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多肉植物初心者向け

セダムの育て方

Sedum spp.公開日: 最終更新日:

セダムの育て方の要点

水やり
庭植えはほぼ不要。鉢は土が乾いてから数日後
置き場所
直射日光
冬越し
-10°C 以上を保つ

Hapot編集部より

セダムは、植えたらほとんど構わなくてよい、庭の隙間を埋めたい人や水やりの手間をかけたくない人に最も向いた多肉植物です。ぷちぷちした小さな多肉葉で地面を覆い、和名のマンネングサ(万年草)の通り、屋根の上や石垣の隙間でも生きる耐久力があります。乾燥、炎天、寒さ、痩せ地のすべてに強く、庭植えなら水やりも基本的に不要です。庭では踏み石の間や花壇の縁を埋める名脇役、多肉の寄せ植えでは隙間を埋める役として欠かせません。虹の玉やオーロラなど秋冬に紅葉する人気種から、屋上緑化に使われる丈夫な地這い種まで数百種があり、日本の在来種も多く含まれます。ちぎって土に置けば根付く繁殖力で、一鉢から庭中に広げられます。唯一の弱点は梅雨から夏の蒸れで、密集した部分が溶けるように枯れることがあるため、6月上旬に密集部をすかし刈りしておくのが年間で最も重要な作業です。それさえ済ませれば、あとは風通しと水はけを整えるだけで何年も緑を保ちます。

セダムの姿

分類・基本データ

科
ベンケイソウ科
属
マンネングサ属 Sedum
種
セダム
別名
マンネングサ、万年草、虹の玉、オーロラ、モリムラマンネングサ
原産地
世界中に分布(日本の在来種も多数)。岩場や屋根で生きる乾燥のスペシャリストです。

セダムの育て方の5つのポイント

水やり

庭植えはほぼ不要。鉢は土が乾いてから数日後

日光

直射日光

温度の目安

-10-35°C(種による。総じて高い耐性)

湿度

30-50%

土

水はけの良い土(痩せ地・砂利混じりでもよい)

セダムはどれくらい大きくなる?

大きさの目安

高さ3〜20cm、横に広がる。隙間1cmから屋上緑化まで。

成長の速さ

速い(地を這って広がる)

温度の目安(耐寒〜耐暑)

-10-35°C(種による。総じて高い耐性)

ケアのポイント

肥料

不要(肥料は徒長の元)

成長速度

速い(地を這って広がる)

毒性

ほぼ無毒とされる(大量摂取は避ける)

「植えたら忘れる」が最良の管理です。唯一の弱点は梅雨の蒸れなので、風通しと水はけだけ整えてあげてください。

育て方の詳細

苗・株の選び方

良い株の見分け方は3点です。葉が小さく詰まっていて茎の節間が短いこと、マット全体に緑が均一で茶色く溶けた部分がないこと、ポットを持ち上げたときに株が土にしっかり固定されていることです。

避けたいのは、茎が長く間延びして葉がまばらな徒長株と、株元が湿って黒ずんでいる株で、前者は水や肥料を与えすぎた育ち方をしており、後者は蒸れで根が傷んでいる可能性があります。用途で種類を選ぶのも大切で、グランドカバーには丈夫な地這い種(モリムラマンネングサ、ドラゴンズブラッド)、寄せ植えや紅葉観賞には虹の玉、オーロラ、乙女心が向きます。初めてならホームセンターの「セダムミックス」トレーが手軽な入口です。

置き場所・日当たり

日なたから半日陰まで適応しますが、日光が多いほど葉が締まり、紅葉種は秋冬に鮮やかに染まります。1日4時間以上日の当たる場所が目安です。グランドカバーには踏み石の間、花壇の縁、石垣、ロックガーデンが定位置で、軽い踏みつけにも耐えます。鉢や寄せ植えでは縁から垂らす使い方が映え、屋上やベランダの強い日差しと乾燥にも耐えます。唯一苦手なのが「湿った日陰」で、水はけの悪い場所や建物の北側の常に湿った場所では溶けるように枯れます。耐寒性は種によって差があり、在来種や地這い種は-10°C程度まで屋外で越冬しますが、虹の玉などの紅葉種は-3°C前後で傷むことがあるので、寒冷地では鉢を軒下に移します。日陰の湿った場所に植えて溶けてしまった場合は、残った健全な茎をちぎって日なたの乾いた場所に置き直せば、数週間で根付いて回復します。

