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花卉中級者向け

ハイビスカスの育て方

Hibiscus rosa-sinensis公開日: 最終更新日:

ハイビスカスの育て方の要点

開花
5〜10月
植えどき
5月
水やり
土が乾いたらたっぷり(夏は毎日、冬は週1回)
置き場所
直射日光

Hapot編集部より

ハイビスカスは、日当たりと水切れ対策さえ押さえれば夏の間ずっと花が絶えない、南国気分を味わいたい方に向く中級者向けの熱帯花木です。中国南部からインド洋の島々が起源とされるアオイ科の低木で、ハワイや沖縄のイメージでおなじみですが、日本では鉢植えで管理し冬に室内へ取り込むのが基本です。大輪の花を5-10月に次々と咲かせ、花色は赤・ピンク・オレンジ・黄・白と豊富です。丈夫で花付きの良いオールド系、大輪で華やかなハワイアン系、小ぶりで多花性のコーラル系に大別され、系統によって耐暑性や耐寒性が異なります。一つの花は基本的に一日でしぼむ「一日花」ですが、健康な株なら毎日のように新しい蕾が開きます。蕾が落ちる、花が咲かないといったトラブルの多くは、置き場所の固定と水管理で解決できます。冬は最低12°C以上を保てる明るい室内で越冬させれば、翌年も5月頃から花を楽しめます。

ハイビスカスの姿

分類・基本データ

科
アオイ科
種
ハイビスカス
別名
ブッソウゲ、仏桑花、琉球むくげ、ヒビスクス
原産地
中国南部やインド洋・太平洋の島々が起源とされる交雑種で、正確な原産地は特定されていません。熱帯・亜熱帯の日当たりの良い環境を好み、ハワイ州の州花、マレーシアの国花として世界中の温暖地に広まりました。

ハイビスカスの育て方の5つのポイント

水やり

土が乾いたらたっぷり(夏は毎日、冬は週1回)

日光

直射日光

温度の目安

12-35°C(最低12°C以上)

湿度

50-70%

土

水はけの良い花用土。赤玉土6:腐葉土3:パーライト1

ハイビスカスはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

鉢植えでは剪定しながら50cm-1.5mで管理するのが一般的です。沖縄など霜の降りない地域での地植えでは2-3mの低木に育ち、生け垣にも使われます。

成長の速さ

速い

温度の目安(耐寒〜耐暑)

12-35°C(最低12°C以上)

ケアのポイント

肥料

春〜秋に2週間に1回液肥。開花中はリン酸多めの肥料

成長速度

速い

毒性

なし(花はハーブティーにも利用される)

蕾が落ちる最大の原因は「環境の急変」と「水切れ」です。置き場所をコロコロ変えず、日当たりの良い定位置で管理しましょう。冬越しは最低12°C以上を保てる室内に取り込み、水やりを控えめにします。室内に取り込む前の10月に1/2-1/3に切り戻すと、翌春の新枝にたくさん花芽がつきます。ハダニが発生しやすいので、葉裏への葉水を定期的に。挿し木は5-7月が適期で、花の付いていない新枝を10cm程度切って挿します。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い株の目安は3点です。葉が濃い緑でツヤがあること、節間が詰まってがっしりしていること、蕾がたくさん付き咲いている花が1-2輪程度であることです。開花前の株を選ぶと、環境に慣らしながら長く花を楽しめます。

避けたいのは、葉が黄ばんだり節間が間延びしたりした株と、葉裏にハダニの白い点がある株です。鉢底から根が大きくはみ出しているものは根詰まり気味なので、購入後早めに一回り大きな鉢に植え替えます。購入時期は5-7月がおすすめで、初心者には花は小ぶりでも丈夫で多花性のオールド系やコーラル系が育てやすい系統です。

