があれば付け根から切り取ると姿が整います。全草に毒性(シュウ酸カルシウム)があるため、作業時は手袋を着用してください。
2〜3年に1回、5〜8月に。成長がゆっくりなので、頻繁な植え替えは不要です。塊茎が育って鉢が変形する、鉢底から根が出る、が植え替えのサイン。一回りだけ大きな鉢に水はけの良い土で植え付け、植え替え後1週間は水を与えずに根の傷を乾かしてから再開します。作業時は手袋を忘れずに。
株分けと葉挿しで増やせます。株分けは植え替え時に塊茎ごと切り分けるだけで確実です。葉挿しは丸い小葉を1枚ずつ切り取って土に挿しておくと、数か月かけて葉の付け根に小さな塊茎ができ、やがて新芽が出ます。'Lucky White'の斑は葉挿しでも受け継がれますが、斑の入り方には個体差があります。適期は5〜8月。
病害虫はほとんど付きません。稀にカイガラムシとハダニが付く程度ですが、葉が密に茂るため葉の重なりの内側に隠れやすいので、月1回は葉をかき分けて確認を。最大の敵は過湿による塊茎の腐敗で、葉が黄変して株元がぶよつく場合は、土から抜いて腐った部分を切除し、乾かしてから新しい土に植え直します。
気温15°C超で成長開始。水やりを再開し、植え替えは5月から。
成長期。それでも水は2〜3週に1回で十分。明るい場所で丸い樹形を保つ。
水やりを減らし始め、10°Cを下回る前に定位置を冬仕様に。
10°C以上を確保。月1回以下の水やりで休眠気味に管理。
原因
水のやりすぎによる塊茎の腐敗。葉が密に茂るため土の表面が見えにくく、乾き具合を確かめずに水を足してしまいやすい。
対策
すぐに水やりを止め、鉢から抜いて腐った塊茎と茎を切除します。切り口を数日乾かしてから、新しい乾いた土に植え直してください。以後は土の中まで完全に乾いてさらに数日おいてから与え、受け皿に水を溜めないようにします。
原因
光量不足による徒長。ルッキーは丸い葉が密に付くコンパクトな品種ですが、暗い場所では茎が間延びして葉の間隔が広がる。
対策
明るい間接光の当たる窓辺に移動してください。伸びた茎は元には戻らないので、気になる場合は付け根から切り取り、新しく出る茎を締まった姿に育てます。鉢を定期的に回して光を均等に当てると、まとまりのある樹形を保てます。
原因
ルッキーは成長がゆっくりで、冬は休眠します。光不足や低温、根詰まりでも新芽が止まる。
対策
冬の間は正常なので、水を控えて春を待ちます。春以降も動かない場合は明るい場所に移し、2〜3年植え替えていなければ5〜8月に一回り大きな鉢へ。肥料は成長期に少量、2か月に1回程度で十分です。
原因
古い葉の自然な世代交代、直射日光による葉焼け、または冬の低温。斑入りの'Lucky White'は特に強光で葉焼けしやすい。
対策
下の古い葉が1本ずつ黄変するだけなら正常なので、付け根から切り取ります。日差しの強い窓辺ならレース越しに移し、冬は10°C以上を保ってください。一度に多くの葉が黄変する場合は水やりの頻度を見直します。
ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。
ザミオクルカスの花言葉は「輝く未来」。ルッキー(ラッキー)の名前と丸い葉の愛らしさから、幸運を願う贈り物として人気です。
上に向かって伸びる葉は「成長と繁栄」の象徴とされ、金運・事業運を高める植物といわれます。丸い葉は風水で「調和」「円満」を表すとされ、リビングや家族の集まる場所に向いています。
葉の形と樹形です。通常種は細長い葉をまばらに付けて直立しますが、ルッキーは丸みのある小さめの葉を密に付け、茎が短いためこんもりと丸い姿になります。高さも50cm前後に収まり、卓上向きです。育て方は通常種とまったく同じで、乾燥に強く水は控えめ、冬は10°C以上を保ちます。
同じ品種を指します。'Lucky'の読み方の違いで「ルッキー」「ラッキー」の両方の名前で流通しており、標準タイプを'Lucky Classic'(ラッキークラシック)と呼ぶこともあります。派生品種として、葉に白い斑が入る'Lucky White'(ラッキーホワイト)もあり、こちらは斑を保つためにやや明るい場所が向いていますが、強い直射日光には弱いので注意してください。
光量不足による徒長の可能性が高いです。ルッキーは本来、丸い葉が密に付くコンパクトな品種ですが、暗い場所では光を求めて茎が間延びします。レースカーテン越しの明るい場所に移すと、新しく出る茎は締まった姿になります。伸びた茎は元に戻らないので、気になる場合は付け根から切り取り、鉢を定期的に回して光を均等に当ててください。
ザミオクルカス としてまとめている他の品種です。
| 品種 | 大きさの目安 | 難易度 | 水やり |
|---|---|---|---|
| ザミオクルカス・ルッキー(本記事) | 室内で30〜60cm程度。茎が短く横に広がるため、高さより幅のあるこんもりした姿になります。 | 初心者向け | 土が完全に乾いてから数日後(2〜3週に1回) |
| ザミオクルカス | 室内で30cm〜1m。成長はゆっくりで、4〜8号鉢のサイズ感が長く続きます。 | 初心者向け | 土が完全に乾いてから数日後(2〜3週に1回) |
| ザミオクルカス・ザミクロ | 室内で40〜60cm程度。通常種の半分ほどのサイズで、卓上や棚上に収まります。 | 初心者向け | 土が完全に乾いてから数日後(2〜3週に1回) |
| ザミオクルカス・レイヴン | 室内で30〜80cm。通常種よりやや小ぶりで、成長がゆっくりなため長くコンパクトに保てます。 | 初心者向け | 土が完全に乾いてから数日後(2〜3週に1回) |