水やりの詳細

庭植えは基本的に雨だけで育ち、日照りが2〜3週間続いたときに夕方に軽く与える程度で十分です。鉢植えは土が乾いてから3〜4日後にさっと与える程度で、多肉植物の中でも特に控えめで構いません。頻度の目安は春と秋で2週に1回、夏は月1〜2回、冬は月1回以下です。水と肥料を与えるほど茎が間延びして「ぷちぷち感」が失われる、逆説的な植物です。梅雨の時期は何もしないこと、つまり水を足さないことが最大のケアになります。寄せ植えでほかの植物に合わせて水を与え続け、セダムだけ間延びして垂れてしまうのがよくある失敗です。その場合は伸びた部分を刈り取って乾いた土の上に置けば、2〜3週間で締まった新芽が出て若返ります。葉にシワが寄って縮んだら水不足なので、その時だけたっぷり与えてください。

最適な土の作り方

水はけさえ良ければ土質を問いません。鉢植えは市販の多肉植物用土をそのまま使うのが確実です。自作するなら赤玉土(小粒)5:軽石3:腐葉土2の配合が目安です。庭植えでは粘土質の場所だけ軽石や川砂を3割ほど混ぜて改良するか、10cmほど盛り土をして水はけを確保します。鉢底には鉢底石を2cm敷き、浅い鉢や口の広い鉢のほうが乾きやすく相性が良いです。「痩せた土のほうが締まって美しい」ので、堆肥や元肥は入れません。花用培養土は保水性が高すぎるので、使うなら軽石を3〜4割混ぜてください。

剪定・切り戻し

伸びすぎた部分や間延びした茎をハサミで刈る程度で、枯れ葉の整理とすかし刈りが手入れの中心です。年間で最も重要なのが6月上旬の梅雨前のすかし刈りで、密集したマットの3分の1ほどを刈って風の通り道を作ると、蒸れによる枯れ込みを防げます。刈った茎はそのまま土に置けば根付くので、「刈る」と「増やす」が同時に成立します。秋から冬に枯れた葉や茶色くなった茎は、春の新芽が動く3月頃に手で取り除きます。寄せ植えで垂れ下がった茎は、根元から3〜5cm残して切ると、そこから新芽が吹いて詰まった姿に戻ります。蒸れで内側が茶色く溶けてしまった場合は、溶けた部分を茎ごと取り除き、周囲の健全な茎を刈って空いた場所に置き直せば、1か月ほどで緑が戻ります。梅雨前の刈り込みを忘れて夏に大きく枯れ込ませるのがよくある失敗で、秋の涼しくなった時期に置き直せば回復します。

  1. 1

    時期と道具を準備する

    梅雨前のすかし刈りは6月上旬、枯れ葉の整理は3月に行います。清潔なハサミと、刈った茎を置くための空き鉢か庭の空いた場所を用意します。作業前の数日は水を止めておきます。