置き場所・日当たり

日光が大好きな熱帯花木で、日当たりが花数に直結します。春から秋は屋外の日なた(1日5時間以上の直射日光)で管理するのが基本で、南向きのベランダや庭が最適です。日照不足では蕾が付かない、付いても落ちるといったことが起こり、真夏の猛暑期(35°C超)は逆に花が付きにくくなるため、西日を避けた半日陰に移すと秋にまた咲き出します。寒さには弱く、最低気温が10°Cを下回る前に室内の日当たりの良い窓辺へ取り込みます。冬の室内でも日光が足りれば咲き続けることがあります。置き場所を頻繁に変えると環境の変化で蕾を落とすので、一度決めた定位置で動かさないのがコツです。屋外に出した直後に葉が白く焼けてしまった場合は、1週間ほど明るい日陰で慣らしてから日なたに戻せば新しい葉から正常に育ちます。

水やりの詳細

開花期の水切れは厳禁です。花と蕾が多い株は大量に水を消費するため、夏は朝夕2回の水やりが基本で、土の表面が乾いたら鉢底から流れるまでたっぷり与えます。春と秋は土の表面が乾いてから1日1回を目安にし、日数ではなく土の乾きで判断します。受け皿の水は根腐れの元なので必ず捨ててください。冬は成長が緩やかになるため、土が乾いてから2-3日後に控えめに与え、週1回程度に減らします。乾燥した室内ではハダニ予防を兼ねて葉裏への葉水を週2-3回行うと効果的です。水切れすると蕾が黄色くなってポロポロ落ち、葉がしおれて垂れ下がります。この症状が出たら、バケツに鉢ごと20-30分沈めて芯まで吸水させ、その後は水やり頻度を見直せば、1-2週間で新しい蕾が上がってきます。

最適な土の作り方

市販の花用培養土でそのまま育ちます。配合するなら赤玉土(小粒)6:腐葉土3:パーライト1が目安です。水を好む一方で停滞水は根腐れの原因になるため、鉢底石を2-3cm敷いて排水を確保します。花付きを良くするため、元肥としてリン酸分の多い緩効性肥料を混ぜ込んでください。根の成長が速いので、鉢は最初から一回り大きめの深鉢にすると夏の水切れが減ります。素焼き鉢は乾きやすく夏の水切れを起こしやすいため、プラ鉢やスリット鉢の方が管理しやすくなります。

剪定・切り戻し

定番の管理は、花後の秋(10月頃、室内取り込み前)に全体を1/2-1/3の高さに切り戻す方法です。コンパクトにすることで室内での置き場所を確保しやすくなり、翌春の新芽の吹きも良くなります。ハイビスカスは「新しく伸びた枝に花が咲く」ため、思い切った切り戻しが翌年の花数につながります。各枝に葉を2-3枚残して切ると芽吹きがスムーズです。大きく仕立て直したい場合は、生育期前の5-6月に切り戻しても構いません。生育期には、混み合った枝や内向きの枝を付け根から抜いて風通しを保ちます。真夏の強い剪定は咲くはずの蕾を落としてしまうので、樹形を乱す枝を軽く整える程度にとどめます。誤って夏に強く切って花が止まってしまった場合も、水と肥料を続ければ1-2か月で新枝が伸びて再び蕾が付きます。

  1. 1

    時期と道具を用意する

    切り戻しの適期は花後の10月頃、室内に取り込む前です。清潔な剪定バサミを用意します。

  2. 2

    全体を1/2から1/3に切り戻す

    株全体を1/2から1/3の高さに切り戻します。新しく伸びた枝に花が咲くため、思い切った切り戻しが翌年の花数につながります。

  3. 3

    混み合った枝を付け根で抜く

    内向きの枝や混み合った枝を付け根から切り、風通しを保ちます。生育期にも軽く行えます。

  4. 4

    室内に取り込んで管理する

    切り戻し後は10°C以上を保てる日当たりの良い室内に取り込みます。冬は土が乾いてから2-3日後に水を与える程度に控えます。

植え替え

頻度は1-2年に1回、適期は5-7月で、梅雨明け前に済ませるのが理想です。根の成長が非常に速く、根詰まりすると水切れと蕾落ちが頻発します。鉢底から根が出ている、水やり後すぐ土が乾く、のいずれかが植え替えのサインです。一回り(直径+3cm)大きな鉢に、鉢底石を2-3cm敷いて水はけの良い培養土(市販の花用培養土でも可)で植え付けます。根鉢の外側を軽くほぐし、黒く傷んだ根や長く回った根を切りますが、全体の1/3以上は切らないようにします。株元の高さは元の鉢と同じにし、植え付け後はたっぷり水を与えて1週間は半日陰で養生します。真夏の植え替えは株の負担が大きく、蕾を全部落として弱ることがあります。やむを得ず夏に植え替えて葉がしおれた場合は、半日陰で葉水を続け、新芽が動くまで肥料を控えれば2-3週間で持ち直します。