  2. 2

    枯れた葉と溶けた茎を取り除く

    冬に茶色くなった葉や、蒸れて溶けた茎を根元から手で取り除きます。溶けた部分は周囲に広がるので残さず取り、株元に風が通るようにします。

  3. 3

    密集部を3分の1ほどすかし刈りする

    マットが盛り上がって密集した部分を中心に、全体の3分の1ほどの茎をハサミで根元から刈ります。マットの内側まで風と光が届く程度に間引くのが目安です。

  4. 4

    間延びした茎を切り詰める

    寄せ植えで垂れ下がった茎や、鉢の縁から長く伸びた茎は根元から3〜5cm残して切ります。切った所から新芽が吹いて、詰まった姿に戻ります。

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    刈った茎を置き直して管理する

    刈った茎は捨てずに、薄くなった場所や空いた鉢の土の上に置いて新しい株にします。作業後は水を与えずに数日置き、梅雨の間は水を足さずに風通しを保ちます。

植え替え

鉢植えは2年に1回、3〜4月か9〜10月に土を替える程度です。根が鉢いっぱいに回ると水の抜けが悪くなり、蒸れやすくなるのがサインです。鉢から抜いて古い土を半分ほど落とし、伸びすぎた茎を切り詰めてから新しい多肉植物用土に植え直します。植え替え後は3〜4日水を与えず、その後は通常の控えめな管理に戻します。庭のマットが古くなって中心が薄くなったら、元気な部分をちぎって薄い場所に「まき直す」だけで更新完了です。寄せ植えの一員として植える場合は、ほかの植物より乾き気味の縁に配置すると管理が楽です。植え替え直後にたっぷり水を与えて根を腐らせるのがよくある失敗で、茎が黒くなったら健全な部分をちぎって乾いた土に置き直せば、2〜3週間で発根して回復します。真夏の植え替えは蒸れて失敗しやすいので避けてください。

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    時期と道具をそろえる

    3〜4月か9〜10月に行います。浅めの鉢、多肉植物用土、鉢底石、清潔なハサミを用意します。3〜4日前から水を止め、土を乾かしておくと作業しやすくなります。

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    鉢から抜いて古い土を落とす

    鉢の縁を軽く叩いて株を抜き、古い土を半分ほど手でほぐして落とします。黒く傷んだ根や、湿って腐った茎があればこのときに取り除きます。

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    伸びすぎた茎を切り詰める

    間延びした茎を根元から3〜5cm残して切り、株全体を締まった大きさに整えます。切った茎は捨てずに挿し芽用に取り分け、庭の空いた場所に置いても構いません。

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    新しい土に浅く植える

    鉢底石を2cm敷いて乾いた土を入れ、株を浅めに置いて周りに土を寄せます。深植えは茎が蒸れるので、葉が土に埋まらない高さにします。

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    数日置いてから水やりを再開する

    植え替え後は3〜4日水を与えず、明るい日陰で根の傷を乾かします。その後は土が乾いてから数日後の控えめな水やりに戻し、2週間ほどで日なたへ移します。肥料は不要です。

増やし方

園芸植物の中でも屈指の簡単さで、挿し芽と葉挿しの両方ができます。挿し芽は茎を3〜5cmにちぎって土の上に置くだけで、挿さなくても2〜3週間で発根します。葉挿しは、ぷちぷちの葉を土の上に転がしておくだけで、1〜2か月で付け根から子株が出ます。株分けはマットごと剥がして移植します。適期は3〜5月と9〜10月ですが、真夏と真冬を除けばほぼ通年成功します。「増やそうとしなくても増えている」のがセダムの日常で、剪定で出た茎を捨てずに空いた場所に置くだけで領土が広がります。置いた直後に水をたっぷり与えて茎を腐らせるのがよくある失敗で、発根までは水を与えず明るい日陰に置き、茎が土に固定されて動かなくなってから水やりを始めれば失敗しません。腐った茎は取り除き、残りをもう一度乾いた土に置き直せばやり直せます。

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    時期と道具を準備する

    適期は3〜5月と9〜10月です。清潔なハサミと、多肉植物用土を入れた浅い鉢か、庭の空いた場所を用意します。すかし刈りや切り戻しで出た茎を使うと無駄がありません。

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    茎をちぎるか葉を外す

    元気な茎を3〜5cmの長さにちぎります。葉挿しにする場合は、ぷちぷちの葉を付け根からそっと外します。落ちた葉もそのまま使えます。

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    切り口を1〜2日乾かす

    ちぎった茎と葉を風通しの良い日陰に置き、切り口を1〜2日乾かします。小さな茎は乾きが早いので、半日程度でも構いません。

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    乾いた土の上に置く

    乾いた土の上に茎を横たえるか、下端を軽く土に触れさせて置きます。葉挿しは葉を転がしておくだけで構いません。挿し込む必要はなく、水は与えずに明るい日陰に置きます。

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    発根を確認してから水やりを始める

    茎は2〜3週間、葉は1〜2か月で発根します。茎が土に固定されて動かなくなったら少量の水から始め、新芽が伸びたら日なたへ移して通常の控えめな管理に切り替えます。肥料は不要です。