  1. 1

    時期と道具を用意する

    適期は5-7月で、梅雨明け前に済ませます。一回り大きな鉢、水はけの良い花用培養土、鉢底石、清潔なハサミを用意します。

  2. 2

    鉢から抜いて根鉢をほぐす

    株を鉢から抜き、根鉢の外側を軽くほぐして古い土を落とします。鉢底から根が出ていたら植え替えの合図です。

  3. 3

    黒く傷んだ根を整理する

    黒く傷んだ根や長く回った根をハサミで切り取ります。白い健康な根は残し、全体の1/3以上は切らないようにします。

  4. 4

    新しい鉢に植え付ける

    鉢底石を2-3cm敷いて培養土を入れ、株を中央に置いて隙間に土を足します。株元の高さは元の鉢と同じにします。

  5. 5

    水やりと置き場所を整える

    鉢底から流れ出るまで水を与え、1週間は半日陰で養生します。その後は日当たりの良い場所で、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。

増やし方

挿し木で増やせます。適期は5-7月で、花の付いていない元気な枝を10cm程度に切り、下の切り口を斜めに整えます。下葉を取り、残した大きい葉は半分にカットして蒸散を抑えます。赤玉土や挿し木用土を湿らせ、3-4cmの深さに挿して周りを軽く押さえます。直射日光を避けた明るい日陰に置き、土を乾かさないよう管理すると1-1.5か月で発根し、翌年には花を楽しめるサイズに育ちます。在来系(オールド系)は発根しやすく、大輪のハワイアン系はやや難しいため、初挑戦なら在来系の枝で試すのがおすすめです。挿し穂が黒くなって腐ってしまうのは、用土の過湿や古い土の雑菌が原因です。その場合は清潔な新しい用土に切り戻した枝を挿し直し、水は用土の表面が乾いてから与えるようにするとやり直せます。

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    時期と道具を用意する

    挿し木の適期は5-7月です。清潔なハサミ、赤玉土または挿し木用土を入れた鉢を用意します。初挑戦なら発根しやすい在来系の枝を使います。

  2. 2

    花の付いていない枝を10cm切る

    花の付いていない元気な枝を10cm程度の長さに切ります。下の切り口は斜めに整えます。

  3. 3

    葉を整理して蒸散を抑える

    下の葉を取り除き、残した大きな葉は半分にカットします。葉からの水分の蒸発を抑えます。

  4. 4

    湿らせた挿し木用土に挿す

    湿らせた用土に枝を3-4cmの深さで挿し、周りの土を軽く押さえてぐらつかないようにします。

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    明るい日陰で1-1.5か月管理する

    直射日光を避けた明るい日陰に置き、土を乾かさないよう管理します。1-1.5か月で発根したら培養土に植え替え、翌年には花が楽しめます。

病害虫対策

警戒すべきはアブラムシ、ハダニ、オンシツコナジラミの3種で、いずれも蕾や新芽に付きやすい害虫です。アブラムシは新芽と蕾に群がるので、見つけ次第、牛乳スプレーや専用薬剤で駆除します。ハダニは乾燥時に葉裏に発生して葉が白くかすれるので、週2-3回の葉水で予防し、発生したらシャワーで葉裏を洗い流します。コナジラミは葉裏に付き、株を揺らすと白い小さな虫が舞い上がるのが特徴で、黄色の粘着トラップと薬剤の併用が有効です。風通しの良い屋外管理は害虫予防にもなります。月2回は葉裏をチェックし、初期のうちに対処しましょう。気づくのが遅れて葉全体が白くかすれ、蕾が次々落ちてしまった場合も、葉裏の洗い流しと殺ダニ剤を7-10日おきに2-3回繰り返せば、1か月ほどで新しい葉と蕾が正常に育ちます。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
肥料
手入れ
手入れの内容
  • 4月植え替え・切り戻し
  • 5月植え付け・置き肥開始
  • 6月花がら摘み
  • 7月真夏は半日陰へ・水切れ注意
  • 9月秋の開花期・追肥
  • 10月切り戻し
  • 11月室内へ取り込み(10℃以上を保つ)