病害虫対策

病害虫はほとんど付きません。敵は環境要因が中心で、梅雨から夏の蒸れで密集部が溶けること、水はけの悪さによる根腐れ、水と肥料の与えすぎによる徒長の3つです。予防は6月上旬のすかし刈りと水はけの確保に尽きます。稀にアブラムシが春の花茎に、ナメクジが湿った場所で葉をかじることがあるので、見つけ次第取り除きます。暖かく乾燥した環境ではカイガラムシが茎の付け根に付くことがあり、歯ブラシで落とすか、多い場合は殺虫剤を散布します。梅雨に密集部が茶色く溶けて広がってしまった場合は、溶けた茎を根元から取り除いて風を通し、水を完全に止めます。周囲の健全な茎が1か月ほどで空いた場所を埋め、秋には元の姿に戻ります。「構わないこと」がほぼすべての予防策という、忙しい人のための植物です。

年間カレンダー

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
開花
手入れ
手入れの内容
  • 3月ちぎりまき・株分けで領土拡大
  • 4月成長観察・花芽の確認
  • 6月梅雨前のすかし刈り(年間唯一の必須作業)
  • 9月秋のちぎりまき第二弾
  • 10月紅葉種は日なたと断水の仕込みへ
  • 11月紅葉シーズン開幕

季節ごとの管理

春の管理

成長期です。鉢は2週に1回程度の水やり、肥料は不要です。3〜5月は挿し芽と株分けの適期で、ちぎった茎を空いた場所に置いて領土を広げます。5〜6月に黄色い星形の花が咲きます。冬に枯れた葉を3月に取り除き、春の長雨で湿った場所は蒸れないよう風通しを確保します。

夏の管理

6月上旬の梅雨前のすかし刈りが年間で唯一の必須作業です。密集部の3分の1を刈って風を通し、梅雨の間は水を足しません。真夏の鉢は月1〜2回、夕方に軽く与える程度で、肥料は与えません。日なたに置いたままで構いませんが、蒸れて溶けた部分は見つけ次第取り除きます。

秋の管理

第二の成長期です。9〜10月は挿し芽と植え替えの適期で、夏に枯れ込んだ場所は健全な茎を置き直して更新します。鉢は2週に1回の水やりで、肥料は不要です。紅葉種は10月から日当たりの良い場所で水を月1回に絞り、色づきの準備をします。秋の長雨では水はけを確認してください。

冬の管理

多くの種は屋外で越冬します。水は月1回以下、肥料は与えません。紅葉種は日なたと夜の冷え込みで最も鮮やかに染まる見頃です。虹の玉などの紅葉種は-3°C前後で傷むことがあるので、寒冷地では鉢を軒下や霜の当たらない場所に移します。地上部が茶色くなっても春に新芽が吹けば問題ありません。

10月の作業をくわしく知りたいときは秋の植え替えの記事も参考になります。

よくあるトラブルと対策

茎が間延びしてぷちぷち感が消えた

原因

日照不足か、水や肥料の与えすぎによる徒長。寄せ植えでほかの植物に合わせた管理をすると起こりやすい。

対策

日なたへ移し、水と肥料を絶ちます。間延びした部分は根元から3〜5cm残して刈り取り、その茎を乾いた土に置けば締まった新芽で再生します。刈った分だけ若返るのがセダムです。

冬に一部が茶色く枯れたようになった

原因

種による耐寒性の差、または冬の休眠色。紅葉種は-3°C前後で傷むことがある。

対策

多くは休眠や紅葉の範囲で、春に新芽が吹けば問題ありません。明らかに枯れた部分だけ3月に取り除き、春の回復を待ちます。寒冷地では耐寒性の強い在来種系を選ぶか、鉢を軒下に移すと安心です。

梅雨明けに密集した部分が溶けるように枯れた

原因

蒸れ。密集したマットの内側に風が通らず、梅雨の高温多湿で茎が腐る。セダム唯一の弱点。

対策

溶けた茎を根元から取り除いて風を通し、水を完全に止めます。周囲の健全な茎が1か月ほどで空いた場所を埋めます。翌年からは6月上旬に密集部の3分の1をすかし刈りし、梅雨の間は水を足さないようにします。

置いた茎が根付かずに腐った

原因

発根前の水の与えすぎ、または湿った土に置いたこと。切り口が乾く前に水分に触れると腐りやすい。

対策

腐った茎は取り除き、残りをもう一度乾いた土の上に置き直します。切り口を1〜2日乾かしてから置き、茎が土に固定されて動かなくなるまで水を与えないのがコツです。2〜3週間で発根します。

葉にシワが寄って縮んでいる

原因

水不足。鉢植えで真夏に長期間水を切ったときや、屋上など乾燥の激しい場所で起こる。

対策

夕方にたっぷり水を与えると、数日で葉に張りが戻ります。回復しない場合は根が枯れているので、健全な茎をちぎって新しい土に置き直します。庭植えは日照りが2〜3週間続いたときだけ与えれば十分です。

ここにない症状は症状から調べるで、葉の色・しおれ・虫・病気などから逆引きできます。

セダムの花言葉・風水

花言葉

セダムの花言葉は「静寂」「落ち着き」「私を思ってください」です。騒がず主張せず、どんな隙間も静かに緑で満たす性質と、屋根や石垣の上で何年も生き続ける姿が「静寂」と「落ち着き」の由来とされています。ヨーロッパでは屋根に植えると雷除けになるという言い伝えもありました。

風水・縁起

地を隙間なく覆う緑は風水で「土地の気を安定させる」ものとされ、家周りの砂利や隙間をセダムで埋めると、住まいの足元の運気が整うといわれます。土の気を持つ植物は家の基盤を固めるという考え方が由来です。玄関アプローチの踏み石の間に植えると、来客を迎える気の流れも整うとされます。

セダムのよくある質問

Qセダムが梅雨明けに一部溶けるように枯れました。回答を見る
A

セダム唯一の弱点である「蒸れ」です。密集したマットの内側は風が通らず、梅雨の高温多湿で部分的に溶けます。対処は枯れた部分を茎ごと取り除くだけで、周囲の元気な茎が1か月ほどで空いた場所を回復します。予防は、6月上旬に密集部をすかし刈りすること、水はけの悪い場所は盛り土にすること、梅雨の間は絶対に水を足さないことの3点です。「管理された放置」がセダム流の夏越しです。

Q虹の玉が赤くなりません。回答を見る
A

紅葉のスイッチは「日光、寒さ、断水」の3点です。秋から日当たりの良い場所へ移し、屋外で夜の冷え込みに当て、水を月1回程度まで絞ります。肥料は与えません。室内の暖かさと水たっぷりの管理では緑のままです。乾燥ストレスと10°C以下の低温が色を深め、真冬には鮮やかな赤に染まります。ただし-3°C前後で傷むことがあるので、寒冷地では霜の当たらない軒下で管理してください。

Qセダムはグランドカバーとしてどのくらいの速さで広がりますか?回答を見る
A

地這い種なら、10cm間隔で植えた苗が春と秋の成長期を1回ずつ経て、半年から1年で地面を覆う程度が目安です。早く覆いたい場合は、伸びた茎を3〜5cmにちぎって空いた場所に置く「ちぎりまき」を3〜5月と9〜10月に繰り返すと、面積が一気に増えます。日当たりと水はけが良いほど早く、湿った日陰では広がりません。踏み石の間など狭い場所は、苗を植えるよりちぎった茎を置くほうが根付きやすいです。

Qセダムの寄せ植えだけが間延びして垂れてしまいます。回答を見る
A

ほかの植物に合わせた水やりと肥料で、セダムが徒長しているのが原因です。セダムは水と肥料を与えるほど茎が伸びて「ぷちぷち感」を失います。対処は、伸びた部分を根元から3〜5cm残して刈り取り、刈った茎を乾いた土の上に置いて新しい株を作ることです。2〜3週間で締まった新芽が出ます。寄せ植えでは、セダムを鉢の縁の最も乾きやすい位置に配置し、水は株元に当てず、ほかの植物にだけ与えるようにすると再発を防げます。

セダムに関係するナレッジ

セダムの季節の作業や、土・鉢・肥料の選び方をくわしく解説した記事です。

セダムを育てる人が次に読んでいるページ

10月の作業と、セダムの手入れで迷ったときに役立つページです。

この記事について

執筆: Hapot編集部

植物を迎えたばかりの人が枯らさずに育てられるように、植物図鑑と症状別の記事を編集しているチームです。農林水産省や農研機構など公的機関の栽培指針を確認したうえで、温度や頻度を数値で示し、迷いやすい判断は結論から書くことを大切にしています。誤りや古くなった情報はお問い合わせから受け付け、確認のうえ更新しています。

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