季節ごとの管理

春の管理

水やりは土の表面が乾いたら1日1回を目安にします。液肥は4月から2週間に1回始め、最低気温が12°Cを超えたら屋外の日なたへ出します。急に強い日差しに当てると葉焼けするので、1週間ほど明るい日陰で慣らしてから移します。

夏の管理

開花の最盛期で、水やりは朝夕2回、リン酸多めの液肥を2週間に1回続けます。屋外の日なたが基本ですが、35°Cを超える猛暑期は西日を避けた半日陰へ。水切れで蕾が落ちやすく、乾燥でハダニも増えるので葉裏の葉水を欠かさないでください。

秋の管理

水やりは土が乾いてから1日1回に戻し、肥料は10月で終了します。最低気温が15°Cを下回り始める10月中旬-下旬に1/2-1/3に切り戻して室内の窓辺へ取り込みます。取り込みが遅れて急な冷え込みに当たると葉を落とすので注意します。

冬の管理

水やりは土が乾いてから2-3日後に控えめに与え、肥料は与えません。最低12°C以上を保てる日当たりの良い室内に置き、エアコンの温風は避けます。暖房の乾燥でハダニが出やすいので葉水で予防します。葉が落ちても幹が生きていれば5月頃に芽吹きます。

10月の作業をくわしく知りたいときは冬の寄せ植えや秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

ハイビスカスの花言葉・風水

花言葉

ハイビスカス全体の花言葉は「繊細な美」「新しい恋」です。一日でしぼむはかなさと、翌日また新しい花を咲かせる前向きさが由来とされます。色別では、赤が「勇敢」「常に新しい美」、ピンクが「華やか」、黄色が「輝き」、白が「艶美」「繊細な美」です。ハワイでは女性が髪に飾る花として知られ、贈る相手やシーンに合わせて色を選ぶ楽しみがあります。

風水・縁起

風水でハイビスカスは、鮮やかな花色と次々に咲き続ける性質から「陽の気」が強い花とされ、活力・発展・恋愛運を高めるといわれます。由来は、沖縄で魔除け・厄除けの花として古くから屋敷の周りに植えられてきた歴史にあります。赤い花は厄除けと仕事運に、ピンクは恋愛運に良いとされ、方角は南から南東が好相性です。しぼんだ花を残すと陰の気がたまるとされるため、花がらは毎日摘み取りましょう。

ハイビスカスのよくある質問

Qハイビスカスは冬どうする?屋外に置いたままで大丈夫?回答を見る
A

関東以北はもちろん、平地の暖地でも屋外越冬は基本的に難しく、最低気温が15°Cを下回り始める10月中旬-下旬には室内へ取り込みます。冬越しの目安は最低12°C以上で、日当たりの良い窓辺に置き、水やりは土が乾いてから2-3日後と控えめにします。エアコンの温風が直接当たると葉が傷むので注意してください。取り込み前に株全体を1/2-1/3に切り戻すと、室内で場所を取らず春の芽吹きも良くなります。冬に葉が多少落ちても、幹が生きていれば5月頃に新芽が吹いて復活します。

Qハイビスカスは地植えできる?回答を見る
A

沖縄や奄美など霜の降りない地域では地植えが可能で、生け垣としても利用されています。一方、本州の平地では冬の寒さで枯れるため、鉢植えで育てて冬は室内に取り込むのが原則です。九州南部や伊豆など温暖な沿岸部では、比較的耐寒性のある品種を南向きの軒下に植え、株元を厚くマルチングすれば越冬できる場合もありますが、強い寒波で枯れるリスクは残ります。確実に毎年楽しみたいなら、大きめの鉢で育てて「夏は屋外・冬は室内」と移動させるスタイルがおすすめです。

Qハイビスカスの花は一日でしぼむって本当?回答を見る
A

本当です。ハイビスカスは朝開いて夕方にはしぼむ「一日花」が基本で、咲き終わった花は自然に落ちます。これは異常ではなく性質なので心配いりません。ただし品種や気温によっては2-3日咲き続けることもあり、特に秋の涼しい時期は花もちが良くなります。一日花でも健康な株なら次々と蕾が上がるため、夏の間は毎日新しい花を楽しめます。しぼんだ花をそのままにすると種を作るのに栄養を取られ、灰色かび病の原因にもなるので、花がらは毎日摘み取るのが花数を増やすコツです。

Q室内だけでハイビスカスを育てて咲かせられる?回答を見る
A

南向きの窓辺で1日4-5時間以上の直射日光が確保できれば、室内でも開花は可能です。ただし屋外の日向に比べると光量が不足しがちで、花数は少なくなります。レースカーテン越しの光だけでは葉は茂っても蕾が付きにくく、付いた蕾も落ちやすくなります。室内栽培のコツは、ガラス越しでも最も日が当たる特等席に置いて動かさないこと、エアコンの風を避けること、乾燥でハダニが出やすいので葉水を毎日行うことです。春から秋だけでもベランダなど屋外に出せると、花付きは見違えるほど良くなります。

Qハイビスカスが大きくなりすぎた。小さくしてもいい?回答を見る
A

強い剪定に耐えるので、思い切って小さくできます。適期は2回あり、生育期前の5-6月か、室内取り込み前の10月です。全体の1/2-1/3程度まで切り戻しても、節の近くから新芽が吹いて樹形が整います。各枝に葉を2-3枚残して切ると芽吹きがスムーズです。ハイビスカスは春から伸びた新しい枝に花を付けるため、切り戻し後はむしろ花数が増える効果も期待できます。真夏の剪定は咲くはずの蕾を落としてしまうので、樹形を乱す枝を軽く整える程度にとどめましょう。

Qハイビスカスの花を髪につける位置に意味はある?右と左の違いは?回答を見る
A

ハワイには、花を飾る耳の位置で気持ちを伝える習わしがあるとされています。よく知られているのは、右耳の上に飾ると「恋人募集中(独身)」、左耳の上だと「恋人がいる(既婚)」という意味になるという言い伝えで、左側は心臓に近いことが由来といわれます。決まりではなく楽しみ方のひとつなので、旅行やイベントでは気分に合わせて選んで構いません。なお、ハイビスカスは朝咲いて夕方にしぼむ一日花なので、生花を髪に飾るなら当日の朝に開いた花を摘むと一日きれいに保てます。花言葉は「新しい恋」「繊細な美」で、髪飾りに使われる花らしい意味を持っています。

Q庭のハイビスカスの花でハイビスカスティーは作れる?回答を見る
A

残念ながら作れません。市販のハイビスカスティーの原料は、観賞用のハイビスカス(ブッソウゲ)とは別種のローゼル(Hibiscus sabdariffa)という植物で、花ではなく果実を包む肉厚のガク(萼)を乾燥させたものです。あの鮮やかなルビー色と酸味はローゼル特有のもので、観賞用品種の花びらを乾燥させても同じ味や色にはなりません。ティーを自家製したい場合は、春にローゼルの苗や種が流通するので、それを育てて10-11月に収穫するのが正解です。観賞用の花に毒性はありませんが、農薬を使った株は口にしないでください。

Qハイビスカスの葉が大きくならないのはなぜですか?回答を見る
A

多くは日照不足、根詰まり、肥料切れのいずれかが原因です。ハイビスカスは1日5時間以上の直射日光でよく育つ植物で、暗い室内では新しい葉が小さく薄くなります。鉢底から根が出ている、水やり後すぐ土が乾くといった様子があれば根詰まりなので、5〜7月に一回り大きな鉢へ植え替えます。春から秋は液肥を2週間に1回与えます。葉裏が白くかすれて縮れるならハダニなので、葉裏に水をかけて洗い流してください。冬の室内で出る小さな葉は、春に屋外の日なたへ出せば新しい枝から大きさが戻ります。

ハイビスカスに関係するナレッジ

ハイビスカスの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

ハイビスカスを育てる人が次に読んでいるページ

10月の作業と、ハイビスカスの手入れで迷ったときに役立つページです。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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